• 検索結果がありません。

角度つきフィンガージョイントの曲げ性能の比較

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2024

シェア "角度つきフィンガージョイントの曲げ性能の比較"

Copied!
33
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成 11年 度卒業論文

角度つ きフィンガージ ョイン トの曲げ性能の比較

北 海道大学農学部森林科 学科 木材工学講座

持 日立 男

(2)
(3)

目次

1 . 緒 言

2 . 材 料 及 び試験 方法 2 ‐ 1 材 料

2 ‐ 2 曲 げ同い性試験 2 , 3 試験体 の作製 2 4 曲 げ破壊 試験 3 . 結 果及 び考 察

3 ‐ 1 孫 吉果

3 2 考 察

8 ‐ 8 ま とめ

4 . 結 言

5 . グ ラ フ

(4)

一十

1 緒 言

木材 を建 築 用材 等 と して用 い る際 の縦 継 ぎ法 と して、 現在 最 も多 く使 われ て い るのが フ インガー ジ ョイ ン トであ る。 この他 の縦継 ぎ法 と してはバ ッ トジ ョ イ ン トやス カー フジ ヨイ ン トがあ るが、接合1生能で は傾斜 1:10以 下のス カー フジ ョイ ン トが最 も優 れて い る。 しか しこの方法で は材料 の損 失が大 き く、 ま た加 工 や接 着 ・圧 締 に も手 間がか か る。そ こで今 回の実験 で は、 垂 直 フ ィンガ ー ジ ョイ ン トにスカー フジ ョイ ン トの ような角度 をつ け、接着面積 を増 すこ と に よつて、 曲 げ性能 を向上 させ よ うと試 みた。

具体 的 には、通 常 の垂 直 フ ィ ンガー ジ ョイ ン ト作 製 時 に切 断 す る時 の角度 を 90° とし、 それ よ り小 さい幾 つかの角度 をつ けて材料 を切 断 し、切 断面積、 つ ま り接 着 面積 を拡 大 した。今 回つ けた角度 は最小で 30°、傾斜 に して 1:√ 3 で、材料 の損失 は それほ ど大 き くはな い。そ して実験 よ り得 られ たデー タを角 度 ご とに種 々比較検 討 した。

本試験 を行 うに当 た り、 ご指導 い ただ いた北 海道 大学農 学 部森 林 科 学科 木材 工学講座 の 平井 卓郎教 授、上 国恒 司助 教授、 その他 木材 工学講座 の皆 さん、 そ して終始 にわ た り直接 ご指導下 さい ま した生 田晴家助手 に対 し、深 く感謝 の意 を表 します。

(5)

2 . 材 料 及 び試 験 方 法 2 1 材 料

使用材料はエゾマツの小型の角材である。なるべ く欠点の少ない角材を 4 4 本 選択 し、これ らを材長 7 2 c m 、材幅 4   2 c m 、材せい 4   2 c m に仕上げた。そ して 各角材について平均年輪幅及び重量仕ヒ重) を測定 し、曲げ岡1 性試験 を行つた。

22曲 げ岡い性信式験

曲 げ岡」性 試験 は 3 等 分点 2 点 荷 重方式で行 つた。スパ ンは 6 0 c m 、 荷 重点 間距 離 2 0 c m で 、 スバ ン中央 の携 み を 1 0   3 c l l l 精度 の ダイヤル ゲー ジで韻1 定した。

荷重 は 1 0 0 k g ま でか け、2 0 k g ご とに変位 を測定 し、その平均 を荷 重 2 0 k g に 対 す る変位 び ( c m ) と して 曲 げヤ ング係 数 ゴ ( t たm 2 ) を 求 め た。 ここで ゴ

│ まE セ 3 露 て■クp ″ の で与 え られ る。P は 荷重( t ) 、ち はスパ ン( c m ) 、r は 断面 2 次 モー メ ン トであ る。r は 工あげ″ク [ ゎ ( c m ) : 材 幅、必 ( c l l l ) : 材せい] の 式で表 わ され る。

