トップPDF フランス語教師のための研修の必要性 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

フランス語教師のための研修の必要性 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

フランス語教師のための研修の必要性 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 フランス語教育実習生には、フランス語授業時間数が少ないため授業実習回数が少なす ぎる、実習校が母校でないことから実習校や生徒特徴が予めつかめない、など不利な条件が 重なることになる。それらを克服するために、他教科実習生に比べてより多く苦労とより 周到な準備が必要となることは避けられない事実である。そこで筆者は、授業見学や学校情報 提供などを実習期間前に行うことで授業実習時間確保や実習生にかかる負担軽減を試み た。その結果、短い実習期間でも大きな成果を収めた実習生があった反面、そうでない場合も あった。その違いを考察してみると、フランス語力不足(テキスト発音にかなり練習を要 する)、知識不足(学習指導案書き方がわからない)、実務力不足(学級日誌点検や実習ノー ト記入等に時間がかかりすぎる)などが原因となっていた。これら問題は一見学生個人能 力によると考えられるが、教科教育授業によってある程度回避できたと思われる点もあ る。学習指導案書き方を例にとると、実際にはフランス語メモ書きや台本形式など自分ら しさを追求したものであってもよいが、中等教育機関において研究授業で配布することも考慮 した標準的な学習指導案書き方も指導しておく必要がある。そしてそれと同様に大切な は、担当教師教科教育法へ取り組み姿勢ではないだろうか。それがそのまま実習生真摯 な態度につながったと思われる例も見受けられた。
さらに見せる

22 さらに読み込む

The Liaison of English Part One 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

The Liaison of English Part One 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 では、拙稿は、十年余りに様々な教室で応用しながら、著者が徐々に改善してきたつもり 、連声中心教材一部を提示する。内容は、連声必要から、英語連声根底に 働く音素的事実発見を通過してから、英語連声を決める法則直接発見・言語的表示を 催促する学習課題提示を済ませた後、それぞれ法則詳細を解き明かせておけば、当該 法則能動的応用課題を列挙する。
さらに見せる

20 さらに読み込む

惜別のことば 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

惜別のことば 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

追悼 河合忠仁教授 5 ます。近畿大学時代に、イリノイ大学で語学研修で、学生を引率して共に過ごした 1 ヶ月 も、今となっては思い出深い 1 コマです。教師として姿と、また研究者として姿を垣間見 たように思うからです。学生一人が、週末を過ごしたホームステイ先から戻ってこなくて大 騒ぎになったときこと。結局、ホストペアレンツに連れられて、隣州へ旅に出ていたこと が判ったものの、連絡を怠ったコーディネーターを前にして、先生は烈火如く怒られまし た。そこには、教師として責任感はもちろんこと、親がわが子を気遣う心情にも似たもの を感じたものです。また、引率合間に出かけた書店で、面白そうな本を見つけた先生は、そ 場に座り込んで実に長々とページをめくっておられました。その旺盛な好奇心が、きっと後 韓国英語教育ついて立派な研究として花開いただと思います。
さらに見せる

2 さらに読み込む

ご挨拶 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ご挨拶 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

今春、本学外国教育研究科は、外国というもう一つ言葉研究を介 して、人間コミュニケーション謎に迫り、そのコミュニケーション能力教育 可能を具体的に追求するという目的をもって、誕生いたしました。今回記念 シンポジアム開催が、関西大学そのような自覚と情熱表明機会となり、 多く同志方々ご支援とご協力を頂戴する機会ともなることを、心より期待 したいと思います。
さらに見せる

1 さらに読み込む

Designing a taskbased syllabus 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

Designing a taskbased syllabus 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

本章では Brown(1995)カリキュラム構築モデルをもとに、一企業英語プログラム を発展させるため実施した学習者と職場ニーズ分析、さらにニーズ分析結果を用い、学 習項目設定を行い、タスク中心シラバスを構築させたケーススタディである。シラバス 作成には、Long and Crookes (1992)タスク中心シラバス構築(Task-based Syllabus Design, TBSD)アプローチを活用した。これは次3つ理由による。(1)学習内容と 目標言語使用分野をできるだけ近づけることが可能である。(2)タスクを使って基準準拠 評価が可能である。(3)TBSD は言語形態を学習者に意識させること重要を認識した ものであり、これは受講者ニーズに合致するものであった。Part 1ではニーズ分析結果を まとめ、Part2ではタスク中心シラバス学習目標設定プロセスを説明する。
さらに見せる

