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第3章 ごみ処理基本計画

第2節 ごみ処理の目標

1.基本理念と基本方針

本町では、『循環型社会』の実現のため、住民・事業者・行政が一体となり、3R(発生 抑制・再使用・再生利用)の取組を推進し、環境に配慮した安全で効率的なごみの適正処理 を行うことで『環境にやさしい利便性の高いまち』を目指します。

◆図表

3-23

基本理念と基本目標

■基本理念

環境にやさしく利便性の高いまち

■基本方針

ごみの排出抑制の推進

ごみの排出抑制は、住民・事業者・行政が協働して積極的に取り組む ことが必要であるため、住民は「ごみとなるものを家庭に持ち込まな い」、事業者は「ごみになるものを作らない、売らない」等のごみを出 さないライフスタイルに変えていくことを推進すると同時に、行政はそ の取組を支援します。

再資源化の推進

ごみの再資源化の推進を図るため、再資源化を前提とした資源ごみの 分別収集や資源の有効利用を進めていきます。そのため、住民・事業者 はごみを正しく分別することを基本とし、行政はその取組を支援しま す。

適正処理の推進

さが西部クリーンセンターでの燃えるごみ、燃えないごみ及び粗大

ごみの適正処理を継続します。あわせて、民間施設で実施しているリ

サイクル物の適正処理も継続する方針とします。

2.数値目標

2.1 人口の推計

人口の推計は、「江北町まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」の数値を採用しました。

創生長期ビジョンの予測値は

5

年間隔(平成

32

年度、平成

37

年度、平成

42

年度)となっ ていることから、この間の予測値は近似式から試算し、予測値として採用しました。

なお、平成

28~31

年度の推計人口は、平成

27

年度(実績)と平成

32

年度の間を直接補間 で試算した予測値を採用しました。

◆図表

3-24

人口推計

9,515 9,409

9,269

9,104

8,923

6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 11,000

18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43

実績 江北町まち・ひと・しごと創生長期ビジョン 本計画人口 年度

2.2 ごみ排出量の将来見込み

 家庭系ごみの排出量及び集団回収量の合計は、将来人口の減少に伴い減少傾向とな ることが予測されます。

 事業系ごみの排出量は、現状の横ばい傾向となることが予測されます。

 ごみ排出量(家庭系ごみ+事業系ごみ+集団回収)を江北町の人口と

365

日で割っ た

1

人1日当たりごみ排出量は、将来人口が減少しているため増加傾向となること が予測されます。

◆図表

3-25

ごみ排出量の将来見込み(現状推計)

【家庭系ごみ排出量】

【事業系ごみ排出量】

2,001

1,820

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 t/年

年度

実績 推計

599 598

0 100 200 300 400 500 600 700 800

18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 t/年

年度

実績 推計

35 32

0 10 20 30 40 50 60

18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 t/年

年度

実績 推計

◆図表

3-26 1

人1日当たりごみ排出量の将来見込み(現状推計)

◆現状推計とは

ごみ発生抑制のための現状の取組を継続した場合で、新たな施策を行わなかった場合の将来の 予測値です。

742

756

574 571

500 550 600 650 700 750 800

18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43

ごみ排出量(家庭系+事業系+集団回収) 家庭系(集団回収込)