以上の試験 方法 を図 1 に 、試験結果 を材料 のデー タ と合 わせて表 1 に 示 した。

2 3 試 験体 の作製

材料 の 4 4 本 の小型の角材 か ら曲げヤ ング係数 の低 い もの 4 本 を除 いた 4 0 本 を、 曲げヤ ング係 数の 平均 と範 囲 がほぼ等 し くな るよ う 1 0 本 ずつ 4 つ の グル ー プに分 けた。そ して、 グルー プごとに 90°、60°、45°、30°の角度 をつ けて切 断 し、 フ イ ンガー ジ ョイ ン トで接合 した。 フ ィンガーの ピ ッチ は 4 m m で、 つ ま り試験体 には 1 0 5 本 の フ ィンガー が刻 まれ るこ とにな る。接 着剤 は 尿索樹脂接 着 剤 を使用 し、硬 化剤 と して塩化 ア ンモ ニ ウムを重量比 0 5 % 添 加

(6)

した。接着剤 を塗布後、材料の投影断面積 に対 し 50kg cln2の圧力で圧締 し、

1週 間養生 してか ら材幅 4 1cIIl、 材せい 4 1clllに 仕上げ、試験に供 した。

図 2は 角度 aの ときの接合部の模式図、図 3は 各角度 (グループ)の 試験体 の側面模式図であ り、表 2は 試験体の寸法である。

24曲 げ破壊試験

材料 の曲げ岡」性試験 と同 じ方法(図 1)で、試験体 の曲げ破壊試験 を行 い、25kg ご とのスパ ン中央 の第 み と最大荷 重 を測定 した。試験後、各試験体 の接合 部付 近 か ら小試 片 を採取 し、含水率 を測定 した。

(7)

DG

P/21    (

ヽ ノ

P/2

20Cm       ↓  10Cm 10cm 20cm

60cm

90°

60°

45°

30°

図ヽ  曲 げ試験方法

図2 接 合部模式図

図 3 角度別側面模式図

(8)

表1基 礎材料データ

No

材 長

( o m )

材幅

( o m )

材せ い にm )

比 軍

年輪幅

( m m )

由│ずヤング 係数

(t/om2) 9 0 0 1

9 0 0 2 9 0 0 3 9 0 0 4 9 0 0 5 9 0 0 6 9 C C 7 9 0 0 8 9 0 0 9 9 0 1 0 9 0 1 1

7 2 2 0 7 2 0 5 7 2 1 0 7 2 1 5 7 2 2 0 7 2 打 0 7 2 1 0 7 2 1 0 7 2 0 5 7 2 2 0 7 2 2 0

4195 4200 4200 4200 4195 4205 4190 4195 4196 4196 4200

4 4 9 0 4 1 9 6 4 1 9 5 4 1 9 5 4 2 0 0 4 2 0 0 4 1 9 5 4 2 0 0 4 2 0 0 4 2 0 0 4 2 0 0

045 048 042 042 042 043 042 042 046 043 046

1 0 1 0 0 9 1 1 1 0 1 9 1 2 4 3 4 6 1 3 4 3

1296 1236 121 1 1141 1139 1074 1062 1021 4021 940 91 0 6 0 0 1

6 0 0 2 6 0 0 3 6 0 0 4 6 0 0 5 6 0 0 6 6 0 0 7 6 0 0 3 6 0 0 9 6 0 1 0 6 0 1 1

7 2 1 0 7 2 0 5 7 2 1 0 7 2 0 5 7 2 1 0 7 2 0 3 7 2 0 0 7 2 0 6 7 2 1 0 7 2 0 0 7 2 0 0

4200 4200 4195 4195 4205 410S 4 2 1 0 4 2 0 0 4 1 9 5 4 2 1 0 4 2 0 0

4 1 9 5 4 1 9 5 4 1 9 0 4 1 9 5 4 2 0 5 4 2 0 0 4 2 0 0 4 1 9 5 4 2 0 0 4 1 9 5 4 1 9 5

