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在日中国人の育児ニーズ

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Academic year: 2023

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本研究は、在日中国人家族の妊娠・出産・子育ての困難とそれを乗り越えるために利用した支援資源を調査し、中国人家族への支援のあり方を検討することを目的としている。日本に住むご家族へ。本研究では、より現実の子育てニーズに即した効果的な支援を検討するとともに、妻の働き方を基準として、在日中国人家族を共働き世帯と共働き世帯の2つに分類し、子育てニーズの実態に即した効果的な支援を検討する。妻。専業主婦 世帯を2つのタイプに分類して調査を行いました。対象者は、来日後に子育てを経験し、現在子どもが日本の教育機関に通っている中国人の母親7名。その結果、「育児や仕事の不安」、祖父母の支援不足による「育児の不安やコミュニケーションの困難」など、どの世帯類型にも共通して育児に関する悩みが生じています。一方、妻が専業主婦の世帯では、「日本語の問題」「親子関係の不安」「子どもの進路の不安」など多くの課題が確認された。また、どの世帯でも《人的資源》と《情報資源》を子育て支援の源泉として活用していることが明らかになった。これらの問題に対応して、外国人に宛てた簡潔な文書による通知を作成し、コミュニケーションにおける文化的障壁を軽減する必要があると提案されています。また、情報アクセスの利便性と情報の質の向上を図るため、専門の情報ライター集団を設置し、外国人に特化した多言語での情報発信サイトを開設しています。と提案されました。

問題の所在と研究の枠組み

研究背景と研究目的

女性の社会進出に伴い、家族のあり方も大きく変化しています。鈴木ら。 (2018) を示唆しています。また、「生い立ちの問題」として「夫婦共働き家庭」。

図表 1  雇用者数及び雇用者総数に占める女性割合の推移
図表 1 雇用者数及び雇用者総数に占める女性割合の推移

論文の構成と研究方法

本論文の目的を達成するための調査方法は、在日中国人の家族に焦点を当て、聞き取り調査を通じて妊娠・出産・子育ての困難とその克服方法を分析するものである。 。来日後の子育て中のご家族へ。知人を通じて対象者7人に調査への協力を依頼した。各調査対象者に対して 40 ~ 90 分のインタビューが実施されました。

夫婦共働きの家庭の育児ニーズ

各家庭の家庭状況

正社員として働いていたが、妊娠・出産を機に退職したが、3人の子どもが5歳になったときに復帰した。両親は両方とも大学を卒業しました。母親の日本語能力は日本語能力試験N1、自己診断5級です。子どもたちは全員日本で生まれ、現在中学校、小学校、幼稚園に通っています。家庭内では主に日本語でコミュニケーションをとります。 40代の父親、30代の母親、10歳の子供(女)、8歳の子供(男)2人の4人家族です。世帯年収は600万円以上、住宅タイプは持ち家。彼女の父親は定期的に IT の仕事に就いています。母親は普通に仕事をしていましたが、子ども2人が2歳のときに辞めて、今は自営業を始めています。両親は両方とも大学を卒業しました。母親の日本語能力は日本語能力試験N1、自己採点5級です。子どもたちは全員日本生まれで、現在それぞれ小学校4年生と2年生です。ここ家では主に日本語を話します。

育児で困っていること

私が今一番心配しているのは、子供たちが私の母国語である中国語を理解できないことです。

図表 3  夫婦共働きの家庭の育児ニーズ
図表 3 夫婦共働きの家庭の育児ニーズ

育児で利用するサポート源

友達が何か持ってきてくれました。それは私にとって大きな支えだったと思います。出産直後の時間をより柔軟に活用できます。 (共働き世帯C) 共働き世帯の母親は、〈育児本〉、〈SNS〉、〈クリニック〉、〈役所〉、〈国際交流団体〉などの〈情報資源〉を利用していた。

妻が専業主婦の家庭の育児ニーズ

彼は母国語で話し、時々日本語を混ぜます。図 7 支援源は、フルタイムの妻のリソースがある世帯に使用されました。

図表 6  妻が専業主婦の家庭の育児ニーズ
図表 6 妻が専業主婦の家庭の育児ニーズ

考察

  • 全体の概要
  • 家庭類型別にみた親自身の困り事の比較及び支援課題
  • 家庭類型別にみた子どもに関する困り事の比較及び支援課題
  • 家庭類型別にみた育児で利用するサポート源の比較及び支援課題
  • 結論と今後の課題
  • 調査依頼書
  • 調査質問紙

主婦は<SNS>を利用しており、共働き世帯は<に加えて<SNS>も利用している。

図表 1  雇用者数及び雇用者総数に占める女性割合の推移
図表 2  「夫婦共働きの家庭」の家庭状況
図表 3  夫婦共働きの家庭の育児ニーズ
図表 5  「妻が専業主婦の家庭」の家庭状況
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参照

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