■ は じ め に ■
平成14年5月に発足した今期の川崎市社会教育委員会議のスタートは平穏であった。 前期までの社会教育委員会議が作成した答申書『社会教育施設における市民活動の支援と連 携のあり方について(平成12年4月) 』と、研究活動報告書『こども はつらつ おとな い きいき∼学校・家庭・地域をつなぐ川崎の教育∼(平成14年3月) 』を土台とした、展望のあ る論議であった。それらは、①生き生きと学び、市民としての自覚をもつとともに自立した個 人として育ちいくための社会教育のあり方と市民活動の発展への仕組みづくりを作り出そう、 ②川崎に住み、家庭を築き、次世代を担う子どもを育て、居住する地域における諸々の社会活 動に参画し、様々な活動を通して川崎地域を誇りに思い喜びとする川崎らしい地域コミュニテ ィを構築しよう、③地域社会と市民活動が活性化するために社会教育施策を機能させよう等々 であり、④また、かねてからの懸案であった社会教育計画と目標とが社会教育施策および事業 に反映して実施されているかを評価する方式を策定すること、等々であった。
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