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Academic year: 2023

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1 財務会計論 A

“The role of performance indicators in management

commentary”

2014/07/01 財務会計論A 山村真里、横山 夏子

1

KPIs の一例として

• 労働関連KPIの紹介

日本公認会計士協会(2009)『経営研究調査会研究報告第35号 日本 企業の労働関連KPI』

• KPIの選定要件

–必要な質的特性(目的適合性。信頼性、比較可 能性、理解可能性)

–定量化の容易性

–算定基礎データの入手の容易性

• 一口にKPIといっても、目的によってさまざま

2

目次

• KPIsとは?

• 第2節 実証研究のデザインと結果

– RQ1

– RQ2

• 第 3 節 批判的な側面

–まとめ

3

2. 実証研究による証拠 リサーチデザインと結果

• サンプル

– USA(27)、ヨーロッパ(合計76、うちイタリア14、イ ギリス53、その他9)、その他の国8からなる、111 の任意のEBR

• ソース

– (1)ABI-Inform(ABI-Proquest) :(筆者は

"Management commentary"と"Operating and Financial Review"をキーワードとして検索) – (2)イタリア、ロンドン、ニューヨーク、東京の証券

取引所のHP

4

2. 実証研究による証拠 リサーチデザインと結果

• CA (Content Analysis 内容分析)

– (1) KPIsの直接相互参照から実務におけるEBR の内容と実際に調べられている側面→RQ1 – (2)報告されたKPIsの性質から、何が実際に測定

/報告されているのか→RQ2

• 国内/国際的な規制に従っているEBRのサン プルを調べた

5

RQ1 :結果 表 1

• EBRCのフレームワーク(2006)の表1で強調 された側面(Business landscape、Strategy) によりKPIsを報告?→実証研究

• 目的:KPIsがどの程度外部報告システムの 複数側面をカバーするような情報提供役割を もつかの理解

6

(2)

2 RQ1 :結果

表 1

質的 情報

KPIs

US、USA ○ ×

US,USA 以外

○ ○

KPIs:事業環境、戦略、財 務パフォーマンス

7

RQ1 :結果 表 2

• 表2:CAの結果要約

• MCが含むべき事項

– (1)企業のリスクと関係に関する情報

– (2)財務諸表で報告されない企業活動での資源の役割

– (3)財務諸表で報告される企業パフォーマンスに関する非

財務要素の影響(IFRS PC, p.9

• 英国2006年会社法(UK Companies Act2006) (1)環境問題

(2)企業の従業員 (3)地域社会問題

8

RQ1 :結果 表 2

• 筆者の主張

–すべてのトピックは報告上のKPIsを最大限利用

• 実務でのEBR

– KPIsは異なるフレームワークで必要とされる情報 提供役割を果たしているように潜在的には見える –内部利用目的で測定されたものまたは測定が簡

単なものに主に焦点を当てる傾向

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RQ2: 結果

二つ目のステップでの論点

• 財務諸表と会計基準が調和したときとコミュニケー ション目的に調整された時の違いを区別した上での 財務的KPIsの利用

– (US以外の)ほとんどの企業はこれらを報告(97.62%)

• 非財務的KPIsの利用 – 63.10%のみ

• 重要な成功要因と関係する測定値は業界と/または プロセス特有の傾向があるとするなら、ベンチマー クのプロセスで有用な業界特有のKPIsの存在

– EBRフレームワークはベンチマークの過程で有用な業界 固有のKPIsの利用を示唆

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RQ2: 結果

二つ目のステップでの論点。

• 戦略とKPIs (ゴール、ターゲット、アクション)のつな がりの存在

それほど顕著でない(44.05%)

• 戦略、目的、行動の間の数学的な原因結果の関係 が定義済みか

基本的にない

• 報告されたKPIs、“内部”または“外部”指向かどう か、また、それらはリスクを測定しているか

リスクマネジメントに焦点を当てた外部指向のKPIs報告 (55.95% ) 、内部(54.76% )。

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RQ2: 結果

二つ目のステップでの論点。

• 過去のKPIs利用と未来のKPIs利用の対立と、

結果としてずれのある指標と先進的な指標

– 54.76% 将来指向

• ほとんどは将来パフォーマンスを導くドライ バーと要素の効率的かつバランスの取れた 全体像(picture)を提供することができていな い

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(3)

