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。ゃ ⑪ 川

ドキュメント内 九州大学工学応化分子物質創造工学 (ページ 39-68)

0‑0 

2.6 

2.3  EtOH 

RuCI~ NH4PF

2.3 ‑ ‑ ‑ EtOH 

NH4PF NaOH aq. 

MeOH H20 

2.7 

branched ester 

NaOH aq. 

2.1c  MeOHH2

branched ester 

スキーム2‑2. レセプタ‑2.1a

2.1cの合成ルート

ルテニウムビス(2,2‑ビビリジル)錯体2.6の 合 成 化合物2.6の合成は既知の方法にむ心、合成した州。

ル テ ニ ウ ム ト リ ス ビ ピ リ ジ ル 錯 体2.7の 合 成

2.1a 

50 ml二口反応容器にビスルテニウム銘体2.6を50mg(1.03x104mol)入れ、乾燥エタノール 201111に溶 解したD ここに配位子2.3を108mg( 1.03 x ! O.̲jmol, 1.0 eq.)i~1]11 し、 80 0Cで加熱泣jたした 反応追跡を UV スペクトルにより行い、6時間後に反応がこれ以上進行しなくなるのを路認してから、反応を停止したc

溶媒を留去し、残溢に50mlの蒸留水を加え、超音波照射して不溶分を波別した この減液に飽和NH̲jP

水溶液5m.lを加え沈殿を生成させた これを遠心分離器(700011130 min, 4 OC)にかけ、 lj}fみのノ

k

溶液 を除去した後、遠心管に付着した赤色残溢をクロロホルムにより抽出した クロロホルムを留去しiluQ.J五乾 燥

L

た後、残

i

査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム→クロロホルム:メタ

33 

ノール =20: 1)で精製し、 TLC(シリカゲル 民間溶媒:クロロホルム:メタノール =:W:1))でRf=O.o の成分を分取した 溶媒を留去後、減 f̲f乾燥して赤色?lll:IJ~物れを得た lji ..l;~ 160 ll1g( f.(

Ff‑IR (ncat):  1737 cm‑I (エステル C=O)

IH NMR(250 MHz, COCI3TMS基準,r.t.)  ; O / ppm = 1.2(m. 18 H, ‑C02CH2CIfI).  2.5(111 12 HーC,112CJI,C02Et),  3.7(m, 12 H, ‑CH]CH2C02Et), 3.8(s, 12 H‑CH]0‑),4.0(m, 12 Hー、C02CH]CH), 6, .8(s2H. <1midc Nl、丹7.3([411、 AヴJin  bpy)7.7‑7.8(m、8H, AryJ in  bpy), 8.0(t、15Hz,4 HAryJ in  bpy) 8.7(d, 7.8 H

ム ‑ +

11. Aryin bpy), 9.0(s   2HAJin  bpy) 

I(McOH);権大吸収波長(入/nm) = 290, 4S5(MLCT) 

MALDI‑Tof‑Mass(CHCA, positive) ; 1465.1 ([M‑(PF(,)21  = 1464.0) 

レセプタ‑2.1aの 合 成

50 ml二口反応容器にトリスルテニウム錯体2.6を120mg(6.84 x 10ベ 11101) 入れ、 )!.~ぽメタノール IOml 、 蒸留水10011の混合溶媒に溶解した。ここに 1M水酸化ナトリウム水溶液を0.821111(4.1010l 11101,エチ ルエステルあたり 1.0eq.)添加し、室温で撹持した。20時間後に反応がこれ以

L

進行しなくなるのを隙lit してから、反応を停止した。溶媒を留去し、残溢に 10011 のメタノルを加えて不 j存分をiJ.,h~JU したι この 泌液をゲルカラムクロマ トグラフィ ー(SephadexLH ‑20,展開溶媒:メタノール)により

t

fl烈し、 '1,Ir、1.:'の市 出分を集めた。溶媒を留去し、さらにゲルカラムクロマトグラフィー(SephadexG ‑10,民間j存似:ぷ似水) により /J見塩し、溶媒を留去して赤色油状物質を得た~Yl 90 O1g(98 %)。

Fr‑IR (neat); 1700 cm'(カルボン酸C0)

