トップPDF 新時代の中国語教育 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

新時代の中国語教育 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

新時代の中国語教育 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国教育に限らないが、いまや「新しい」というは実質的な意味をもっている。すな わち IT 革命進展により、新しいハードウエアは、それにふさわしい新しいコンテンツを 求めている。教育研究に従事するものは、意識変革が必要とされる。国民半数近くが 大学に入学する時代、これから外国教育が担う任務ゆずれない一点は「学生コミュ ニケーション能力養成」になる。しかし、それは単にことば発信と受信を意味しない。 特に中国においては今後コミュニケーション文法を解明し、異文化理解を深めることが 求められる。本論では二三ケースを取り上げるが、このような視点が重要度をますことは 疑いない。
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The Liaison of English Part One 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

The Liaison of English Part One 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

A. Stephen Gibbs アントニー・スティーヴン・ギブズ  外国としてフランス語に対する伝来教授法をさておかせてもらえば、日本で行われ てきている外国教育におけるliaison[連声]に対する注目度が未だに極めて低くいままで ある。英語実際発声方法に頻繁に見られる連声があまりに無視されてきているゆえに、 いわゆる「カタカナ英語」という、英語らしくない発音様式が、日本で中等英語教育を音 声面では、逆効果をもたらせてきている。
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The Liaison of English Part Two 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

The Liaison of English Part Two 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 (課題それぞれ正解については、拙稿末注釈を参照にしてもらうように願う。) Key words ① phonic word-linking ② glottal stop ③ omission or replacement of single consonants ④ merging pairs of adjacent consonants

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河合忠仁教授を偲んで 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

河合忠仁教授を偲んで 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 河合忠仁教授がこの 6 月急逝されたという知らせは、あまりにも突然で、それを聞いた時、 もう少し早くお会いしてお話しできる機会を作っておくべきだったと後悔念が頭中を巡っ た。というのも、河合先生後任として和歌山大学から関西大学へ赴任して来たであるが、 新任人事が急遽決定したため、和歌山大学でいろいろなことが整理できないままになってい て、それが終わり次第、連絡を取り、いろいろお話をしようと考えていたからである。  実を言うと、河合先生訃報を受けとったは、和歌山大学研究中だった。関 西大学で授業を終え、研究最後後片付けをしに和歌山大学まで行き、ちょうど最後 整理が終わろうとしている時に訃報を受け取った。河合先生後任ということで、関西大学研究室は河合先生使用されていた研究室だったので、このことを、「あの研究室で研究 したかったが、病ため研究室を去った。奥田に研究は任せたぞ」というメッセージだと解釈 することにした。
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English in Context: A Teaching Note 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

English in Context: A Teaching Note 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 本論文では、日本語による重要表現解説を伴う良質教科書が手に入り、現代アメリカ 英語による若者生活を描いた映画Good Will Hunting(邦題『グッドウィルハンティング/ 旅立ち』シナリオを利用し、場面・文脈中で英語表現意味合いを学習させる教育実践 について、学習者からレポートも引用しながら、その効用と限界について論じる。とりわ け、この映画で多用されるスラング(profanity)と字面解釈にとどまらない間接的表現が 伝えるメッセージ重要性に注目し、それぞれ表現を、それが用いられる様々な社会的コ ンテクストに結びつけて教育を行なうこと意義について論じる。
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鳥井克之先生に心からの感謝を込めて 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

鳥井克之先生に心からの感謝を込めて 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 鳥井先生は昭和9年6月26日お生まれで、家業を手伝われながら、昭和29年大阪府立今宮 高等学校を卒業され、同年大阪市立大学経済学部に入学、同33年に卒業されました。中国経済 に関する卒業論文作成に際して、語学力必要性を強く感じられ、卒業年に大阪市立大学文 学部に学士入学されました。

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第二外国語としての中国語の初級教育に於ける問題と対策 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