0 4 5 0 4 7 0 4 2 0 4 1 0 4 6 0 4 4 0 4 3 0 4 3 0 4 2 0 4 3 0 4 1

1 0 1 0 0 9 0 8 1 6 1 1 2 0 1 7 1 2 2 0 2 3

1 3 1 9 1 2 3 6 1 1 9 3 1 1 4 3 1110 1076 1053 1023 1003 965 399 4 5 0 1

4 5 0 2 4 5 0 3 4 5 0 4 4 3 0 5 4 5 0 6 4 5 0 7 4 5 0 8 4 5 0 9 4 5 1 0 4 5 1 1

7 2 1 0 7 2 1 0 7 2 1 0 7 2 1 0 7 2 0 3 7 2 2 0 7 2 2 0 7 2 1 0 7 2 2 0 7 2 0 5 7 2 0 5

4195 4195 4195 4195 4200 4200 4200 4200 4190 4200 4200

4 1 9 5 4 1 9 0 4 1 9 5 4 1 9 5 4 1 9 5 4 2 0 5 4 2 0 5 4 1 9 5 4 2 0 0 4 2 0 0 4 1 9 5

0 4 4 0 4 3 0 4 2 0 4 3 0 4 4 0 4 4 0 4 3 0 4 6 0 4 6 0 4 3 0 4 2

1 0 1 0 0 8 0 3 1 1 1 1 1 0 1 打 1 打 2 0 2 3

1 2 9 2 1 2 4 2 1 1 3 8 1165 1 0 9 9 1 0 9 1 1 0 5 2 1 0 2 3 9 3 8 9 8 6 8 7 3 3 0 0 1

3 0 0 2 3 0 0 3 3 0 0 4 3 0 0 5 3 0 0 6 3 0 0 7 3 0 0 8 3 0 0 9 3 0 1 0 3 0 1 1

7 2 1 0 7 2 1 0 7 2 1 0 7 2 0 5 7 2 1 0 7 2 2 0 7 2 4 0 7 2 2 0 7 2 2 0 7 2 2 0 7 2 0 5

4195 4090 4195 4195 4200 4200 4 2 1 0 4 1 9 0 4 1 9 5 4 2 0 0 4 2 0 0

4 1 9 5 4 1 0 0 4 1 9 5 4 2 0 0 4 2 0 0 4 2 0 5 4 2 0 0 4 1 9 5 4 2 0 0 4 2 0 0 4 1 9 5

0 4 4 0 4 9 0 4 2 0 4 2 0 4 7 0 4 2 0 4 3 0 4 2 0 4 4 0 4 3 0 4 2

1 0 1 0 0 3 0 8 1 9 1 0 2 3 1 1 1 3 打1 2 5

1264 1255 1188 1134 1095 1091 1036 1026 987 986 731

(9)

表2試 験体データ

角 度 No

材 長

( o m )

7 巾目

o m )

材 せ

( o m )

