このフェーズでは、Siebel Toolsでアプリケーションの定義を作成します。.COM アプリケーションは、基本アプリケーションと一緒に提供されたさまざまな HTML表示オブジェクトとテンプレート、設定手順でカスタマイズした同等な 要素、Siebelの要素を含んでいないWebページなどで構成されます。
アプレットやビューとそれぞれのテンプレート間のマッピングは、Siebel Tools で.SRFファイルを使用してビジュアルに行えます。この手順の詳細について
は、『Siebel Toolsガイド』を参照してください。
図2-2は、.COMアプリケーションがどのように構築されるかを示しています。
.COM アプリケーション定義の必要性
アプリケーション定義が存在しないため、この時点でアプリケーションは何も実 行できません。したがって、Siebel Toolsで.COMアプリケーションのバージョ ンを作成する必要があります。つまり、.COMアプリケーション用の.SRFファ イルを作成します。
図2-2 .COMアプリケーションへのコンポーネントの組み込み
HTML アプリケーション
Siebel Tools
テンプレート スタイル
シート
外部HTML エディタ 1 編集テンプレート
Repository Validator
Webアプレット/ ビューエディタ
2 アプレット、ビューの編集
Webブラウザ 3 確証HTML
アプリケーション
Siebel Toolsで.COMアプリケーション定義を作成するには
1 Object List EditorでNameやProjectなどの必須属性を入力して、新しいアプ
リケーションオブジェクトを作成します。
2 ホームページ用の.COMアプリケーションにページコンテナテンプレートを 追加します。
3 利用可能なWebページのリストから、デフォルトのログインページ、エラー ページ、および確認ページを選択します。
Siebel HTMLシンクライアントモデルでは、データを、データベースサーバーや
Application Object Managerから、Siebel Web Engineやユーザーのブラウザに移動
する必要があります。このデータ転送を低帯域幅の回線で行う必要がある場合 は、HTMLシンクライアントシステムではかなり一般的になっているように、
ユーザーが期待しているパフォーマンスを実現できるように元のアプリケーショ ン定義を変更する必要があります。次の項では、パフォーマンスを向上させるた めのアプリケーション定義の変更方法について説明します。
アプリケーションパフォーマンスを最適化するための方法
ここでは、パフォーマンスを向上させるためのアプリケーションの変更方法をい くつか説明します。
■ オブジェクト数を減らす
特に、次のものを減らしてください。
■ ページコンテナの数
■ 画面あたりのビューの数
■ アプレットあたりのフィールドの数
備考: HTMLページはスクロールできるため、ビューあたりのアプレットの 数は削減する必要はありません。ただし、ビューあたりのアプレットの数を 削減することでロード時間を短縮できます。
■ 不要な重複部分を削減する
専用クライアントアプリケーションは、同じビューに同じ情報を別の方法で 表示することがあります。たとえば、ビューでは、複数の行で構成されるリ ストアプレットが上部にあり、そのリスト内の各行の詳細を示すフォームア プレットがその下にあるという一般的なレイアウトが使用されます。
しかし、.COMアプリケーションでは、このような重複を省く必要がありま す。ビューあたりのアプレット数は、HTMLページを表示する画面サイズに よっては制限されませんが、ロード時間を短縮する必要がある場合は、でき るかぎり複数のアプレットを使用しないでください。
■ グラフィックス、オーディオ、ビデオなどのマルチメディアオブジェクトの 数を最小限にする
グラフィックスの詳細については、3-2ページの「グラフィックスの操作」
を参照してください。
フェーズ 3 テンプレートを必要に応じて変更した企業イメージの作成
Bテンプレート内の構造を変更する必要がある場合は、テンプレートをHTMLエ ディタで開いて変更します。たとえば、リストアプレットを作成しているとき に、列を太字にします。または、Webサイト全体に渡ってグローバルなスタイ ル変更を適用します。
備考: テンプレートは、Siebel Serverインストールディレクトリ下のwebtempl にあります。
フェーズ 4 コントロールとテンプレート間のマッピングの確立
Bテンプレートは、ユーザーインターフェースのレイアウトと書式の定義です。
各テンプレートには、コントロール用のプレースホルダが含まれています。
このフェーズでは、各アプレットとビューのレポジトリ定義内の各コントロール と、対応するテンプレートファイル内のプレースホルダ間のマッピングを作成し ます。コントロールとテンプレート間のマッピングの詳細については、1-8ペー ジの「コントロールとID間のマッピング」を参照してください。
Web Layout Editor
Siebel Toolsには、テンプレートとオブジェクトをビジュアルにマップできる
Web Layout Editorがあります。詳細については、1-11ページの「Siebel Toolsの
Webエディタ」を参照してください。
フェーズ 5 レポジトリの変更内容の .SRF ファイルへのコンパイル
Bこのフェーズでは、.SRFをコンパイルします。この手順の詳細については、
『Siebel Toolsガイド』を参照してください。
.COMアプリケーションを実行すると、Siebel Web Engineによって次のことが実 行されます。
1 .SRFファイルからオブジェクト定義を読み取ります。
2 指定したテンプレートを選択します。
3 オブジェクト定義とテンプレートを組み合わせます。
4 基礎になるビジネスオブジェクトとビジネスコンポーネントから必要なデー タを取得します。
5 HTML出力をユーザーに提示します。
