このような、児童の発言がみ られたのは第二次の第
4時
「問い③‐答え、ま とめの要点を 捉 える」学習の中で、資料6と題名 を結び付け、筆者の願いが反映 された資料であるということを提えていたためであると考えられ る。
■
A
■
B
耐
C D
日
22
児童が選択 した根拠の観点■資料
1■資料
2田資料3
■資料
4■資料5
第
2項
「うなぎの段階Jを
機能 させる要素の有効性について本項では、つなぎの段階」を機能 させ る要素が、「応用可能な転移」を可能にす るために 有効であるかを検討 した。 なお、その機能 と実践での具体的活動については次の表に示 し た通 りである。
表
8「
つなぎの段階」を機能 させ る要素 と活動の対応表「つなぎの段階」 を機能 させ る要素 平成
25年
度 の実践 での具体的活動① 活用 させたい能力及び知識・技能に焦点 化 して学習 させること(「読み書き関連指導」
先行研究か ら援用)
「資料 と文章を対応 させて読む」視点に 限定 して教材 を読み、資料を補 う。
② 習得 した知識・技能を使 う場面をメタ認 知すること(実習校での「読み書き関連指導」
の実践 と分析の結果から仮謝
「グラフ」や 「表」を使 えない理由を考 え、それぞれ の資料 を使 う場 面 を知 る。
(1)選
択 した箇 所の適切性児童 が
3つ
目の問 い と答 えがあ る意味段落 で選択 した叙述 と資料 の種類 は次 の表 に示 し た通 りで ある。表
9
児童 が選択 した叙述 と資料 の種類 の対応表児童 が選択 した叙 述 は、資料 を付 け加 えて 「筆者 の説 明文 を助 ける」 とい う意 味 では適 切 な もので あった と考 え られ る。 そ の理 由は、資料 を付 け足す活動 を行 う際 に、次 の よ う な授業展 開 を行 つた こ とが要因であ る と考 え られた。
資料 の種類
表 グラフ 写 真 図
その他 絵
)児 童 が 選 択 し た 叙 述
①
空が急に暗 くなつた り〜あ たたかい風がふいた りする
0
07 2
②
富士山にかさがかかると雨 0 0
10 3
③
阿蘇 のけむ りが西 になび け ば雨、南になびけば晴れ
0
0 2
④ ②と③
0
0 73 2
⑤ ①と②
0 0 0
10
合 計 0 0 26 9 4
48
【逐語記録】
T:じ
ゃあ、ワークシー トの どの部分を選んだ らいいか確認す るよ。本文の中か ら、新聞 とい う言葉見つけてみて。一番早いのは誰かな?例えば、先生は 「新聞」 とい う言葉 を選んで、新聞の写真の資料をつけま した。 これは
い い
?(「
い い ん ちゃ う
?」「え― 、お か しい。」等 のつぶや き
)T:お
かしいと思 う人、なんで?響 :だつて、問い3に新聞 つて書 いて あって も、文章 の記述 に関係 ないか ら…伝 えたい と ころ と盟墨生ぃ。載せ る として も、天気 が載 つてる ところな らいい と思 う。
T:さ
つき言 つて くれ た ところだ と、問い 3と その答 えにあんま り関係 ない よね。だか ら、筆者 が伝 えたい こ とを上手 に助 け る資料 がいいん じゃないか とい うことだね。
つ ま り、みんなは最初 に筆者 が伝 えたい部分、大事 な部分 を本文か ら見つけない といけ ませ ん。
下線部 の児童 の発言 は、「習得 の段階」 で資料 と叙述 を関連づ けて読む ことを軸 に学習 し てきた こ とがい きた発言 である と推察 され た。 また、 この発言 に よ り、他 の児童 も叙述 の
どの部分 を選択すれ ば よいか を認識 で きたのではないか と考 え られ た。
図
25は
、児童が3つ
目の問い と答 えが あ る意 味段落 で付 け加 えた資料 の傾 向である。結果 として、稿者 の予 想 通 り、「表」 と「グラフ」 を用いた 児童 はいなかつた。資料 を付 け加 え る活動 を した時 点 では、児童 は直感 的 に資料 を選択 して い る段階 に とどまっていた と推察 さ れ た。換言す る と、どの よ うな場面で どの資料 を使 うこ とが適切 で あ るか とい うことまで意識 は出来てお らず、
無意識 的 に表や グ ラフを選 択 肢 か ら 除外 してい るのである。
(3)資
料 をどの よ うな場面 で使 うか メタロ知 させ る活動 につ いて資料 を どの よ うな場面で使 うか をメタ認知 させ るために、次 の よ うな活動 を行 つた。
(2)付
け加 えた資料の傾 向■表 ■グ ラ フ 圏写真 ■図 ■そ の他
0%0%
図
25
付け加えた資料の傾向49
【 資料を使 う場面をメタ認知させる学習の逐語記録】
じゃあね、みんなに開きたい ことが あ ります。大事 な こと聞 くよ。 いいです か。 まず、
図 を使 つた人?