3

結論

研究の焦点

• 本研究の焦点

– MCの中のKPIsの役割と事業報告を向上させる能力利用 者の変化するニーズに対応し、事業報告は将来予測の 観点に関する情報をさらに提供すべき

非財務情報を含む将来価値の要因に焦点をあてるべき

• 報告によって意思決定のための内部情報と外部報 告情報が明確に連携

• 111企業サンプルを分析→KPIsは情報提供の役割 を潜在的に果たすように見える

⇔ディスクロージャー問題

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結論

開示に対する意見

• 国際機関は、この類の情報は自発的に提供 されるという考えに賛同

–企業は情報公開を推奨されるべき

• 情報の完全開示リスクは、企業の競争優位 性を損ないうる

–取締役会は、情報公開コスト・リスク・ベネフィット の判断が必要

–理論的に、取締役会に報告された測定値は、内 部的・外部的の両方から戦略の進行程度を測定 する重要な指標となるべき

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結論

• KPIsは簡単には利用できないのか?取締役 会は重要な指標と認識しているのか?取締役 会はすすんで公開しているのか?そうでない 場合は、理由を把握する必要

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結論

KPIsは主要指標

• CAは、財務KPIsの利用はいまも広くおこな われコミュニケーション目的でしばしば“調整”

され、財務諸表とは一致しないことを強調

–業界特有のKPIs主に市場とカスタマーイシューと

リスクマネジメントに焦点を当てた外部指向の KPIs

– 55.95%が外部指向のKPIsを公開 – 54.76%の将来指向のKPIs

• KPIsは主要指標

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結論

KPIsの欠点

報告目的のKPIsの欠点 (1)財務測定値>非財務測定値

(2)ほとんどの企業が内部指向の指標のみを報告 (3)3分の1以上の企業が業界固有の指標を報告していない (4)戦略とKPIsの間のつながりは44.05%しか明らかでない (5)戦略、目的、結果の間の数学的原因-結果のつながりの定

義と説明は、基本的にない

量的指標とその関係を通じて、重要な成功要因を測定するのが難し いことを反映している可能性=情報伝達の最適解が記述的報告?

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結論

KPIsの論点

• 内部・外部目的のKPIsシステム間の重なりは、強 い統合の必要を示唆

– EBRのコスト削減の重要な機会 – Boedker et al.(2008a)EBRC(2007)

報告実務における正確な会計技術の重要性を強調

• その他の論点

– KPIs (伝達能力達成のため重要)の選択と多様性 戦略・目的と戦略と目的が進歩しているときまたはその

他の有用な情報が利用可能な時はいつでもレビューさ れる必要性

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(4)

4

結論

KPIs の論点

• KPIs伝達機会は情報の質的側面からも重要

• KPIsがどのように提供されるべきかに関する言及 信頼性=忠実性+検証可能性

外部報告でより重要な必要条件

中立性

比較可能性

時系列比較、企業間比較、継続性

• アナリストと投資家にレリバントなKPIsの比較可能 性の問題が提起された

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結論

• MCは企業全体のパフォーマンスと戦略活動 を管理の観点から報告

一貫して内部報告 目的の独自評価基準

–基本的な考え方:取締役会にとって有用=他の 利用者にも有用

– KPIsと測定値の会計責任(accountability)は比 較可能性の不足を和らげうる。

• 測定基準…業界・期間を通じて比較可能な KPIs をつくるためにどのように調整するかに よって明らかにされるべき

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結論

• KPIsが業界またはプロセス固有であることを 考慮すると、EBRC(2007,p.4):適切な業界フ レームワークを設定するため、企業、投資家、

アナリスト、会計士などを含む業界固有かつ マーケットベースのグループを含む

• MCで現在公開された情報のほとんどは組織 化されていない→データの標準化が困難

⇔XBRL

21

結論

将来研究の方向性

• 将来研究の方向性

–二つの方向からMCの新しい規制のインパクトの 検討

外部ステイクホルダーとマーケットへの効果 マネジメントの効果

22

結論

将来研究の方向性①

• ひとつめの観点

ステイクホルダーは財務報告の複雑性を減少させうる記 述的報告がますます重大となっていることを認識(IFAC, 2008)。

市場機会、リスク、パフォーマンス指標、KPIsへ集中する ことが重要

特に不確実性下では、内部情報は企業の評判を高める ことができる(プライスウォータークーパーズ, 2010a) 外部利用者によって知覚されているように財務報告の質

が向上するか

– MC報告の規制に関する異なるアプローチの効果を調べ た研究はほとんどないと(IASB, 2005)。

23

結論

将来研究の方向②

• 二つ目の観点

– EBRへの関心→内部目的のマネジメントコント ロールシステムに正の影響

規制に従うため、経営者は企業のマネジメントコントロー ルシステムを改良・補強する可能性

マネジメントによって、必要な測定データの作成と戦略 的プライオリティーの形成と伝達が促進される。

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参照

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