第二外国語としての中国語の初級教育に於ける問題と対策 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

(注:①各選択肢比率は、単独回答者数と“ 1 位”として選択した複数回答者数のみを図に計上した。 具体的には、A28.9%には単独回答数と複数選択内、Aを 1 位として選択した回答数を含んでいる。 ②“G”はG 1 (積極的要素)とG 2 (消極的要素)に分ける。)  ここでは、分かりやすいように、選択肢A、B、G 2 は中国語を勉強する理由消極的要 素とし、D、E、F、G 1 は積極的要素として置いた。C“他人に勧められた”場合、将来 中国が役に立つからという積極的な理由を含む可能性もあれば、中国単位取得が容易だ からという消極的な理由を含む可能性もあるので、Cを中立的要素と呼ぶこととする。  図から分かるようにA、B、G 2 ように中国語を勉強する消極的要素比率は45%であ り、D、E、F、G 1 ように積極的な比率は44.7%であり、Cように中立的な要素は10.4 %である。この結果からわかるように、学生が中国を勉強する理由として、消極的要素比 率は積極的比率とほぼ同じであるが、消極的要素がわずか差で上回っている。
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あやまちの悲劇 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

あやまちの悲劇 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 「それで、その男が臆病だったり、面目をつぶされたり、あるいは自分で復讐ができないとき、 彼は――もしかしたら女性かもしれないけど――その女の子せいで誰か他人にそんなこと をやらせるかしら?」  「もちろんさ。そんな仕事を探している奴が南アメリカ海岸にはここらにいる物乞いと同 じくらいいまさ。」ボート男はこんなにも淑女然とした女性がこんな品ない話題にひどく 興味を持っていることにとても驚いた。しかしご覧とおり、彼女がこの話題について容易に 話すを聞いて、多分、この女性に情報を与えることができる楽しみとそれを話している自分 自身声を聞く楽しみは驚きよりもさらに大きかった。「あの土地では人は絶対に恨みを忘れ ないさ」と彼は続けた。 「もし彼が一日借りを返せなくても、別日には必ず借りを返しまさ。 スペイン人憎しみは寝不足ようなもので、しばらくは先延ばしにできるが、最後にはそい つに捕まっちまうんです。悪党って奴は自分たちへ約束はかならず守るんでさ……船 敵はまったく楽しいもんでさ。同じ囲い中でつながれている雄牛ようなもんで。壁を後ろ にしてなきゃ三十秒と安心していられるもんじゃない。たとえ相手が仲良くしようとしてきて も、相手好意にはどこか下心があるさ。そいつと何かするってはしろめ 4 4 4
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再論 中国語の統語成分について(上) −中国語教学文法の再構築を目指して− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

再論 中国語の統語成分について(上) −中国語教学文法の再構築を目指して− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

張志公等(1959)は「連動式」と称し、「連動句が述語となった文も連動式といい、数個 動詞が同一主語に連係し中間には発音上停頓がない」と説明している。丁声樹等(1961) は「連動式」と称し、「連動式とは動詞句が連続して用いられたパターンである。……連動式 特徴は、すなわち前後動詞句が一個主語に同じように属していることである」と述べて いる。胡裕樹等(1979)は「連動式」と称し、「連動句が述語になった文は「連動式」という」 と述べている。黄伯栄等(1980)は「連謂句」と称し、 「連述句が述語になった文は「連謂句(連 述文)」という。所謂連述文とは次ような文一種である。すなわち、二個あるいは二個以 上述語性語句が連続して用いられ、意味上ではそれぞれがいずれも同一主語と主述関係が 発生し、述語性語句間には発音上停頓が無く、また連接語句も無い」と説明している。以 上「連動式」「連謂式」定義説明から見ても分かるように「連動句」または「連述句」 が述語なった文説明である。つまり述語になった成分による述語種類あるいは述語にな った成分による文種類を挙げているにすぎない。したがって「連動式」等を統語成分一つ である述語と認定することは論理上混乱を招くことになる。したがって「連動式」等は句型 一種類として取り扱うべきである。現に張志公等(1959)は「連動詞組(連動句)」や後述す る「兼詞組(兼語句)」を認定しており、胡裕樹等(1979)と朱徳熙(1982)は句型一種 と認定し、述語項では論述していない。本稿ではしたがってこれらは統語成分と見なさず、 句型一種と見なしている。
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『水鏡』における創造主義の萌芽 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

