トップPDF 異文化理解:言語からのアプローチ −「よろしく」に内包される曖昧さと依存性− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

異文化理解:言語からのアプローチ −「よろしく」に内包される曖昧さと依存性− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

異文化理解:言語からのアプローチ −「よろしく」に内包される曖昧さと依存性− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

隆盛を極め、世界の人々がお互いに歩調を合わせ、交流を深めて共存共栄を図ることが強く求 められる時代となったが、反面、地球上ではいまもって国家間あるいは民族間の紛争や摩擦が 絶えない。原因として、表面上は政治や経済上の諸問題がとやかく言われるが、深層に横たわ る歴史・地理的環境・文化・国民性(民族性)などにまで踏み込んでの原因究明がなされなけ れば、真の解決は得られないの[r]

8 さらに読み込む

感情スクリプトと第2言語コミュニケーション 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

感情スクリプトと第2言語コミュニケーション 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 この結果を先述議論関係で論じる、 4 ∼6年アメリカ滞在したロシア人が 2 言 英語を使って、アメリカ人コミュニケーションを図る場合、おそらく、英語的なスクリ プトを用い、また言語表現においても、強い干渉を受けず話すので、文化的スキーマ文化から予測れる困難はさほど起こらないであろう。一方、ロシアで英語を学習し、アメリカ 到着したばかり人は、スキーマ・スクリプト文化的相違戸惑う可能がある。しかし、 海外滞在しなくても目標言語習熟度を上げることはできるので、ここ、標準テストで測 定れるような、「英語習熟度 (proficiency)」が関わる、ミス・コミュニケーション要因 は複雑化する。よく言われる言語はできても社会文化的能力がない」という指摘は、語彙、 文法だけを取り出して学習したような場合はありうるが、通常言語が使われるコンテキスト 理解を伴わないで習熟度をあげることが極めて難しいことを考える、完全切り離せるも ではない。特に言語内在した文化(たとえば、日本よう代名詞を落とせる言語 そうでない言語、brother兄/弟よう単語指し示す範囲違いなど)言語使用 文化(謝罪仕方、依頼仕方など発話行為をどのよう言語実現するか)は言語習 熟度密接関係する。一方、そういった語彙や言語使用が埋め込まれたスクリプト社会的 コンテキストを理解するは、また、そういった行動を促す文化モデルへアクセスは、その 言語文化コミュニティーへ参加が前提なろう。
さらに見せる

16 さらに読み込む

フランス語動詞事象の意味分類に関する考察 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

フランス語動詞事象の意味分類に関する考察 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

以上、Vendler 始まる動詞分類方法論再検討を通して、フランス語動詞事象意味分 析がいかに発展してきたかを見てきた。Vendler が提示した状態、活動、完了、瞬間カテゴ リーは、現在まで広くフランス語動詞事象アスペクト的意味分析分類枠として用いられて おり、その有用は疑う余地がない。しかしながら、彼方法論はあいまいな点も多く、be + ∼ ing 共起によって導き出した各カテゴリー意味特徴が概念的矛盾点している、 共起テストがアスペクト的性質統一れていない、さらには分析対象(発話事行)分析 レヴェル(動詞)が一致していない等問題点が見られた。Vendler 四分類をフランス語動 詞事象分析応用した研究では、分析基準が整備れより体系的な事象意味分析が試みら れている。本稿ではその内容をカテゴリー定義、共起テスト、分析対象分析レヴェル三 つ分けて整理した結果、以下内容が明らかなった。、意味カテゴリーは直感的認 識頼って定義れることも多かったが、対立概念を用いて任意性質有無を調べること よって、弁別的意味特徴集合として客観的表されうる。、共起テストはカテゴリー そのもの説明区別れるべきであり、本来機能は、動詞事象が表す概念特徴意味的 共起または非共起によって事象タイプを判別することある。、動詞事象分類 で真分析対象なるは統辞論的な意味における動詞ではなく、動詞を含めた言語要素が文 脈応じて表す意味である。発話レヴェルでは言語内外様々な要素が意味構築関与して いおり、事行タイプはこれら要素意味特徴が総合れた結果判別れる
さらに見せる

13 さらに読み込む

マルチメディアを利用した外国語教育と情報ネットワークの展開 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

