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図339801調査地点遺構配置実測図(1/200)
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66
b、調査の経過
1998年7月28日I区調査開始。
1998年8月18日I区全体写真撮影。
1998年8月20.21日Ⅱ区表土剥ぎ・排土移動。
1998年9月7日Ⅱ区全体写真撮影。
1998年9月10日発掘調査終了。
c・調査の組織
調査員:小畑弘己・大坪志子 事務担当:松嶋木綿子
発掘作業員:江島賢一・岡崎光子・押方富江・緒方智子・甲斐田末男・黒木タケ子・古賀敬子・小 細工洋子・白石美智子・新里亮人・高橋久美子・高松北子・土田ちえみ・橋口剛・
林田恵子・番山明子・福田久美子・藤江望・藤木聡・堀川貞子・松井昭子・丸山 京子・水上順子・宮村邦子・森川征子・森川護・森田ミドリ
整理作業員:江口路・鬼塚美枝・小山正子・首藤優子・末吉美紀・土田ちえみ・長谷智子・林田 恵子・増井弘子・山嵜早苗
(2)調査区の基本層序(図34)
本地点の基本層序は、同構内の旧調査地点(9511)とほぼ同じである。上からI層一現代埋土(厚 さ60~80cm)、Ⅱ層一黒褐色土層(l0YR2/3)(厚さ40cm)、Ⅲ層一黒褐色土層(l0YR2/2)(厚 さ10~20cm)、Ⅳ層一黒褐色土層(lOYR3/3)となり、その性格は、1.Ⅱ層が現代埋土、Ⅲ層が 近世・近代耕作土、Ⅳ.V層が古代遺物包含層、V層下部が縄文時代遺物包含層、Ⅵ層が地山となる。
本調査地点ではⅣ層とV層の間に赤黒色の薄いマンガン沈殿層(2.5YRl/2)が認められ、これ まで一括していた黒褐色士層が分離された。よって、今後、本層は古代の時期区分の鍵層となる可能 '性もある。
土色帳の表記によると、Ⅱ層~V層まではすべて「黒褐色」という表現となるが、実感としては、
Ⅲ層一「茶褐色」士層、Ⅳ.V層一「黒褐色」土居、Ⅵ層一「黄褐色」士層であり、こちらの方が感 覚に訴えやすく、通常の土層の呼び名としてはこちらを利用している(立会調査などでの表記法)。
(3)検出遺構
今回の調査で検出した主な遺構は、7~9世紀前半の溝8条、竪穴住居趾3基、掘立柱建物1棟、
士坑1基などである。このほか、近世の濠2条がある。
<溝>
3号溝(図33)
調査区を斜めに貫く、幅7mあまりの濠状の遺構であり、調査区の中央を北東から南西に斜めに 走っている。東から延びる1号溝がこれに合流する。時期は本調査区検出遺構の中でももっとも新し い19世紀後半以降のものと考えられる。溝の方向はN-35o-Eで、水は南へ流下していたと考えら れる。溝の断面形は逆台形を呈し、幅8m、底辺幅4m、深さ1.6mほどである。土層の堆積状況か ら一度に埋められた可能性もある。溝底からは部位や形状が不明な脆弱な動物骨の集積が2ヶ所ほど 認められた。
67
南壁 LH=13.60m
⑥⑭
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上一
ⅡⅡ
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LH=13.60m オヒ壁I層:撹乱層 Ⅱ層:黒褐色土(lOYR2/3) Ⅲ層:黒褐色士(lOYR2/2) Ⅳ層:黒褐色土(lOYR2/2) Va層:黒褐色土(7.5YR3/2) Vb屑:暗褐色土(7.5YR3/4)
図置畿醐同臓・噸感諭什祠雪国珊塗図(一へ一三・一へ台)
1.Ⅱ
三三三三
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一二ニニーーーーニ 三二二z二Z
l層:暗褐色土層(lOYR3/4) 2層:褐色土層(lOYR4/4) 3層:暗褐色土層(lOYR3/4) 4層:暗褐色土層(lOYR3/4) 5層:褐色土層(lOYR4/4) 6層:暗褐色土層(lOYR3/3) 7層:黒褐色土層(lOYR2/3)
3号溝05m 曰 4号溝
l層:オリーブ砂質土層(5YR5/4) 2層:褐色砂質土層(lOYR4/4) 31Wi:オリーブ褐色砂質土層(2.5YR4/6)
マンガン沈澱層
4層:褐色土層(lOYR4/4) 5層:暗褐色砂質土層(7.5YR3/4) 6層:黒褐色土層(7.5YR3/2) 7層:極暗褐色土層(7.5YR2/3) 8層:暗褐色土層(lOYR3/4) 9層:褐色土層(lOYR4/4) 10層:にぶい黄褐色土層(lOYR4/3)
LH=1230mLH=12.60m
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号溝
30.32.33.31
1層:黒褐色土層(lOYR3/2) 2層:暗褐色土層(l0YR3/3) 3層:灰黄褐色土層(10YR4/2 4a層:暗褐色土(lOYR3/4) 4b層:黒褐色土層(l0YR2/3) 5a層:暗褐色土層(lOYR3/4) 5b層:黒褐色土層(l0YR2/3) 6a層:灰黄褐色土層(lOYR4/2 黒褐色土層(7.5YR3/2)9層:暗褐色土層(lOYR3/4)
黄褐色土層(l0YR5/6)10層:にぶい黄褐色土層(l0YR4/3)