比 重

90や 9 0 0 1

9 0 0 2 9 0 0 3 9 0 0 4 9 0 0 5 9 0 0 6 9 0 0 7 9 0 0 3 9 0 0 9 9 0 1 0

7 0 3 0 7 0 6 5 7 0 7 0 7 0 7 0 7 0 3 0 7 0 7 0 7 0 8 0 7 0 7 0 7 0 6 0 7 0 3 0

4 0 9 0 4 0 7 5 4 0 3 5 4 0 8 0 4 0 3 5 4 0 9 0 4 0 8 0 4 0 8 0 4 0 8 0 4 0 7 0

4 1 0 0 4 0 7 6 4 0 8 0 4 0 3 0 4 1 1 0 4 0 8 5 4 0 8 6 4 0 7 0 4 0 3 0 4 0 8 0

0 4 5 4 0 4 8 0 0 4 2 2 0 4 1 8 0 4 2 0 0 4 3 2 0 4 2 0 0 4 1 8 0 4 5 5 0 4 2 8

平 均 7073 403 403 0435

60° 6001

6002 6003 6004 6005 6006 6007 6003 6009 6010

7060 7050 7050 7050 7040 7055 7040 7040 7030 7040

4 0 9 0 4 0 7 5 4 0 9 0 4 0 8 0 4 0 9 0 4 0 8 0 4 0 8 0 4 0 9 3 4 1 0 0 4 0 3 0

4 0 9 5 4 0 7 5 4 0 7 0 4 0 7 5 4 0 3 0 4 0 7 5 4 0 8 0 4 0 3 3 4 0 3 0 4 0 8 0

0 4 4 6 0 4 7 2 0 4 1 3 0 4 1 2 0 4 6 2 0 4 4 0 0 4 2 5 0 4 2 9 0 4 2 5 0 4 3 1

平 均 7048 409 403 0436

45° 4 5 0 1

4 5 0 2 4 5 0 3 4 5 0 4 4 5 0 5 4 5 0 6 4 5 0 7 4 5 0 8 4 5 0 9 4 5 1 0

7 0 1 0 7 0 2 0 7 0 1 5 7 0 2 0 7 0 1 0 7 0 3 0 7 0 3 0 7 0 2 0 7 0 3 0 7 0 1 0

4 0 3 5 4 0 3 0 4 0 3 0 4 6 3 0 4 0 3 5 4 0 3 0 4 0 3 5 4 0 3 5 4 1 0 0 4 0 9 0

4 0 7 1 4 0 3 0 4 0 7 5 4 0 3 0 4 0 7 0 4 1 0 0 4 0 3 5 4 0 7 5 4 0 3 5 4 0 7 0

0 4 4 1 0 4 2 9 0 4 2 3 0 4 2 9 0 4 4 0 0435 0430 0462 0453 0429

平 均 7020 409 408 0437

30V 3001

3002 3003 3004 3005 3006 3007 3008 3009 3010

6 9 3 0 6 9 4 0 6 9 4 0 6 9 4 0 6 9 1 0 6 9 3 0 6 0 3 0 6 9 5 5 6 0 4 0 6 9 4 0

4090 4075 4030 4070 4030 4106 4036 4070 4075 4030

4 0 3 0 4 0 3 0 4 0 7 5 4 0 7 0 4 0 7 5 4 0 3 5 4 0 3 0 4 0 7 6 4 0 7 0 4 0 3 0

0 4 4 5 0 4 9 2 0 4 2 4 0 4 2 3 0 4 6 5 0 4 1 5 0425 0419 0436 0475

平 均 6036 408 407 0442

(10)

3.結 果 及 び 考 察 31結 果

実験 よ り得 られた数値 か ら携み一荷重曲線 を描 き、その比例部分 に近似直線 をひいた。そこか ら曲げ比例限度 グゲ 曲げヤング係数 ス 曲げ強さ グj等を求 めた。 σ"と グjはグ=WZよ り求め られ る。ここで コ″は曲げモーメン トであ り、夕は 塚=肋 2んで得 られ る断面係数である。それ らの数値を表 3に 、グラフ は別紙に示 した。

3 2 考 察

上で得 られ た数値 に有意水 準 5 % の t 分 布 を用 いた平均値 の差 の検 定 を行 つ た ところ、 曲げ比例限度 と接 合前後 での 曲げヤ ング係 数 につ いて は有 意差 が見 られなか ったが、 曲げ強度で は 3 0 ° と 9 0 °、3 0 ° と 6 0 °、3 0 ° と 4 5 °、 そ して 4 5 ° と 9 0 °の間で有 忘差 が見 られ た。加 えて曲 げ比例 限度 と曲げ強度 の