マルチメディアを利用した外国語教育と情報ネットワークの展開 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

きかける姿勢が必要なである。ハイパーリンクを辿るとき、あたかも自分で情報を再構成し ているかような錯覚陥るが、それは新しい知発見や構築を必ずしも保証するものではな いことを悟るべきである。  また、ハイパーリンクを可能したデジタル情報簡便や断片は、逆一覧欠如あ るいは困難という新たな問題をもたらしている。つまり、ペーパーメディアを扱うときよ うに、ページ(群)という空間を一覧し、全体中で行きつ戻りつしながら言語を追ういっ た、従来型空間的操作がしにくいである。もちろん、リンクを辿ることによって「行きつ 戻りつ」できるではあるが、それぞれリンクはいわば読み切り情報であり、全体を見通す という行為が希薄なりがちなだ。実は、グーテンベルクによる活版印刷術がもたらした大 量複製書物は、〈読み〉スタイルを音読から黙読へ移行せ、今しがた述べた「行きつ戻 りつ」空間的操作を可能するとともに、読者注意を言語意味や論理へ集中せる効 果があったいう。論理へ集中は、また、書物を批判的読む態度をも養ったである。 27)
さらに見せる

20 さらに読み込む

メキシコにおける前衛主義 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

メキシコにおける前衛主義 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

しかし、このグループで誰よりも傑出していたは、メキシコ随一碩学として知られるア ルフォンソ・レジェス Alfonso Reyes 、メキシコ革命後アルバロ・オブレゴン Alvar Obregón 政 権 下(1920‒1924) で 公 共 教 育 大 臣 を 務 め た ホ セ・ バ ス コ ン セ ロ ス José Vasconcelos(1881‒1595)二人であろう。とりわけバスコンセロスは、新しい形教育文 化プログラムを実行し、後続く世代作家や芸術家たち広く自由な活躍場を与えた。 これら〈青年文芸協会〉派作家たち、人文主義的、普遍主義的な視点根ざした汎アメ リカ主義、それ裏腹関係あるメキシコ主義は、「同時代人」誌が追い求めたコスモポ リタニズム少なからず影響を与えた。ことにバスコンセロスが公共教育省でおこなった文化 水準向上プロジェクトでは、ハイメ・トーレス = ボデー Jaime Torres Bodet(1902‒1974)や、 カルロス・ペジセル Carlos Pellicer(1899‒1977)という、やがて同誌執筆陣中枢なる人々 が協力している。
さらに見せる

12 さらに読み込む

HolesとWhirligigを読む:「味わって読むコース」教育実践レポート 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

HolesとWhirligigを読む:「味わって読むコース」教育実践レポート 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

3− 2 秋学期 3− 2− 1 教 材  秋学期は、            を使用しました。この作品を選んだ理由はいくつか あります。秋学期読んでみたい本について、それぞれクラス数名学生前もって尋ね たところ、   はストーリー展開はおもしろかったが、ミドル・スクール通う少年を主 人公する話であるため内容深みが欠ける、あるいは、こどもが主人公でないものを読みた い、という意見などが聴かれました。こういう意見は、毎年どのクラスにおいても聞こえるも です。たしかに、自分年齢近い人物が主人公であるストーリー場合、内容的同化し やすいところがあります。そのため、秋学期は、ヤングアダルト作品から、学生たちで きるだけ年齢近いものとして、高校生を主人公するものを選ぶことしました。また、文 難易度についてもより挑戦的で、テーマに関しても読者いろいろなことを考えるきっかけ を与えるものとして、     決定しました。
さらに見せる

9 さらに読み込む

Designing a taskbased syllabus 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

Designing a taskbased syllabus 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

本章では Brown(1995)カリキュラム構築モデルをもと、一企業英語プログラム を発展せるため実施した学習者職場ニーズ分析、さらにニーズ分析結果を用い、学 習項目設定を行い、タスク中心シラバスを構築せたケーススタディである。シラバス 作成は、Long and Crookes (1992)タスク中心シラバス構築(Task-based Syllabus Design, TBSD)アプローチを活用した。これは次3つ理由よる。(1)学習内容 目標言語使用分野をできるだけ近づけることが可能である。(2)タスクを使って基準準拠 評価が可能である。(3)TBSD は言語形態を学習者意識せること重要を認識した ものであり、これは受講者ニーズ合致するものであった。Part 1ではニーズ分析結果を まとめ、Part2ではタスク中心シラバス学習目標設定プロセスを説明する。
さらに見せる