にぶい黄褐色土層(lOYR4/3)11層:黒褐色土層(lOYR3/1) 褐色土層(lOYR4/4)マンガン含む 暗褐色土層(lOYR3/4)12層:褐色土層(lOYR4/4) 黒褐色土層(lOYR3/2)13層:にぶい黄褐色土層(lOYR4/3) 黒褐色土層(l0YR2/3)14層:灰褐色土層(lOYR4/2) 暗赤褐色土層(5YR3/2)2号溝LH=12.30m
礪礪礪漏鐇礪囑層
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)長50m4m
ミヱワ
l層:褐色土層(lOYR4/4) 2a層:褐色土層(l0YR4/4) 2b層:褐色土層(lOYR4/4) 2c層:暗褐色土層(lOYR3/4) 3層:暗褐色土層(lOYR3/4) 4層:黄褐色土層(lOYR5/6) 5層:黒褐色土層(lOYR2/3) 6a層:暗灰黄色砂層(2.5YR5/2) 6b層:褐灰色砂層(lOYR4/1) 6c層:暗褐色砂層(10YR3/4) 6.層:暗褐色砂層(lOYR3/3) 6e層:暗褐色土層(lOYR3/3) 7層:暗褐色士層(lOYR3/4)
30.40号溝
l層:黒色土層(5YRL7/l) 2層:暗褐色砂層(lOYR3/4) 3層:黒褐色砂層(7.5YR2/2) 4層:黒褐色混砂土層(7.5YR3/2) 5層:暗褐色砂層(7.5YR3/3)
2.50m]
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02m □ ̄1号溝(図33)
3号溝と合流するE-25o-Sの溝である。検出面からの深さは1m、幅は4mで、断面形はほぼ 逆台形である。3号溝と同時期と考えられる。
30~33.40号溝(図33)
調査区のほぼ中央部を南北方向に走る一連の溝群である。30号溝と31号溝は幅や深さともに明確な 溝状を呈するが、他の溝は不整形で形状が一致しない。堆積層は砂層やマンガンの沈殿した固い層が 互層となっており、水の影響を強く受けたことがわかる。遺物には古代を中心とした遺物が含まれて いる。
2号溝(図33)
I区で検出した南北方向の溝である。幅2.5m、深さ04mで、中央部分にさらに幅40cm、深さ 20cmの溝が付く二段掘りの構造をもつ。この面は水によるマンガン沈殿層で覆われ、非常に固い。
この層の下にさらにm状の掘り込みがあり、これが最初の溝の形状と思われ、マンガンの層を基準に 上下2枚の層に区分した。この下層から青銅製の帯金具が出土した。上層の年代は8世紀後半代まで 下る遺物が含まれるが、下層は7世紀後半~8世紀初頭の遺物を含み、設営時期はここまで遡るもの
と考えられる。よって蛇尾もこの時期に属すると考えられる。
4号溝(図33)
同じくI区で検出した幅1.8m、深き0.6mの断面形が逆台形の南北方向に走る溝である。溝中およ び基底部にマンガン沈殿層が存在し、層中でも3枚ほど確認できたが、遺物は5層下部のマンガン沈 殿層を境に上下層に分けている。その遺物には、上層に8世紀後半までのものを含むが、下層には7 世紀代の遺物を含むなど、時期的には2号溝とよく似ている。よって、溝の設営時期は2号溝とほぼ 同じ時期と思われる。
なお、この4号溝は2号溝と平行し、南北に走ることから、道路の側溝とも考えられる。しかし、
両者の形状が異なることやこの溝に流れ込む細い溝が道路面にあたる部分から検出されているため、
今のところその可能性は保留しておきたい。
25号溝(図33)
Ⅱ区北西部で検出した幅70cm、深さ10~20cmの浅い溝である。方向は他の溝と異なり、調査区に 平行するN-55o-Eである。遺物には6世紀末~7世紀初頭の須恵器・土師器片などが含まれてい た。
<竪穴住居趾>
28号竪穴住居趾(図35)
Ⅱ区調査区北端で検出した竪穴住居である。竈を西壁にもち、縦2.5m、幅30mを測る。南寄りに 硬化した床面が確認できた。柱穴は床内には検出できなかった。竈はすでに破壊されており、竈の材 である砂岩ブロックや粘土とともに土器片が散在していた。焚口の焼けた基底面が30×50cmの範囲に 残っていた。竈設営のための掘り穴が竈前面に直径70cm、深さ20cmで設けられている。竈からは土 師器の甕形土器の破片が出土した。
26号竪穴住居趾(図33)
調査区北壁に接して検出したもので、大半は調査区外へ延びる。検出面から深さ30cmほど残ってお り、硬化した床面を確認した。1辺は5mほどである。土師器坏が出土している。設営方向が25号溝 と平行することから、25号溝と同時期の可能性もある。
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1.医学部エイズ学研究センター・動物資源開発研究センター新営に伴う発掘調査(9801調査地点)
28号竪穴住居趾
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LH=12.30m
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7 LH=12.40m
l層:黒褐色土層(7.5YR2/2)
2層:暗褐色土層(lOYR3/4)
3層:暗褐色土層(lOYR3/4)
l層:暗褐色土層(lOYR3/4)
2層:褐色土層(lOYR4/4)
3層:褐色土層(lOYR4/4)
4層:褐色土層(lOYR4/4)
5層:にぶい黄褐色土層(75YR3/5)
焼土塊・灰が混じる
6層:褐色土層(lOYR3/3)
7層:褐色・黒褐色混土層
(lOYR4/4,lOYR2/2)
5号掘立柱建物趾’■ ECmN-Ⅱエヨ
〔二