(数名挙手)
写真 は?
(学級 の
7割
程度 が挙手)表 を使 つた人?
(挙手 な し)
(「え?なんで?」 とつぶや きが出 る)
じゃあ、グラフは?
(挙手 な し)
(「え、なんでお らんの?」 とつボや きが出 る)
そ うだね、今 「表」 と 「グラフ」誰 もいなかつたけ どなんで? (2名 挙手)
ち ょつ と大事な ところや。みんな考 えてみて。 どうして 「表」 と「グラフ」使 わなかつ
T T
T
T T
たん?
(「使 えなか つた。」 とつぶや きが出る)
T:じ
ゃあ、思いついた人言 つて?和
美 さん。和美 :こ こでは、表 とか グラフを使 う説 明文 じゃない。
T:今
の大事だね。今和美 さんが言 つて くれ た こと分かつた?自分 の言葉 で説 明で きる人? 拓哉 くん。拓哉 :表 とか グラフだ と、どんな風 に変 わ つてい るのか とい うこ とが言 えるけ ど、なんか、
数 字 とかで書 くこ とはできないので…だか ら、表 とグラフは使 えないです。 だか ら、使 え る ところ と使 えない ところがあるん じゃないか と思います。
T:い
い キー ワー ドが出たね。拓音 くんが言 つて くれ た意味わかつた?この間の授業で、み んなの中では 「グラフ」が一番大事な資料 だ と言 つてた人が多かつたけ ど、使 える とこ ろ と使 えない ところがある とい うこ とやね。まず、和美の 「表 とか グラフを使 う説明文 じゃない。」 とい う発言 によ り、 この意味段落 では表や グラフを使 うことができない とい うことを意識化す ることができた。
さ らに重ね て、拓哉 の 「どんな風 に変 わ つてい るのか とい うこ とが言 え る」や 「数字 と かで書 くことはで きないので」 とい つた発言 か ら、資料 の中で も、グラフや表 は 「変化 を 表す場面」「数字 を用 いた場 面」 で有効 に活用 できる とい うことをメタ認 知す るこ とがで き た と考 え られた。
50
(3)『活用の段階
Jで
の資料 と叙述 を関連づけて腕む力について「活用の段階」で児童が選択 した教材 とその傾向は次の通 りである。
参財オ1 25名/44名 教材 2 19名 /44名
※39名中、
5名
は両方の教材 を選択 したため、母数が44名
になっている徴 材について は、巻末資料参照)。①
資料1を選択 した児童のワークシー トの分析
教材 1を選択 した児童の うち、17名が男1添資料に示 した図をグラフに変更 した。児童の 作品例は図
26に
示 した通 りである。図
26
「活用の段階Jで
教材1を読 んで児童が書 き換 えた資料の作品例また、 グラフに書 き換 えた児童の教材1に使 われ た図へ の評価 の例は次の通 りである。