Repository Validator
Siebel Tools のRepository Validatorを使用して、.COMアプリケーションの設定
と関連付けられているテンプレート内のエラーを検出できます。このツールによ り、無効なオブジェクト参照を検出したり、コントロールやWebコントロール の必要なすべての属性が指定されていることを確認できます。
フェーズ 6 アプリケーションのテスト
B各オブジェクト定義と適切なテンプレート間のデフォルトのマッピングを作成し たら、アプリケーション全体をテストします。
Siebel Server、Web Server、およびGateway Serverを再起動し、ブラウザからアプ
リケーションのURLにリンクしてテストを開始します。リンクのテストともに、
次のこともテストします。
■ ログイン
■ 新しいレコードの挿入
■ 既存のレコードの更新
■ レコードの削除
■ クエリーの実行
■ ソートの実行
■ ログオフ
ブラウザでのテスト
Siebelテンプレートは、Netscape Communicator 3.0、4.0、およびInternet Explorer 4.0、 5.0でテスト済みです。デフォルトのSiebelテンプレートを変更していない場合 は、異なるブラウザごとにアプリケーションをテストする必要はありません。
デフォルトのSiebelテンプレートを変更した場合は、異なるブラウザごとにアプ リケーションの動作を確認してください。
エンドユーザーが、Microsoft Internet Explorer 4.0、5.0、またはNetscape
Communicator 3.0、4.0以外のブラウザを使用している場合は、異なるブラウザま
たはバージョンごとにアプリケーションをテストしてください。
フェーズ 7 アプリケーションの実装
B開発用のマシン上でアプリケーション全体のテストが完了した時点で、そのアプ リケーションをWebサイト上に実装する準備が整います。
アプリケーションの実装では、次の主要手順を実行する必要があります。
1 テンプレートを、Siebel Serverインストールディレクトリ下のwebtemplに コピーする
2 すべての新しいHTMLとイメージをWeb Serverマシン上のパブリックディレ クトリにコピーする
3 既存のインターネットサイトまたはイントラネットサイトにアプリケーショ ンへのリンクを追加する
.COMアプリケーションとインフラストラクチャのインストールの詳細について は、『Siebelサーバーインストールガイド』を参照してください。
設定上のその他の重要ポイント 3
グラフィックスの操作 . . . 3-2 グラフィックスの追加 . . . 3-2 グラフィックスファイル用のディレクトリの作成 . . . 3-2 Webアプリケーションのパーソナライゼーション . . . 3-2 Siebel eBriefingsによるWebコンテンツの管理 . . . 3-4 コントロールのレイアウトと書式のカスタマイズ . . . 3-4 SWEでカスタムHTMLタイプを使用する場合 . . . 3-6 書式の詳細について . . . 3-6 例 . . . 3-7 Siebel eSmartScriptによるデータの動的な取り込み . . . 3-10 アプリケーションへのソート機能の追加 . . . 3-11 例 . . . 3-11 セキュリティに関する検討事項 . . . 3-13 セキュリティが確立されているビュー . . . 3-13 明示的なログイン . . . 3-13 LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)認証 . . . 3-14 定義済みクエリー . . . 3-16 Dynamic Drilldown . . . 3-16 Webスクリプト . . . 3-17 Webスクリプトの使用 . . . 3-17 WebAppletオブジェクトがサポートしているイベント . . . 3-18 アップロード可能な添付ファイル . . . 3-18 設定した.COMアプリケーションのアップグレード . . . 3-19
グラフィックスの操作
Cグラフィックスの追加
C.GIFファイルを作成して、HTMLページにそのリンクを設定することで、アプ リケーションの外観や操作性を向上させることができます。
グラフィックスファイル用のディレクトリの作成
CSiebel .COMのインストールディレクトリには、アプリケーション用の3つの
ディレクトリがあります。これらのディレクトリには、アプリケーションで使用 するすべてのファイル(グラフィックスファイルも含む)が含まれています。
グラフィックスは、public¥imagesディレクトリに格納する必要があります。こ のディレクトリは、.COMアプリケーションのインストール時に作成されます。
Web アプリケーションのパーソナライゼーション C
パーソナライゼーション機能を使用して、特定のユーザーに提示するアプレット 内のコンテンツを、そのユーザーの属性やプロフィールに基づいて特化できま す。たとえば、.COMアプリケーションに挨拶アプレットを入れて、ユーザー名 を含んだあいさつ文、ユーザーが前回サイトにアクセスした後の経過日数、ユー ザーが関心を示す可能性のある特定の製品やサービスに関する情報などを提示で きます。
パーソナライゼーションに関する重要ポイントは次のとおりです。
■ .COMアプリケーションのあらゆるアプレットを個人化できます。
■ 個人化機能では、ルールとルールセットを使用して、ユーザーの特定のアプ レットに表示するレコードをユーザーのプロフィールに基づいて指定します。
ルールは、プロフィール属性を評価し、表示するレコードとアプリケーショ ンを決定します。ルールセットとは、ルールのグループです。必要に応じて、
1つのルールセット内のどの基準も満たさない場合に次のルールセットを評 価するような複数のルールセットを作成することもできます。