(北米、中南米)
2013年度 2014年度 2015年度
実績 実績 構成比 前期比 見通し 構成比 前期比
日本 3,110 2,784 50.8 90 2,820 50.7 101 アメリカス 1,589 1,198 21.8 75 1,020 18.3 85
中国 318 410 7.5 129 500 9.0 122
アジア 262 309 5.6 118 350 6.3 113
EMEA 320 385 7.0 120 450 8.1 117
薬粧事業 193 170 3.1 88 175 3.1 103
報告セグメント計 5,793 5,257 95.8 91 5,315 95.5 101
その他事業 202 228 4.2 113 250 4.5 110
連結売上収益 5,995 5,485 100.0 91 5,565 100.0 101
2013年度 2014年度
実績 実績 構成比 前期比
日本 1,544 1,215 71.1 79
アメリカス 391 149 8.7 38
中国 73 106 6.2 145
アジア 55 74 4.3 134
EMEA 41 66 3.9 159
薬粧事業 43 22 1.3 52
報告セグメント計 2,147 1,632 95.5 76
その他事業 63 78 4.5 124
研究開発費およ び親会社の本社 管理費等
△1,546 △1,427 92
連結営業利益 664 283 43
(億円、%) (億円、%)
日本国内では、地域医療における医療・介護連携の進展、行政と地域が一体となった地域医療体制の 整備など、患者様を取り巻く環境が著しく変化しています。この変化に対応すべく、エーザイ・ジャパンで は2013年4月より新たなビジネスモデルを導入しました。認知症や関節リウマチなど地域医療圏密着型 の慢性疾患にフォーカスした「地域包括hhcユニット」、生命に関わるような急性期治療を必要とするがん患 者様への貢献にフォーカスした「オンコロジーhhcユニット」の2ユニット体制に移行し、患者様満足をより 専門的かつ効率的に追究しています。
2014年度には、「アリセプト」では「レビー小体型認知症」、「パリエット」では「低用量アスピリン投与時にお ける胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制」という新たな効能・効果の承認を取得しました。この効能・効果 の承認取得により、2015年度は患者様貢献をさらに拡大していきます。また、2015年5月に新発売した「根 治切除不能な甲状腺癌」を効能・効果とする「レンビマ」の早期市場導入を果たし、「ハラヴェン」、「ヒュミラ」、
「リリカ」、「ルネスタ」の飛躍的拡大をめざします。
日本医薬品事業(エーザイ・ジャパン) 売上収益の約5割、利益の約7割を構成する重要リージョン
■「アリセプト」世界初のレビー小体型認知症に関する効能・効果の承認取得
■日本医薬品事業の業績
ジェネリック医薬品事業 診断薬事業
医療用医薬品事業
オンコロジー ユニットhhc 地域包括 ユニットhhc
2014年9月19日、アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」について、日本において新たにレビー小体型認知症に関する効能・
効果の承認を取得しました。これにより、「アリセプト」はレビー小体型認知症の効能・効果を有する世界で初めての薬剤となりました。
エーザイは認知症領域のパイオニアとしてレビー小体型認知症の正しい診断と治療・ケアを早期に定着させる責務を果たします。
▶横浜市立大学 小阪憲司名誉教授が発見
▶日本での推計患者様数:認知症高齢者の約20%
*
1▶アルツハイマー型認知症、血管性認知症と並ぶ 3大認知症の1つ
▶疾患認知度が低い
▶進行性の認知機能低下に加えて、認知機能の 変動や幻視、パーキンソニズムなど特有の症 状を示すため、認知症と気づかれにくい レビー小体型認知症の特徴
アルツハイマー型認知症 2014 年 7 月調査 2015 年 1 月調査 血管性認知症 2014 年 7 月調査 2015 年 1 月調査 レビー小体型認知症 2014 年 7 月調査 2015 年 1 月調査
99.8%
99.8%
37.1%
35.6%
23.5%
36.2%
●疾患認知度 *2
●認知症の種類と割合 *1 50%
20%
15%
15% アルツハイマー型 認知症
レビー小体型
認知症 エーザイの疾患啓発活動以降
レビー小体型認知症に対する認知度が向上 その他
血管性認知症
*1 出典 :レビー小体型認知症がよくわかる本(小阪憲司 監修)
*2 社外WEB調査からの推計(調査時期 :2014年7月24日、2015年1月5日)
調査対象者 :40歳以上の男女618名(医療・介護従事者、調査・広告従事者は除外)
*1 ヘリコバクター・ピロリ除菌用3剤組み合わせパック製剤「ラベキュア400/800」
