例 C
6.0 より前のバージョンの Siebel からの
HTML アプリケーションの移行 4
この章について . . . 4-2 アプリケーションの移行時期の検討 . . . 4-3 レポジトリのアップグレード . . . 4-4 レポジトリベースの表示オブジェクトの設定と
テンプレートへの関連付け . . . 4-4 テンプレートの移行 . . . 4-6 カスケードスタイルシート . . . 4-6 カスタムコントロールと書式の移行 . . . 4-7 アプリケーションの設計 . . . 4-7 6.0より前のオブジェクトの6.0への移行 . . . 4-7 専用クライアントとHTMLシンクライアント間の類似性を高める . . . 4-8 新しいオブジェクトのドキュメント化 . . . 4-9 JavaScriptsの使用 . . . 4-10 View Bar、Page Tab、およびバナー要素の移行 . . . 4-11 View BarsとPage Tabs . . . 4-12 ユーザーに関する情報のバナーへの表示 . . . 4-12 Applet TemplateファイルとView Web Templateファイルの設計 . . . 4-13
この章について
DSiebel 6.0では、.COMアプリケーションの設定と管理をさらに高速かつ簡単に行
えるように重要な拡張機能を実現しています。新しい.COMアーキテクチャで は、テンプレートファイルを変更したり、Siebelのレポジトリベースの開発環境 を使用したりして、Webアプリケーションを設定できます。
さらに、Siebel 6.0では、データ駆動型のWebアプリケーションを開発できる新 しい機能を提供しています。そのため、アプリケーションの外観と動作のほとん どを、設定の変更ではなく管理プロセスを通じて動的に変更できるようになりま した。Siebel 6.0の機能強化では、設定と保守手順を簡単に実行して高速性と柔 軟性を活かせるようになっていますが、Siebelのレポジトリベースの開発環境の 長所も.COMアプリケーションに取り込まれています。次の長所があります。
■ 1回設定するだけでどこでも実装できるようになる強化機能
■ アプリケーションをあるバージョンから別のバージョンに自動的にアップグ レードできる拡張機能
■ ピックリスト、レコード操作、ビジュアル編集ツールによる構文ミスの防止 と参照の整合性の確保
■ Web関連オブジェクトの整合性をチェックできるSiebelのレポジトリ検証ツー ルの拡張的な使用
■ Webベースのアプリケーションを複数の言語に翻訳するための強化機能
■ 少数のテンプレートを広範に再使用することによる全体的な開発労力の軽減
アプリケーションの移行時期の検討
Dバージョン6.0より前のSiebel WebアーキテクチャからSiebel 6.0への移行を計 画している場合は、.COMアーキテクチャと設定手順の一般的な変更点と、アプ リケーションのデータ駆動指向を高めるためのSiebelの新しい標準機能について 理解する必要があります。これらの新機能を十分に活用することで、コンフィ ギュレータは、手動で設定していた多くのオブジェクトとファイルを、管理プロ セスを通じて動的に制御できるオブジェクトとファイルの小規模なセットに置き 換えることができます。また多くの場合は、特殊な動作を実行するのに使用して いたクライアント側とサーバー側のJavaスクリプトとSiebel VBスクリプトを、
拡張された標準機能に置き換えることもできます。
これらの新機能を利用することで、.COMアプリケーションの既存機能を拡張す るとともに、その構造や設計を著しく単純化できます。移行手順を計画する場合 は、まずこれらの新機能を調べて、設計要件への適用可能性を検討する必要があ ります。この手順を実行する前に、コンフィギュレータは、目的のカスタマイズ 機能をサポートするために変更または作成する必要があるレポジトリオブジェク トとファイルを判断する必要があります。
すでに説明したように、Siebel 6.0では、.COMアプリケーションの設定コストと 保守コストを劇的に削減できます。コンフィギュレータは、これらの機能を十分 に活用することを心掛け、設定の保守性を向上させる必要があります。一般に は、この目的を達成するためには、次の2つのことが重要となります。
■ SiebelのPersonalization、eSmartScript、eBriefingsなどのモジュールによって提 供される標準機能を利用して、設定駆動指向よりもアプリケーションのデー タ駆動指向を向上させます。
■ .SWTテンプレートファイルの数を最小限にします。6.0より前のテンプレー トファイルやその他のアーキテクチャ上の機能は、Siebel 6.0で直接同等要素 に対応するわけではありません。したがって、開発者は、長期に渡って管理 と設定を簡単に行えるように、6.0より前のアプリケーションを単に逐次的に
Siebel 6.0で複製するのではなく、可能なかぎり再設計することを検討する必
要があります。
また、コンフィギュレータは、移行自体に関連するコストを最小限に抑える必要 があります。この目的を達成するために、開発者は、Siebel 6.0 .COMアプリケー ションを注意深く設計およびドキュメント化し、必要に応じてSiebelのウィザー ドとレイアウト編集ツールを使用して、Siebelレポジトリ内のオブジェクトを設 定する必要があります。
レポジトリのアップグレード
