第一部 第十六改正日本薬局方原案の作成に関する細則
4. 液体クロマトグラフィー又はガスクロマトグラフィーを用いる場合の表記
4.4 その他の表記例
4.4 その他の表記例
移動相及びカラム温度の切り替え : アミノ酸標準溶液0.25 mLにつき,上記の条件で操作する とき,アスパラギン酸,トレオニン,セリン,・・・,アルギニンの順に溶出し,シスチン とバリンの分離度が2.0以上,アンモニアとヒスチジンの分離度が1.5以上になるように,
移動相A,B,Cを順次切り替える.また,グルタミン酸とプロリンの分離度が2.0以上に
なるように,一定時間後に昇温する.反応試薬 : 酢酸リチウム二水和物408 gを水に溶か し,酢酸(100) 100 mL及び水を加えて1000 mLとする,この液にジメチルスルホキシド
1200 mL及び2-メトキシエタノール800 mLを加えて(I)液とする.別にジメチルスルホ
キシド600 mL及び混和した後,2-メトキシエタノール400 mLを混和した後,ニンヒドリ
ン80 g及び水素化ホウ素ナトリウム0.15 gを加えて(II)液とする.(I)液3000 mLに,
20分間窒素を通じた後,(II)液1000 mLを速やかに加え,10分間窒素を通じ混和する.
移動相流量 :毎分約0.275 mL 反応試薬流量 :毎分約0.3 mL システム適合性
システムの性能 : アミノ酸標準溶液0.25 mLにつき,上記の条件で操作するとき,トレオニン とセリンの分離度は1.5以上である.
4.4.3 昇温ガスクロマトグラフィー
5.01 生薬試験法の純度試験(2)総BHC及び総DDT
試験条件
検出器 : 電子捕獲型検出器
カラム : 内径0.3 mm,長さ30 mのガスクロマトグラフィー用石英製キャピラリーカラムの内
壁にガスクロマトグラフィー用7 % シアノプロピル-7 % フェニル-メチルシリコーンポ リマーを0.25 ~ 1.0 µmの厚さで被覆したもの.
カラム温度 : 注入後,2分間60℃に保ち,その後200℃まで毎分10℃で昇温し,次いで260℃
まで毎分2℃で昇温する.
キャリヤーガス : ヘリウム
流量 : すべての対象物質の保持時間が10分から30分となるように調整する.
システム適合性
検出の確認 : 標準溶液1mLを正確に量り,ヘキサンを加えて正確に10mLとする.この液1µL から得た各対象物質のピーク面積が,標準溶液から得た各対象物質のピーク面積の5~15 % になることを確認する.
システムの性能 : 標準溶液1 µLにつき,上記の条件で操作するとき,各対象物質のピークが完 全に分離するものを用いる.
システムの再現性 :標準溶液1 µLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,各対象物質 のピーク面積の相対標準偏差は10 % 以下である.
4.4.4 純度試験において定量法を準用する場合の表記例 試験条件
検出器,カラム,カラム温度.移動相及び流量は定量法の試験条件を準用する.
面積測定範囲 : 溶媒のピークの後から□□□の保持時間の約×倍の範囲 システム適合性
システムの性能は定量法のシステム適合性を準用する.
検出の確認 : 標準溶液1 mLを正確に量り,移動相を加えて正確に10 mLとする.この液×µL から得た□□□のピーク面積が,標準溶液のピーク面積の7 ~ 13 % になることを確認す る.
システムの再現性 : 標準溶液×µLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,□□□のピ ーク面積の相対標準偏差は2.0 % 以下である.