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20 30 40 50 含水比∽(畑
図6−1標準締固め曲線と供試体作製点
係で室温を一・定には保てず,おおよそ20〜30℃の範囲であったい締固め作成時の供託体寸法は直径約5Oc恥 高 さ約125cmとした
所定の期間養生した供試体から,直径約5d00,高さ約1.9cmの供試体を切り出し,ほぼ同じ寸法の円筒に入 れ,そのまま吸水飽和させることなく遠心法により水分保持特性を求めた
6−1−2 実験結果
養生期間別のpFと含水比の関係を模式的に図6−2に示した.
花崗岩風化残積士の大三島A士については,養生日 数が増加しても供試体のpF値,pF一合水比曲線の変 化はほとんど見られなかった.
これに.対し,安山岩風化残帯土の五色台A土の乾燥 側では,養生日数の増加に伴って供試体のpF値が,
28から3−2近辺へと上昇している.また,供試体内 の水分分布を示すpF一合水比曲線も,より保水性の高 い方へと大きく変化している..最適含水比付近でも,
養生日数の増加に伴って供試体のpE値が,22から 25近辺へと上昇している.また,供試体内の水分分 布を示すpF一合水比曲線も,より保水性の高い方へと 大きく変化している〃湿潤側でも,養生日数の増加に 伴って供託体のpF値が,1.8から23近辺へと上昇し ている.また,供試体内の水分分布卑示すpF一合水比 曲線も,より保水性の高い方へと大きく変化している
鷲ノ山土の乾燥側では,養生日数の増加に伴って供 試体のpF億が,32から37近辺へと上昇している また,供試体内の水分分布を示すpF一合水比曲線も,
より保水性の高い方へと変化している.最適含水比付 近でも,発生日数の増加に伴って供試体のpF値が,
30から3.3近辺へと上昇している。.また,供試体内 の水分分布を示すpF一合水比曲線も,より保水性の高 い方へと変化している∴湿潤側でも,養生日数の増加 に伴って供試体のpF値が,28から31近辺へと上昇
している.また,供試体内の水分分布を示すpF一合水 比曲線も,より保水性の高い方へと変化している
ー締固め直後
−− 1日養生
・−−14日養生 0 初期含水此 大≡島A土
0 0 0
2 孔F 3
p
20
35 40 鷲ノ山土
45
含水比紗㈲
一
−−− 節固め直後 1日養生
−い−14日養生 ゝ 0 初期含水比
20 25 30
含水比抄(幻
図6−2 発生期間別のpFと含水比の関係模式図
6−2 努断強さ
一・般に,練り返した粘性土は,その後の時間の経過によって,いわゆるチクソトロビックな強度増加を示すい締固 めて築造されるフィルダムなどの土質構造物においても築造彼の時間の経過に伴う,このような強度増加が充分 起こりうると考えられる..
ー48一
各種の練り返した粘性士の経過時間に伴う強度増加については,Skemptonら46)によって報告されており,含 まれている粘土鉱物の違いによって強度増加の春慶の異なることが述べられている.また,練り返し後の経過時 間に伴う士粒子骨格構造と吸着水の構造の変化などが強度増加を引き起こすとの報告もなされている32)、Yong ら32)によって,練り返し土の初期水分などがその後の硬化畳を左右するとも報賃されているいまた,前田ら27)
によって練り返し含水義はその後の硬化畳に,初期含水比は硬化過程の形態に,それぞれ影響を及ばし硬化過程 に段階の存在することが報告されている.
締固め士についても,最適含水比付近より湿潤側で締固めた場合,チクソい巧らクな強度増加のあることが報告 されている32)nまた,鳥山58)によって,湿潤側でほ静昏時間の影響が,主として間隙圧砿表われると報告され ている.締固めた風化残帯士のうちでも,モソモリロナイトを大患に含んでいることも多い非晶質の安山岩風化 残積土では,比表面積が比較的大きいことが影響して,紆固め後の時間の経過に伴って勢断強さがかなり増加す ることが考えられる
ここでは,カオリン鉱物(カオリナイトなど)を主体とした花崗岩風化残帯土とキンモリロナイトを含み粘性 土的性質の強い安山岩風化残債土の養生後の勇断強さを比較した
6−2−1 供試土および実験方法
1)供試土
前節と同じ花崗岩風化残酷土1種と安山岩風化残稽土2種である 2)実験方法
前節のpF試験に供したものと同様に締固めた後,所定の期間(締固め直後および1,3,7,14日),室温で密 封養生した後,三軸圧縮試験に供した…設備の関係で室温を一定に.は保てず,おおよそ20〜30℃の範囲であった.
作成時の供試体寸法は直径約50cm,高さ約12二5cmとした
三軸圧縮試験には上記の養生後の供試体を,そのまま用いた.勢断条件は圧密非排水条件としたい三軸室に供 試体を設置した後,所定の側圧を加えて約30分間静置した.側圧は05〜2Ok抽の範囲とした.歪み速度ほ
0・2%//ふin.とした
6−2−2 実験結果
養生による粘着力の変化を図6−3に示した.
花崗岩風化残黄土である大三島A土の粘着力は,かなり変動するものの,養生によっては変わらない.
安山岩風化残帯土である五色台A士,驚/山土では,乾燥側および最適含水比付近,湿潤側を問わず,養生日 数が増加するにつれて,僅かであるが粘着力が増加している.特に,五色台A士では粘着力の増加が著しい,.こ のことは,五色台A土,驚ノ山土がモソモリロナイトをかなり含み,また,比表面積も全粒径範囲にわたってか なり大きく,特に,比較的粗粒な部分においても大きな比表面積を萌していることにも影響されているように考
えられる.
養生供託体における粘着力とpF値の関係を図6−4に示したり
花崗岩風化残帯土の大三島A士では,養生日数が増加しても供試体のpF値は変わらず,したがって,粘着力は 変わらない.
安山岩風化残帯土である五色台A土,鷲/山土では,乾燥側,最適含水比付近および湿潤側を問わず,発生日 数が増加するにつれて,供試体のpF値が上昇し,したがって,粘着力が増加している・特に,五色台A土では粘
○締固め宙後
●14日養生 大三島A士
−くトー乾 燥 側
−◆一痕適合水比
−◆−湿 潤 側
→−−ぺ−一〆・・−−J
大≡島A士
10 20 。k駈二⊥
1トい−・−−●−・−・・−‖−●
30 40
pF
− 一 乾 燥 側
−■一 億適含水比 湿 潤 側
○ 締固め直後
● 14日養生 五色台A士