Dアプレット、ビュー、ビジネスコンポーネントなどのすべてのレポジトリ定義は 自動的にアップグレードされ、サーバー側のSVBやeScriptは以前と同様に動作 します。レポジトリのアップグレード手順については、『Siebelアップグレード ガイド』を参照してください。アップグレードの完了後、コンフィギュレータは その結果をテストし、HTML関連の設定を開始する前に専用クライアントで必 要な調整を行います。
レポジトリベースの表示オブジェクトの設定とテンプレートへの
関連付け
DSiebel 6.0のApplications、Screens、Views、およびAppletsの設定は、6.0より前 のバージョンとほとんど同じです。コンフィギュレータは、専用クライアントで 表示するアプリケーションを想定して、.COMアプリケーションの作成について 検討を重ねてください。したがって、アプリケーションをWebに対応させる前 に専用クライアントで本格的に実装してテストを実施することをお勧めします。
これにより、開発手順が単純化され、1つのレポジトリで専用クライアントとシ ンクライアントの両方をサポートしている顧客間の実装チャネルがより強固に統 合されます。コンフィギュレータは、Viewオブジェクト、Appletオブジェクト、
および.SWTファイル間のマッピングをサポートする新しいオブジェクトを使用 して、従来のプレゼンテーション層オブジェクトをWebに提示します。Siebel 6.0には、.COM開発用の2つの上位レベルのオブジェクトタイプも含まれてい ます。一つはWebページテンプレートにマップされる属性を定義するWeb Page オブジェクトタイプで、もう一つはレポジトリでの.SWTファイルの表示とファ イルディレクトリに格納されている実際のファイル間の関係を確立するWeb
Templateオブジェクトタイプです。
オブジェクトタイプのリストについては、付録B「Web関連のオブジェクトと プロパティの要約」を参照してください。
Applet Web Template と View Web Template
新しいオブジェクト中でもApplet Web TemplateとView Web Templateは特に重要
です。AppletとWeb Template間の関連付けは、次の方法で行えます。
1 適切なAppletレコードを選択します。
2 Object Explorerでその下のApplet Web Templateフォルダに移動します。
3 新しいレポートを挿入し、目的のWeb Templateを選択します。
4 タイプ(Base、Edit、New、またはQuery)を指定して、他の必要なプロパティ
を設定します。
Applet Web Templateを作成した後は、Applet Web Template Editorのドラッグアンド
ドロップインターフェースを使用して、アプレットに定義されている既存のコン トロールをテンプレート上のプレースホルダに関連付けられます。また、必要に 応じて、同じインターフェースで新しいコントロールを作成してマップすること もできます。
Applet Web Template Editorに移動するには、Object List Editorで適切なApplet Web
Templateを選択し、右クリックして[Edit Layout]を選択します。
テンプレートの移行
DSiebel 6.0テンプレートファイルの概念と機能は、6.0より前のものから大幅に変
更されています。新しいテンプレートファイルは、一般レイアウトを指定するの に、Webページのコンテンツではなく完全に異なるタグセットを使用します。
特定のコンテンツ(ボタン、リンク、テキスト領域のコントロールなど)を生成 するのに必要な開発作業はSiebel Toolsで行います。開発者は、6.0より前のテン プレートと同様に役割を実行するSiebel 6.0テンプレートを設計することは避け てください。
カスケードスタイルシート
Dカスケードスタイルシートは、以前からDHTML開発環境の標準機能として用 意されているため、6.0より前の実装でそれらを使用していた場合は、それらを ほとんどまたはまったく変更せずに使用できます。
どのようなカスケードスタイルシートを使用できるかを次に示します。
■ 目的のフォントでテキストを表示する
■ テキストのサイズをポイント、ピクセル、または他の単位で指定する
■ イメージの色または背景色を追加する
カスケードスタイルシートを使用せず、HSWEテンプレートにスタイルと書式タ グ(たとえば、フォント用のタグなど)のすべてまたは一部を入れていた場合は、
Siebel 6.0でカスケードスタイルシートを使用するようにしてください(すでに使
用している場合は、さらに活用するようにしてください )。また、.SWT テンプ レートは、HSWEテンプレートと同様、書式タグを直接使用するようにも設定で きます。スタイル関連の情報を.SWT テンプレートではなくカスケードスタイル シートに格納することで、コンフィギュレータはアプリケーションのモジュール 性と整合性を高めて、.SWT テンプレートを簡単に変更および再使用できるよう になります。
ブラウザのテスト
カスケードスタイルシートに格納されているスタイル関連の情報は、Netscape
CommunicatorとInternet Explorerでは多少異なって表示されるため、いずれかを
使用するようにユーザーが制限されている場合を除いて、両方のブラウザで表示 結果をテストする必要があります。