14 さらに読み込む

言語遊戯を活用した教授学習の方案—外国語として朝鮮語教育を中心に— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

言語遊戯を活用した教授学習の方案—外国語として朝鮮語教育を中心に— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

     長崎屋焼き魚 > ながさきややきさかな      確かに貸した > たしかにかした      タイガーがいた > たいがーがいた      勝つまで待つか > かつまでまつか      薬リスク > くすりのりすく      冷凍トイレ > れいとうといれ      鶏とワニ > にわとりとわに      アニマルマニア > あにまるまにあ      ガス代だすが > がすだいだすが      スタミナ満たす > すたみなみたす      クッパパック > くっぱのぱっく      ビルからカルビ > びるからかるび 5)
さらに見せる

17 さらに読み込む

フランス語教育に必要とされる文法知識 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

フランス語教育に必要とされる文法知識 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

在形誤用が 1.8%であったと比べるとかなり確率で完了用法に現在形誤用が見られ、イ ンフォーマントにとっては複合過去形が現在時事象とは結び付きにくいことを窺がわせる。  以上研究報告から日本語を一言語とする学習者が作り上げる複合過去形学習文法一 例をまとめてみよう。複合過去形役割は事行で表される出来事を終了局面から捉え、完結し た事柄として表すことにあったが、学習者文法知識中では、事行から想起される「長さ/ 短さ」という概念を指標として構造化されている。半過去形誤用と対照的に複合過去形は事 行が表す事柄短さと結び付いて概念化される。「短さ」を想起させる文要素指摘はない が、半過去形誤用例から類推すると、動詞(句)、時間表現などが考えられるだろう。動詞に ついて言えば、半過去形と結びつきやすい状態動詞対局にある動詞、すなわち動詞意味内 容に完了点を含む完了動詞、到達動詞は「短さ」を想起させ、複合過去形と結び付きやすいと 言える。複合過去形を概念化するもう一つ指標は時間軸である。複合過去形は「過去」とい う概念と密接に結び付いている。過去事に成立した事行結果が現在時において確認される完 了用法、特に結果相は「過去」という時間軸上指標から外れており、学習者が考える複合過 去イメージとは強く結び付いていない。
さらに見せる

25 さらに読み込む

中国新時代的来 留学生教育 −以北京大学 例 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国新時代的来 留学生教育 −以北京大学 例 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

近年来,在北大学习的日本学位生,主要是通过考试和政府奖学金渠道入学,总体来说,日本 学位生的生源质量比较好,研究生质量更优于本科生。 3、 “趋同管理”的同时, “严格要求、适当照顾” 。 也就是说,在考虑到留学生的特殊的同时,强调教育质量的普遍,尽量与中国学生统一 教学计划,统一教学大纲,统一考题,统一标准。 同时,考虑到外国留学生在语言、文化和知识 背景等方面的实际情况,为了更有效地培养他们,学校在语言和专业学习方面都采取了一些特殊 的措施和办法。在学习年限、补考重修等方面对留学生适当放宽,平时为他们安排教学经验丰富 的教师上课,课后安排有针对的辅导活动。因此,在北大学习的日本学位留学生毕业率比较 高。不少人毕业后继续在北大或申请到其他学校攻读高一级的学位;有些毕业生回国后在大学或 研究机构任职,有些在日本驻华使领馆或其他机构工作。
さらに見せる

12 さらに読み込む

メキシコにおける前衛主義 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

メキシコにおける前衛主義 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

しかし、メキシコとラテンアメリカ文学に与えた影響大きさにもかかわらず、 「同時代人」 誌前衛主義的な傾向は、当時メキシコでは広い支持をえたとは言えない。それには、メキ シコという国がまだ革命を達成したあとほとぼりがさめていなかったことが関係している。 しかし、「同時代人」グループが海外文学影響を受けいれたは、表面的な外国かぶれのせ いではない。「同時代人」誌が海外作品から貪欲に学ぼうとした背景には、アルフォンソ・ レジェスが唱えたように、メキシコを世界に向けて、世界をメキシコに向けて相互に開放する ことにより、真「アメリカ大陸知性」inteligencia americana を生み出そうとする渇望があっ たからである。しかしながら、国民全体がナショナリズムに傾斜し、国粋主義的な文化あり ようを称揚する空気が濃くなっていくなかで、海外文化を積極的に受容するという姿勢は、現 実逃避やエリート主義そしりをまぬかれなかった。レジェスや「同時代人」若いグループ
さらに見せる