IH NMR(250 MHz, CO00,TMS基準,r.t.);O/ppm=2.4(01, 12H,ーCH2ClI]C02I1),3.6(111、121,‑CH]CI 12C021 1),  17(s, 12 H, ‑CH]O‑)、7.2(m,4 H, AryJ in  bpy), 7.5(d, 5.2 Hz,2 H, Aryl in  bpy), 7.6 (d, 5.2 Hλ4 11, Aryl in bpy)、 7.9(01. 6 H. AryJ in  bpy), 8.4(d, 8.0 Hz, 4 H, AryJ in  bpy), 8.8(d、2H, AryJ in bpy) 

UV(MeOH) ;縄大吸収波長(入/nm) = 290, 4S8(MLCT) 

MALDI‑TofMass(CHCApositive);  1296.3 ([M‑(OH)2J = 1295.6) 

冗素分析;古I-~fi直 C:;XH6óNx022RuNa2 C、50.59; H, 4.79 ; N, 8.14.実行I[JiI(fC, 50.48; 11,4.45; N, 8.11 (i'c 

ル テ ニ ウ ム ト リ ス ビ ピ リ ジ ル 錯 体 2.8の 合 成

50 ml二口反応容器に配位子2.3を340I11g(3.23 x 10101ol)入れ、乾燥エタノール 20mlに溶解した こ こにルテニウム三指化物を22mg(1.08 x IO‑l  11101,0.33 eq.)添加し、 80OC で ))1ぽ~~j加点したn 反応追跡を UV スペク トルにより行い、 40 時間後に反応がこれ以上進行しなくなるのを昨認してから、反応を1.';~

I L

した 溶媒を切去し、残泣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(民間溶媒:クロロホルム→クロロホルム・

メタノール =20:1)で精製し、TLC(シリカゲル, 展 開 溶 媒 : ク ロ ロ ホ ル ム : メ タ ノ ー ル =20: 1)でRf=0.6 の成分を分取した 溶媒を留去し 50ml の蒸留水を加え、超音波照射して不溶分を il&.~リした この

i l & . i

夜に 飽和]問1lPF¥t水溶液5

1111 を加え沈殿を生成させた

c

これを遠心分離(,~(7000

rpm30O1in, CC)にかけ、 ヒ澄 みの水溶液を除去した後、遠心管に付着した赤色残溢をクロロホルムによりおII

1 I

J,した クロロホルムを弘J 去し減圧乾燥した後赤色油状物質を得たー収量 100mg(9 %)

34 

Ff‑IR tncat): 1737 cm.(エステル C=O)

'H N:.IR(250 MHz. CDCI ,‘ TMS 基ìti~.r.L) : 8 / ppm = I .2(m, 5‑+  1 L ‑C02CH2C1I1). 2.5(111.36 HぐH、ClJ、C()Et)

3.7(m36H, ‑CH:̲CH2C02Et)3.8(s.36 H, C HO‑), 4.0(m 36上1.-C02CH_:CH,) 7.0(hr-丸6 H、 amid~‑N[)7.8(m.  12 HAryl in  bpy), 8.8(m, 6 H, Ar)'l in  bpy) 

I(MeOH):極大吸収波長(入/nm) = 305, 466(MLCT) 

MALDI‑Tof‑Mass(CHCA. positive) ; 3568.1 ([M+NaJ = 3568.0) 3523.1 ([M‑(PF)()2J = 352‑+.0) 

レセプタ‑2.1 

c

の 合 成

50 ml二口反応容器にトリスルテニウム錯体2.8を100mg(2.82 x 10SlllOり入れ、 AEfilメタノ』ル 10ml、 蒸留水 10mlの混合溶媒に溶解した ここに 1M水酸イヒナトリウムノ

k

溶液を 1.02m 1(5.07 x 10 l mol,エチ ルエステルあたり 1.0eq.)添加し、室温で撹伴した。20時間後に反応がこれ以仁j並行しなくなるのを時IL

してから、反応を停止した己溶媒を留去し、残泣に 10mlのメタノールを)JIIえて不j存分を泌別したりこの i

i.&液をゲルカラムクロマトグラフィー(SephadcxLH ‑20,展開溶媒:メタノール)により精製し、 liiI

l

の浴 出分を集めた。溶媒を留去し、さらにゲルカラムクロマトグラフィ ー(ScphadcxG ‑10、展開溶媒:ぷ旬ノ

r . )

により脱塩し、 溶媒を留去して赤色 ;~b 状物質を得た 収~ 80 mg(89 %) 'C

FT‑IR (ncat); 1705 cm.(カルボン酸c=O)

'H NMR(250 MHz, CD.

