Ⅱ 教育研究組織
1 大学全体の教育研究組織
[本学の到達目標]
本学は下記の目的を達成するに相応しい教育研究組織を確立する。
(1) 本学では「自立と共生」を建学の精神として、それぞれの学部・研究科がこの精神に基づ いた教育理念を掲げ、それぞれの教育目的・目標を立て、教育研究を行う。
(2) 総合研究所、図書館、各種センター等は、学部・大学院研究科に、実践的・臨床的な教育 研究の場を提供するだけでなく、同時に大学と社会の融合を図り、大学の社会貢献を促し、
多大な成果を上げる。
(3) 経営と情報に関する専門分野の知識と技術を修得し、社会に貢献できる高度専門職業人の 養成、子育て・保育、社会福祉、心のケアー等に貢献することのできる高度専門職業人の 養成、ならびにグローバルな21世紀の国際社会に貢献することのできる人材を育成する。
関連資料「大学基礎データ」(表1,表2)
(教育研究組織)
・ 当該大学の学部・学科・大学院研究科・研究所などの組織の教育研究組織として の適切性、妥当性
[現状の把握〕
(1)経営学部 1991(平成3)年に設置した学部。現在、東京本郷キャンパスに所在。経営学科 の1学科で、経営コミュニケーション専攻と経営情報デザイン専攻の2専攻制で組織。学生定 員は入学定員175名、収容定員700名。教員組織は専任教員26名と非常勤教員。他に情報教育を 補助する専門職員(専任)を配置し、さらに、ティーチングアシスタント(非常勤職員)を配 置している。卒業者の学位は「学士(経営学)」。
(2)経営学研究科 1997(平成9)年に設置した大学院研究科修士課程。東京本郷キャンパスに 所在。経営学専攻の中に、マネジメントコース、ビジネスコース、医療マネジメントコース、
税務マネジメントコースの4コースで組織。学生定員は入学定員30名、収容定員60名。教員組 織は基礎となる学部である経営学部との併任(兼担)の他2名の大学院専任教員と非常勤教員
(客員教授を含む)を配置。修了者の学位は「修士(経営学)」。
(3)人間学部 1997(平成9)年に設置した埼玉県ふじみ野キャンパスに所在する学部。共生社 会学科、保育学科、人間福祉学科、心理学科の4学科で組織。学生定員は4学科合計で入学定 員400名、収容定員1600名。教員組織は専任教員50名(助手4名を含む)と非常勤教員。他に 情報教育を補助する専門職員(専任)とティーチングアシスタント(非常勤職員)を配置して いる。卒業者の学位は「学士(人間学)」「学士(保育学)」「学士(人間福祉学)」「学士
(心理学)」。
教員(客員教授を含む)。修了者の学位は「修士(人間学)」「修士(心理学)」。
(5)外国語学部 2001(平成13)年に設置した学部。東京本郷キャンパスに所在。英語コミュニ ケーション学科の1学科。学生定員は1年次入学定員140名、3年次入学定員28名で、収容定 員616名。教員組織は専任教員22名と非常勤教員。他に情報教育を補助する専門職員(専任)
及びティーチングアシスタント(非常勤職員)を配置している。卒業者の学位は「学士(コミ ュニケーション)」。
(6)外国語学研究科 2005(平成17)年に設置した大学院研究科修士課程。東京本郷キャンパス に所在。英語コミュニケーション専攻の1専攻で学生定員は入学定員10名、収容定員20名。教 員組織は基礎となる学部である外国語学部との併任(兼担)の他、非常勤 教員を配置。「修 士(英語コミュニケーション)」。
(7)図書館 ふじみ野キャンパスにはふじみ野図書館があり、10 万冊を超える書籍類、教育研究 資料を所蔵している。IT化を進め、AV機器も多数常設し学生・教員が活用する情報処理セ ンターとしての機能も果たしている。またふじみ野キャンパスには子ども図書コーナーがあり、
童話、民話、昔話、紙芝居等の書籍類を収集し、特に人間学部保育学科学生の「読書指導」・「読 み聞かせ」等の実践的な学習の場となっている。
(8)総合研究所 全学の研究を統合し、学内における研究活動を支援・助成することを目的とし て設置している。紀要論文集の刊行(『研究論集』『総合研究所紀要』等を毎年発行)、共同研 究発表会の実施、講演会・研究会を企画立案し実施している。