『水鏡』における創造主義の萌芽 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

Tu fi gura se ilumina al fuego / Y algo quiere salir. / El chorro de agua en el jardín. / / Alguien tose en la otra pieza, Una voz vieja. / / ¡Cuán lejos! / / Un poco de muerte / Tiembra en los rincones. (ぼく心で様々な声が泣く……/もう何も考えるな。/記憶と 苦痛を呼び覚まし、/しっかり閉まらない扉に用心しろ。//たちは疲れきっている。 //寝室で、/庭が息絶える窓背後で、/木の葉たちが泣く。//暖炉で世界が憔悴し ている。//すべてが暗く、/何も生を持たず、/ただ西方で/猫瞳が輝くだけ。// 道を一人男が遠ざかる。/地平線が語りかけ、/背後ですべてが苦悶していた。/何も いわずに死んだ母が、/ぼく喉で働きかける。//あなた姿が炎に照らされて/何か が外に出ようとしている。/庭流れ。//誰かが別部屋で咳きこむ、/年老いた 声が。//   なんと遠いことだろう!//少しばかり死が/四隅で震えている。)  以上が「悲しむ男」であるが、ここでは詩人自身母を失くした悲しみが歌われている。そ 中で注目されるは、“El horizonte habla, / Detrás todo agonizaba.”という 2 行であろう。 “El horizonte”という単語使用は後「四角い地平線」をすでに先取りしたものだが、ここ
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中島 巖先生に心からの感謝を込めて 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中島 巖先生に心からの感謝を込めて 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 中島巖先生は発達心理学と言語心理学を専門領域とされ、学術論文も英語とドイツで執筆 される日本でも数少ない心理学者である。ヴントによる実験心理学確立以降、認知心理学に も大きく影響したゲシュタルト心理学などドイツ圏で研究が学問分野として心理学基 盤をなしていることは周知事実である。また三帝国時代に亡命したユダヤ系学者がアメリ カで社会心理学基盤を創ったことも良く知られている。その中で「言語心理学」は言語行動 研究からビューラーにより基礎を築かれたが、ドイツでは通常    と称さ れ、言語学に基礎を置く「心理言語学」(     )と区別される。人間言語運用を 研究するのに言語体系にではなく、社会的に行動する人間心理過程に起点を置き、そこから 外国運用を厳密に分析されその知見を言語能力育成に応用しようとする、そのような研究教育を、先生は、外国教育研究機構が成立する以前から、文学研究教育心理学専攻課程 講義で論じられていた。またドイツ言語心理学権威、テオ・ヘルマン教授(マンハイム 大学)を迎え、大阪ゲーテ・インスティトゥートで開催されたドイツ教授法研究会にも参 加され、早くからドイツ教育関係者と交流されていた。従って、その後文学研究科内に新し く「外国教育専攻」が増設される際、既存「xx語学」応用領域としてではなく、新し く学際的に外国教育研究領域を確立しようとする構想において、先生ご専門は大変魅力 的であり、かつ重要な領域であった。先生言語運用に関する日独比較文化的なご研究はヘ ルマン教授著書にも引用されており、対人関係において指標を取る際傾向的相違が、実験 心理学的にも明らかにされている。新しく外国教育研究機構が発足した際、文学部から移籍 される先生が殆ど語学系であったため、教育・心理系先生が移られたことに対し学内では不 思議に思う声もあったと聞くが、言語運用力を「言語記号音声化」としてではなく、対人行 動能力一環として捉える時、言語心理学、発達心理学、教育心理学、社会心理学など心理学 諸領域が重要な一つ理論的フレームであることは、今日、英語・ドイツなど語種を問わ ず、外国教育研究常識となっている。その意味で先生をお迎えして外国教育専攻を設立 できたことは大変有意義な経験であり、院生や学生にとっても、言語学・文学を越え専門世 7
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故河合忠仁教授を偲んで 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

故河合忠仁教授を偲んで 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

宇佐見 太 市  河合忠仁教授逝きて三か月になる。烏兎怱々感が深い。  約40年間、親しくおつき合いさせていただいた。  初めて出会いは、私が20歳、彼が25歳で、奈良教育大学英語科主催行事においてであっ た。当時英会話ブームは凄まじく、大学生私も四六時中、英会話活動に没頭していたが、 高等学校教諭河合先輩英語がとても流暢であったことを覚えている。

