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学校教育におけるインターネット利用の考察

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Academic year: 2024

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学校教育におけるインターネット利用の考察

−情報教育の幕開け−

A 9 6 1 9 0 2 1 久保田晃

目次

  はじめに

1 章  今、時代はインターネット

第1節  いつでもどこでもインターネット

(1)日本のインターネット普及状況

(2)携帯電話によるインターネット利用

第2節  学校にもインターネットがやってきた 参考資料

2 章  動き出した情報教育

第1節  なぜ、学校でインターネット (1)「生きる力」を育てる

(2)「生きる力」と情報教育 第2節  情報教育の実践

参考資料

3 章  混迷する情報教育

第1節  情報教育の問題点

(1)インターネットに頼り過ぎる授業

(2)教師の個性

(3)リアルとバーチャルのシンクロ

(4)誰でも参加できるインターネット

第2節  情報教育の抱える矛盾

(2)

4 章  学校インターネット利用の行方

第1節  Eスクール構想

(1)アメリカのEスクール

(2)日本版Eスクールの可能性

第2節  さらなるインターネット利用のために

おわりに

  参考文献

はじめに

待ちに待ったシドニーオリンピック。サッカー日本代表は前評判通りの 活躍で、予選を突破。是が非でも見たかったアメリカ戦だったが、日本中 が盛り上がっている時間、むなしく塾のアルバイトをして過ごしていた。

途中経過が気になるが、テレビもラジオもない。すると勉強をしていたは ずの高校生が、「柳沢が先取点だってさ!」と報告してくる。「なんで知っ ているんだ」と尋ねると、「iモードで調べたんだよ」と答えた。23歳の 私がいまだにモノクロ液晶の携帯電話を使っているというのに、高校生で さえiモードを持っているとは。すでに携帯一つでどんな情報でも取り出 せる世の中になったらしい。

私が子どもの時と今の子どもたちの周囲にあるメディア環境は随分変 わってきている。もっとも大きな違いといえば、このiモードを含めたイ ンターネットというニューメディアが登場したことだ。私などは大学に入 学して初めてパソコンに触れた。E‐mail一つを送るのにも四苦八苦した のは、周りの友達もほとんどがパソコン初心者で、教えてくれる人が誰も いなかったからだ。中にはE‐mailアドレスを持っているにもかかわらず、

就職活動の時期まで操作方法を覚えようとしなかった友達もいた。それに 対して、今は携帯電話によるネットの利用も可能になったことで、大多数

(3)

の子どもがすでに何らかの形でこのニューメディアに触れる機会を持っ ている。

このように大きく変化したメディア環境は、学校教育にも影響を与えて いる。学校教育におけるメディア利用として、ひと昔前まではテレビ、と くにNHK教育テレビの番組を授業中に見ていたことが思い出される。

しかし今やパソコンはほとんどの小学校から高等学校で普及されてお り、インターネット接続にいたっても急激な増加傾向が見られる。さらに 文部省は、小学校では「総合的な学習時間」の中で、中学校では「技術・

家庭科」の時間に「情報とコンピュータ」としてコンピュータを学ばせ、

高等学校では新たに設置した「情報」の時間を必修をすることに決めた。

また、その他の教科内でもできるだけインターネットを利用するように進 めている。このような情報教育を受けてくれば、私たちのようにコンピュ ータの前で右往左往することも少なくなるだろうし、そんな授業があれば 是非受けてみたかったと思う。

確かに世の中には IT 革命の波が押し寄せてきており、その対応も必要 とされている。学校教育の中で必要とされてくるのも自然の成り行きだろ う。ただ、今政府、文部省が「教育改革国民会議」をはじめ、様々な場所 で声高々に推進しているインターネットを使った情報教育をいうものが、

我々の目からは非常にわかりにくいもので、実際にどういうことをし、本 当に役に立つのかということが見えてこない。

漠然と必要だと考えられているインターネットを使った情報教育が、ど のように行われていくべきか。本論の目的は、これについて考察していこ うというものである。

第1章では、インターネットメディア自体がどの程度普及されているの かを、世界と日本を比較しながら調査する。第2章では、情報教育が始ま るきっかけとなった経緯について、「生きる力」をキーワードに考える。

そしてその考えをもとに、様々な書籍やHPの閲覧から、実際に行われて いる情報教育について、スッテプ1からステップ5というように段階分け をして示している。第 3章では、情報教育の問題点を指摘し、現時点にお いて情報教育の改善すべき点を探る。

(4)

最後の第4章では、第3章までの考察と、アメリカの状況や日本の特殊 な型の学校を参照にしながら、将来的にインターネットが学校教育におい てどのような役割を演じていくのかを論じる。

参考文献

《書籍》

市川克己『これが 21世紀の学力 だ! −メディアリテラシーの提言−』

明治図書、1999年

伊藤正則『アメリカとヨーロッパの教育改革から学ぶ』明治図書、1995 年

浦野東洋一・坂田仰『入門 日本の教育』ダイヤモンド社、1997年 大隅紀和・宮田仁『インターネットと教育』黎明書房、1997年

加藤幸次・石坂和夫 編著『情報教育をめざした総合学習』黎明書房、2000 年

加藤潤『マルチメディアと教育』玉川大学出版部、1999年 香取淳子『若者とメディア』リベルタ出版、1990年 喜多村和之『アメリカの教育』弘文堂、1992年

情報教育学研究会・情報倫理教育研究グループ編『インターネットの光と 影』北大路書房、 2000年

白鳥元雄・高桑原雄『メディアと教育』大蔵省印刷局、1999年 鈴木敏恵『ネットデイで学校革命』学事出版、2000年

高島秀之『教育とデジタル革命』有斐閣選書、1997年

高橋勲『パソコンで授業が驚くほど変わる』明治図書、1999年 中川一史『ネットワークと教育』東洋館出版社、2000年

中村祐治・市川道和・大里治泰 編『中学校 情報教育Q&A』教育出版、1999 年

日本インターネット協会編『インターネット白書 2000』インプレス、2000 年

(5)

