1 健康づくりの推進
高齢になっても元気に過ごすためには、壮年期からの健康づくりが大切です。近年、急速な高齢 化の進展や生活習慣の変化により、がんや循環器疾患、糖尿病といった「生活習慣病」の疾病全体 に占める割合が増加しています。また、社会環境の多様化・複雑化により、うつ病等の精神疾患で 医療機関を受診する患者数も急増しており、「こころの健康」を守ることも、大きな課題となって います。
津山市では、市民一人ひとりが「生きがいのある生活を送っている」と思えるような健康づくり を推進するため、平成
年度に「第2次健康つやま」を策定しました。この計画では、
「すべて の市民が共に支え合い、健やかで幸せに暮らせる津山」を基本理念として、健康を形成する基本要 素となる、「栄養・食生活」、「身体活動・運動」、「歯の健康」、「たばこ・アルコール」、「健康管理」についての生活習慣の改善を目指す「からだの健康づくり」と、いきいきと自分らしく心豊かに生 活することを目指した「こころの健康づくり」の2本の柱を立て、健康寿命の延伸により「すべて の市民が、元気で長生きし、やりたいことを、いつでも、いつまでも、続けることができることの 出来る津山市の実現」に取組んでいます。また、ソーシャルキャピタル(社会的なつながりとそこ から生まれる規範・信頼であり「ネットワーク」「ご近所の底力」などによる連帯感・まとまり・
問題解決力などを指す)を積極的に推進し、「つなぐ・つながる・支える・支えられる」ことので きる津山を目指しています。
㻔㻟㻕歯の健康㻌
何歳になっても自分の歯でおいしく食事ができる
㻔㻡㻕健康管理㻌
自分の体の状態を知り、健康な生活を送ることができる
健 康 づ く り の 推 進 㻌
㻔㻞㻕身体活動・運動㻌
個人で、仲間で、職場で、地域で楽しく運動できる
㻔㻝㻕栄養・食生活㻌
食事の大切さを理解し、こころもからだも健康になる食事をとるこ とができる
㻔㻠㻕たばこ・アルコール㻌
・健康のために、たばこをやめることができる
(喫煙をやめたい人がやめる)
・飲みすぎには注意し、楽しくお酒を飲むことができる
㻔㻢㻕休養・こころの健康づくり㻌
・自分のこころの状態を知り、自分に合った適切な方法で、こころ の健康を保つことができる
・困った時には、身近な人や専門家に相談できる
(1)栄養・食生活㻌
第2次健康つやま 策定のための健康基礎調査結果からは、 歳代以上では、 「主食・主菜・
副菜をそろえて食べる回数(1週間あたりの朝・昼・夕の合計)」は、他の年代よりも摂取でき ていますが、昼食は、朝食・夕食に比べて、主食・主菜・副菜をそろえて食べる回数が少なく、
充分とはいえない状況です。
高齢期は体力の低下が現れはじめ、栄養不足や低栄養状態になりやすく、さまざまな病気にか かりやすくなる時期です。主食・主菜・副菜をそろえて食べるバランスのよい食事の実践や薄味 を心がけることで、低栄養予防・高血圧予防・生活習慣病予防に努め、食を楽しみ心豊かに元気 で生活が送れるよう、働きかけます。
[栄養・食生活の実施目標]
区分㻌 平成 㻟㻠 年度末目標値㻌
主食・主菜・副菜をそろえて食べる回数が増える㻌 朝・昼・夕の合計が 㻝㻡㻚㻡 回㻛週以上㻌
※第 㻞 次㻌 健康つやま 㻞㻝 より㻌
(2)身体活動・運動㻌
第2次健康つやま 策定のための健康基礎調査結果からは、壮年期から高齢期まで経年的に 比較すると、年代が上がるにつれて意識的に体を動かす人が増え、運動習慣者も増加しています。
特に男性は 歳代以上になると急激に運動する人が増えており、自らに使える時間が増加し、
加齢に伴う身体的変化から、健康が大切であることを強く実感する世代といえます。
今後は、青壮年期と同様に、生活活動の活発化を促し日々の生活を活発と感じられたり、運動 を始めようと思った時に仲間や運動の情報を容易に入手できる環境を整備することで、運動習慣 者が増えるような取組みを推進します。
また、運動習慣の定着化と地域交流を目的とした、こけないからだ講座等への積極的な参加を 呼びかけ、筋力向上により足腰に痛みの少ない体づくりを推進します。
[身体活動・運動の実施目標]
区分㻌 平成 㻟㻠 年度末目標値㻌
日常生活を活発に送っていると感じる人が増える㻌 㻤㻜%以上㻌
健康情報を気軽に入手できると感じる人が増える㻌 㻡㻜%以上㻌
こけないからだ講座に参加している人が増える㻌 㻞㻞㻜 箇所以上・参加実人数 㻠㻘㻞㻜㻜 人以上㻌
運動習慣者が増える㻌 㻡㻜%以上㻌
足腰に痛みのない人が増える㻌 腰痛 㻞㻜%以下・手足の関節の痛み 㻝㻡%以下㻌