(9)生涯学習センター 1996(平成8)年本郷キャンパスに設置し、社会人、企業人、主婦、地 域住民など生涯学習に意欲ある全ての人々に学習機会を提供している。教養、実務、資格、情 報処理など5分野にわたり 600 講座を開講している。年間延べ 6,000 名を超える社会人・学生 らの受講者が学んでいる。本センターは、全国でも有数な規模に数えられる。
(10)情報教育研究センター 情報処理に関する教育および研究をサポートするセンターで平成7 年に設置した。大学全体の情報システムの管理、学内LAN、教室及び研究室のパソコンの保 守管理業務、教員の教育研究サポート、学生の学習サポート、各種情報処理検定資格の支援を 担当している。
(11)保育実践研究センター ふじみ野キャンパスにあり、幼児教育・保育に関する研究と子育て 支援者の養成を目的に 2004(平成 16)年に設置。学部・大学院の学生、併設幼稚園教員およ び現職保育者を対象とした実践的な教育を行っている。また、センター内に「ふらっと文京」
と称する施設を設置し、地域住民の子育て支援を行っている。
(12)心理臨床・福祉センター 心理臨床的研究、実践および学生に対する臨床教育を行い合わせ て地域福祉活動の向上に資することを目的として 1997(平成9)年に設置した。ふじみ野キ ャンパスに所在する。育児、小中学生の教育、難聴や言葉の障害、高齢者の心理・援助、医療 福祉等に関する地域住民からの相談に応じている。
(13)臨床心理相談センター 本郷キャンパスにあり、大学院人間学研究科心理学専攻の臨床心理 学の実習の場として 2000(平成 12)年に開設された。また、地域住民・一般市民に対する臨 床心理相談活動およびコミュニティ・サービスを行っている。
(14)国際交流センター 本学の国際交流の拠点として位置づけて 1991(平成3)年に設置した。
現在、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、中国の6ケ国の 公私立大学との交流を行っている。
(15)地域連携センター 2005(平成 17)年度から設置した。学生ボランティアの育成ならびに地
域ボランティア活動の学内窓口の役割を果たすセンターである。社会福祉の相談窓口、日本語 の不自由な人(在日外国人子弟)向けの日本語教室、地域交流の場の開設、公開講座の実施、
2級ホームヘルパーの育成講座の開設、そして地域連携・ボランティアに関する調査研究も行 っていく。
[点検・評価]
本学では「自立と共生」を建学の精神として、それぞれの学部・研究科がこの精神に基づいた 教育理念を掲げ、それぞれの教育目的・目標を立てて、本学の建学の精神に相応しい教育研究を 行っている。さらに総合研究所、図書館、各種センター等は、学部・大学院研究科に、実践的・
臨床的な教育研究の場を提供するだけでなく、同時に大学と社会の融合を図り、大学の社会貢献 を促し、多大な成果を上げている。このことは、本学が2004(平成16)年度文部科学省「現代的 教育ニーズ取組支援プログラム」(通称「現代GP」)の実施校として採択されたという実績か らもいえるであろう。本学のプログラムは「保育実践研究センター」「心理臨床・福祉センター」
と「地域連携センター」の活動を骨格とするものである。また、経営学部、人間学部の研究者か ら毎年科学研究費の採択を得ていること、2003(平成15)年度私学共済事業団の補助金の採択を 受けていること(「シニアネット・サポート活動の展開」)、学校インターンシップでの行政〈埼 玉県上福岡市・大井町(現:ふじみ野市)・富士見市・東京都文京区〉との提携等の実績からも 検証できるところである。多彩な留学制度の確立、全国でトップレベルの生涯学習の成果、情報 教育のサポート体制などの実績、そして新たに始まる、地域連携センター、コンテンツ多言語知 財化センターという全国的にもまれな試みも大変評価できる。
本大学の経営学部・人間学部・外国語学部、大学院経営学研究科・人間学研究科・外国語学研 究科および各組織に関連する研究所等の教育研究組織については、それぞれ特性を生かし「特色 ある教育・研究の展開」、「現代的教育ニーズに対応した教育・研究」が行われる体制にあり、
組織の位置付け、構成、活動等について、適切・妥当なものであると考えている。