比である丁、 まら についても同様に平均値の差の検定を行つたところ、9 0 °と

3 0 °の間でのみ右忘差が見 られた。 しか し面積比を見ると、9 0 °を 1 と すると

6 0 °│ ま2 / √3 ( 約 1 1 5 ) 、4 5 °は√2 ( 約 1 4 1 ) 、3 0 °は 2 で ある。これに対 し

て、曲げ強度の平均値の比を見ると、最大ても 9 0 °と 3 0 °の間で約 1 0 6 5 倍

に しかな らない。庄締力を全て同 じに したので、角度の小さいものほ ど接着面

積に対する圧力が小さ くなっているが、実際の試験時には低角度の試験体が特

別不需な破壊形態 ( 例えば木部破断率が非常に低いなど) を 示すということも

なかった。つま り、接着面積 を拡大 したことによる強度性能の向上は、面積の

増分に比べ ると如何にも小さいということになる。

(11)

こ こで 引張 面 の 木 部破 断 率 を比較 して み る と、 9 0 ° で は最 小 が 0 % 、 平 均 4 5 5 % 、 6 0 °で は最 小 0 % 、 平均 4 0 % 、 4 5 °で は最 小 1 0 % 、 平均 6 4 5 % 、 3 0 ° で は最 小 1 5 % 、 平均 5 5 5 % と な って い る。最小値 は若千 向上 し、平均値 も 6 0 ° を除 けば増 して い る とも言え る。

また、 グラ フで破壊 の 直前 の 2 つ の プロ ッ ト間の山 げ撓 み を荷 重 に よ り比夕」

配 分 し、 最大 院 み を推定 した。 この方法 で は、実 際 よ り小 さい( 控えめな) 数値 が 出 る。その平均値 を比較 す ると、9 0 °では 1 4   1 8 m m 、 6 0 °で は 1 5   1 7 m m 、 4 5 °では 1 4   0 4 m m 、 3 0 °で は 1 6   0 6 m m と な って い る。5 % の t 分 布 を用 いた 平均値 の差 の検 定 で は、4 5 ° と 3 0 °の 間 に しか有意 差 は見 られ なか ったが、

その 4 5 ° を除 けば角度 が小 さ くな るほ ど最大院み は大 き くな って い るとも言 え る。

角度 ご との携 みの平均値 ( 1 0 本 分 そ ろ つて い る ところまで) を用 いた携 み一 荷 重曲線 を重ね た もの を見 る と、 比例 部分で はほぼ全て 垂な って い る。 その後、

9 0 ° と 6 0 ° がほぼ同 じ位 置で途切 れ、4 5 °、3 0 °│ まさ らに重な つて仲 び、3 0 ° の方が 1 つ 先の プロ ッ トまで続 いてい る。 これ を見 ると、6 0 °で はあ ま り効果 が無 いが、 それ 以 降は角度 が小 さ くな るご とに大体順 当に曲 げ強度 が増 して い るのが分 か る。

3 ぃ 3 まとめ

今回の実験で、角度間で有意差が見 られたものをまとめると、次の様になる。

曲げ強度、 由げ強度、

最大樟み

曲げ強度

(12)

この 内、4 5 °‑ 3 0 ° 胡の最大院 みの有意 と は、4 5 °の掟 み が例 外 的 に小 さか ったため と雑 察 され る。 しか しそれ をl F け│ ま、4 5 °て 9 0 ° に対 し、そ して 3 0 ° では他 の全ての角度 に対 して、 市h げ強度の 向上 が確認 され た。

(13)

期ω別理訃柳

酎 耐

﹁ 古 摘 林 動

= 湖 翌 本

ω

︵ 本

ω

ω

ω

ド 童 扇 用

ω

︵ 京

ω

ω

簿

ヘミoヨヽヤ

ω

串 舶 甜 剛

ω

Ю

■群 m Л︵本

︑0び一ど

ω

ω

ω

帥 ン 部

︵ 3 3

ω

︵ ま

ω

ω

︵ ざ

(14)