OO. TMS基準,r.t.);8/ ppm =2.2(m, 36 H, ‑CH2CH]C02H), 3.4(111,36 H, ‑CH:̲CH2CO) 1),  3.5(s, 12 H, ‑CH]O), 7.4‑7.7(m, 12 H, A1in  bpy), 8.7(m, 6 H, Aryl in  hpy) 

UV(McOH) ;極大吸収波長(入/nm) 300,464(MLCT) 

MALDI‑Tof‑Mass(CHCA, positivc) ; 2750.4 ([M‑(OH)2J = 2749.6) 

元素分析;計算値 forC"lH,s2N'20621uNa'7C, 43.13; H, 4.82; N, 5.29.実H!lJ1I{[C, 43.33 ; H, 4.46 ; N, 5.56 7c 

2‑3‑3ル テ ニ ウ ム 錯 体 Ru(bpYbお よ び2.1a‑cの 分 光 学 的 特 性 お よ び 酸 化 還 元 特 性

u v

スペクトル測定

ルテニウム トリスピビリジル鈷体Ru(bpYhおよび化合物2.1a‑cを元玄分析似をもとにそれぞれ利tlitし、 pH 7.0 の緩 i~Î?f支(10mM リン酸緩衝溶液)に溶解し同 iJ~~)!f (3.0IO.l mol)のり溶液とした この ~Hi夜から rYr

定量30μlを級術j夜(pH7.0、10m Mリン酸緩衝溶液)に加えて、全体fifを.3mlとした。この溶液を行兆七 ルに入れ、

u v

スペク トル測定に

m

Eた。ルテニウムトリスビピリジル

J l 1

体に特イJのMLCT引の吸収にお ける極大吸収波長(入max)のモル吸光係数(ε(M.'cm.'))を決定した。

発光スペクトル測定

日/スペクトル測定に用いたサンプル溶液を蛍光セルに移し、 15分間j宅ぷガスをl吹き込んだ後ilI!J定に

m

1たー各サンプルの励起波長をMLCT荷の極大吸収波長とし、発光の岡大波長を検

J

I

した

サイクリックボルタンメトリー(CV)測定

ビピリジン配位子への修飾による中心金属ルテニウムの般化辺元特性を調べるため、CV測定を行った Ru2

‑/ Ru ~の際化電{立が正に大きいことが知られているため、溶媒としては測定の;山立領域で安定なアセ トニトリルを用いた サンプル2.1a‑cについてはアセトニトリルへの溶解性があまりおくないため、 100

3S 

日lの 蒸 留 水 に 溶 解 し て か ら ア セ ト ニ ト リ ル で 希 釈 し ル テ ニ ウ ム 錯 体 の 浪 伎 を0.5m Mに調整したc主将可 解質として2001Mの テ ト ラ ブ チ ル ア ン モニ ウ ム ヘ キ サ フ ル オ ロ フ ォ ス ブエー ト(TBAPFIl)を共打させた 作用極としては金電極を用い、対電短にはグラ ッシーカーボンを、参Ilな屯険には^g/Aど(飽和lTBAPを合 むアセトニトリル溶液)を用いた。 これらの電極はそれぞれシリコン栓で川定し、測定 m 円筒剤谷 G~ に [ll,j 定 した士電 極 は ル テ ニ ウ ム 錯 体 溶 液 に 十 分 浸 し、対極と 作 用 問 が 出 米 る だ け 離 れ る よ う に 配 置 し たc測定に 際しては、 20 分間の窒素ガスの吹き込みにより溶存酸素を除去し、屯 Jf の tít;' づ I~J交を 10001V/sにぷ定し た:ー 10001V の電圧から +170001V の電圧へと酸化側に徐々に変化させ、 Ru~+ から Ru'+ また Ru"φ から Ru~+

への可逆的な変化を観察した。内 部 基 準 と し て0.3mMのフエロセンを入れており、フエロセン/フエロセ ニウムの酸化電位(E,f.!)を基準としてルテニウム錯体の Ru~+ / Ruμにおける E,f.!を評価した巳