[今後の改善方策]
3学部6学科、大学院3研究科9コース、そして関連する12の研究教育施設があり、よく活動 している。また「地域連携センター」「コンテンツ多言語知財化センター」「子ども英語教育セ ンター」等の全国的に見てもユニークなセンターもあり成果を上げてきたい。
る。またこれまであった「子ども図書センター」を発展的に解消して図書館のコーナーとして活 動を広げていくこととしたが、このセンターの活動は全国的に見てもユニークである。新設され る学生会館に、ふじみ野図書館分室として移管された後も、その積み上げられてきた教育的な実 績の更なる拡充を図り、全学的に支援することが必要であろう。
各種センターの活動が精力的に行われていることは、大学全体の教育研究にとって重要な意義 をもっているが、センター業務の内、一部重複するのではないかと思われるところがあり、業務 内容の特定、あるいは整理統合することによって、より効果的に成果を上げることができる。よ り工夫して協力体制を確立し、さらに新たな成果を上げていく。
(教育研究組織の検証)
・
当該大学の教育研究組織の妥当性を検証する仕組みの導入状況
[現状の把握〕
本大学の教育研究組織の妥当性は、学長・学部長・学園理事によって構成される大学運営会議 ならびに各学部・各大学院研究科の自己点検・自己評価委員会、各学部将来構想委員会等におい て、下記の議事録、紀要、報告書等を資料にして検証され、問題点等があれば、その改善策を学 部教授会等において検討し、改善に努めている。
1 全学部、全研究科 ①各学部教授会議事録 ②各研究科委員会議事録 ③各学部各種委員会 議事録 ④各学部紀要 ⑤総合研究所紀要 ⑥学則規程
2 図書館 ①図書館概況 ②図書館統計報告書 ③図書館利用案内 ④年度末決算報告書 ⑤ 学則規程
3 学生部 ①学生委員会議事録 ②学生相談室利用状況報告書 ③学則規程
4 総合研究所 ①総合研究所紀要 ②合同研究発表会 ③総合研究所学術振興委員会議事録
④学則規程
5 生涯学習センター ①受講生募集パンフレット ②運営委員会議事録 ③利用者状況報告書
④学則規程
6 情報教育研究センター ①情報教育センター概要 ②各キャンパスイントラネットWebサイト
③学則規程
7 保育実践研究センター 〈2004(平成16)年度開設。現在紀要、報告書等の作成準備中〉
8 文京語学教育研究センター ①活動報告書 ②学則規程 9 子ども英語教育センター ①活動報告書 ②学則規程 10 心理臨床・福祉センター ①活動報告書 ②学則規程
11 臨床心理相談センター ①臨床心理相談センター紀要 ②学則規程
12 国際交流センター ①活動計画実施報告 ②各留学プログラムアンケート報告書
③各留学プログラムパンフレット ④受け入れ留学生の手引き ⑤委員会議事録 ⑥学則規 程
13 地域連携センター 〈2005(平成17)年度開設。現在紀要、報告書等の計画準備中〉
14 コンテンツ多言語知財化センター 〈2005(平成17)年度開設。現在紀要、報告書等の計画 準備中〉
[点検・評価]
各教育研究組織が、研究紀要、報告書等を精力的に作成・公表し、それぞれの教育研究組織の 妥当性を自己点検・自己評価するとともに、学長・学部長・学園理事からなる大学運営会議にお いて、大学の将来構想を検討する中で、大学全体の教育研究組織の妥当性が常に見直され、検証 されている。
[今後の改善方策]
激動する現代社会において大学の教育研究組織の妥当性を検証するには、豊富な情報とそれら の情報から大学における教育研究組織のあるべき将来構想を読みとる専門的な力量が必要である。
社会の激動に振り回されることなく慎重に、大学運営委員会が中心になり中・長期計画を的確に 企画立案していく。
2 経営学部の教育研究組織
[経営学部の到達目標]
(1) 本学の建学の精神である「自立と共生」を基に、経営学部では教育研究を基礎で支える各 種教育研究組織を設立し、日々の教育研究を行うに相応しい教育研究組織を整備する。
(2) 学部や大学院研究科の教育研究に有益で実践的な場を提供すると共に、大学が広く開かれ た組織として社会に貢献できる場を提供し、多大な成果を上げるに相応しい教育研究組織 を整備する。