㻌 ※第 㻞 次㻌 健康つやま 㻞㻝 より㻌
㻌
(3)歯の健康㻌
第2次健康つやま 策定のための健康基礎調査結果からは、歯が 本以上残っている人が 歳以上は半数いますが、 歳以上は3分の1となり、歯を喪失し残存歯が減っています。また、
歯の健康に気をつけている人は 歳以上で減少しています。
歯の喪失はむし歯と歯周病が主要原因であり、歯周病は糖尿病や循環器疾患のリスク要因にな
るといわれています。また、歯の喪失と健康寿命との間には有意な関連性があります。生活習慣
病対策として歯科保健を取り入れ、青壮年期からの 運動を推進します。
[歯の健康の実施目標]
区分㻌 平成 㻟㻠 年度末目標値㻌
歯の健康に気をつけている人が増える㻌 㻢㻜%以上㻌
㻌 ※第 㻞 次㻌 健康つやま 㻞㻝 より㻌
(4)たばこ・アルコール㻌
第2次健康つやま 策定のための健康基礎調査からは、青年期の喫煙率は大幅に減少してい ます。壮年期男性の喫煙率は減少していますが、壮年期女性の喫煙率は横ばい状態です。禁煙し たい人が禁煙行動を起こせる情報発信や環境整備を行っていきます。
多量飲酒者の割合は青年期男性、老年期男性が減少しています。多量飲酒は本人だけにとどま らず家族や周囲の人にも悪い影響を及ぼすため、本人と家族支援を進めていきます。またお酒は 適量であれば百薬の長と言われており、適量飲酒ができる人が増えるよう取組んでいきます。
>たばこ・アルコールの実施目標@
区分㻌 平成 㻟㻠 年度末目標値㻌
健康のために禁煙できる人が増える(喫煙をやめたい
人がやめる)㻌 成人期の喫煙率:㻝㻞%以下㻌
禁煙、分煙施設が増える㻌 津山市の禁煙、分煙施設が増える㻌
お酒の適量が分かり、楽しくお酒を飲む人が増える㻌 適量飲酒している人が現状(㻢㻜㻚㻤%)より増える㻌
※第 㻞 次㻌 健康つやま 㻞㻝 より㻌
(5)健康管理㻌
第2次健康つやま 策定のための健康基礎調査結果からは、肥満と判定されるBMI値 以 上の人が、男性では 歳代が 歳代に次いで多く、女性では 歳代以上になると肥満者の割 合が5人に1人と高くなっています。肥満は生活習慣病の温床になるので、適正体重を維持して いる人が増えることが重要です。生活習慣病の予防、改善に向けて特定健康診査並びにがん検診 の受診者数の増加を目標にしています。また、生活習慣を見直し、改善のために特定保健指導の 利用を勧め、生活習慣の改善ができる人が増えるよう推進していきます。また、近年糖尿病の医 療費が増加しているため、血糖値のコントロールをできる人を増やし、合併症の発症を予防して いきます。
[健康管理の実施目標]
区分㻌 平成 㻟㻠 年度末目標値㻌
市が実施するがん検診を受ける人が増える㻌 㻟㻜%以上㻌
特定健康診査を受ける人が増える㻌 㻢㻜%以上㻌
特定保健指導を受ける人が増える㻌 㻢㻜%以上㻌
血糖コントロールが出来ている人の割合が増える㻌 㻥㻥㻚㻡%維持㻌
糖尿病性腎症による新規透析導入者が減る㻌 (年間)㻟㻡 人以下㻌
※第 㻞 次㻌 健康つやま 㻞㻝 より㻌
(6)休養・こころの健康づくり㻌
高齢期は、社会的には人生の完成期で余生を楽しみ、経験や知識等の豊かな収穫を得る時期で あり、人生の充実感を深める時期です。それと同時に、加齢による体力の衰えを感じたり、配偶 者や親しい友人の死等喪失体験が多くなるため、大きなストレスや孤独感を感じる時期でもあり ます。
そのため、高齢者うつ病に関する知識の普及、早期発見や治療等について相談支援体制の充実 等対策が必要となります。また、認知症への予防的な取組みや地域で支え合える体制づくりも必 要です。
今後は、今までの豊かな人生経験を活かすことで次世代への育成へもつながることから、楽し みや生きがい・やりがいのあるいきいきとした生活や自分らしい生き方ができ、家庭・地域での 役割を見つけ担うことができる体制づくりや支援を関係機関と連携して進めていきます。
[休養・こころの健康づくりの実施目標]
区分㻌 平成 㻟㻠 年度末目標値㻌
一人で悩まず相談できる人が増える㻌 㻣㻡%以上㻌
自分にあった気分転換ができる人が増える㻌 㻤㻜%以上㻌
睡眠による休養を十分にとれている人が増える㻌 㻤㻜%以上㻌
身近に集える場所があり、周囲の人との交流を図る ことのできる人が増える㻌
ふれあいサロン開設:増加㻌 こけないからだ講座実施地区:増加㻌 こころの不調に気づき、支え手になることのできる人
が増える㻌 㻤㻜%以上㻌
※第 㻞 次㻌 健康つやま 㻞㻝 より㻌