2・3・4.ル テ ニ ウ ム 錯 体

R u ( b P Y ) 3

お よ び

2 . 1 a ‑ c

の ヘ ム 蛋 白 質 へ の 結 合 挙 動 限 外 海 過 膜 を 用 い た ア ッ セ イ 法

限外液 j~ 膜はそれぞれの膜ごとに規定された、ある一定以上の分子む (Da) の蛋自民を透過しない排除体 積を有している。したがって、限外液過膜に低分子量の小分子を含む蛋1'11'

1

溶 液 を 通 過 さ せ る こ と に よ っ て、蛋白質溶液の濃縮精製、 脱 塩 等 が 簡 単 に 行 え る と い う 利点がある。この肢の性質を利用して、合成し たルテニウム錯体と種々の蛋白質の混合溶液を限外波過肢に通じた ルテニウ ムJ. l~ 体 tit 独では符易に)肢を 通過するが、蛋白質との親和性が 高 く 安 定 な 複 合 体 を 形 成 す る ル テニウム鈷体については、

7 1 & . j f i

肢 を 通 過

出来ないと考えられる。そこで以 下 の 様 な 溶 液 を 調 製 し て実 験 を 行 っ た。

<サンプル j容j夜>

[蛋白質]9μM 

[ルテニウム錯イ本]3μM  pH 7.0 (10 O1Mリン酸緩衝液) 容量3011

<リファレンス j容液>

[ルテニ ウ ム 錯 体]3μM  pH 7.0 (10 m Mリン限緩街液) 容室31111 

今回評価するために用いた蛋白質は全てヘム蛋白質類であり、 Cyt‑c(Sigma社より購入)をはじめ、 ミオ グロビン(Mb、Sigma社より購入)、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP、Sigma社より購入)、シトクロム b(Cyt‑b)f2、大腸菌から発現したものを精製した)である。蛋 白 貨 の 波 伎 はsorctr;;~: の I政光度から決定した 用意した上記の溶液それぞれを一時間静置し、 I~艮外 iJ.~j~ 膜 (amicon 社、 ccntricon 10)容 器 に 入 れ 述 心 分 離 探 (7000m)に よ り 蛋 白 質 成 分 を 除 去 し た。波 過 膜 か ら 溶 出 し た サ ン プ ル 溶 液 、 リ フ ァ レ ン ス 溶 液 そ れ ぞ れ について

u v

ス ペ ク ト ル の 測 定 を 行 い 、 溶 出 し た ル テニウム錯体の吸収(何大波長)から結合窄(%)を

} H H

し たc

2‑3・5.ル テ ニ ウ ム 錯 体

2 . 1 a ‑ c

が 促 進 す る ヘ ム 蛋 白 質 の 光 還 元 反 応 光 還 元 反 応 シ ス テ ム の 構 築

今回用いた4種 類 の ヘ ム 蛋 白 質 は い ず れ も 活 性 中心にFeσII)・フ。ロトポルフイリン IXを有する。Fc"¥.+/ Fc2

ならびにルテニウム トリスビピリジル錯体の酸化還元電位を考慮すると、光)ff)) 起状態の本 Ru(bpyh~+ から酸 化型ヘム蛋白質への電子移動が熱力学的には可能となるcそ こ で 今 回 川 い た ル テ ニ ウ ム 錯 体 に つ い て 可 視 光照射による蛋白質の光還元反応を行ったっ

試料溶液は蛋白質濃度を 9.0μMと し 、 ル テ ニ ウ ム 錯 体 濃 度 を3.0μMとしt..:(pH7.0、10m Mリン酸緩

3 6  

街溶法)コこの試料に還元的権牲試薬であるエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩(EDTA)を過剰;1[(1 0  mM) 添加したっこれは励起状態の *Ru~.~昔体からヘムへの電子移動が起こると同時に、酸化状fS の Ru" へ 電子を供給し、還元型Fe〉と Ruμ:間の逆電子移動を抑制するために用いている。

mV vs. NHE 

0.86 ‑1‑Au}o /'Au" 

Hl.2 +0.26 

Fe}o / FJ(HA Fe" / FJ' (M~

Fe}o / FJ' (Cytc) 