(3) 2005(平成 17)年度から実施した女子大から共学への発展と社会に開かれた大学を支える 基盤としての重要性を再認識し、教育研究活動と有機的な結合をはかるに相応しい教育研 究組織を整備する。
(4) 経営と情報に関する専門分野の知識と技術を修得し、社会に貢献できる高度専門職業人の 養成に関する教育研究組織を確立する。
(教育研究組織)
・経営学部の組織の教育研究組織としての適切性、妥当性
[現状の把握]
(1)経営学部は 1991(平成3)年に本学で初めて設置した大学の学部である。しかも我が国初 の女子大経営学部である。当初ふじみ野キャンパスに設置したが、2005(平成 17)年に本郷キ ャンパスに全面移転し、男女共学とした。経営学部経営学科の1学科で、経営コミュニケーシ ョン専攻とコンテンツ・ネットワーク専攻の2専攻で組織している。学生は入学定員 175 名、
収容定員 700 名である。教員組織は専任教員 24 名、非常勤教員 60 名、その他情報教育を補助 する専門職員(専任)、ティーチングアシスタント(非常勤職員)を配置している。卒業生の 学位は「学士(経営学)」である。
(2)経営学研究科は 1997(平成9)年に設置した本学初めての大学院研究科修士課程である。
当初はふじみ野キャンパスに設置したが、現在は東京本郷キャンパスに移転している。経営学 研究科の中に、マネジメントコース、ビジネスコース、医療マネジメントコース、税務マネジ メントコースの4コースがある。学生は入学定員 30 名、収容定員 60 名、教員組織は基礎とな る学部である経営学部との併任(兼任)の他4名の大学院専任教員の計 14 名、非常勤教員(客 員教授を含む)は 28 名である。修了者の学位は「修士(経営学)」である。
(3)図書館は本郷キャンパスの本郷図書館とふじみ野キャンパスのふじみ野図書館があり、20 万冊を超える書籍類、教育研究資料を所蔵している。IT化を進め、学生も利用できるパソコ ン、AV機器も多数常設し、学生・教員が活用する情報センターとしての機能も果たしている。
それぞれの図書館には館長および図書委員が配置されている。専任職員7名、非常勤職員6名、
うち司書は 11 名が担当している。
(4)総合研究所 全学の研究を統合し、学内における研究活動を支援・助成することを目的と して設置している。学内共同研究の支援・予算配分、科学研究費その他の各種助成金について 支援し、紀要論文集の刊行(『研究論集』『総合研究所紀要』等を毎年発行)、共同研究発表会 の実施、講演会・研究会を企画立案し実施している。
(5)生涯学習センター 1996(平成8)年本郷キャンパスに設置し、社会人、企業人、主婦、
地域住民など生涯学習に意欲ある全ての人々に学習機会を提供している。教養、実務、資格、
情報処理など5分野にわたり約 600 講座を開講している。年間延べ 6,000 名を超える社会人・
学生らの受講者が学んでいる。本センターは、全国でもトップ3に数えられる規模といえる。
生涯学習の期待とニーズに応え、社会に貢献している。また、ここでは、教職課程の単位認定 講座(幼稚園教諭2種免許をもっている現職教員を対象として1種免許を取得させるための公 開講座)も行っている。
(6)情報教育研究センター 情報処理に関する教育および研究をサポートするセンターで 1995
(平成7)年に設置した。大学全体の情報システムの管理、学内LAN、教室及び研究室のパ ソコンの保守管理業務、教員の教育研究サポート、学生の学習サポート、各種情報処理検定試 験の支援を担当している。
(7)国際交流センター 本学の国際交流の拠点として位置づけて 1991(平成3)年に設置した。
外国の大学との提携、本学学生の留学先の確保、派遣留学生の選定、事前・事後の指導、外国 人留学生の受入れおよび学生指導、外国からの研究者の受入れ、国際交流講演会の開催等の企 画・実施等を担当している。現在、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、
マレーシア、中国の6ケ国の公私立大学との交流を行っている。