14 さらに読み込む

『水鏡』における創造主義の萌芽 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

『水鏡』における創造主義の萌芽 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

を手本して二つ運動が生まれた。スペインアルゼンチン『超 ウ ル ト ラ イ ス モ 絶主義』である。双方 もウィドブロ『創 クレアシオニスモ 造主義』模倣ということで、詩人から怒りとともに退けられたが」。) 2)  詩人が現実をただ単に反映する存在ではなく、むしろそれを生み出すだというウイドブロ 詩論は、ピエール・ルヴェルディものきわめて類似しており、一方、その詩はカミング ズそれ似ている、パスは指摘する。このテーマについては別に詳細な検討が必要であろ うが、ウルトライスモを主導し前衛芸術深い理解を示した批評家ギジェルモ・デ・トッレ(マ ドリード、1900−ブエノスアイレス、1971)、時にもっともすぐれた創造主義詩人見なさ れる27年世代一人ヘラルド・ディエゴ(サンタンデル、1896−マドリード、1989)、アルゼ ンチンウルトライスモを持ち帰ったホルヘ・ルイス・ボルヘス。その後スペイン現代詩 展開を思えば、先ルヴェルディを含めてアポリネールやマックス・ジャコブといったフラン ス前衛主義広範な試み比しても、ウイドブロという、ある意味で辺境地であるラ テンアメリカから突如して訪れた存在がスペイン詩人たち与えた衝撃影響広範 は絶大である。
さらに見せる

12 さらに読み込む

授業の改善に向けて −グループ・ワークによるリーディング指導− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

授業の改善に向けて −グループ・ワークによるリーディング指導− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

表5 グループ間競い合いについて ⑸ グループ間競い合いは 男 女 計 % ア)よい 42 26 68 72.3 イ)よくない 5 1 6 6.4 ウ)どちらも言えない 10 10 20 21.3 学習にあたって適度競い合わせるは、学習意欲を高めるのに効果的である。個人違っ てグループ間競い合いということで、学習者もゲーム感覚で楽しんでいる。成績トップグルー プが発表れた瞬間、ワッ歓声が上がる。呼名れたグループ・メンバー一仕事をや り遂げたという充実感が読み取れる。一斉授業では味わえないこのようなプロセス体験が7割 を越す学習者「グループ間競い合いはよい」判断をせた推測れる。競い合いを 否定する主な理由一つ、表3(ト)見られる「採点公平欠けるから」が考えら れる。授業後、採点結果不満声もときどき聞こえた。採点公平をもっと高めることが できれば、競い合いを肯定する学習者がさらに増えるであろう。
さらに見せる

13 さらに読み込む

フランス語教師のための研修の必要性 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

フランス語教師のための研修の必要性 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

3 . 1  教科教育役割その内容 3 . 1 . 1  教科教育役割  文科省高等学校学習指導要領( ₈ 節外国よれば、高等学校における外国教育 目標は「外国を通じて、言語文化に対する理解を深め、積極的コミュニケーションを図 ろうする態度育成を図り、情報や相手意向などを理解したり自分考えなどを表現した りする実践的コミュニケーション能力を養う」ことであり、 ₁ .オーラル・コミュニケーシ ョンⅠ、 ₂ .オーラルコミュニケーションⅡ、 ₃ .英語Ⅰ、 ₄ .英語Ⅱ、 ₅ .リーディン グ、 ₆ .ライティング、各科目において目標や内容(言語活動、指導上配慮事項、言語 材料等)に関する記述がある。そして、「 ₇ .英語以外外国に関する科目」「英語 以外外国に関する科目については、から ₆ まで示す英語に関する各科目目標及 び内容等準じて行うものする。」記されている。
さらに見せる