および「ラベファインパック」の売上収益を含む *2 アライアンス収入
日本医薬品事業では、医療用医薬品事業、ジェネリッ ク医薬品事業、診断薬事業の3事業が連携し、予防 から診断、治療、ケアにおける様々な医療ニーズに お応えするために活動を行っています。
事業連携による患者様満足の追究
2013年度 2014年度 2015年度
実績 実績 売上比 前期比 見通し 前期比
売上収益 3,110 2,784 100.0 90 2,820 101 医療用医薬品計 2,816 2,455 88.2 87 2,460 100 アリセプト 650 469 16.9 72 420 89 パリエット*1 473 371 13.3 78 330 89 ヒュミラ 288 299 10.7 104 340 114 メチコバール 252 224 8.0 89 210 94 リリカ*2 194 215 7.7 111
アクトネル 77 67 2.4 87 65 97
ハラヴェン 64 61 2.2 94 100 165
ルネスタ 29 45 1.6 155 85 188
ジェネリック医薬品 234 269 9.7 115 300 112
診断薬 60 60 2.1 100 60 100
セグメント利益 1,544 1,215 43.7 79
(億円、%)
松前 謙司 執行役
エーザイ・ジャパン プレジデント
38
主力製品「メチコバール」、「アリセプト」が拡大する中、中国 事業が日本、米国に次ぐ規模に成長したことを踏まえ、2014 年12月、中国リージョンを新設しました(アジアリージョンからの 独立)。リージョンの自律性を重視したオートノミーモデルのも とで戦略投資に対する迅速な意思決定を行うと同時に、中規模 都市や未進出エリアへのアクセスを拡大します。2桁成長を継続 し、2018年度には売上収益800億円超の達成をめざします。
新体制発足と同時に、統括会社「衛材(中国)投資有限公司」を 設立し、財務、経理、リーガル、コンプライアンス等の機能強 化とともに、戦略的投資に向けた柔軟な資金移転体制を整備し ました。また、安定供給体制の強化と生産効率の向上に向けて、
2014年11月に新蘇州工場として注射剤生産棟を竣工、2015 年2月には固形剤生産棟の新設を決定しました。
飛躍的成長により2018年度売上収益800億円超をめざす 中国医薬品事業
馮 艶輝衛材(中国)薬業有限公司 プレジデント
アジアでは、基盤品である「メチコバール」、「アリ セプト」、「パリエット」が伸長する中、グローバルブ ランドである「ハラヴェン」、「Fycompa」、「レンビマ」
の申請国、承認国、発売国も拡大しています。主要国 である韓国、台湾、タイが売上収益2桁成長を継続し ており、次世代コアマーケットのベトナム、ミャンマー、
インド、インドネシアでも事業展開が加速しています。
また、各国の経済状況から保険制度までを鑑みて、患者様が購入しやすい 価格を設定する(アフォーダブルプライシング)戦略により、医薬品アクセス の向上をめざしています。
アジア医薬品事業 グローバルブランドの拡大と次世代コアマーケットの事業展開加速による急進拡大をめざす
本多 英司 代表執行役
アジア・リージョン プレジデント
2010年度 実績 2011年度
実績 2012年度 実績 2013年度
実績 2014年度 実績 2015年度
見通し 2018年度 目標
(億円)
318 410 141 169 218
800 500
■中国事業 売上収益の推移
■アメリカス医薬品事業の業績 ■米国事業 新体制
米国では、がん領域および中枢神経領域にフォーカスしたマーケティングを展開 しています。がん領域では、主力製品の「ハラヴェン」、「Aloxi」に加え、2015年2 月に「レンビマ」を発売しました。中枢神経領域では、2013年6月に発売した肥満症 治療剤「BELVIQ」、2014年1月に発売した抗てんかん剤「Fycompa」の2製品に注 力しています。また、2015年度第1四半期において米国事業の効率化を企図した 構造改革を実施しました。今後は効率的な体制のもとでグローバルブランド4品の 価値を最大化し、新たな成長ステージへの移行を果たします。
カナダ、ブラジル、メキシコでは、グローバルブランドの申請、発売等を通じて 事業が拡大しています。
世界最大の医薬品市場である米国で4つのグローバルブランドを展開 アメリカス医薬品事業(北米、中南米)
2013年度 2014年度 2015年度
実績 実績 売上比 前期比 見通し 前期比
売上収益 1,589 1,198 100.0 75[69] 1,020 85 Aloxi 429 498 41.6 116[106]
ハラヴェン 134 165 13.8 123[113] 195 118 アシフェックス 377 117 9.8 31[28]