日野公三『インターネット教育革命』PHP研究所、1999年

水越敏行・佐伯胖 編著『変わるメディアと教育のありかた』ミネルヴァ 書房、1996年

三宅なほみ『インターネットの子どもたち』岩波書店、1997年 無藤隆 『テレビと子どもの発達』東京大学出版会、1987年 村上温夫『ITでめざせ、教育革命』新曜社、2000年

村端五郎『インターネットが開く新しい教育』明治図書、1996年

山田冨士雄・子安増生『ニューメディア時代の子どもたち』ゆうひかく選 書、1994年

《雑誌掲載論文》

飯森彬彦・齋藤健作・井谷豊「教育現場における放送利用の現状と展望−平 成 6 年度学校放送利用状況調査から−」、『放送研究と調査』1995 年4 月号

坂本昂「教育改革に貢献する情報通信」、『情報通信学会誌』第 60号、1999 年

佐野博彦・齋藤健作「メディア利用が進む学校現場−平成10年度学校放送 利用状況調査から−」、『放送研究と調査』1999年4月号

鈴木敏恵「それは、新しい絆−ネットワークが、未来教育を開く!−」、『情 報通信学会誌』第60号、1999年

《雑誌・ムック》

学習研究社『学校インターネットはじめの一歩』

《辞典》

『朝日キーワード1999』朝日新聞社、1999年

『朝日キーワード2000』朝日新聞社、2000年

《WEBサイト》

アットマーク・インターハイスクール

(6)

http://www2.inter-highschool.ne.jp/ (2000年12月6日) 会津私立城西小学校「よっていかんしょ城西小」 http://www.city.

aizuwakamatsu.fukushima.jp/sc/josai-es/ (2000年11月15日) 風の学園高等学校 http://www.hh.iij4u.or.jp/~wind/P_Mode/INDE

X.HTM (2000年12月6日)

川口市立芝西小学校 http://www.shibanishi-e.kawaguchi.ed.jp/ (2000年 11月20日)

熊本県天草郡大矢野町立湯島小・中学校

http://www.edu-c.pref.kumamoto.jp/jhs/yusimajh/main.html (2000年 11月29日)

こねっとワールド http://www.wnn.or.jp/wnn-s/ (2000年11月15日) サイエンスQAひろば http://qa.jst.go.jp/ (2000年11月15日) 総務省「平成11年度版 青少年白書の概要」http://www.somucho.

go.jp/youth/youth_f.htm(2000年11月5日)

総理大臣官邸「教育改革国民会議」 http://www1.kantei.go.jp/jp/

kyouiku/ (2000年10月23日)

十島存立口之島小学校、中学校 http://www.synapse.ne.jp/ginga/

framemenu.htm (2000年11月29日)

長井市立西根小学校「本校の情報教育構想」 http://www.jan.ne.jp/

~nisine.s/sub1/jyouhou/jyouindex.html (2000年11月15日)

中津市立豊陽中学校 http://www.yukichi.ne.jp/~hoyo/ (2000年11月15 日)

日本教育情報機器株式会社「教育用コンピュータの新たな整備方針」

http://www.ecs-r.co.jp/service/plan.html (2000年11月20日) ひらけ・ゴマ http://www.krp.co.jp/toss/ (2000年11月20日)

毎日Interactive 記事検索「不登校小中学生:昨年度13万人突破、過去最

高 文部省調査 2000.8.4」他 http://www12.mainichi.co.jp

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メディアキッズ http://www.mediakids.or.jp/ (2000年11月11日) 文部省「学習指導要領」 http://www.monbu.go.jp/news/00000317/ (2000

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年11月9日)

文部省「『我が国の文教施策』(平成11年度)」 http://wwwwp.monbu.

go.jp/jyy1999/ (2000年11月5日)

郵政省「通信白書 平成12年版」 http://www.mpt.go.jp/policyrepor ts/japanese/papers/index.html (2000年10月27日)

由利町立高瀬小学校 http://www.chokai.ne.jp/takase-ps/ (2000年11月29 日)

goo http://www.goo.ne.jp/ (2000年11月20日)

GTP−Project「米ケンタッキー州で始まったインターネットによるバーチ

ャル高校」 http://www.rollingpigs.co.jp/pcinfo/news/1999 1014/4.phtml (2000年12月5日)

Infoseek http://www.infoseek.co.jp/Home?pg=Home.html&svx

=100100 (2000年11月20日)

KY VIRTUAL HIGH SCHOOL http://www.kvhs.org/ (2000年12月5日) LYCOS http://www.lycos.co.jp/ (2000年11月15日)

Nakagawa Noriyuki「輝きは君の中に」 http://www.alles.or.jp/~na ka98/ (2000年11月9日)

Yahoo! http://www.yahoo.co.jp/ (2000年11月15日)

Yahoo!きっず http://kids.yahoo.co.jp/ (2000年11月15日)

ZD NET NEWS「ヤフー,児童ポルノ騒ぎで声明発表」 http://www.

zdnet.co.jp/news/bursts/0011/27/yahoo.html(2000年12月5日) 100校プロジェクト「酸性雨調査」他 http://www.edu.ipa.go.jp/100

school/ (2000年11月28日)

《その他の資料》

文部省『コンピュータ・インターネットを使おう』1999年 文部省『新しい学習指導要領で教育は変わります。』2000年 株式会社ナガセ『東進DJスクール提案書』1996年

参照

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