22 さらに読み込む

中島 巖先生に心からの感謝を込めて 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中島 巖先生に心からの感謝を込めて 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 中島巖先生は発達心理学言語心理学を専門領域れ、学術論文も英語ドイツで執筆 れる日本でも数少ない心理学者である。ヴントによる実験心理学確立以降、認知心理学 も大きく影響したゲシュタルト心理学などドイツ圏で研究が学問分野として心理学基 盤をなしていることは周知事実である。また三帝国時代亡命したユダヤ系学者がアメリ カで社会心理学基盤を創ったことも良く知られている。その中で「言語心理学」は言語行動 研究からビューラーにより基礎を築かれたが、ドイツでは通常    称さ れ、言語基礎を置く「心理言語学」(     )区別れる。人間言語運用を 研究するのに言語体系ではなく、社会的行動する人間心理過程起点を置き、そこから 外国運用を厳密分析れその知見を言語能力育成応用しようする、そのような研究 教育を、先生は、外国教育研究機構が成立する以前から、文学研究教育心理学専攻課程 講義で論じられていた。またドイツ言語心理学権威、テオ・ヘルマン教授(マンハイム 大学)を迎え、大阪ゲーテ・インスティトゥートで開催れたドイツ教授法研究も参 加れ、早くからドイツ教育関係者交流れていた。従って、その後文学研究科内新し く「外国教育専攻」が増設れる際、既存「xx語学」応用領域としてではなく、新し く学際的外国教育研究領域を確立しようする構想において、先生ご専門は大変魅力 的であり、かつ重要な領域であった。先生言語運用に関する日独比較文化的なご研究はヘ ルマン教授著書も引用れており、対人関係において指標を取る際傾向的相違が、実験 心理学的も明らかれている。新しく外国教育研究機構が発足した際、文学部から移籍 れる先生が殆ど語学系であったため、教育・心理系先生が移られたことに対し学内では不 思議思う声もあった聞くが、言語運用力を「言語記号音声化」としてではなく、対人行 動能力一環として捉える時、言語心理学、発達心理学、教育心理学、社会心理学など心理学 諸領域が重要な一つ理論的フレームであることは、今日、英語・ドイツなど語種を問わ ず、外国教育研究常識なっている。その意味で先生をお迎えして外国教育専攻を設立 できたことは大変有意義な経験であり、院生や学生にとっても、言語学・文学を越え専門世 7
さらに見せる

2 さらに読み込む

新時代の中国語教育 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

新時代の中国語教育 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国教育限らないが、いまや「新しい」というは実質的な意味をもっている。すな わち IT 革命進展により、新しいハードウエアは、それふさわしい新しいコンテンツを 求めている。教育研究従事するものは、意識変革が必要れる。国民半数近くが 大学入学する時代、これから外国教育が担う任務ゆずれない一点は「学生コミュ ニケーション能力養成」なる。しかし、それは単にことば発信受信を意味しない。 特に中国においては今後コミュニケーション文法を解明し、文化理解を深めることが 求められる。本論では二三ケースを取り上げるが、このような視点が重要度をますことは 疑いない。
さらに見せる

8 さらに読み込む

多言語平行コーパスのための「言語学的におもしろい100の文」 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

多言語平行コーパスのための「言語学的におもしろい100の文」 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 なお,この「100文」を実際多言翻訳する作業は,現在,その試行段階として,100 うち10を選んで,幾つか言語(標準華,ロシア,タイなど)翻訳し,問題点を 洗い出す作業を進めているところである。もちろん,当面目標は,100文すべてをより多く 言語翻訳することであるが,このコーパスを単なる対訳資料集で終わらせないため,最 終的は,個々言語データ言語学情報をメタ情報として付与するマークアップを施す予定 である(このマークアップに関しては,山崎2006参照)。このマークアップ方式検討も並 行して進行中である。
さらに見せる

