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“もっといいクルマづくり”を実現

ドキュメント内 Sustainability Data Book 2017 (ページ 67-74)

性別 国籍 育児・介護者 高年齢者 障がい者 LGBT

在宅勤務制度(日本)

トヨタでは、女性や高年齢者、介護従事者など、多様な人材が生き生きと活 躍できる職場環境づくりを推進するため、「イクボス」への取り組みを実施し ています。部下のキャリアと大切にしている人生感を理解・応援しつつ、柔 軟な意識・姿勢でマネジメントができる上司(=イクボス)を育成するため、

200人の管理職が在宅勤務を体験する「イクボストライアル」を実施しまし た。これにより、参加者の9割以上が在宅勤務を有意義だとし、生産性向上 を実感。在宅勤務制度を利用する風土醸成にもつながっています。

そのほか、イントラネット「そだててねっと」を活用し、管理職500人によ る「イクボス宣言」を掲載。各職場での取り組みや、部下へのメッセージを宣 言し順次掲載することで、多様なメンバーの活躍を応援し合う風土づくりを 進めています。

人材が多様化する時代に求められる「イクボス」の取り組み(日本)

イントラネット「そだててねっと」イクボス宣言

多様な人材が生き生きと活躍できる職場環境を実現するた め、管理職によるダイバーシティマネジメントの取り組みを 行っています。トヨタでは「ダイバーシティマネジメントの できる上司=イクボス」と定義付け、部下の価値観やキャリ

アを理解・応援しつつ、柔軟な意識・姿勢でマネジメントを 行うことで、組織の成果は出しつつ、自身や部下の私生活の 充実も考えられる上司の育成を行っています。

ダイバーシティマネジメントの取り組み(日本)

女性活躍推進の取り組み(日本)

女性活躍推進においては、「働きながら安心して子どもを産 み育てたくなる会社」の実現に向けて、キャリア形成支援や 早期復職支援をはじめとする柔軟な働き方の実現や、育児環 境整備などの両立支援に積極的に取り組んでいます。

また、トヨタグループ各社とも連携し、グループ社員相互の 女性社員交流会の開催や、各社託児所の相互利用などにも取 り組んでいます。

女性が活躍できる雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定。

1. 計画期間 平成28年4月1日 〜 平成30年3月31日

2. 当社の課題 課題①:社員に占める女性の人数が少なく、女性技術者においては、勤続年数が男性に比べて短い 課題②:管理職に占める女性の割合が低い

3. 目標 ①新卒採用時の女性比率 -事務系40%、技術系10%-

②女性管理職数 -登用目標を定めた2014年時点に対し、2020年に3倍、2030年に5倍-

4. 取り組み内容 取り組み1 新卒採用時の女性の一定比率採用(事務系40%、技術系10%)

【活動の継続】

◦女性比率向上に向けた以下採用活動の継続[2015年4月〜]

 (女性管理職・若手等、多様なロールモデルと応募者との接点機会を拡大、全社横断的な女性社員チームによる広報活動)

「トヨタ女性技術者育成基金」への継続参画[2014年12月〜]

取り組み2 育児と仕事の両立支援と、育児休職からの早期復職支援に向けた、環境整備と風土の醸成

【活動の継続・拡充】

<両立支援>

◦子育てサポート施策の継続と拡充[2007年4月〜](在宅勤務制度の更なる利用拡大、託児施設等の提供)

◦女性活躍推進のための職場風土醸成[2016年4月〜](上司・男性社員向けパンフレットの作成・展開等)

◦男性社員の育児参画促進[2016年10月〜]

<早期復職支援>

◦産休前セミナーを通じた本人・上司・配偶者の意識喚起[2015年7月〜]

◦終日在宅勤務制度や保育費用補助制度の利用促進[2016年4月〜]

取り組み3 女性管理職登用に向け、早期からのキャリア意識の形成と計画的な人材育成

【活動の継続・拡充】

<キャリア意識の形成>

◦本人の意識高揚とそれを後押しする支援策の推進[2015年6月〜]

 (女性向け座談会の開催、SNSを利用した女性事技職ネットワークの形成支援、ロールモデルの紹介)

<計画的な人材育成>

◦一人ひとりのライフイベントを踏まえた個別育成計画書の作成[2009年4月〜]

◦管理職向け研修プログラムの拡充[2016年4月〜]

社会への取り組み 従業員とともに

推 移

施 策

KPI

フェーズ1 制度拡充

女性管理職 (7人) (20人) (76人) (155人)

女性主任職 (67人) (142人) (297人) (580人)

退職率 (5.8%) (4.2%) (2.4%) (1.3%)

2002年

女性の定着・活躍のための 制度整備

2002年 2007年 2012年 2016年

2007年

定着を進めるための 制度拡充

2012年

育児者保護から、意欲・やる気を 後押しできる環境整備

2014年 活躍の取り組みを 拡充

▼時短導入・育休拡大

▼託児所設立(70人受け入れ)

拡充(小4まで可)

  (140人受け入れ)

改定(残業可)

▼両立支援セミナー導入 ▼早期復職支援

  ▼家族手当導入▼送迎保育導入 フェーズ2 定着に重点 フェーズ3 定着 + 活躍

▼在宅勤務導入

      ▼再雇用制度導入 ▼個別育成計画作成 ▼在宅勤務拡大

2016年 働き方変革 女性活躍推進の取り組み全体像(事務・技術職)