12 さらに読み込む

多言語平行コーパスのための「言語学的におもしろい100の文」 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

多言語平行コーパスのための「言語学的におもしろい100の文」 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

#027:この樹は葉が大きく花が小さい。 題目と主語をもつ文。題目と主語が[全体–部分]関係である。 1 つ題目を共有して主 述構造が連鎖をなしている。[全体]を示す名詞句と,その[部分]を表す名詞句と 結束がどのように表示されているか(あるいは,表示されていないか)。

15 さらに読み込む

中国語の構文分析法 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国語の構文分析法 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

.上記の俗流的論法に対する最も有力な理論的な反論はこれまでの主語、述語、目的語 3文成分間の関係を総括する朱徳熙(1983)の論文であった。即ち「正常な状況下で は、「主語」は必ず「謂語」の前にあり、「賓語」は必ず「述語」の後にある。「主語」 と「謂語」の間の関係は緩やかであり、中間に停頓(ポーズ)を置くことができる。 「述語」と「賓語」は意味上と構造上の関係はいずれも[r]

17 さらに読み込む

新時代の中国語教育 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

新時代の中国語教育 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国教育に限らないが、いまや「新しい」というは実質的な意味をもっている。すな わち IT 革命進展により、新しいハードウエアは、それにふさわしい新しいコンテンツを 求めている。教育研究に従事するものは、意識変革が必要とされる。国民半数近くが 大学に入学する時代、これから外国教育が担う任務ゆずれない一点は「学生コミュ ニケーション能力養成」になる。しかし、それは単にことば発信と受信を意味しない。 特に中国においては今後コミュニケーション文法を解明し、異文化理解を深めることが 求められる。本論では二三ケースを取り上げるが、このような視点が重要度をますことは 疑いない。
さらに見せる

8 さらに読み込む

中国語教育における習得語彙の広さと深さ 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国語教育における習得語彙の広さと深さ 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

汉外词汇教学的新视角 如 所述,HSK 词汇大 是汉外教学方面的 家根据词语使用频率调查 语言的 使用情 况筛选出的 个词语的集合 , 并按照经验 的难易度分级 音序的方式展示给教学 方 无疑 在着 个词语选择的适 性的问题,而更 要的是 词 词之间的意 关系没有得到揭示 怎样 所有的学 者准备 个多功能的词汇大 ?笔者的所谓多功能是指, 1 基础阶 段直接词汇学 的教材 2 中高级阶段的间接词汇学 词汇量扩展 的教材 3 非母语学 者写 准备的修辞词 个词汇大 应 按照 的 骤编制
さらに見せる