(8)地域連携センター 学生ボランティアの育成ならびに地域ボランティア活動の学内窓口の 役割を果たすセンターである。また、近隣の学校インターンシップ派遣教育指導、パソコン教 室、子供CG教室、地域交流の場の開設、公開講座等を実施して地域連携・ボランティアに関 する調査研究も行っている。
(9)コンテンツ多言語知財化センター 2005(平成 17)年に設置し、教員・学生によって開発さ れる様々なコンテンツを知的財産として保護し、優秀なものを商品化していくことを指導し、
支援していく。また、作品を多言語化(英語、中国語等)して、広く社会に輩出していくこと を支援する。
[点検・評価]
本学では「自立と共生」を建学の精神としており、それを踏まえて経営学部・経営学研究科は
「実学教育」という教育理念を掲げ、実業界へ有能な人材の輩出という教育目的・目標を立てて、
本学の建学の精神に相応しい教育研究を行っている。即ち、学部では、経営と情報に関わる専門 知識と技術、国際関連の知識と会話力等を修得し、現代社会に対応できる人材の育成を目標とし ている。経営学研究科は経営学教育の大学院として、高度な学術教育並びに研究活動を通して専 門研究者及び職業人の育成、また、社会人教育として、経営学の新しい高度な知識の修得と自己 の能力開発を行い、企業の管理者・経営者教育を目的とし、医療機関での経営管理の専門家を育 成することを目標としている。既に多くの修了者が各分野で管理者、経営者として活躍している。
さらに総合研究所、図書館をはじめ各センター等は、学部・大学院研究科に、実践的な教育研究 の場を提供するだけでなく、大学と社会の融合を図り、大学の社会貢献を促し、多大な成果を上 げている。このことは経営学部の研究が毎年科学研究費の採択を得ていること、2003(平成 15)
年度私学共済事業団の補助金の採択を受けていること(「シニアネット・サポート活動の展開」)、
1998(平成 10)年に始めた企業インターンシップは経営学部が独自に開拓した企業と提携して 8年間の実績を有し、理論と実践の両面からの経営学教育の一環として、就職活動への効果から も高く評価できる。
2004(平成 16)年に導入した「飛び級制度」(成績優秀で大学院研究科に入学を希望する者は 3年で修了して本学大学院に入学できるシステム。)は学部の教育効果及び学部・大学院の連携の 上で大変有効である。
前述の如く、学部・大学院と関連する各種センター等の教育研究組織が整っており教育研究活 動が活発に行われているので、教育・研究組織として適切・妥当であると考える。
[今後の改善方策]
専任教員 24 名と少人数でありながら、学部(2専攻)・大学院研究科(4コース)の専門教育 に当たり、関連する研究施設(各センター)を他学部と連係して運営し「実学教育」の成果を上 げている。今後さらに特色ある経営学部・経営学研究科を目指して、制度改革、カリキュラム改 定を行って、学外で3~4ヶ月企業実習を行う「長期フィールドワーク実践」、「社会貢献実習」
「エンタテイメント実習」等の実践科目の補強を行い、創造力・コミュニケーション力を養成す るなど更なる教育力の向上を図っていく。
(教育研究組織の検証)
・ 経営学部の教育研究組織の妥当性を検証する仕組みの導入状況
[現状の把握]
本大学・学部の教育研究組織の妥当性は、学長・学部長・学園理事によって構成される大学運 営会議ならびに各学部・各大学院研究科の自己点検・自己評価委員会、各学部将来構想委員会等 において、下記の議事録、紀要、報告書等を資料にして検証され、問題点等があれば、その改善 策を学部教授会等において検討し、改善に努めている。
1 全学部、全研究科 ①各学部教授会議事録 ②各研究科委員会議事録 ③各学部各種委員会 議事録 ④各学部紀要 ⑤総合研究所紀要 ⑥学則・学内諸規程
2 図書館 ①図書館概況 ②図書館統計報告書 ③図書館利用案内 ④年度末決算報告書 ⑤ 学則・学内諸規程
3 学生部 ①学生委員会議事録 ②学生相談室利用状況報告書 ③学則・学内諸規程
4 総合研究所 ①総合研究所紀要 ②合同研究発表会 ③総合研究所学術振興委員会議事録
④学則・学内諸規程
5 生涯学習センター ①受講生募集パンフレット ②運営委員会議事録 ③利用者状況報告書
④学則・学内諸規程
