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閲 覧者からの指摘理由や改善の方向性を示す コメン ト入力支援方法の検討 .…

第 5章 .結 論 と今後の課題 .…

5.2.   今後の朝賎堕 .…

5.2.1. 閲 覧者からの指摘理由や改善の方向性を示す コメン ト入力支援方法の検討 .…

に留 ま った。 しか しなが ら

,完

全 一致や 半数 以 上一致 な どのス ライ ドにお い て

,ア

ド バ イ ス コメン トが入力 され た場合 に

,本

,概

ね意 図が一致 してい るこ とか ら改善 の 必要性 が低 い に もかかわ らず,コ メ ン ト内容 を参照す る こ とで 自主 的 な改善 が行 われ た こ とか ら,閲覧者 の指摘理 由や 改善 の方 向性 を示す コメ ン トは作 品改善 を促進 す る こ とが示 唆 され た

.ま

,こ

の よ うな コメ ン トは

,AIDCAの

各段 階 を示す ア ノテー シ ョンか ら改 善 の方 向性 が見 出せ ない場 合 にお け る安 易 な改善 の断念 を防止 す る役 割 と して も有効 で あ るこ とが期待 で き る。今後 は

,再

度 ア ドバ イ ス の観 点 を検討 す る と ともに

,高

校 生 の記述 ス キル に配慮 した上 で

,本

実践 にお け るア ドバ イ スボ タンに相 当す る よ うな,閲覧者 か らの指摘理 由や 改善 の方 向性 を示す コメ ン トに関す る入力 支 援 方 法 を検討す る必要 が あ る。

5.2.2.改善 プ ロセ スの理解 お よび AIDCA段階 の理解 の徹底

構成 に関す る気づ きを獲 得 し

,改

善 の方 向性 は理解 してい る もの の

,不

十分 な改善 に留 ま った り

,改

善 が断念 され るケー スか ら,ス ライ ドを改善す るた めの具体 的 なプ ロセ ス に関す る指導 が必要 であ るこ とが示唆 され た

.今

後 は

,構

成 に関す るプ ロセ ス に関 して

,過

年度 作 品 を用 い て

,改

善成 功例 を提示 した り

,解

説 お よび演習 を行 つた りす るな ど,改善 まで の道 筋 お よび方策 の理解 を深 め る単元 を設 定す る必要 が あ る と

考 え る.こ の単元 の設 定 に よ り改 善 プ ロセ ス の理解 が促 進 され る とともに

,閲

覧者 と して も作成者 に対 し改 善案 を示 唆す る コメ ン トが挿入 で き る よ うに な る こ とが期待 で き,結果 と して,改善 が見送 られ た り,断念 され るケー スが減少 す る と考 え られ る.

しか しなが ら

,改

善 プ ロセ スの理解 には

,枠

組 み と して設 定 したAIDCAモデル の各段 階 に関す る正 しい理解 が前提 とな るこ とか ら

,改

善 プ ロセ ス の指導 と ともに

,AIDCA

モデル の指導 に関 して も

,そ

の理解 を徹底す ることが必要 とな る。具体 的 には

,生

徒 の理解 が曖味で あつた 「確信 」段 階 を中心 に

,各

段 階 において適切 な内容 を明確 に提 示す るこ とや

,各

段 階 を表す テ ンプ レー トにつ い て

,他

の段 階 と誤認識 され る可能性 の低 い文言 を設 定す るこ とな どで ある。特 に

,文

言 の設 定 に関 して は

,生

徒 の使 用場 面や使 用傾 向 に も配 慮す る必要 が あ る こ とが示 唆 され た こ とか ら

,今

,文

言 の選 定 に際 して

,ア

ノテー シ ョン挿入活 動 の前段 階で

,生

徒 に候補 とな る文言 を提示 し

,段

階 を判 断 させ た上 で各段 階 につ い て対応 付 け を行 うこ とや,文言 自体 を生徒 に考 え さ せ た りす るこ とな どの方 法 で文言 の妥 当性 を高 めてい く必要 が あ る と考 え る。

また

,プ

レゼ ンテー シ ョンの枠組 み に関 して

,今

回の実践 で は 「オー プ ンス クール で 自校 の良 さをア ピール し受検 を促 す」とい う場面設 定 で あつたた めにAIDCAモデル を採 用 したが

