1 vCenter Server 5.5 Update 1 以降のリリースを使用して Virtual SAN を有効にします。vSphere 5.5 Update 1 の Virtual SAN の詳細については、『vSphere ストレージ』ドキュメントを参照してください。vSphere 6 以降の Virtual SAN の詳細については、『VMware Virtual SAN の管理』ドキュメントを参照してください。
2 Horizon Administrator で自動デスクトッププールまたは自動ファームを作成する場合、[ストレージポリシー管
理] で [VMware Virtual SAN を使用する] を選択し、使用する Virtual SAN データストアを選択します。
[VMware Virtual SAN を使用する] を選択すると、Virtual SAN データストアのみが表示されます。
デフォルトのストレージポリシープロファイルは、選択するオプションに従って作成されます。たとえば、リンク クローンのフローティングデスクトッププールを作成すると、レプリカディスクプロファイルとオペレーティング システムのディスクプロファイルは自動的に作成されます。リンククローンの通常のデスクトッププールを作成す ると、レプリカディスクプロファイルと通常のディスクプロファイルが作成されます。自動ファームの場合、レプ リカディスクプロファイルが作成されます。デスクトッププールと自動ファームのどちらのタイプの場合も、仮想 マシンファイルのプロファイルが作成されます。
3 既存の View Composer デスクトッププールを他のタイプのデータストアから Virtual SAN のデータストアに移動 するには、Horizon Administrator でプールを編集して古いデータストアを選択解除し、その代りに Virtual SAN のデータストアを選択し、Rebalance コマンドを使用します。自動ファームは再調整できないため、この操作は自 動ファームでは実行できません。
4 (オプション) vCenter Server を使用してストレージポリシープロファイルのパラメータを変更します。これには、
許容できる障害の回数や、予約する SSD の読み取りキャッシュの量などが含まれます。特定のデフォルトのポリシー と値については、「Virtual SAN データストアのデフォルトのストレージポリシープロファイル (P. 168)」を参照し てください。
5 vCenter Server を使用して、データストアに参加する Virtual SAN クラスタとディスクを監視します。詳細につい
ては、『vSphere ストレージマニュアル』と『vSphere 監視とパフォーマンスマニュアル』を参照してください。
vSphere 6 以降については、『VMware Virtual SAN の管理』ドキュメントを参照してください。
6 (オプション) View Composer のリンククローンデスクトッププールの場合は、通常のように Refresh コマンドと
Recompose コマンドを使用します。自動ファームの場合、データストアのタイプに関係なく、Recompose コマ
ンドのみがサポートされます。
要件および制限
Virtual SAN 機能には、Horizon 7 展開で使用する場合に以下の制限があります。
n このリリースでは、ディスクのワイプおよび縮小によってディスク領域を再利用する Horizon 7 領域効率的なディ スク形式機能がサポートされていません。
n Virtual SAN は NAS デバイスを使用しないため、View Composer Array Integration (VCAI) 機能をサポートしま せん。
注意 Virtual SAN は View Storage Accelerator 機能と互換性があります。Virtual SAN は SSD ディスクでキャッシュ レイヤを提供し、View Storage Accelerator 機能は起動時の IOPS を削減してパフォーマンスを向上させるコンテンツ ベースのキャッシュ機能を提供します。
Virtual SAN 機能には以下の要件があります。
n vSphere 5.5 Update 1 以降のリリース。
n 適切なハードウェア。たとえば、VMware では容量に関係する各ノードには、10GB の NIC、少なくとも 1 つの
SSD、1 つの HDD を推奨しています。個別の要件については、『VMware 互換性ガイド』を参照してください。
n 少なくとも 3 つの ESXi ホストのクラスタ。Virtual SAN 拡張クラスタを備える 2 つの ESXi ホストを使用した場合 でも、セットアップに対応するためには十分な ESXi ホストが必要です。詳細については、『vSphere 構成の上限』 ドキュメントを参照してください。
n HDD の容量の少なくとも 10% である SSD の容量。
n セットアップに対応する十分な HDD 容量。磁気ディスクの使用率が 75% を超過しないようにします。