6 情報教育研究センター ①情報教育センター概要 ②各キャンパスイントラネット Web サ イト ③学則・学内諸規程
7 保育実践研究センター 〈2004(平成 16)年度開設。現在紀要、報告書等の作成準備中〉
8 文京語学教育研究センター ①活動報告書 ②学則・学内諸規程 9 子ども英語教育センター ①活動報告書 ②学則・学内諸規程
10 心理臨床・福祉センター ①活動報告書 ②学則・学内諸規程
11 臨床心理相談センター ①臨床心理相談センター紀要 ②学則・学内諸規程
12 国際交流センター ①活動計画実施報告 ②各留学プログラムアンケート報告書 ③各留学 プログラムパンフレット ④受け入れ留学生の手引き ⑤委員会議事録 ⑥学則・学内諸規 程
13 地域連携センター ①紀要 ②報告書
14 コンテンツ多言語知財化センター 〈2005(平成 17)年度開設。〉①センター運営細則
[点検・評価]
各教育研究組織が、研究紀要、報告書等を精力的に作成・公表し、それぞれの教育研究組織の 妥当性を自己点検・自己評価するとともに、学長・部局長・学園理事からなる大学運営会議にお いて、大学の将来構想を検討する中で、大学全体の教育研究組織の妥当性が常に見直され、検証 されている。
[今後の改善方策]
激動する現代社会において大学の教育研究組織の妥当性を検証するには、豊富な情報とそれら の情報から大学・学部における教育研究組織のあるべき将来構想を読みとる専門的な力量が必要 である。社会の激動に振り回されることなく、大学・学部の中・長期計画を的確に企画立案する、
半ば専門的な組織を大学・学部内に設置することが緊急の、重要な検討課題であり、取り組んで いく。
3 人間学部の教育研究組織
[人間学部の到達目標]
(1) 本学の建学の精神である「自立と共生」を基に、人間学部では教育研究を基礎で支える各 種教育研究組織を設立し、日々の教育研究を行う。
(2) 子育て・保育、社会福祉、心のケア等に貢献することのできる高度専門職業人の養成に関 する教育研究組織を確立する。
(3) 学部や大学院研究科の教育研究に有益で実践的な場を提供すると共に、大学が広く開かれ た組織として社会に貢献できる場を提供し、多大な成果を上げることのできる教育研究組 織を確立する。
(4) 2005(平成 17)年度から実施した女子大から共学への発展と社会に開かれた大学を支える 基盤としての重要性を再認識し、教育研究活動と有機的な結合をはかることのできる教育 研究組織の確立を目指す。
(教育研究組織)
・ 人間学部の学部・学科・大学院研究科・研究所などの組織の教育研究組織として の適切性、妥当性
[現状の把握]
(1)人間学部 1997(平成9)年に「人間共生」の理念を掲げ、埼玉県ふじみ野キャンパスに設置 した。当初は人間学科の中に「保育心理専攻」「福祉心理専攻」という構成であったが、現在は「共 生社会学科」「保育学科」「人間福祉学科」「心理学科」の4学科で組織されている。学生定員は4 学科合計で入学定員 400 名、収容定員 1,600 名。教員組織は専任教員 50 名(助手4名を含む)と 非常勤教員。他に情報教育を補助する専門職員(専任)を配置する他、ティーチングアシスタン トを配置している。卒業者は「学士(人間学)」「学士(保育学)」「学士(人間福祉学)」「学士(心 理学)」の学位をそれぞれ取得する。
(2)人間学研究科 1999(平成 11)年に設置した大学院研究科修士課程。当初は人間学専攻の1 専攻であったが、2001(平成 13)年に、人間学専攻と心理学専攻の2専攻に組織替えした。人間 学専攻の中に保育学コースと社会福祉学コース、心理学専攻の中に心理学コースと臨床心理学コ ースを置いている。学生定員は入学定員 30 名、収容定員 60 名。教員組織は基礎となる学部であ る人間学部との併任(兼担)と非常勤教員(客員教授を含む)。修了者の学位は「修士(人間学)」
「修士(心理学)」をそれぞれ授与している。
(3)図書館 ふじみ野キャンパスにはふじみ野図書館があり、10 万冊を超える書籍類、教育研究 資料を所蔵している。IT化を進め、AV機器も多数常設し学生・教員が活用する情報処理セン ターとしての機能も果たしている。また、ふじみ野キャンパスには子ども図書分室があり、童話、