酎 m

簿

簿

ω

ド ヨ 嗣 卦 田

︵ 本い

ωω

ф

ω

ω

ω

ω

ω

斉 営 覇 冊

ω

ω

ω

ωωΦ

ω

常 せ 耐 弱 S 鼠 叫 ︵ 本 い ヽ o ヨ ←

B 一キ オ マ 村 封 博 へ く o 3 ヽ ︶

り耳留

0

隷 鯨 甜 剛

ω

ωЮ

ω

■ 群 m

ω

ω

ω

ω

ω 一ヽ0ヽA  いヽ∞

▲▲  OЮ∞

帥 メ 部 学

︵ 3

3 ︺

ω

︵ ぷ

ω

ω

ω

い メ 相

︵ ぷ

(15)

4.結 言

今 回得 られ た数値 の 向上 は、期待 され た程大 き くはなか つた。 したが つて満 足の行 く結果で はなか った ものの、 スカー フジ ョイ ン トは素材 の 90%以 上の強 度 を示 し、 フ インガー ジ ョイ ン トは大体 70〜80%の 範 囲であ る、 とい うこ と を考 えるな らば、 どん な に大 き くて も 10数 %程 度 しか 向上 の余地 が無 い とい うこ とにな り、今 回最大で約 65%の 曲げ強度の 向上が見 られ た とい うこ とは、

十分 な結果で あ つた とも思 われ る。

この よ うに、 フィ ンガー ジ ョイ ン トは角 度 をつ け るこ とに よ つて、 その性能 をス カー フジ ョイ ン トにあ る程 度近 づ け得 る とい うこ とが証 明 され た。 よ り小 さな角度 をつ けれ ば、 さ らな る強度 の 向上が得 られ る可能性 もあ るが、度 を過 ぎる と作製 の手 間や材料 の損失 とい った「ス カー フジ ョイ ン トの問題 点 」が浮 上 して くる。 それ らのバ ラ ンス を考 え る と、傾斜 に してせ いぜ い 1,2程 度 が限 界で はな か ろ うか と思 われ る。 も しこの方法 を実用化 す るの な ら、 そのバ ラ ン スの見極 めが重要 とな るだ ろう。

(16)

5 グ ラ フ

実験 よ り得 られ た様 々なデー タを グラ フ化 した もので、 内容 は以下の通 りで あ る。

・試破体 ごとの院み一荷 車門h線

角度 こ との比 み の平均値 を月J いた枕 み一 荷 車問線

・出Jげ比例限度の比較

・Hlげヤ ング係数の比較 甘H げ強度 の比較

ぃノσそ の比較

引振面木部破断 4 の 比較 長大撓 みの比峡

(17)

9001

8 0 0 7 0 0 6 0 0

′、  5 0 0 b l

剛  400 対F 300 200 100 0

‑ 9 0 0 1

‑ 母ャ比例部分

―一 線形 (比例部分

9002

8 0 0 7 0 0 6 0 0 的  5 0 0 宝 i而400 11 300 200 100 C

6 境 み (mml

9003

7 0 0 6 0 0 3 0 0

命 こ 卿 拒

400 ‑ 9 0 0 3

‐ 比 例 部 分 一 一 線 形 ( 比例部分) 300

200

6       3

続み( m m )

‑ 9 0 0 2

ペ ー比例 部 分 一 ― 線 形 ( 比例部分)

‑ 9 0 0 3

‐ 比 例 部 分 一一 線 形 ( 比例部分) 100

(18)

‑ 9 0 0 4

本 一比例部分 一一 線形 (比例部分

(19)

9007

命 こ 剛 拒

‑ 9 0 0 7

‑ 購 比例部分 一一 線形 (比り」部分)

9003

命 こ 剛 拒

300 700 600 500 400 300 200 100 0

‑9008

1ヒ存J青「分

一 一 線形 ( 比例部分)

9909

命こ剛に

700 600 500 400 300 200 100 0

‑ 9 0 0 9

熱 ヽ比例 部 分

― 線形 (比例部分)

続み(mm)

(20)

9040

命 こ 剛 拒

700 600 500 400 300 200 100 0

‑ 9 0 1 0

奈 車 比例 部 分 一 一 線 形 ( 比例部分)