9 さらに読み込む

W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

も私たちは夜にはガスや電気光やその他この種あらゆる発明品で明るい朝となるま であいつらから眠りと夜安らぎを奪ってしまったんです。私たち町では夜にはもう眠 り時間がなくなっているということが、あいつらを家々屋根や塔から追い払ってしま ったんです、臭気が甲虫や毛虫や蝶たちをこの茂みや他園芸からそうしたように。ず っと向こう郊外町では勿論まだ生き延びていけるでしょうが、あんな所にもまたまた 煙突や煤煙を伴って工場がやって来て生き延びようとする気持ちに嘔吐を催させてしまう んです。だからあいつらにはもう恐らく何んにも残されてはいないんですよ。」 13)  今日ともなれば上記ラーベこの警告は重苦しいいほど現実を伴って伝わるであろうが 100年も前にこの深刻な真実を理解できたはごく僅かな人たちだけであったろう。しかしな がらまた一方でこの作家が繰り返し取り扱う問題を独特に異化して持ち出して来ることのみに 注目してはならないであろう。かかる場合に動物相や植物相そのものだけに関心が示されてい るではなく、これらが人間置かれている状態を象徴化していることが重要なであり、結 局は生存を脅かすある技術が増大することによって人間にふさわしい在り方が破壊されるとい うことが反語的に糾弾されているである。それは上掲引用に続いて「動物たちはほんの少 しだけ人間先を行っているに過ぎないです」という言葉に如実に表明されていよう。  ラーベは産業革命大都市における随伴現象たる諸変化を述べているばかりではない。地方 都市やいわゆる田園地帯におけるそれらをも描き出しているである。それは大都市から離れ た地域にも工場が所在地を選定した結果であったり、大衆社会出現過程で大衆観光が次第に 生じてきた結果であったりするが、数世紀にわたって維持されて来た居住環境を越えて居住域 が次々と造成され始めていた事実反映に外ならない。大衆観光を映し出している例として 1888年に書かれた物語「皇女フィッシュ」(           )が挙げられよう。この作品では ハ−ルツ()地方ある小さな町「イルメンタール」(        )が19世紀後半に数多く 見受けられたように保養地に変貌してゆく有り様が描かれているであるが、それまで野生 草花や良い匂いする薬草が生い茂っていた町中や周辺部いたるところに「イタリア−ド イツ−イギリス風ルネッサンス様式邸宅」が観光用呼び物とともに建ち並ぶようなる。 この一般的な建築ブーム助成者はアメリカから戻ってきたアレックス・ロートブルク (      )という男で、無論「概して関心も持たず,生粋愛国的なイルメンタール出身者でもなく」 14) 、ただ利己的な利益志向からそうなったであったが、それでも目を眩 らまされた住民たちは町景観を最終的には壊してしまうこの男すべて計画に感激して同 意し、たとえば周囲自然をも含めた彼提案を次ように歓迎する。
さらに見せる

11 さらに読み込む

ドイツ語圏スイスにおける言語状況:標準変種の規範化と方言の拡大 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ドイツ語圏スイスにおける言語状況:標準変種の規範化と方言の拡大 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 Ammon (1995: 80)モデルに基づきスイス標準変種現状を考察するとどうなるだろう か。規範典は拡充し、スイス言語学者も編纂へ関与や批評を行い、模範話者・著者もスイ ス人である。ただ、内部規範典はMeyer個人によるものに限られ、専門家集団による共同作業 で編纂されているドイツやオーストリア規範典に比べると公共的色彩が弱い。見出しはス イス標準変種に限られているので4000ほどに過ぎず、あくまでも基本となる外部規範典(事 実上はDuden)を補完する機能を担うものだということを忘れてはならない。そのDudenは 十分とはいえないながらも、使用国や地域情報も含んでいるので、Duden方がスイスにお いても汎用が高いと言える。規範権威者がどのように行動しているかについては、さらなる 調査が必要であるが、Meyer (2006)に公的規範は付与されておらず外部規範典へ依存は 続いている。また、スイスドイツ話者多数がこの言語規範を支持するかについても検証が 必要だ。方言に自らアイデンティティーを見出しているスイス人にとって、標準変種確立 は二次的な課題であると考えられる。複数中心地的言語観は、欧州連合多言・多文化主義 にも呼応して、主にドイツやオーストリア言語学者主導で普及してきた。この影響と、学 校教育における標準変種使用拡充へ要請が、標準変種確立に消極的だったスイス人意識に わずかながらも変化を生じさせたというが現状である。
さらに見せる

15 さらに読み込む

標準ドイツ語の収束と分散 ―標準変種の確立と脱標準化に関する考察― 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

標準ドイツ語の収束と分散 ―標準変種の確立と脱標準化に関する考察― 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 Spiekermann (2005)による通時的調査では、方言特徴が増えている事例よりも、方言 特徴が標準形式では減少している事例や、超地域的な非標準形式が増加している例方が遥か に多いことが明らかになっている。この状況は、地域的変異形衰退による平準化傾向と言い 換えることができよう。交通網発達による人流動と、公教育による標準教育を通じて、 今日ドイツでは伝統的な地域方言から超地域的な変種へ移行することによる脱標準化現象を 示している。脱標準化とは必ずしも標準形式を使用できないという意味ではなく、規範意識 低下により使用しなければならないというい意識が低下したということである。地域的音声特 徴が存続していることは言うまでもないが、縮約形などドイツ内で共通音声特徴が広がりつ つある。地域方言存続は話者が当該地域に感じるアイデンティティと密接な関係があるが、 地域アイデンティティよりグループアイデンティティが強まっているという Bausinger (1997: 390)指摘とも符合する。若者が地域を越えた若者ことばにより強いアイデンティテ
さらに見せる