15 さらに読み込む

外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

臣も各州所属する。従って相互調整や共同政策に関する討議は定期的開催れる「常設 文部大臣会議」で行われる。但し、ボローニャ・プロセスを含む欧州統合や教育(行政・財政) 改革大きな流れなか、連邦政府研究・科学省間で、権限・管轄領域をめぐる議論が 高まりを見せているも事実である。既述よう欧州委員会は1995年「欧州市民 3 言語主 義」原則を提唱するが、『外国教育基本構想に関する検討』では既に1994年、小学校で 1 外国教育開始方向、「母語プラス 2 外国」学習示唆、外国学習目標として 言語コミュニケーション能力並び、「視点を変える能力」を含む「文化対応能力育成」 や「外国学習能力じたい育成」などが提示れていた。これら検討項目は、2003年12月 発表常設文部大臣会議で合意れ各州指導要領等共通する「全国教育スタンダード・ 1 / 2 外国科目」具体的導入れている 6 。その他、出自言語増加を積極的取り入 れ外国語種を拡大する視点や、重要を増す外国教育に対し生徒や保護者対象啓発活 動 を 行 う 必 要 、 或 い は 言 受 容 領 域 で 「複 数 言 能 力 育 成」(Rezeptive Mehrsprachigkeit)など当時情況を反映した指摘が見られる。後者は、受容を中心外国 運用力育成可能を追究するもので、今日“Intercomprehension” という概念研究が 進められている。尚本文書はかなり「各州外国教育実態」を含む「ドイツ連邦 共和国外国教育に関する評定書」が付けられており80年代から展開も含まれ興味深いが、 紙幅都合上割愛した。
さらに見せる

18 さらに読み込む

W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

も私たちは夜はガスや電気光やその他この種あらゆる発明品で明るい朝なるま であいつらから眠り安らぎを奪ってしまったんです。私たち町では夜はもう眠 り時間がなくなっているということが、あいつらを家々屋根や塔から追い払ってしま ったんです、臭気が甲虫や毛虫や蝶たちをこの茂みや他園芸からそうしたよう。ず っと向こう郊外町では勿論まだ生き延びていけるでしょうが、あんな所もまたまた 煙突や煤煙を伴って工場がやって来て生き延びようする気持ち嘔吐を催させてしまう んです。だからあいつらはもう恐らく何んも残されてはいないんですよ。」 13)  今日もなれば上記ラーベこの警告は重苦しいいほど現実を伴って伝わるであろうが 100年も前この深刻な真実を理解できたはごく僅かな人たちだけであったろう。しかしな がらまた一方でこの作家が繰り返し取り扱う問題を独特異化して持ち出して来ることのみ 注目してはならないであろう。かかる場合動物相や植物相そのものだけ関心が示されてい るではなく、これらが人間置かれている状態を象徴化していることが重要なであり、結 局は生存を脅かすある技術が増大することによって人間ふさわしい在り方が破壊れるとい うことが反語的糾弾れているである。それは上掲引用続いて「動物たちはほんの少 しだけ人間先を行っている過ぎないです」という言葉如実表明れていよう。  ラーベは産業革命大都市における随伴現象たる諸変化を述べているばかりではない。地方 都市やいわゆる田園地帯におけるそれらをも描き出しているである。それは大都市から離れ た地域も工場が所在地を選定した結果であったり、大衆社会出現過程で大衆観光が次第に 生じてきた結果であったりするが、数世紀にわたって維持れて来た居住環境を越えて居住域 が次々造成れ始めていた事実反映外ならない。大衆観光を映し出している例として 1888年書かれた物語「皇女フィッシュ」(           )が挙げられよう。この作品では ハ−ルツ()地方ある小さな町「イルメンタール」(        )が19世紀後半数多く 見受けられたよう保養地変貌してゆく有り様が描かれているであるが、それまで野生 草花や良い匂いする薬草が生い茂っていた町中や周辺部いたるところ「イタリア−ド イツ−イギリス風ルネッサンス様式邸宅」が観光用呼び物とともに建ち並ぶようなる。 この一般的な建築ブーム助成者はアメリカから戻ってきたアレックス・ロートブルク (      )という男で、無論「概して関心も持たず,生粋愛国的なイルメンタール出身者でもなく」 14) 、ただ利己的な利益志向からそうなったであったが、それでも目を眩 らまされた住民たちは町景観を最終的は壊してしまうこの男すべて計画感激して同 意し、たとえば周囲自然をも含めた彼提案を次よう歓迎する。
さらに見せる