Virtual SAN 要件の詳細については、『vSphere 5.5 Update 1 ストレージ』ドキュメントの「Virtual SAN の操作」を参 照してください。vSphere 6 以降については、『VMware Virtual SAN の管理』ドキュメントを参照してください。VMware
Virtual SAN の Horizon 7 仮想デスクトップインフラストラクチャの主要コンポーネントのサイズ調整と設計のガイダン
スについては、
http://www.vmware.com/files/pdf/products/vsan/VMW-TMD-Virt-SAN-Dsn-Szing-Guid-Horizon-View.pdf か ら提供されているホワイトペーパーを参照してください。
Virtual SAN データストアのデフォルトのストレージ ポリシー プロファイル
Virtual SAN を使用する場合は、Horizon 7 によって容量、パフォーマンス、可用性などの仮想マシンストレージ要件
が、デフォルトストレージポリシープロファイルの形で定義されます (このプロファイルは変更できます)。ストレージ は、割り当てられたポリシーに従ってプロビジョニングされ、自動的に設定されます。デスクトッププールの作成時に作 成されるデフォルトのポリシーは、作成するプールの種類によって異なります。
Virtual SAN はストレージポリシーフレームワークを提供します。このフレームワークを使用して Virtual SAN データス トア上に存在するさまざまな仮想マシンオブジェクトの動作を制御できます。Virtual SAN には、仮想ディスク (VMDK) ファイルなどのオブジェクトが含まれます。各オブジェクトには、ポリシーによって制御される 4 つの特性があります。
n [ストライプ]: オブジェクトあたりのディスクストライプの数ディスクストライプの数は磁気ディスク (HDD) の数 に影響を与えます。
n [復元性]: 許容する障害の数。許容するホスト障害の数は、当然ながら、使用されているホストの数によって異なりま す。
n [ストレージ予約]: オブジェクト容量の予約。確保するストレージの容量を制御します。
n [キャッシュ予約]: Flash Read Cache の予約。
ストライプとキャッシュ予約の設定は、パフォーマンスの制御に使用されます。復元性の設定は可用性を制御します。ス トレージプロビジョニングの設定は容量を制御します。これらの設定が、全体として vSphere ホストと磁気ディスクの 必要数に影響を与えます。
たとえば、オブジェクトあたりのディスクストライプの数を 2 に設定すると、Virtual SAN は少なくとも 2 台の HDD に わたってそのオブジェクトのストライピングを行います。この設定と併用して、許容するホスト障害の数を 1 に設定する と、Virtual SAN は復元用としてコピーをもう 1 つ作成します。この結果、HDD が 4 台必要となります。さらに、許容 するホスト障害の数を 1 に設定する場合、ESXi ホストは最低 3 台必要です(復元用に 2 台、パーティション化されてい る場合にタイブレークを実行するために 1 台)。
表 13‑1. Horizon のデフォルトポリシーと設定
ポリシー(vCenter Server に表
示) 説明
オブジェクト あたりのディ スクストラ イプの数
許容する障害 の数
Flash Read Cache の予約
オブジェクト容 量の予約
FULL_CLONE_DISK_<gui d>
専用完全クローンの仮想ディ スク
1 1 0 0
FULL_CLONE_DISK_FLOA TING_<guid>
フローティング完全クローンの 仮想ディスク
1 0 0 0
OS_DISK_<guid> 専用リンククローンの OS と ディスポーザブルディスク
1 1 0 0
OS_DISK_FLOATING_<gu id>
フローティングリンククロー ンの OS とディスポーザブル ディスク、フローティングイン スタンスクローンの OS とディ スポーザブルディスク
1 1 0 0
PERSISTENT_DISK_<gui d>
リンククローンの永続ディスク 1 1 0 0
REPLICA_DISK_<guid> リンククローンのレプリカディ
スク、インスタントクローンの レプリカディスク
1 1 0 0
VM_HOME_<guid> 仮想マシンのホームディレク
トリ
1 1 0 0
注意 <guid> は、Horizon 7 クラスタの UUID を表します。
これらのポリシーを仮想マシンに作成すると、Horizon 7 で変更されません。vSphere Web クライアントまたは vSphere コマンドラインインターフェイス (esxcli) を介して vCenter Server に移動すると、既存のすべての仮想マシンまたは 新しい仮想マシンで変更を有効にするオプションを使用して、Horizon 7 で作成されたポリシーを編集できます。Horizon 7 で設定された新しいデフォルトポリシーは、既存のデスクトッププールに影響を及ぼしません。各仮想マシンはクラス タ内の物理的な位置にかかわらず、そのポリシーを保持します。ポリシーが、ホスト、ディスク、またはネットワーク障 害のために不適合になったり、ワークロードが変更される場合、Virtual SAN は各仮想マシンのポリシーを満たすために、
