例 C
6.0 より前のオブジェクトの への移行 D
すでに説明したように、6.0より前のレポジトリ内のすべてのオブジェクトは、
Siebel 6.0にアップグレードされます。アプリケーションをSiebel 6.0に移行する
ための設定では、主な作業として、View Web Templates、Applet Web Templates、 およびその関連の子オブジェクトをアップグレードしたアプレットとビューに関 連付けます。HTMLクライアントと専用クライアント間で大きく異なる構造を 作成するときにHSWEテンプレートを変更していた場合は、近似性を持たせる ためにレポジトリオブジェクトの変更が必要になることもあります。詳細につい ては、次の項で説明します。
専用クライアントと HTML シンクライアント間の類似性を高める
DSiebel 6.0では、HTMLシンクライアントの動作は専用クライアントの動作に実
質的に近づけられています。開発者は、この2つの動作間の矛盾を軽減するか排 除する必要があります。最良の方法の1つとしては、最初に専用クライアントを 通じてアプリケーションの開発とテストを実行します。この手順が特に重要とな る2つの例を次に示します。
■ 特定のページで表示するコントロールやリストカラムの数がさらに多くなっ て1つのアプレットが過剰ロード状態になる。
6.0より前のバージョンでは、個別のHSWEテンプレートでコントロールや リストカラムを参照することでそれらを選択的に提示できました。Appletの
List ColumnsとControlsの一部をApplet Web Templateにマップすることでほ
ぼ同じことを実行できます。ただし、各Appletは、1つのBase Applet Webテ ンプレートしか持てないため、AppletとHSWEテンプレート間の1対多の関 係は、多対1の関係に事実上置き換えられます。この理由により、コント ロールやリストカラムが過剰にロードされる1つのアプレットは、特定の Webページに必要なカラムとコントロールのサブセットがそれぞれに含まれ る複数のアプレットで置き換える必要があります。
■ Responsibilities、View、Screen、およびApplicationの定義で、専用クライアン
トで表示されるビューよりも多くのビューにアクセスする権利をユーザーに 与える。
HTMLシンクライアントで実装するビュー用にだけView Web Templatesを作 成することで、HTMLシンクライアントよりも多くのビューを専用クライア ントで提示できます。この方法が適している場合もあります。たとえば、ア プリケーションが専用クライアントおよびシンクライアントとして実装され、
ユーザーがその両方にアクセスする可能性がある場合は、特殊な機能や表示 プロパティ(たとえば、Explorer Views)のあるビューは、アプリケーション の一部として組み込み、Webに適用しないようにします。ただし、前述のも のは除いて、コンフィギュレータは、専用クライアントの一部にだけView
Web Templatesを与えることで、専用クライアントで提示したビューのスー
パーセットをフィルタリングしないようにします。このようにするのではな く、専用クライアントとシンクライアントがさまざまな種類のユーザーに対 して同じビューセットを提示するようにアプリケーションを設定する必要が あります。これによってアプリケーションの保守が簡略化され、ビューアク セスを制御できるResponsibilitiesなどの標準で用意されているメカニズムを
新しいオブジェクトのドキュメント化
D既存のアプレットとビューに基づいて新しいオブジェクトの作成を計画する場 合、開発者は、提示したアプレットとビューを、Webに提示するのに必要な新し いオブジェクトとともにスプレッドシートにまとめる必要があります。さらに、
使用する予定のWeb PageとWeb Page Itemオブジェクトもドキュメント化します。
スプレッドシートのカラムには、次の情報を含めます。
備考: 次に示す各カラムグループをスプレッドシートファイルの個別のページに 配置するとわかりやすくなります。
Web Page Web Page Name Web Page Description Web Template Web Page Item Item Type Item Description View Web Template Parent View
Name
View Web Template Description File Name
Web Template
Web Template Items/Applet Name Item Description
Applet Web Template Parent Applet
Name
Applet Web Template Description Sequence
Type
Web Template
Applet Web Template Item Parent Applet
Parent Web Template Name
Type Control Description
このような詳細設計ドキュメントを作成することで、移行処理に必要な時間を短 縮し、作業のやり直しを最小限にすることができます。
JavaScripts の使用 D
顧客は、次のタイプのタスクを実行するのに、6.0より前のバージョンで
JavaScriptsを実行している可能性があります。
■ クライアント側での検証の実行
■ ページ間の移動の自動化
■ シングルサインオン機能の実装
■ ページまたはセッション間のステート情報の格納
■ 動的なドリルダウンのエミュレート
6.0より前のバージョンでJavaScriptを必要とした多くの機能は、Siebel 6.0の標 準機能で実行できます。たとえば、多くの場合、シングルサインオン機能は、