11 さらに読み込む

あやまちの悲劇 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

あやまちの悲劇 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 「それで、その男が臆病だったり、面目をつぶされたり、あるいは自分で復讐ができないとき、 彼は――もしかしたら女性かもしれないけど――その女の子せいで誰か他そんなこと をやらせるかしら?」  「もちろん。そんな仕事を探している奴が南アメリカ海岸はここらいる物乞い同 じくらいいま。」ボート男はこんなにも淑女然した女性がこんな品ない話題ひどく 興味を持っていることとても驚いた。しかしご覧とおり、彼女がこの話題について容易 話すを聞いて、多分、この女性情報を与えることができる楽しみそれを話している自分 自身声を聞く楽しみは驚きよりもさらに大きかった。「あの土地では人は絶対恨みを忘れ ない彼は続けた。 「もし彼が一日借りを返せなくても、別は必ず借りを返しま。 スペイン人憎しみは寝不足ようなもので、しばらくは先延ばしできるが、最後はそい つ捕まっちまうんです。悪党って奴は自分たちへ約束はかならず守るんで……船 敵はまったく楽しいもんで。同じ囲い中でつながれている雄牛ようなもんで。壁を後ろ してなきゃ三十秒安心していられるもんじゃない。たとえ相手が仲良くしようしてきて も、相手好意はどこか下心がある。そいつ何かするってはしろめ 4 4 4
さらに見せる

20 さらに読み込む

ある問題 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ある問題 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 「聞かなきゃいけないよ。今までこの話をしたことなかったは単に忘れてしまっていたか らなんだ。すっかり忘れていたよ。でも、君話を聞いて思い出したんだ。僕も一度運勢を見 てもらったことがあるんだ。インディアン女でもなかったしジプシーでもなかった。たまたま いた女性一人だった。名前は忘れてしまったよ。まだ二十歳なる前だった思う。何か パーティーで彼女は人運勢を占っていたんだ。カードを持っていた。贈り物してもらった ふりをしていたけどね。僕は何をしゃべっていたか忘れたけど、あのくらい年頃よ くあるよう、結婚生活をからかっていた思う。一人女性が僕をその女性紹介した んだ。ぜったい結婚しないって言っている男性がいますってね。本当かしら?その女性はカー ドを見て、まったく事実違っている、僕は二度結婚するって言ったんだ。その場いた人た ちがいっせい笑って僕は恥をかいたんだよ。『三度結婚するって言ったらどうだい?』僕 が言う、『カードは二度と出ていますわ』その女性は答えたよ。」デイヴィッドはソファ から立ち上がって妻立った。「不思議だ思わないかい?」デイヴィッドは言った。  「ええ、不思議ですわ。あなたはそのことを何か不思議なこと以上ことだ考えていらっ しゃるようですけど。」
さらに見せる

14 さらに読み込む

英語語法における曖昧性の回避について 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

英語語法における曖昧性の回避について 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

there is a Twitter team dealing with it. ― Marketing, November 28, 2012  「E メール」意味では、email だけでなく email message という表現も使われる。次例を 見て欲しい。 (12) Correction: As my colleague Brad Stone–and a number of commenters on this blog pointed out, Steve Jobs did, in fact, disclose his pancreatic cancer after he was operated on in 2004. He did so by sending an email message to Apple employees after his successful surgery. I still think it would have been more appropriate for the board to make the announcement to shareholders. Nonetheless, I stand corrected.
さらに見せる

11 さらに読み込む

言語遊戯を活用した教授学習の方案—外国語として朝鮮語教育を中心に— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

言語遊戯を活用した教授学習の方案—外国語として朝鮮語教育を中心に— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

₁ )말의 전달기능은 물론,놀이의 소재로 조작하는 것.언어유희는 언어생활을 윤택하게 해 주는 것 으로 문예작품의 수사학적 표현에 적극 쓰인다.그 형태는 사용하는 언어에 의해 다양한데,동일 언어라 하여도 지방이나 민족에 의해 달리 표현되기도 한다.(小池清治 외 1997:151)참조   이처럼 언어유희(言語遊戱:pun)는 말이나 문자를 소재로 하는 유희,말재롱으로서 단순한 말

17 さらに読み込む

河合忠仁教授を偲んで 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

河合忠仁教授を偲んで 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

追悼 河合忠仁教授 7 いか声をかけて下さった。これにより、教養部所属でありながら、専門科目も教えることが でき、一層やる気が出たを思い出す。この時学生は、河合先生熱心な指導ためであろ うが、専攻が法学や経済学なのに、中学校英語先生なり、今も現役で活躍している者が 多数いる。

3 さらに読み込む

Show all 10000 documents...

関連した話題