影響のある仮想マシンとロードバランスのデータを最構成します。
注意 矛盾する設定を誤って行った場合には、その設定の適用時に操作が失敗し、状況(十分な数のホストが存在しない ことなど)を説明するエラーメッセージが表示されます。
仮想マシン中心ストレージとポリシー ベース管理のための仮想ボリュームの使用
vSphere 6.0 以降のリリースで利用可能な Virtual Volumes (VVols) を使用すると、データストアではなく、個々の仮想 マシンがストレージ管理のユニットになります。ストレージハードウェアで仮想ディスクの内容、レイアウトおよび管理 をコントロールできます。
Virtual Volumes では、LUN または NFS 共有をベースにした伝統的なストレージボリュームを抽象ストレージコンテ ナに置き換えます。Virtual Volumes では、仮想ディスクとその派生物、クローン、スナップショット、レプリカを仮想 ボリュームと呼ばれるストレージシステム上のオブジェクトに直接マッピングします。このマッピングにより、vSphere はスナップショットの取得、クローンの作成、およびレプリケーションなど、集約的なストレージオペレーションをスト レージシステムにオフロードできます。この結果、たとえば、以前は 1 時間かかっていたクローン作成オペレーション も、仮想ボリュームを使用してわずか数分間で完了できるようになりました。
重要 仮想ボリュームの重要なメリットのうちの 1 つは、ソフトウェアポリシーベース管理 (SPBM) を使用する機能で す。ただし、このリリースについては、Horizon 7 は、Virtual SAN が作成するデフォルトの詳細なストレージポリシー を作成しません。代わりに、すべての Virtual Volumes データストアに適用される vCenter Server のグローバルデフォ ルトポリシーを設定できます。
Virtual Volumes には次の利点があります。
n Virtual Volumes はストレージハードウェアに対する多くの操作のオフロードをサポートします。これらの操作に
は、スナップショット、クローン作成および Storage DRS を含みます。
n Virtual Volumes で、個々の仮想マシンのレプリケーション、暗号化、重複排除および圧縮を含む先進的なストレー
ジサービスを使用できます。
n Virtual Volumes では、vMotion、Storage vMotion、スナップショット、リンククローン、Flash Read Cache および DRS などの vSphere 機能がサポートされます。
n vSphere APIs for Array Integration (VAAI) をサポートするストレージアレイで Virtual Volumes を使用できます。
要件および制限
Virtual Volumes 機能には、Horizon 7 展開で使用する場合に次の制限があります。
n このリリースでは、ディスクのワイプおよび縮小によってディスク領域を再利用する Horizon 7 領域効率的なディ スク形式機能がサポートされていません。
n Virtuall Volumes では View Composer Array Integration (VCAI) の使用はサポートされません。
n インスタントクローンデスクトッププールでは、Virtual Volumes データストアはサポートされません。
注意 Virtual Volumes は View Storage Accelerator 機能と互換性があります。Virtual SAN は SSD ディスクでキャッ シュレイヤを提供し、View Storage Accelerator 機能は起動時の IOPS を削減してパフォーマンスを向上させるコンテ ンツベースのキャッシュ機能を提供します。
Virtual Volumes 機能には以下の要件があります。
n vSphere 6.0 以降のリリース。
n 適切なハードウェア。特定のストレージベンダーは、vSphere の統合や Virtual Volumes のサポートができるスト レージプロバイダを供給する責任があります。すべてのストレージプロバイダは VMware に認定され、適切に配置 される必要があります。
n 仮想マシン上にプロビジョニングするすべての仮想ディスクは、1 MB の偶数倍である必要があります。
Virtual Volumes は vSphere 6.0 の機能です。要件、機能性、背景、およびセットアップ要件の詳細については、『vSphere ストレージ』ドキュメントの Virtual Volumes に関するトピックを参照してください。