LDAPや他の認証メカニズムとともに使用できるSiebelのセキュリティアダプ タインターフェースを使用して実装できます。ページ間およびセッション間の ステート情報は、通常、Siebelの新しいパーソナライゼーション機能を使用し て、より効率的かつ簡単に格納できます。パーソナライゼーション機能では、
ユーザーに関連付けられているセッション固有の変数と永続的な変数の両方を 格納できます。動的なドリルダウンはSiebel 6.0で標準でサポートされているた め、エミュレートする必要はありません。これらの機能に加え、Siebelの新し
いWeb Scriptオブジェクトでは、クライアント側のスクリプト機能の一部のタ
イプをサーバー側のスクリプト機能で置き換えるメカニズムを提供しています。
一般に、JavaScriptの作成にはかなりの労力が必要になり、Siebel Web Engineの コンテキスト内でテストするのは困難な場合があります。このため、ある目的
ではJavaScriptが不適切な手段とみなされ、それにもかかわらずJavaScriptの
使用が正当化される状況が考えられる場合もあります。Siebel 6.0でJavaScript を引き続き使用する必要がある場合、これらは.SWTファイルにロードされる .jsファイルに格納する必要があります。これにより、.SWTファイルに表示さ れるスクリプトが最小化され、その普遍性が保たれます。Siebelレポジトリ内 に定義されている特定のコントロールからJavaScriptを呼び出すには、開発者 は、コンテキストに従ってコントロールのHTML AttributesまたはCaptionプロ パティ内の関数を呼び出す小さなスクリプトを配置する必要があります。
JavaScriptをサポートするのに非表示のフィールドが必要な場合は、その非表
示タイプをCCHtmlType.swfファイル内で定義する必要があります。
コンフィギュレータは、現在使用されているすべてのJavaScriptをスプレッド シートに記述して、新しい標準機能で置き換え可能かどうかをそれぞれに示す必 要があります。JavaScriptsが引き続き必要な場合、それに関連付けられる
Controlとそれが定義されている.jsファイルもスプレッドシートにドキュメント
化する必要があります。
View Bar、Page Tab、およびバナー要素の移行
DSiebel 6.0はフレームセットをサポートしていないため、以前ViewBarおよび
Bannerフレームに格納されていたページ要素は、Container Page .SWTテンプレー
トおよび対応するWeb PageおよびWeb Page Itemオブジェクトに格納されます。
つまり、会社のロゴやその他のバナー要素を参照する<img>は、HSWEバナー ファイル内の現在の場所からCCPageContainer.swtに移動する必要があります。
ViewBarの位置、Page Tabsの永続的なボタン、およびViews自体もこのファイル
内で制御され、必要に応じて変更する必要があります。CCPageContainer.swtは、
レポジトリ内のCC Container Pageオブジェクトによって参照されるため、開発者 は、アップグレード性を高めるためには、類似した独自のファイルで
CCPageContainer.swtを置き換えるのではなく、CCPageContainer.swtを変更する必
要があります。
View Bars と Page Tabs
D前述したように、Views Barの項目とPage Tabsは、ユーザーの権限とユーザー が表示している特定の画面に基づいて動的に表示されます。この組み込み機能 を活用するには、コンフィギュレータは、より標準的な外観と操作性をビュー バーに使用しなければならないこともあります。コンフィギュレータが6.0よ り前のアプリケーションと同じView Bar項目のレイアウトを再作成できない場 合は、Web Page Itemsとして定義されているコントロールをベースにして静的
なView Barを実装することもできます。各Web Page Itemは、GotoViewメソッ
ドを使用してユーザーを適切なビューに誘導します。
備考: この方法は、6.0より前のバージョンのView Barと同様に機能します。つ まり、正しいナビゲーション機能を提供しますが、ユーザーがアクセス権を持っ ていないビューに移動しようとした場合にそれを非表示にするのではなく、ユー ザーをエラーページに誘導します。
通常は、ビューバーの動的機能を使用することをお勧めします。動的なViewBar を使用すると、ユーザーがアクセス権を持っていないビューへのリンクを非表示 にできるためユーザーの印象が良くなります。また、ビューの設定をSiebelレポ ジトリ内に集中化できるため設定と保守が簡単になります。
ユーザーに関する情報のバナーへの表示
DSiebel 6.0に含まれている一部の.COMアプリケーションでは、ユーザーまたは
セッションに関する情報を表示するときに、Personalization Salutation Appletまた はその派生アプレットを使用します。属性は、Salutationアプレットに簡単に追 加でき、Siebel Personalization Administrationビューを使用してセッション中に更 新できます。必要に応じて、通常はバナーが表示される部分にSalutationアプ レットを配置することもできます。永続的に表示されるようにするには、View
Web Templateレイアウトデザイナを使用して、アプリケーションで使用している
各View Web Templateの上部にSalutationアプレットを配置する必要があります。
さらに、ビューがページの上部に表示されるようにCCPageContainer.swtファイ ルを変更する必要があります。