+126ーふ‑Au'/Au2

@ う と う

hV 

,ぐ亘 E うとう

EDTAox. 

kE~~うとち ¥ @ う と ち

スキーム 2・3. 定 常 光 照 射 に よ る 蛋 白 質 の 光 泣 元 反 応

この試料を凍結脱気用セルに移し、 Freeze‑pumpand thaw 

i

去により脱気した。光照射前のサンプルを [=0 としてザゾスペク トルの測定を行い、脱気用セルを超高圧水銀灯光照射装置(理工科学産業、 400¥V)にセッ

トした。サンプルは恒温槽により 25CCに 保 ち 、 蛋 白 質 の 直 接 励 起 を 避 け450nm付近のMLCT帝aでルテ ニウム錯体を励起するため、 450nm以 下 の 波長をカットするフィルター(東 芝Y‑45、問3.0l1l m、50mmx  50mm) を用いた。光照射に伴う uv スペクトルの変化を経時変化として測定し、ルテニウムJ.~体が促進す る還元反応の初速度を見積もった。また参照実験として、 1)犠牲試薬EDTAなし、 2)暗反応、 3)好気条件 下での検討も行った。

2・3・6.ル テ ニ ウム 錯 体 2.1a‑cの 発 光 寿 命 測 定 と 電 子 移 動 速 度 の 評 価 発 光 寿 命 測 定

ルテニウム錯体励起状態 *Ru~+ からの発光寿命の測定は、大塚電子社 PTI‑3000蛍光寿命測定装泣を用い て行った。 3.0μMの ル テ ニ ウ ム 錯 体 水 溶 液(pH7.0、10IllM リン殴殺街溶液)3.0mlをシリコ ンキャップ付 き1CIll光路長蛍光セルに入れ、 20分 間 ア ル ゴ ン ガ ス を 吹 き 込 ん だ 後 密 栓 し 、 測 定 サ ン プ ル と し た 。 ル テ ニウム

5 5

体の選択的励起のため、励起源、である窒素レーザーを PLD481色素溶液(大原電子)に迎した。一 定間隔で安定したレーザー照射を行うため、蛍光寿命測定装世には電源安定化装泣(高砂株式会社TAR‑IOI、 100 Y)を接続した。サ ン プ ル の 測 定 に あ た っ て は 、 基 準 ス ペ ク ト ル と し て レ ー ザーをシリカケ'ル水浴液に 照射し、その発光によるスペク トルをあらかじめ測定した(bmpス ペ ク ト ル)0約40ns (去に立ち上がるル テニウム錯体の発光強度は基71Eのlampスペクトルと同程度の治度を与えるように、 ifllj定毎にスリットを 調p2した。発光の寿命は得られたスペクトルのカーブフイツテイングにより、 一次あるいは二次の減衰rt11

紋として算出した。機器の測定条件設定は以下の様である。

電子 移 動 速 度 の 評 価

励 起 波 長 :480 nlll(色素にはPLD481を使用) 検 出 波 長 :610 nlll 

Scatler N / A, 40‑1000 ns, Channels 100, 

Integ. 20, Awrage 4, ShOlS 5, Frequ~ncy 5 Hz, 

Col kCl : L~nçar Mode 

ルテニウム詰体励起状態*Ru2・を消光することができる消光斉IJの 存 在 下 に お い て 、 種 々 の 設 度 の 消 光司

l

3 7  

濃度での発光寿命の測定を行った。 得られた値からルテニウム j~ 体と m 光剤 nu での 二分 f 問での光 J 起屯 子移動速度を評価したc

2‑4.結果

2‑41.ルテニウムトリスビピリジル錯体2.1a‑cの特性

図2‑9には緩衝液(pH7.0、リン酸緩衝液)中におけるルテニウム錯体2.1a‑cの

uv

スペクトルを示す。同 様にこのサンプルを用いて定常光発光スペクトル測定を行った。励起波長はそれぞれのサンプルのMLCT 帯の極大吸収波長としたc 結果を図2‑10に示す。

ω υ 

0.30 

0.25 

0.20 

‑ e  0.15 

0.10 

0.050 

0. 200 

; : /  Ru(bPY

300  400  500  600  700 

Wavelength / nm 

図2‑9. ルテニウム錯体の

uv

スペクトル

[Ru(bpY)̲13.0μM、pH7.0(10 m Mリン酸緩衝液)、 25"C

〉、

v) 

600.0 

500.0 

400.

