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全国福祉事務所における在日外国人妊産婦および児童の実態調査―外国人相談ケースの対応状況―

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486 第43巻 日本公衛誌 第6号 平成8年6月15日

全国福祉事務所における在日外国人妊産婦および児童の実態調査

―外国人相談ケースの対応状況―

節子

日暮

眞  全国福祉事務所562ヵ所における,外国人児童および妊産婦への対応の実態調査および,外国人相談件数 (1988年から92年)の集計によって以下の事が,明らかとなった。  1. 回答福祉事務所の約半数が,外国人児童および妊産婦から相談を受けたことがあり,約6割の福祉事 務所が,その対応やことばの問題で困ったことがあると回答していた。  2. 郡部と市部を比較すると,市部の福祉事務所に外国人相談ケースの割合が高く,管内外国人登録者が 増えるにつれ,外国人相談ケースの割合が高くなっていた。政令指定都市地域の福祉事務所では,約9割が 相談を受けたことがあった。  3. 福祉事務所における,外国語に対応できる職員は全体の約3割,外国語の案内書があるのは1割にみ たなかった。外国語に対応できる職員の言語は,英語が大半を占めていた。言葉の通じない外国人来談者に 対して,通訳者を依頼できる福祉事務所は,約3割であった。  4. 外国人児童および妊産婦相談ケースの国籍(出身地)は,全地域に及んでいたが,南米およびアジア からの相談ケースが関東,中部地方に急増していた。在留資格では,「日本人の配偶者等」の在留資格を持 つ,妊産婦が急増していた。児童の年齢は乳幼児が大半を占めていた。  5. 「児童福祉法」「母子保健法」に関する制度の適用件数が急増していた。 Key words : 在日外国人,児童,妊産婦,福祉事務所

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