10 続 み ( m →

6001

命 こ 剛 拒

800 700 600 500 400 300 200 100 0

‑ 6 0 0 1

申‐ 比ケ1部分 一一 線形 (比例部分)

続み(m→

6002

︵ 翌 ︶剛 距

600 700 600 500 400 300 200 100 0

‑ 6 0 0 2

却韓 比例部分 一一 線形 (比わ」部分)

10

院み( m m )

(21)

6003

3 0 0 7 0 0 6 0 0 命   5 0 0 堂 前  400 に  300 200 100 0

‑ 6 0 0 3

練諄 比例部分 一一 線形 (比例部分)

続み(mm)

6004 700

600 500 ど  400

‖」 300 200 100 0

7 0 0 6 0 0 5 0 0 9 4 0 0 鰹  300

200 100 0

6 0 0 5m

ヽ   一 一  の

榛 み (mm)

(22)

6006

8 0 0 7 0 0 6 0 0 的 500 ま i了400 1巳 300 200 100 0

‑ 6 0 0 6

‑ 比 研 紛

一一 線形 (比タサ部分)

6007 7 0 0

6 0 0 5 0 0 翌   4 0 0 鰹  300

200 100 0

6008

命こ側に

700 600 500 400 300 200 100 0

‑   6 0 0 8 奈諄 比移1部分 一 一 線形 (比例部分

‑ 6 0 0 7

ヽ 比例部分

一一 線形 (比わJ部分)

(23)

6009

例 6 0 0 5 0 0 4 0 0 3 0 0 2 0 0 4 ︒ 0 0

命 こ 町 拒

‑ 6 0 0 9

‐ 比" J 部分 一一 縁形 (1ヒ例部分

6010

7 0 0 6 0 0 価 4 0 ︒ 3 0 0 2 ︒ 0 1 0 0 0

命 こ 側 に

4501

命 こ 剛 拒

800 700 600 500 400 300 200 100 0

‑ 4 5 0 1

‑ 革 ―比例 部分 一 ― 線 形 ( 比例部分)

(24)

4502

命 こ 剛 拒

800 700 600 500 400 300 200 100 0

‑ 4 5 0 2

葛革 比ケ1 部分      │

4503

衝 こ 剛 拒

700 600 500 400 300 200 100 0

‑ 4 5 0 3

‑ §一 比例部分 一 ― 線 形 ( 比例部分)

4504

命こ剛拒

300 700 600 500 400 300 200 100 0

卜 1554

■報‐ 比例部分

十 一 線形 (比わ」部分)

(25)

4505

命 こ 皿 拒

300 700 600 500 400 300 200 100 0

4506

7 0 0 6 0 0 5 0 0

翌   4 0 0 ‑ 4 5 0 6

本 洋 比例 部 分 一 一 線形 ( 比例 部分) 則に 300

200 100 0

10    12    14

4507

7 0 0 6 0 0 3 0 0 翌   4 0 0 鰹  300

200 100 0

(26)

4508

7 0 0 6 0 0 5 0 0

翌   4 0 0 摺  300

200 100 0

‑ 4 5 0 8

ぺ■ 比例部 分

一 線 形 ( 比例部分)

4509

7 0 0 6 0 0 5 0 0

翌   4 0 0

型  300 200 100 0

‑ 4 5 0 9

本 比例 部 分

線形 ( 比例部分)

8      10 続 み( m m )

4510

3 0 0 7 0 0 6 0 0

⌒   5 0 0 的

前  400 拒 300 200 100 0

‑ 4 5 1 0

ヽ 比例 部 分

線形 ( 比例部分)

(27)

3001

命 こ 劇 拒

900 800 700 600 500 400 300 200 100 0

‑ 3 0 0 1

車薄 比づ」部分 一一 線形 (比例部分)

3002

8 0 0 7 0 0 6 0 0 的 5 0 0 主 1酬 400 村= 300 200 100 0

‑ 3 0 0 2

申 時 比l r l 部 一 一 線 形 ( 比例部 分)