~ 300.0 

200.

100.

0.000 

Ru(bPyh 2.1a  2.1c 

550  600  65 700 

Wavelength / nm 

図2‑10. ルテニウム錯体の発光スペクトル

[Ru(bPY)3J 

3.0μM、pH7.0(10 m M リン酸緩衝液)、 250C

38 

800 

21 ルテニウム錯体のスペクトルならびに厄気化年 t.):↑~t:

Uvvis  Luminescence  E12 

Complex  max(nm)  (M'cm')  max(nm)  (V vs Fc Fc+)  (V vs SCE) 

Ru(bpvh  452  13800  597  +0.88  +1.30 

2.1a  461  14300  615  +1.02  +1.44  2.1b  468  14400  623  +1.03  +1.45  2.1 c  470  14500  627  1.01  1.43 

これらルテニウム錯体のスペクトル特性ならびに酸化還元特性を、

cv

測 定 の 結 果 と 合 わ せ て 衣21に まとめている。

uv

スペクトルから決定されたモル吸光係数(ε)はRu(bpy),で 13800MJcmJと決定された、 他のルテニウム錯体では 14000‑15000 MJcm‑J程 度 の 値 で あ り 、 ピ ピ リ ジ ン 配 位jこへの修飾はほとんど彩 響しないことが示された。吸収および発光スペクトルの極大波長では、配位子への修飾数がJ甘えるにつれ

"(290 nm付 近 の ピ ピ リ ジ ン 配 位 子 由 来 の 吸 収 帯 は 徐 々 に ブ ロード化し、長波長1f!1Jへのシフトが凡られた またMLCT帯においても 10‑20 nm程の長 波 長 シ フ ト が 見 ら れ た。これは、ピピリジンの44 位に枝分か れ状のカルボキシル基をアミド結合を介して連結したために、ピピリジン配位 j三のrll心全以ルテニウムへ の電子供与性が低下したためであると考えられる。単純に、 4,4'位への屯jら!と引必の修nijiによっても、

Ru(bpY)3錯 体 の 吸 収 ス ペ ク ト ル に こ の よ う な 変 化 が 生 じ る こ と が 既 に 解っているので、妥当な結決であるc

またRue+Ruμの際化電位(Elβ)Ru(bPY)3の場合+0.88Vで あ り 、 文 献 値 に 近 い 仰 を示した(>1) 化合物2.1 についてはEJβが よ り 酸化 側 へ シ フ ト し て い る こ と が 明 ら か と なった。一般 に 、 ル テニウムトリスピピリ ジル錯体の4,4'‑位へのアミド結合の修飾は、吸収スペクトルの変化にほぼ対応して、Ru2+/Rul+および、本Ru2+

Ru3+の電位をどちらもより正側にシフトさせることが知られている的。その大きさは0.3‑0.4 f'O丈に 見積もられている。今 回 の 測 定 結 果 で は Ru2+Ruμの際化定位は、 Ru(bpy),j.昔体に比i絞して般化flllJへ路実 にシフトしていることが示されたが、 2.1a‑c問 で は ほ と ん ど差 が 生 じ て い な い こ と が 示 さ れ た このこと から、励起状態における電位(本Ru2+/ Ru"+)も、化合物2.1問ではほとんど変わらないであろうと行

2 2 4

され る。

242.ル テ ニ ウ ム 錯 体 の ヘ ム 蛋 白 質 へ の 親 和 性 の 検 討

ルテニウム錯体2.1acについて、蛋白質との親和性を限外泌過膜を月]し、たアyセイにより評価した つのヘム蛋白質との親和性を全ての化合物においてスクリ ーニングしたc

u v

スペクトルから MLCT

; ; ' f

吸光度を測定し、 以 下 の 式 か ら 結 合率(70)を算出した。結 果 を 以 下 の 図2‑11のグラフに/戸すc

結合率(%)二[1‑(サンプル溶液の吸光度)/ (リファレンス溶液のl吸光度

) J

100 

39 

ドキュメント内 九州大学工学応化分子物質創造工学 (ページ 39-68)

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