トヨタ女性技術者育成基金(日本)

国内製造業界の女性活躍促進に貢献するため、2014年12 月、グループ会社9社と共に「一般財団法人 トヨタ女性技術 者育成基金」を設立しました。理系志望の女子学生数の拡大 と、モノづくりの世界で活躍できる女性技術者の育成を目指 しており、高校生に向けた理系キャリア紹介事業として、女 性技術者が愛知県内の高校で出前講座を実施、理工系の女子 大学生への奨学支援事業として、キャリア構築支援のための 育成プログラム、経済的支援を行う奨学給付プログラムを提 供しています。

育成プログラムの一つ「リケジョの未来CAMP」では、将来 女性エンジニアとしての活躍を目指す奨学生に、大学在学中 から主体的な能力向上を図ってもらうための気付きの場を提 供しています。1年生は、学生相互の交流やグループ討議に よって将来への漠然とした不安を払拭し、モノづくりの最先 端で活躍する女性エンジニアによるパネルディスカッション

や座談会、施設・職場見学などを通じてモノづくりの仕事の 理解を深めてもらいます。2年生は実際の業務に近いグルー プワークを経験し、より具体的にエンジニアとしての将来の キャリアイメージを描き、大学生活で専門性を高めるため の目標を考えるきっかけづくりを行っています。2017年2 月に開催された「リケジョの未来CAMP」には、1年生105 人、2年生118人の奨学生がトヨタ自動車本社に集まりまし た。参加者からは、「技術者になる自分が少しだけイメージで きた」「2日間で、いつもとは違う広い視野から、将来を考え られるようになった」といった声が聞かれました。

ウェブサイトでは、こうした「リケジョの未来CAMP」の報 告をはじめ、「活動紹介パンフレット」やトヨタグループの女 性エンジニアを紹介した「Rikejo News Paper」、モノづく りの仕事を紹介した「お仕事MAP」などの資料がアップされ ており、理系の仕事に就く女性の活躍を知ることができます。

推 移

施 策

KPI

フェーズ1 制度拡充

退職率 女性技能職

(うち職制)

2002年

女性の定着・活躍のための 制度整備

2011年

定着を進めるための 制度拡充

2013年

意欲・やる気を後押し、

活躍できる環境整備 フェーズ2 定着に重点 フェーズ3 定着 + 活躍

生産職場のみ

9.1%

900人

(EX級*22人)

2003年

2.8%

1,550人

(EX級106人、SX級*36人)

2016年

▼時短・深夜労働免除導入

▼育休拡大

▼託児所設立

▼常1直勤務制度導入*1

▼両立支援面談開始

        ▼常2直勤務制度導入

▼新人の重点配置(組立ライン以外)

 交替勤務対応(最大2:30まで預入可)

7.7%

*1 常 1 直勤務制度:育児両立者向けに工場での交替勤務職場で常に昼勤務を可能とする制度

*2 EX(Expert)

*3 SX(Senior Expert)

2011年 女性活躍推進の取り組み全体像(技能職)

社会への取り組み 従業員とともに

社会の少子高齢化が進むなか、女性活躍の推進においても、

働き方や育児負担の軽減に向けて、男性を巻き込んだ両立支 援に取り組むなど、「子どもを産み育てたくなる会社」の実現 を目指しています。

2015 年度からは「産休前セミナー」を導入しています。

トヨタに夫婦で勤務する従業員に対しては、「家事・育児は夫 婦で分担」の観点から、出産を控えた女性従業員だけでなく、

夫と双方の上司が参加し、夫婦での効率的な育児休暇の取り 方、家事の分担方法、互いのスケジュールのオープン化など、

チームとしてどのように支援していくかを話し合います。

2017年度は、託児所の大幅な拡充に取り組み、通園バスを 本社・工場地区に巡らせる送迎保育を一部で開始しました。

送迎保育導入により、送迎の負担軽減に加え、幼児の集団保 育を実現しています。

また、グループ会社6社と連携して、各社の託児所が相互に 利用できる制度を導入しました。

さらに2018年には、本社近くのトヨタ記念病院敷地内に病 児保育も可能な300人規模の託児所を増設予定です。病児保 育は地域住民の皆様にも開放していく予定です。

両立支援への取り組み(日本)

送迎保育 園庭

トヨタ自動車は、愛知県が女性の活躍促進に向けて積極的に取り組む企業とし て認証する「あいち女性輝きカンパニー」の優良企業として選出されました。

「あいち女性輝きカンパニー」は、2015年から愛知県が手がけている認証制 度で、優良企業の選出は今回が初めてです。トヨタは「2002年からの女性 の活躍に向けた制度の創設や拡充をはじめ、近年でも常1直勤務制度の導 入、産後休暇・育児休職からの早期復職支援、また在宅勤務制度の拡大を行 うなど、従業員個々人の価値観や状況に合わせた働き方の選択肢を多く備え ている」として評価され、表彰いただきました。

「あいち女性輝きカンパニー」優良企業表彰を受賞

「あいち女性輝きカンパニー」表彰式

* 常1直勤務制度:育児両立者向けに、工場での交替勤務職場で常に昼勤務を可能とする制度

ドキュメント内 Sustainability Data Book 2017 (ページ 67-74)