いを続けて話し,話題からそれてしまっ て相手に伝わりにくいことがある。
○マス目の数を確認して,拗音や促音が含 まれた単語を書くことができる。
○自分の害いた文を正しく読むことができ る。
一55一
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く中学校〜実践例3一一〉
・日 時:平成19年10月19[】捻)2校崎
・場 所:中2D組教室
・対 象:中学生6名(男子5名 女子1名)
・指導者:石川 基樹 栢相 愛
・指導期間:平成19年10月11日(木−10月31日(州 給時数 5時間 1.本題材で願う「学び」の婆
一緒に版画作りに取り組む中で,版を刷ること
やたくさんの作品ができることに楽しさを感じな がら,仲間の頑張りや作品のよさに気付いていく
姿。
2.題材設定の理由
美術科石川グループは,男子5名,女子1名の 計6名で構成されている。本グループの生徒は今
まで「夏休みの思い出」を措くことや「こま作り」
の工作に取り組んだ。下絵を措くにあたっては,
教師の漬示を見ながら絵を描くことができる生徒 や,手本を見て模写することができる生徒がいる。
色を塗ることについては,水彩絵の具で下絵に沿 って塗ろうとすることができるが,下絵から色が
はみ出てしまう生徒が多い。手順の理解について は,2つ3つの工程であれば,手順を理解するこ
とができるが,エ程が多くなると何をしたらよい か分からなくなり,活動が中断してしまうことが 多い。鑑賞については,感想を言うことが好きな
生徒や教師の問いかけに簡単な感想を言うことが できる生徒がいる。しかし,積極的に仲間の様子
や作品に関心をもつ生徒は少ない。
本題材では,スチレン板版画を取り上げる。ス チレン板版画は,鉛筆の筆圧で簡単にくぼみをつ けることができることから,絵を措くように版を 作ることができ,仕上がりのイメージがつきやす い。また,単色刷りなので下絵から色がはみ出す こともなく,失敗がないことから全員が完成した 喜びを感じることができると考える。さらに,ス チレン板は水洗いできるので,色を変えて刷るこ
とができる。このように活動に継続して取り組む 中で,様々なインクの色を自分で選びながら刷る
ことや,たくさんの作品を完成することができた
という楽しさを感じることができると考える。さ らにスチレン枚版画作りを通して,「版を彫り,
色を原版に塗って刷る」という活動の繰り返しか ら,「私の作品どうかな?」「こんなにできたぞ!」
「今度は,この版・色で刷ろう!」と意欲的に作
品作りに取り組む姿を目指す。
描くテーマは,1回目は「バナナ」や「りんご」
などの「果物」とし,2回目は「栗」や「落ち葉」
などの「秋」をテーマにした。いずれも,形を単
純化しやすいものを選ぶ。色や形をイメージしや すくすることで,版を彫りながら「どの色を塗ろ
うか」と考えながら,刷る活動に移れると考える。
また,選ぶことの楽しさを感じるために,下絵や インクの色を数種類用意し,自分で好きなものを 選択できるようにする。
指導に当たっては,ビデオや工程表を活用し,
制作の工程が見て分かるようにしていく。また,
一時間で「彫る一刷る」の活動に取り組むととも に,繰り返し刷る活動を行う中で,できるだけた
くさんの作品を完成することができるようにして いく。
彫る活動では,普段使い慣れている鉛筆を用い るため,くぼみが付きやすいやわらかいスチレン 板を使用する。刷る活動では,作品にインクが付 かないように,補助教材を作成する。
また,仲間の活動の様子への気付きを促すため,
生徒たちが動きやすくお互いの活動が見合えるよ うな場の設定をしていく。
作品の鑑賞をする場面においても,仲間の作品
に注目することができるように天井から作品を吊 り下げて見やすく掲示をする。お互いの作品を見 合いながら好きなところを伝える場面を設定する 中で,仲間の頑張りや作品のよさに気付いていけ
るように促していく。
−59−
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・線に沿ってなぞることができる。
・いろいろな色の模様を選んで作品を作る ことができる。
・自分の作った作品の中から好きなものを D
○線に沿って丁寧になぞることができる。
○インクの色を選び,版にまんべんなく色 を塗って刷ることができる。
○自分や仲間の作品の中から,好きなとこ ろを伝え,理由についても話すことがで きる。
・線に沿って力を入れてなぞることができ る。
・いろいろな色の模様を選んで作品を作る ことができる。
・自分の作品の中からよいと思ったものを K
○線に沿って強すぎないように加減をしな
2
がらなぞることができる。
○インクの色を選び,版にまんべんなく色 を塗り,継続して刷ることができる。
○自分や仲間の作品の中から,好きなとこ ろを伝え,理由についても話すことがで きる。
・線に沿ってなぞることができる。
・いろいろな色の模様を選んで作品を作る ことができる。
・自分の作った作品の中から好きなものを
Q
3
