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中小企業の社史製作プロジェクト(中間発表) - Tama

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Academic year: 2025

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中小企業の社史製作プロジェクト(中間発表)

奥山ゼミ

(2 年 北川、加藤、菅野、

杉崎、鈴木、吉岡)

1.当プロジェクトについて

会社が自らの歴史を記録し、本の形としたものであり、「企業が出す自分史」ともいえる ものである。村橋(2002)によれば、日本国内で毎年発行される社史は概ね200点ほど、

今まで社史を発行した企業は5500社ほどになると言われている1。 企業が社史を製作することの意義は以下の3つに集約される。

(1)過去を学び、未来に活かすため

(2)顧客や提携先などに会社をPRするとともに、企業の歴史を従業員間で共有し、

組織の一体感を高めるため

(3)経営資料の保存、整理、管理のきっかけとするため

社史は「生きた経営の教科書」といわれるように、1つの企業の歴史に触れ、その時々の 経営判断や苦境を乗り越えた経験を知ることは、経営学的な知識習得だけでなく、学生が ビジネスに携わるときの現実感を体得することにも大変有効である。また、1つの社史を まとめるプロセスを経験することで、情報の収集力や編集力を養う貴重な機会となる。

一方、地域の中小企業にとっても、自社がどのような歴史を持つ企業で、それを踏まえ てどのような経営目標を携えて夢を実現していくかを社内外に示すことは、営業活動だけ でなく、従業員のモチベーションや人材確保の面でも有効である。しかし、大企業と異な り、多くの地域の中小企業には、社史をまとめる人的・時間的余裕もノウハウも十分でな いのが現状である。

そこで、奥山ゼミでは、ホームゼミのプログラムの一環として地域の中小企業の社史を 製作するプロジェクトを実施した。具体的には、ホームゼミメンバーで企業に訪問し、経 営者からのインタビューや提供された資料を基に社史を学生の手で編纂する。企業からの 費用負担は求めない。

2.大学生が中小企業の社史を作成することの意義

大学生が中小企業の社史を作成することの意義は、次の3点に集約される。

(1)企業に訪問し、社長などに会って、話を聞くことにより、生きた経営学と社会人基 礎力を実地で身に付けることができること

(2)社会に出る前に、どのような企業に就職したいかを考えるきっかけになること

(3)企業の歴史を追うことで、過去の経済環境の変化を理解することができること

1村橋勝子『社史の研究』ダイヤモンド社、2002年。

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3.今年度の取組

まず、社史製作の第一号の企業として、東京に本社のある総合電源メーカーY社にご協力 いただいている。Y社の概要は以下のとおりである。

・本社:東京都大田区

・工場:神奈川県海老名市

・業務内容:交流電源(自動電圧調整器・周波数変換器)、直流安定化電源、バッテリー充 放電試験装置、高圧電源、無停電電源装置、各種電源機器の開発・製造・販売

・創立:1925(大正14)年

・会社設立:1958(昭和33)年

・資本金:30,000,000円

奥山ゼミでは、まずY社の歴史を創業期(1925年〜1957年)、成長期(1958年~1977 年)、危機・再生期(1978年~1989年)および変革期(1990年~現在)に区分して、それ ぞれの時代でY 社はどのような経済的・経営的環境におかれていたのか、また、それらの 環境に適応しようとしたY社の経営行動は何であったのかなどを調査・研究した。

研究方法としては、資料収集だけでなく、経営者、管理者層、工場現場の従業員へのイ ンタビューを実施するとともに、オーラルヒストリーとして企業OB2名からも直接話を聞 き取った。

4.今後の取組方向

社史の製作は2年計画としている。今後、Y社の社史の完成に向けて、追加のヒアリン グ、さらなる資料整理(売り上げ、利益の推移など)を経て、本格的な文章執筆に入って いく。

社史は2014(平成26)年度内の完成を目指している。

参照

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