Banzel 76 104 8.7 136[125]
BELVIQ 25 54 4.5 215[196]
Fycompa 8 19 1.6 241[221] 54 290
レンビマ 4 0.3
セグメント利益 391 149 12.4 38[35]
(億円、%)
[ ]内は現地通貨ベース
[ ]内は現地通貨ベース
[ ]内は現地通貨ベース サジ・プロシダ 執行役 エーザイ・インク プレジデント&
COO 松江 裕二
常務執行役
アメリカス・リージョン プレジデント(兼)
エーザイ・インク チェアマン&CEO
ターゲットの絞り込みとMR数の最適化による生産性向上により バランスのとれた成長をめざします
シンジケートMR 約230名*1 ニューロロジービジネスユニット
エーザイMR 約90名 オンコロジービジネスユニット 約120名*2
■中国医薬品事業の業績 (億円、%)
2013年度 2014年度 2015年度
実績 実績 売上比 前期比 見通し 前期比
売上収益 262 309 100.0 118[108] 350 113 アリセプト 81 94 30.3 115[105]
ヒュミラ 68 81 26.1 118[108]
パリエット 35 37 11.9 106 [99]
メチコバール 23 26 8.5 116[109]
ハラヴェン 5 12 3.9 239[220] 18 151 セグメント利益 55 74 24.0 134[119]
■アジア医薬品事業の業績
2013年度 2014年度 2015年度
実績 実績 売上比 前期比 見通し 前期比
売上収益 318 410 100.0 129[119] 500 122
メチコバール 138 173 42.2 125[116]
強力ネオミノファーゲンシー/グリチロン 54 69 16.8 127[118]
アリセプト 38 47 11.5 123[114]
パリエット 22 29 7.0 129[119]
セグメント利益 73 106 25.8 145[127]
*1 シンジケートMRがBELVIQと他社製品をプロモーションすることで、費用効率を改善
*2 パートナーのMR約20名を含む
(億円、%)
EMEAは、英国をリージョナルヘッド クォーターとし、生産工場、探索研究、
臨床研究、マーケティング機能を集約し た欧州ナレッジセンター(ハットフィール ド)を中心に、管轄地域で広く医療用医
薬品の販売を行っています。
がん領域では、主力製品である「ハラ ヴェン」に加えて、2015年6月には「レ
ンビマ」を発売しました。てんかん領域では、「Fycompa」を 含めて4つの抗てんかん剤(「イノベロン」、「Zebinix」(ロシ アでのブランド名「Exalief」)、「Zonegran」)を発売していま す。欧州地域でのがん領域とてんかん領域の製品ラインアッ プの拡充と発売国の拡大により、今後も積極的に患者様貢献 を果たしていきます。
エーザイでは、セルフメディケーションのためにドラッグストアで販売される一般 用医薬品や、コンビニエンスストアなどでもお求めいただける医薬部外品、栄養機能 食品などの健康をサポートする製品群を「薬粧品」と総称し、日本国内を中心に事業を 展開しています。
主力のチョコラBBブランドは、1952年の発売以来、60年以上にわたって日本の生 活者の皆様に広く愛用されているブランドです。医薬品の錠剤である「チョコラBBプ ラス」をはじめ、「チョコラBBローヤル2」、「チョコラBBライト2」などの指定医薬部外 品ドリンク、栄養機能食品で炭酸飲料の「チョコラBBスパークリング」など、様々な種 類や剤型をそろえています。
また、もんでも届かないコリをほぐす「ナボリン」、ドロップタイプの飲みやすい乗り物酔い薬「トラベルミンチュロップ」、
胃粘液を増やし胃を元気にする「セルベール」など、多くのブランドを展開しています。
がん領域とてんかん領域にフォーカスした事業展開 EMEA医薬品事業(欧州、中東、アフリカ、ロシア、オセアニア)
ガリー・ヘンドラー 常務執行役
EMEAリージョン プレジデント(兼)
エーザイ・ヨーロッパ・リミテッド プレジデント&CEO
エーザイでは、カナダ、メキシコ、ブラジル、ロシア、オーストラリアの5カ国を、将来の成長を担うストラテジックマーケッ トと位置づけ、グローバルブランド4製品の申請および発売を着実に進めています。これらの国々では、事業開始後の早
い段階での利益貢献をめざし、他社との提携なども視野に入れて各国における最適なビジネスモデルを展開します。
ストラテジックマーケット(カナダ、メキシコ、ブラジル、ロシア、オーストラリア)
早期採算化をめざす
■EMEA医薬品事業 がん領域・てんかん領域製品の売上推移
2010年度 2011年度 がん領域 てんかん領域
2012年度 2013年度 2014年度 17 61
71 37
85 72
122 107
159 139
(億円)