○線に沿って丁寧になぞることができる。
○インクの色を選び,版にまんべんなく色 を塗って刷ることができる。
○自分や仲間の作品の中から,好きなとこ ろを伝えることができる。
・線に沿ってなぞることができる。
・いろいろな色の模様を選んで作品を作る ことができる。
・自分の作った作品の中から好きなものを
S
3
○線に沿って丁寧になぞることができる。
○インクの色を選び,版にまんべんなく色 を塗って刷ることができる。
○自分や仲間の作品の中から,好きなとこ ろを伝えることができる。
4.題材の目標
○下絵をなぞって版を作ることができる。
○インクの色を選び,版にまんべんなく色を塗っ て刷ることができる。
○自分や仲間の作品の中から,好きなところを伝 えることができる。
5.指導計画 (全体5時間 本時5/5時間)
主な学習活動 時数
版画を彫る。
1
・「果物」の絵を彫る。
版画を刷る。
・版の刷り方を知る。
1
・「果物」の版画を刷る。
・完成した版画を見合う。
下絵を描く。
1
・「秋」をテーマに絵を措く。
版画を彫る。
・「秋」をテーマにした絵を彫る。
版画を刷る。 2
・版の刷り方を確認する。 本時
2/2
・「秋」をテーマにした版画を刷る。
・完成した版画を見合う。
6.題材にかかわる生徒の実態と個別目標
※学年の○印は女子 生徒の実態
題材の個別目標
・線を見ながら,大まかになぞることがで きる。
・二色の模様を繰り返し貼って,作品を作 ることができる。
・教師の簡単な質問に答えて,自分の作っ た作品の中から好きな色を選ぶことがで きる。
○線をよく見ながら強くなぞることができ る。
○インクの色を選び,版をよく見ながら色 を塗って刷ることができる。
○教師の質問を手がかりに,自分や仲間の 作品の中から,好きなところを伝えるこ
とができる。
一61一
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く中学校〜実践例4一一〉
・日 時:平成19年10月19[】捻)3校崎
・場 所:中1D組教室
・対 象:中学生6名(男子3名 女子3名)
・指導者:笹原 光恵
・指導期間:平成19年10月15日偶ト10月31日休) 給時数 4時間 1.本題材で願う「学び」の婆
自分のことを伝えたり,相手の発言を聞いたり することを通して,伝わる楽しさを感じながら,
相手にわかりやすい伝え方を考えていく姿。
2.題材設定の理由
国語科笹原グループは,1年生3名,2年生1 名,3年生2名の計6名で構成されている。学校
生括で進んで仲間同士で会話をする姿がみられる が,会話の内容がなかなか広がらない生徒が多い。
単語や2〜3語文で仲間や教師に伝えるため,相
手からの質問がないと内容が伝わりにくかった り,自分の思いや要望を伝えることを優先するた
めに前後の内容が伝わりにくかったりする姿が見 られる。ほとんどの生徒が教師や仲間の許の内容 を理解することができるが,全体の指示を聞くこ
とに課踵がある生徒や集中して話を聞くことがま だ難しい生徒もいる。
本題材「ったえよう −自分のこと−」では,
生徒一人一人が自分の持ち物や小さい頃などの写 真について伝える活動と,相手の発言を聞いてた
くさんの写真の中から話の内容に沿った写真を選 ぷ活動に取り細.む。どれが自分に関係する写真な
のかを相手に伝えるためには,相手がどの写真な
のか分かるような特徴をとらえて伝えることが必 要だと考える。この特徴をとらえて伝えなければ,
相手は写真を正しく選ぶことができないため,相
手に伝わったかどうかが分かりやすいと考えた。
また,相手が伝えた特徴と写真の特徴を対応させ なければ写真を選ぶことが難しいため,特徴を開
き根っていたかどうかを自分で確かめやすいと考 えた。
活動の中で,自分のことを伝え,相手に知って もらうことで,伝わった楽しさを感じて取り組む
ことができるとも考えた。相手に伝わる楽しさを 感じることで,相手に分かりやすく伝えることの
大切さも感じてほしいと願っている。この大切さ を感じることで,相手に分かりやすく伝えたいと
いう思いをより強くもつことができるのではない かと考えた。
相手に分かりやすく伝えることができるように なるためには,実際に伝える経験を多くもつこと
も大切だと考える。相手に伝える経験を繰り返し ていくことを通して,相手に伝わった楽しさを感
じながら,相手がどのように聞き取るかを考えて
伝えることが身に付いていくのではないかと考え た。本選材では,伝える経験をたくさんもてるよ
うに,伝える横会をたくさん設定していく。
指導に当たっては,写真は情報屋が多いため,
背景を消すなどして相手に分かりやすく伝えるた めの特徴を精選し,生徒たちが取り組みやすいよ
うにする。その上で,ジェスチャーや指さしをし ないなどのルールを設定し,写真の特徴を言葉で 伝える活動に取り組めるようにする。
そして,伝えた言葉を録音し,再度聞き返す活 動を取り入れることで,自分や相手の伝えた内容
を振り返ることのできるようにする。併せて,伝 えた言葉を板書して,視覚的にも振り返りやすく する。
−65−