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感情スクリプトと第2言語コミュニケーション 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

感情スクリプトと第2言語コミュニケーション 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 この結果を先述議論と関係で論じると、 4 ∼6年アメリカに滞在したロシア人が 2 言 英語を使って、アメリカ人とコミュニケーションを図る場合、おそらく、英語的なスクリ プトを用い、また言語表現においても、強い干渉を受けずに話すので、文化的スキーマ文化 差から予測される困難はさほど起こらないであろう。一方、ロシアで英語を学習し、アメリカ に到着したばかり人は、スキーマ・スクリプト文化的相違に戸惑う可能性がある。しかし、 海外に滞在しなくても目標言語習熟度を上げることはできるので、ここに、標準テストで測 定されるような、「英語習熟度 (proficiency)」が関わると、ミス・コミュニケーション要因 は複雑化する。よく言われる「言語はできても社会文化的能力がない」という指摘は、語彙、 文法だけを取り出して学習したような場合にはありうるが、通常言語が使われるコンテキスト 理解を伴わないで習熟度をあげることが極めて難しいことを考えると、完全に切り離せるも ではない。特に言語に内在した文化性(たとえば、日本ように代名詞を落とせる言語と そうでない言語、brotherと兄/弟ように単語指し示す範囲違いなど)と、言語使用 文化性(謝罪仕方、依頼仕方など発話行為をどのように言語的に実現するか)は言語習 熟度と密接に関係する。一方、そういった語彙や言語使用が埋め込まれたスクリプトと社会的 コンテキストを理解するには、また、そういった行動を促す文化モデルへアクセスは、その 言語文化コミュニティーへ参加が前提となろう。
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授業の改善に向けて −グループ・ワークによるリーディング指導− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

授業の改善に向けて −グループ・ワークによるリーディング指導− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

即ち、週に1回授業なので、毎回、新しい話題でディスカッションができるようにした。そ して難易であるが、やや難しくて、内容に深みがあって、ディスカッションに熱が入るものに 留意した。 以上ことを考慮して、使用するテキストには Dennis Smith・Junji Nakagawa 著“TRY AMERICA Cultural Keys to Communication”(SANSHUSHA)を採択した。内容は、日本と比較 しながら現代アメリカ抱えている諸問題を論説調に述べたもので、セクハラ、離婚、イジメ、 飲酒・喫煙など、日本でも関心高いトピックスが取り上げられている。各課400前後で、 語彙、構文ともに適切な難易度で、グループ・ワーク教材としては格好テキストである。 本文に加えて語彙、内容把握問題などが Exercises として付随している。(資料1、2参照) 10.グループ・ワーク課題
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河合忠仁教授略歴及び主要研究業績 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

河合忠仁教授略歴及び主要研究業績 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

昭和38年 6 月 米国コネティカット州ニュータウンハイスクール卒業 昭和39年 3 月 奈良県立奈良高等学校卒業 昭和39年 4 月 奈良教育大学教育学部 中学校課程英語科入学 昭和43年 3 月 奈良教育大学教育学部 中学校課程英語科卒業

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HolesとWhirligigを読む:「味わって読むコース」教育実践レポート 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

HolesとWhirligigを読む:「味わって読むコース」教育実践レポート 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 時間や労力以外に、本質的な問題も残りました。すなわち、紙面上にコメントを与えるだけ では、内容的に対応しきれないという点です。秋学期ように考える内容が深くなればな るほど、限られた時間内で、そして、書き言葉では伝えきれないことが多いです。また、学 生から発信されたものに対する私個人反応だけで、そこには一対一、そして多く場合に は、一回限り対話しか成り立たず、連続性が確保できないことが、この方法限界でした。  2005年度は、宿題ジャーナルをクラスグループ・ワーク中に効果的に取り入れようと 計画しています。その際に、50人学生ディスカッションを一人で聴いて回ることには、限 界があります。またクラス内で用いる課題を全部手作りしていますが、ひとりで考案している ので一面的なものになってしまっています。そこで、クラス・ディスカッション、グループ・ ワーク、課題考案などに別視点を導入することで、授業をより充実させていくことができ ると考え、全学共通教育機構が提供する「を活用した授業」に応募し、2005年度春学期に は、を確保することができました。貴重な意見と行動力に支えられ、目下授業が進行 している最中です。文学作品を用いたクラスで、学生にとってより効果的な授業方法が見つか るよう試行錯誤が続いています。その成果については、後日報告したいと考えています。
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諸沢 巖先生に心からの感謝をこめて 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

