・手数料の徴収方法として、家庭系ごみは、指定ごみ袋を、事業系ごみは、現金徴収・納入通知書 を採用している都市が多い。現金徴収・納入通知書は、処理施設への搬入時の計量により手数料 を算出している。
・指定袋の種類が多くなるほど、要する作製コストは増える傾向は見られるものの、ごみ排出実態の 状況監視や在庫管理等の見直し等により、コスト増を抑制することはできるものと考えられます。
(出典:環境省「自治体のごみ処理有料化施策に関するアンケート調査」H18 年) 図-43 家庭系ごみ有料化実施都市における事業系ごみ処理手数料の徴収方法
図-42 有料化実施都市の徴収方法
【家庭系ごみ】 【事業系ごみ】
指定袋 46(67%) シール 5(7%)
現金徴収・納入通知書 5(7%)
指定袋・
シール 13(19%)
N=69
指定袋・シール 4(6%) 指定袋
15(21%)
指定袋・
定形容器 1(1%) シール
27(37%) 現金徴収・
納入通知書 26(35%)
N=73
(出典:各都市の手数料条例から加工) 6
2
0 0 0
1 1
0 0
6
0 1 2 3 4 5 6 7 (市数)
N=8
家 庭 系
事 業 系
指定袋 指定袋・
シール
シール シール・
納入通知書
現金徴収・
納入通知書 中核市の場合
12
2 2
0 0
4
0 0 1
11
0 2 4 6 8 10 12 14
N=16 (市数)
家 庭 系
事 業 系
指定袋 指定袋・
シール
シール シール・
納入通知書
現金徴収・
納入通知書 県内市の場合
※手数料の料金体系が、排出量単純従量制で有料化の 対象を可燃ごみと不燃ごみとしている都市におい て、有料指定袋の作製コスト(作製費、保管搬送 費、取扱店販売手数料など)を可燃ごみと不燃ごみ の排出量で除して算出した。
(出典:地方行財政調査会「都市のごみ処理有料化に 関する調べ 2008」から加工)
図-44 有料指定袋の種類数別の指定袋等作製コスト(人口 10 万人以上の都市)
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000
N=28 (円/t)
1種類 2種類 3種類 4種類 5種類
- 50 -
6ごみ処理手数料の減免対象
・災害時の他は生活保護世帯など低所得者に対するものが多い。制度としては、減免申請により一 定枚数を無料配布する都市が多い。
・多くの都市が減免対象としている岐阜市の状況は次のとおり。
有り 25(67.6%) 無し
12(32.4%)
12 15 8
6 8 5 5 3
7
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18
天災火事 生活保護世帯 身障者 児童扶養手当等 高齢者介護 乳幼児 紙おむつ 剪定枝葉 ボランティア
(市数)
N=37
有り 8(100%)
8 7 3
1 2 2
4 0
4
0 2 4 6 8 10
天災火事 生活保護世帯 身障者 児童扶養手当等 高齢者介護 乳幼児 紙おむつ 剪定枝葉 ボランティア
(市数)
N=8
有り 15(100%)
天災火事 生活保護世帯 身障者 児童扶養手当等 高齢者介護 乳幼児 紙おむつ 剪定枝葉 ボランティア
15 10
2 0
1 2 1 0
5
0 2 4 6 8 10 12 14 16
(市数)
N=15
図-45 有料化実施都市の減免制度
(出典:H17 札幌市廃棄物減量等推進審議会資料から加工)
(出典:各都市の手数料条例から加工)
(出典:各都市の手数料条例から加工)
図-46 火災件数の推移 図-47 生活保護世帯の推移 図-48 要介護度 3~5 の認定者の推移
図-49 3 歳未満の人口の推移
(出典:岐阜市統計書から加工)
(出典:市政概要から加工) (出典:市政概要から加工) (出典:市政概要から加工)
2,633 2,770 2,950 3,597
4,314
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000
H18 H19 H20 H21 H22
(世帯)
図-50 都市美化ごみ(普通ごみ)の推移
(t/年)
674 641 706 661 779
0 200 400 600 800 1,000
H18 H19 H20 H21 H22
(出典:事業概要から自然共生部が加工) 102
124
101 94 75
0 20 40 60 80 100 120 140
H18 H19 H20 H21 H22
(件)
4,927 5,281 5,382 5,376 5,491
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000
H18 H19 H20 H21 H22
(人)
10,914 10,579 10,581 10,585 10,425
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000
H18 H19 H20 H21 H22
(人)
【人口 10 万人以上】
【中核市】
【県内市】
- 51 -
・岐阜市の粗大ごみ処理手数料の徴収に係る減免対象は、次のとおり。
Ⅲ ごみ処理有料化制度の実施のあり方
1 他施策との併用
・有料化と同時又はその前後に、約 70%の都市が、ごみ分別の受け皿整備(資源分別回収)を拡充す ることにより、減量効果の強化と市民負担の軽減に取り組んでいる。
・小規模事業者から排出されるごみについては、約 70%の都市が、家庭系ごみと同様な取り扱いを している。
表-10 岐阜市の粗大ごみ処理手数料の減免制度
○岐阜市廃棄物の処理及び清掃に関する条例 (手数料の減免)
第 9 条 市長は、災害その他特別の理由があると認められるときは、第 6 条に規定する手数料又 は前条に規定する費用を減免することができる。
○岐阜市廃棄物の処理及び清掃に関する規則 (手数料の減免)
第 8 条 条例第 9 条の規定により手数料の減免することができる者の範囲は、次の各号の一に該 当する者とする。
(1) 生活保護法(昭和 25 年法律第 144 号)第 11 条に規定する扶助を受けている者 (2) 天災その他の災害を受けた者
(3) その他市長において必要と認めた者
図-51 家庭系ごみ有料化を契機とした資源物回収の拡充
(出典:東洋大学 山谷修作教授「第 3 回全国都市家庭ごみ有料化に関する調査」H20 年) 121
36 27 18
77 15
0 20 40 60 80 100 120 140
資源物の回収品目を増やした 資源物の回収回数を増やした 資源物の回収を開始した 資源物の回収場所を増やした 拡充はしていない
その他 N=243
(市数)
図-52 家庭系ごみ有料化実施時における小規模事業系ごみの扱いの変更
(出典:東洋大学 山谷修作教授「第 3 回全国都市家庭ごみ有料化に関する調査」H20 年) N=242
変えなかった 144(59.5%) 家庭系ごみと同じ指定袋・
シールを使用して出せる 28(11.6%) 事業系ごみ専用の指定袋・
シールを使用して出せる 27(11.2%) 有料化を機にすべて直接搬入や 許可業者収集に切り替えた
25(10.3%) その他 18(7.4%)
- 52 -
・併用施策から見た有料化の実施時期としては、約 70%の都市が「同時期に実施がよい」としている。
・資源化量の効果を見ると、実施時期による大きな違いは見られない。