,今

後 の実践 では

,設

定す る場 面 との整 合性 を考 えた上 で

,AIDMAモ

デ ルやAIDAモデル な どの枠組 み を活 用す るこ とも検討 してい きたい と考 え る。

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,小

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謝辞

兵庫教育大学大学院

,行

動開発系コースでの

2年

間の研究活動におきま して

,懇

切 丁寧にご指導いただきま した森広浩一郎先生には

,深

く感謝の意を表す とともに

,心

か らお礼 申し上げます。先生の親切かつ的確なご助言 とご支援なくして,と うてい修 士論文 として本研究をま とめることはできなかったであろ うと,心より敬意を表 しま す。

さらに

,本

研究を遂行す るにあた り

,小

川先生にはご指導や ご助言をいただきま し た上に

,シ

ステム開発に関する部分ではご多忙の中

,多

大なご助力をいただきま した

こと

,深

く感謝 し

,お

礼 申し上げます.

また

,本

研究において

,幾

度 となく貴重なご指導や ご助言をいただきま した掛川先 生ならびに兵庫教育大学連合大学院院生 (中部学院大学専任講師

)山

崎先生

,行

動開 発系教育コースの諸先生方 に重ねてお礼 申し上げます。

そ して

,本

研究のみな らず

,常

に心の支えであ り

,良

き理解者・相談者であつた行 動開発系コース生諸氏に心 よりお礼 申し上げます。

皆様が私に与えて下 さつた,大学院においての

2年

間の生活の中で培った豊富な知 識 と経験は

,必

ずや現場での教育活動に生か され るもの と確信 してお ります。このよ

うな経験は

,私

にとつて非常に意味深いものだった といえます。

終わ りにな りま したが,こ のよ うな貴重な経験を与えて くだ さいま した兵庫県教育 委員会をは じめ

,実

践に快 く応 じて下 さつた兵庫県立太子高等学校の菅生校長先生, 授業において協力 していただいた情報科の先生方,な らびに貴重な放課後の時間まで 課題 に取 り組むなど

,熱

心に研究に協力 して くだ さつた 37名の受講生の皆様には心

か ら感謝の意を表 します。

そ して誰 よりも

,私

の心の支えとな り,よ き理解者であつた妻 と家族に対 し

,深

感謝す るとともに

,心

か らお礼を述べたい と思います。

貴重な

2年

間を本当にあ りが とう。

20144「 12ノ月 22  日 井 上

 

新 悟

資料

 

※資料DVD3枚を添付

資料DVDコ ンテ ンツー覧

 Disk l 

【実践におけるデータ】

1.予

備実践におけるデータ

         2.本

実践におけるデータ (1)ア ノテーシ ョンデータ

         (1)ア

ノテーシ ョンデータ

①スライ ドヘのアノテーシ ョンデータ

    

①スライ ドヘのアノテーシ ョンデータ

②全体を通 しての感想 コメン トデータ

     

。改善前 (xmlデータ,csvデータ)

。改善後 (xmlデータ,csvデータ)

(2)気づきと改善案 ワークシー ト記述内容

   

②全体の感想 を通 しての感想 コメン トデータ

。ワークシー ト記述内容一覧

(2)気づきと改善案 ワークシー ト記述内容

・ ワークシー ト記述内容一覧 (3)生徒作品

①スライ ド作品 (改善前・改善後) (3)生徒作品

②ナ レーション台本 ①スライ ド作品 (改善前 。改善後)

③スライ ドシ ョー動画 (改善前 。改善後) ②ナ レーシ ョン台本

③スライ ドシ ョー動画 (改善前 。改善後)

(4)生徒への配布資料

(4)コメン トに関す るフィー ドバ ックデータ

①AIDCAス トー リー作成の指針

・ コメン トに関す るフィー ドバ ックデータ

②AIDCAス トー リー作成用紙

③スライ ドシ ョー動画作成手順

(5)授業用スライ ド

Visco操作マニュアル ・第1回〜第24回

⑤入カ コメン トー覧表

⑥気づきと改善案に関するワークシー ト

   (6)生

徒への配布資料

K」法用 ワークシー ト

②AIDCAス トー リー作成用紙

③スライ ドシ ョー動画作成手順

④気づきと改善案に関するワークシー ト

⑤改善後 AIDCAス トー リー作成用紙

⑥事後アンケー ト用紙

(7)作品改善の効果 に関す る評価結果

・作品改善の効果に関す る評価結果 (8)事後アンケー ト集計結果

・事後アンケー ト集計結果

3.動

画 ア ノテー シ ョンシステ ム