16 さらに読み込む

マルチメディアを利用した外国語教育と情報ネットワークの展開 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

マルチメディアを利用した外国語教育と情報ネットワークの展開 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

えてくれたものである。そして今やこの働きは、文学に代わって、インターネット上で自在に 繰り広げられる仮想現実世界が担っているかもしれない。実際ところ人はここで、かつ ては文学世界から体得しえた、あの遊び心を満喫しているようである。  現に、インターネット社会で展開される遊び空間は、厳しい現実世界を生き抜かざるをえ ない現代人にとってオアシス− 避難所− 役割を果たしている。生き馬目を抜くか 如く苛酷な現実生活を余儀なくされている大多数現代人にとって、匿名を前提にネット上で 展開される同趣味同志コミュニケーション場はさぞかし安住地にちがいない。これは、 現実から遊離を求めて文学世界に耽溺したかつて文学青年たち志向と本質的に何ら変わ るところはない。インターネット社会も文学世界もそこに浸りきる者にとっては、虚構が即、 現実世界となる。
さらに見せる

20 さらに読み込む

フランス語タンデムコミュニケーションクラスについて 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

フランス語タンデムコミュニケーションクラスについて 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

問題点としては、教師連絡に時間がとられることであろうか。この連絡がうまくいかな いと学生は混乱することになるであろうし、授業内容も、同じこと繰り返しであったり逆 に説明が不十分だったりして、授業効率上大きな問題が生じるであろう。お互い授業がまっ たく関連なく平行線で進む場合(たとえば、日本人教員は文法を日本語で教え、フランス人教 員は日常会話を教える等)は、学生教員に対する不信感も生まれるであろう。そのほかに、 欠席者に対するフォローをどうするか(しかしこの問題はタンデムクラスに限ったことではな いが)、評価をどうするか、といった問題もある。結局ところ、タンデムクラスは、教員同 士コミュニケーションがうまくいくかどうかが成功大きな鍵になると思われる。また、レ ヴィと太治が同時に教壇に立つ授業を希望する学生もいた。日本人アシスタントいるフラン ス人教員授業を希望していると思われるが、単にアシスタントとしてではなくより積極的に 授業運営に関わっていくためには、日本人教員は何をしなければならないか。この問いに対す るひとつ答えは、教育研修定期的な参加ではないかと思う。最新教育方法を学び、そ れを日本大学における外国教育という文脈中で問い直してみることによって、現実ク ラス運営を担っていくは、日本人教員ひとつ役割ではないだろうか。たとえば、日本人 学習者フランス語語彙力を伸ばすにはどうしたらよいか。会話中にわからない単語に出会っ たとき、辞書に頼らず、会話を中断することなく、その会話を続けていくにはどうしたらよい か。聞き取り能力(細かな部分にこだわることなくメッセージ大意を理解できる能力)を身 につけるにはどうしたらよいか。われわれはこうした問題に真剣に対処していかなければなら ないだろう。
さらに見せる

12 さらに読み込む

河合忠仁教授略歴及び主要研究業績 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

河合忠仁教授略歴及び主要研究業績 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

昭和49年 4 月 神戸市外国語大学大学院 外国語学研究科英語学専攻修士課程入学 昭和52年 3 月 神戸市外国語大学大学院 外国語学研究科英語学専攻修士課程修了 職 歴 昭和55年 4 月 近畿大学専任講師(教養部) 昭和58年 4 月 近畿大学助教授(教養部) 平成元年 4 月 近畿大学教授(教職教育部) 平成11年 4 月 関西大学教授(文学部)

3 さらに読み込む

ワーキング・メモリーの機能と言語の関わり 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ワーキング・メモリーの機能と言語の関わり 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

れる。我々は覚えるべき情報をループのように復唱する。それは大抵声に出さないで内的に、 即ち聞こえないように行われる。こうした聞こえない復唱は、英語で リハーサル と言われる。 このリハーサルには、ワーキング・メモリーの一部であるフォノロジカル・ループが係わる。 フォノロジカル・ループは情報をごく短時間、1 5から2秒間、保持することができる。しか し、この情報はリハー[r]

16 さらに読み込む

Show all 10000 documents...

関連した話題