諸沢 巖先生に心からの感謝をこめて 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 諸沢巖先生はかつて本学に助手採用試験があったころ、試験に応募し、優秀な成績で採用さ れた。ご出身は東京教育大学大学院で、ご承知ように現在筑波大学前身校である。それ 以来、文学部ドイツ文学科助手時代を過ごされ、当時、故上道直夫先生が阪神ドイツ文学 会会長をされていたので、それを支える地道なお仕事を一手に引き受けられた。その堅実な仕 事振りによって、かつて同僚先生方信頼を得るとともに、専任講師昇進以来、熱心な学 生指導でも定評があった。なお文学部時代に、フンボルト給費留学生に採用され、ドイツシ ュトゥットガルト大学R・デール教授もとでも研鑽を積まれた。
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複合環境における第二言語不安 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

複合環境における第二言語不安 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

られるようになった。 1 . 1外国不安  Horwitz et al. (1986) は、外国学習において「不安」は口頭コミュニケーション能力習 得を阻害し、それは特に教室活動における外国学習に特有な「外国不安」であるとし、 3 種類言語不安として「コミュニケーション不安」「テスト不安」「否定的評価に対する不安」 という構成概念を提示した。これら概念と共に学習スキルセンター臨床報告、学習者や教 師経験などを参考に33項目から成る「外国教室不安尺度(Foreign Language Classroom Anxiety Scale)」(以下、FLCASとする)を開発したが、米国大学スペイン学習者75名 を対象に行った調査では、外国学習不安存在とそれと口頭コミュニケーション活動と関 係を実証している。1980年代以降、ほとんど研究が、外国不安と習得度と間には負相 関(Young, 1986; Aida, 1994)があることを報告している。また言語能力自己評価と言語不 安と間にも負相関があることが確認されている(MacIntyre, Horwitz, & Cope 1997)。不 安が負影響をもたらすという認識下に、習得、記憶保持、そして産出へ妨害作用 (MacIntyre & Gardner, 1991, p.86) や、言語情報入力、処理、出力へ妨害や言語習得に必
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ビセンテ・ウイドブロと1910年代のスペイン前衛詩 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ビセンテ・ウイドブロと1910年代のスペイン前衛詩 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 この十字架の下には、礼拝堂の本体が控える。詩形の斬新さに比べると、詩語はなおモデル ニスモの響きをひきずっている。アポリネールがのちにおこなったように、現実の断片をキュ ビスムのコラージュ風に統合するというカリグラムの特徴はまだ十分に得られていない。  そのあとも、ウイドブロは、カリグラムの手法の探求をつづけた。それは、かならずしも 「夏の日本情緒」のように詩行で何か[r]

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W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 ラーベはすでに処女作『雀横丁年代記』(                    )でいわゆる農村 離脱(    )にも言及している 6) がシュツットガルト時代以後一連作品にはそれと も関連して常に拡大してゆく諸都市、いわば今日でいうスラム街社会的窮状が多く描かれ ており、まさに未曾有社会現象として大都市発生が繰り返し小説背景をなしている である。古い都市外周部に限らず中心部周囲にも簡単な建築法で殺風景なアパートや工場 用建物が次々と出現しゆく様相はこの作家が上記大都市で実際に目に留めたことそのもので あろう。つまり益々周辺地域を侵食してゆく都市外縁部を描くとともに、「この取り壊され ると見えたが、もう建てたばかりとなっている家並み砂漠」 7) という表現で容赦ない破壊 が数世紀前から有機的に成長してきた旧市街ないしは中心街にあっても止まらない急激な発展 を的確に示しているであり、これがラーベをして小説『巨匠アウトール』(              )では「われわれドイツ町中路地では皆が好き勝手なことをしている!」 8) と叫ば せるである。
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