20mM sodium 1−heptanesulfbnate水溶液のpHを2%リン酸水溶液で3.0,3.5 および4.0に調整し,ピークの半値幅に対する影響を調査した。
pH 3.5において,抽出試料におけるCPおよびEMピークの半値幅は標準品 におけるピークの半値幅とほぼ同等で,安定した分析を行なうことができると 判明した(Fig.24)。以後の実験において,カウンターイオン溶液のpHは3.5
とした。
(3)カウンターイオンの種類
催吐アルカロイドのHPLC分析に最適なカウンターイオンを決定するため,
20mMの濃度, pH 3.5で調製した種々のカウンターイオン溶液をエタノールと 混合し,HPLC分析を行なった。 CPの保持時間が10.7〜13.5分の範囲になるよ
う混合比および流速を調節した。Sodium 1 −heptanesul fo nate水溶液とエタノー
ルの混合液を用いた際に,検出された未知化合物数が6で最も多く,不定根抽 出試料中の化合物の分離が最も良好であった(Fig.25)。加えて,標準品および 抽出試料におけるCPおよびEMピークの半値幅がほぼ一致しており,安定し
た分析を行なうことができた(Fig.26)。
1。ooo〔 . _一一 。如
A)Pentane
s cp
I50CO l
EM
−… ・一鳥・・.∴e..・。,
|。。。。pv 。hl C)Heptane 6
1 CP
6000− r
コ(⊃re 8もぷ
Fig.25
ポ 1 Bl A6.ahe 51而l
s・c・1 9P
L≦)会○も…一謝
100co蜻@ eh l
D)Octane 4
CP
Go oo
4⊇=昼劉.㌔譜
トコン不定根抽出試料のHPLCクロマトグラム 各クロマトグラムの右上の数字は,検出された未知化合物数を表す。
赤丸は,検出された未知化合物のピークを示す。カラム:TSKgel ODS−120A(東ソー),カウンターイオン:A)pentane;sodium
1−pentanesulfonate, B)hexane;sodium 1−hexanesulfonate, C)heptane;
︵︒旦工壱言出邸=
050く︼0 3︵∠︹∠11▲ く∨0 ●● ●● ●● ●●
●● ●●●●
●●●EM
●CP
STD Extract STD Extract STD Extract STD Extract pentane hexane heptane octane
Fig.26 CPおよびEMピークの半値幅に対するカウンターイオンの影響
カラム:TSKge10DS・120A(東ソー),カウンターイオン:A)pentane;sodium I−pentanesulfbnate, B)hexane;sodium 1 −hexanesul fonate, C)
heptane;sodium 1−heptanesulfonate, D)octane;sodium i−octanesulfonate,
移動層:A)pentane−EtOH(75:25), B)hexane−EtOH(70:30), C)heptane,
D)octane−EtOH(65:35)流速:A)pentane;0.8 m1/min,他B−D;1.O ml/min,カラム温度:60°C,検出波長:285 nm。
移動層に20mM sodium 1−heptanesulfonate(2%リン酸でpH 3.5に調整)一エ
タノール(65:35)を用い,カラム温度60°Cで分析を行なった際に,催吐アル カロイドを最もよく分離できた。また,抽出試料と標準品とで生じるCPおよ びEMの保持時間の差も, CPで0.9秒, EMで3.3秒と,非常に小さい値になった(Table 8)。
Table 8 根抽出試料と標準品におけるCPおよびEMの保持時間の違い
Retention time(min)
Standard
Extract Difference(sec)New condition CP 11、41±0.009
EM l3.83±0.010
11.42±0.001 13.89±0.001
0.9±0.009 3.3±0.010
移動層:20mM sodium 1 −heptanesul fonate(pH 3.5)一エタノール(65:
35),流速:1.2ml/min,カラム温度:60°C検出波長:285 nm。*Difference
(sec)は,標準品および抽出試料におけるCPおよびEMの保持時間の
差を示す。第三項 分析カラムの検討
60°Cという比較的高いカラム温度において,CP, EMおよび未知化合物の分 離に最適なカラムを検討するため,60°Cでの使用がメーカーにより保証され ているCAPCELL PAK CI8 MGII, ACRおよびUGI20を試験した。 MGIIを用い た場合にのみ,CPピークの直後に未知化合物の小さなピークを検出することが できた(Fig.27)。標準品との保持時間の差は, uGl20を使用した際にcPは 0.4秒と非常に小さい値であったが,EMは65.3秒も差があった。 MGIIでは,
CP, EM共におよそ4秒と小さい値であった(Table 9)。以上の結果より,MGII
を用いることとした。
mV
,2°°°P−丁二11 石可一 −i JEM 一一 r 一一一一一一戸1
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Fig.27トコン不定根抽出試料のHPLCクロマトグラム
カラム:CAPCELL PAK C18 MGII(資生堂),移動層120 mM sodium
1−heptanesulfonate(pH 3.5)一エタノール(65:35),流速:1.2 ml/min,
カラム温度:60°C,検出波長:285nm。
Table 9 トコン培養不定根抽出試料と標準品におけるCPおよびEMの保持時間の違い
Retention time(min)
Standard