3003

8 0 0 7 0 0 6 0 0

′、  3 0 0 的

1B 400 村1 300 200 100 0

‑3003

ヽ母―比例部分

一一 線形 (比例部分)

(28)

3004

命 こ 剛 拒

3 0 0 7 0 0 6 0 0 5 0 0 4 0 0 3 0 0 2 0 0

‑ 3 0 0 4

‑ 比 存」部 分 一一 線形 (比りJ部分)

00 0

0 2 4 6 6 1 中2 1 4

続 み (mm)

3 0 0 5

翁 こ 剛 堰

4 0 0

3 0 0 2 0 0

‑ 3 0 0 5

‑ 尊ヽ比ケJ 部分 一一 線形 (比例部分)

100 0

0       5       1 0       1 5 続 み (mm)

3006

3 0 0 7 0 0

命 こ 側 に

500 ‑3006

400 300 200 400 0

―ミ…比例部分

(29)

3007

命 こ 剛 把

700 600 500 400 300 200 100 0

3008

命 こ 側 に

700 600 500 400 300 200 100 0

3009

8 0 0 7 0 0 6 ︒ 0 5 0 0

4 0 0

3 0 0

2 0 0 m

こ 命 剛 t

‑ 3 0 0 9

‐ 比切J 部分 一一 線形 (比例部分)

続み(mm)

(30)

3010

7 0 0 6 0 0 5 0 0 翌   4 0 0 鰹  300

200 100 0

‑ 3 0 1 0

暮洋 比例部分 一一 線形 (比例部分)

角度ごとの平均

命 こ 側 に

700 600 500 400 300 200 100 0

000 200 400 6 9 9       8 0 0       1 0 0 0     1 2 0 0     1 4 0 1 1 続 み (mm)

(31)

曲げ比例限度σbポ kg/Cmぅ

6000 5000 4000 3000 2000 1000 0 0

フィンガー 角 度 90°

曲 │ずヤング係 数E(ycm2) 1 6 0 0

1 4 0 0 1 2 0 0 1 0 0 0 8 0 0 6 0 0 4 0 0 2 0 0 0 0

フィンガー角度

90°
(32)

曲 げ強度 σb(kg/Cm2) 8000

7000 6000 5000 Z1000 3000 2000 1000 0 0

フィンガー 角度  90°

α bp/σ訳曲 げ強度に対する比例 限度の比率)

0 9 0 0 8 0 0 7 0 0 6 0 0 5 0 0 4 0 0 3 0 0 2 0 0 1 0 0 0 0

フィンガー角度

(33)

引張面木部破断率(%) 100

90 80 70 60 50 40 30 20 10 0

フィンガー角度

90°

最 大偉み( m m ) 26

20

15

10

5

0

フィンガー角度 90°

図 2は 角度 aの ときの接合部の模式図、図 3は 各角度 (グループ)の 試験体 の側面模式図であ り、表 2は 試験体の寸法である。
図2 接 合部模式図

参照

関連したドキュメント

【結果・議論】薬膳茶レシピで使われる食材が含んでいる化合物のパス長は長いものが多いという結 果があるため,効能の観点からパス長(7 から

を決定する.つまり,ハイブリッド予測機構は,選択 器によって,予測の信頼性を計測していると見做せ る.採用する PHT

 世界には多くの死者の祭祀が存在する。日本にはお盆があり、欧米ではハ

 筆者は,フレアースカートのフレアー効果を明らかに

A Comparison of Composer Intention with Listener Impression Based on Listener Characteristics BENJAMIN LUKE EVANS†1 NAGISA MUNEKATA†1 TETSUO ONO†1 Composers composer

1 最良個体の巡回路長の推移 Table 1 から,2-opt 法を用いた結果,dMSXF はほぼ

性能差異の要因 スループットにおいて、SHA256 の使用時に dm-integrity が

ところで,関与と自信はこれまで多属性態度モデ、ル間の定式化の違い,した