g/人日

年度

実績 推計

2.3 ごみ排出量の目標

 本町の1人

1

日当たりごみ排出量は、全国平均や佐賀県平均と比べて少ないため、

高い目標設定ではなく、実現可能な目標を掲げました。

 家庭系ごみは、平成

43

年度までに「手付かず食品や食べ残しの削減」、「分別徹 底」等により1人

1

日当たりごみ排出量を平成

27

年度より

22g/人日削減する目

標としました。

 事業系ごみは、平成

43

年度までに「自社で発生する古紙類などの再資源化の推進」、

「事業所内の書類や帳票類を電子化にすることで印刷する紙を少なくするペーパー レス化の推進等によるごみの減量化」等により、年間排出量を平成

27

年度より約

10%削減する目標としました。

◆図表

3-27

ごみ排出量の目標値

【家庭系ごみ排出量(1人1日当たりごみ排出量)】

【事業系ごみ排出量(年間排出量)】

574 564 558 552

400 450 500 550 600

H27 基準年度

H33 中間目標年度

H38 中間目標年度

H43 目標年度 g/人日

22g削減 約4%削減

599 579 559 539

0 200 400 600

H27 基準年度

H33 中間目標年度

H38 中間目標年度

H43 目標年度 t/年

60t削減 約10%削減

◆図表

3-28

ごみ排出量の目標達成後のごみ排出量の推移

区分 現状(H27) H33 H38 H43

家庭系ごみ

t/年 2,036 1,902 1,848 1,791

g/人日 574 564 558 552

抑制量 - ▲10g ▲ 16g ▲ 22g 事業系ごみ t/年 599 579 559 539

抑制量 - ▲ 20t ▲ 40t ▲ 60t

合計

t/年 2,635 2,481 2,407 2,330

g/人日 742 736 727 719

抑制量 - ▲ 6g ▲ 15g ▲ 23g

◆図表

3-29

ごみ排出量の将来推計(目標推計)

【年間ごみ排出量】

【1人1日当たりごみ排出量】

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43

集団回収 事業系ごみ 家庭系ごみ 現状推計 t/年

年度

実績 推計

2,330 2,635

742

719

574

552 500

550 600 650 700 750 800

18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43

ごみ排出量(家庭系+事業系+集団回収) 家庭系(集団回収込)

家庭系(集団回収込(現状推計)) ごみ排出量(現状推計)

g/人日

年度

実績 推計

※佐賀県西部広域環境組合のごみ処理広域化基本計画との比較

 佐賀県西部広域環境組合では、平成

28

年から4市5町にて広域処理を 行っている。広域化計画において見 込んだ本町分のごみ量は、平成

40

年度において

2,576t

である。

 本計画の見込み値(目標値)は、広 域化計画の数値を参考に設定し、平 成

40

年度において、組合計画値を 下回る年間

2,377t

となる。

2.4 再資源化の目標

 燃えるごみ中に含まれる紙類やペットボトル、容器包装プラスチックなどの資源物 の分別を徹底することにより資源物の回収量を増やし、リサイクル率を平成

43

年 度において、約

14%とする目標としました。

◆図表

3-30

リサイクル率の目標

2,556 2,451 2,377 2,559 2,573 2,576

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 ごみ排出量:t/年

本計画の見込値(目標値)は 組合計画値より下回る

佐賀県西部広域環境組合 策定(H25)

年度

12.0% 13.5% 13.8% 14.1%

0%

5%

10%

15%

H27 基準年度

H33 中間目標年度

H38 中間目標年度

H43 目標年度 6

2.5 最終処分量の目標

 最終処分量は家庭系及び事業系の燃えるごみの排出抑制や、溶融スラグ・溶融メタ ルの資源化の推進により、平成

43

年度において

54t

まで削減する目標としました。

◆図表

3-31

最終処分量の目標

2-6 目標値のまとめ

本計画の目標達成後のごみ処理フローは、以下のとおりです。

◆図表

3-32

ごみ処理フロー(H43)

注)

1.リサイクル率=(資源化量+集団回収量)÷(排出量+集団回収量)×100 2.最終処分率=最終処分量÷排出量×100

223

58 56 54

0 50 100 150 200 250

H27 基準年度

H33 中間目標年度

H38 中間目標年度

H43 目標年度 t/年

6

32 t 328 t

【14.1 %】

91 t 205 t

4.0 8.9

259 t 11.3

2,298 t 2,298 t 2,207 t 54 t

100 96.0 2.3

1,948 t 84.8

0 t 54 t

0.0 2.3

最終処分量

排出量 計画処理量 中間処理量 処理後最終処分量

減量化量

直接最終処分量

処理残渣量

集団回収量 総資源化量

直接資源化量 処理後再生利用量

~ 日頃の生活の中での取組 ~

ちょっとした ことでごみを減らすことができます。

身近なことから一つ一つ始めましょう。

買い物へ行く時は、マイバッグを持参しましょう!

不要なレジ袋や過剰包装は断るようにしましょう!

調理くずは、コンポストなどを利用して堆肥化し、

家庭菜園などに利用しましょう!

着なくなった洋服は、フリーマーケットへ出品した り、知人や近所の人に譲りましょう!

シャンプーや洗剤など、詰め替え商品があるものに ついては、詰め替え商品を購入しましょう!

外出するときは、マイボトルを持参し、不要なペッ トボトルの削減に努めましょう!

食事の量を考えて、作りすぎないようにしましょう!

作った料理は食べ残さないようにしたり、翌日のお弁 当に利用しましょう!

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