民話、昔話、紙芝居等の書籍類を収集し、特に人間学部保育学科学生の「読書指導」・「読み聞か せ」等の実践的な学習の場となっている。
(4)総合研究所 全学の研究を統合し、学内における研究活動を支援・助成することを目的として 設置している。紀要論文集の刊行(『研究論集』『総合研究所紀要』等を毎年発行)、共同研究発表 会の実施、講演会・研究会を企画立案し実施している。
(5)生涯学習センター 1996(平成8)年本郷キャンパスに設置し、社会人、企業人、主婦、地域
住民など生涯学習に意欲ある全ての人々に学習機会を提供している。教養、実務、資格、情報処 理など5分野にわたり 600 講座を開講している。年間延べ 6,000 名を超える社会人・学生らの受 講者が学んでいる。本センターは、全国でもトップ3に数えられる規模といえる。
(6)情報教育研究センター 情報処理に関する教育および研究をサポートするセンターで 1995
(平成7)年に設置した。大学全体の情報システムの管理、学内LAN、教室及び研究室のパソ コンの保守管理業務、教員の教育研究サポート、学生の学習サポート、各種情報処理検定試験の 支援を担当している。
(7)保育実践研究センター ふじみ野キャンパスにあり、幼児教育・保育に関する研究と子育て支 援者の養成を目的に 2004(平成 16)年に設置。学部・大学院の学生、併設幼稚園教員および現職 保育者を対象とした実験的な教育を行っている。また、センター内に「ふらっと文京」と称する 施設を設置し、地域住民の子育て支援を行っている。
(8)心理臨床・福祉センター 心理臨床的研究、実践および学生に対する臨床教育を行い合わせて 地域福祉活動の向上に資することを目的として 1997(平成9)年に設置した。ふじみ野キャンパ スに所在する。育児、小中学生の教育、難聴や言葉の障害、高齢者の心理・援助、医療福祉等に 関する地域住民からの相談に応じている。
(9)臨床心理相談センター 本郷キャンパスにあり、大学院人間学研究科心理学専攻の臨床心理学 の実習の場として 2000(平成 12)年に開設された。また、地域住民・一般市民に対する臨床心理 相談活動およびコミュニティ・サービスを行っている。
(10)国際交流センター 本学の国際交流の拠点として位置づけて 1991(平成3)年に設置した。
現在、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、中国の6ヵ国の公 私立大学との交流を行っている。
(11)地域連携センター 2005(平成 17)年度から設置する。学生ボランティアの育成ならびに地 域ボランティア活動の学内窓口の役割を果たすセンターである。社会福祉の相談窓口、日本語に 不自由な人(在日外国人子弟)向けの日本語教室、地域交流の場の開設、公開講座の実施、2級 ホームヘルパーの育成講座の開設、そして地域連携・ボランティアに関する調査研究も行ってい く。
関連資料「大学基礎データ」(表1,2)
[点検・評価]
本学の人間学部・人間学研究科およびその関連の研究施設について、教育研究組織としての適 切性、妥当性を規程、実態、実績、配置教職員人数など観点から点検した。本学では「自立と共 生」を建学の精神としており、人間学部・人間学研究科では、この精神に基づいた「実学教育」
という教育理念を掲げ、専門職としての有能な人材を社会に輩出するという教育目的・目標を立 てて、建学の精神に相応しい教育研究を行っている。さらに大学と社会の融合を図り、大学の社 会貢献を促し、多大な成果を上げてきている。このことは、人間学部の研究から毎年科学研究費 の採択を得ていることや学校インターンシップでの行政(埼玉県上福岡市・大井町(現:ふじみ 野市)・富士見市)との提携・調印等の実績、また 2005(平成 17)年度文部科学省「現代的教育
[今後の改善方策]
各種センターの活動が精力的に行われていることは、大学全体の教育研究にとって重要な意義 をもっているが、センター業務の内、一部重複するのではないかと思われるところがあり、大学 運営委員会、学部将来構想委員会等において、業務内容の特定、あるいは整理統合することによ って、より効果的な成果を図っていく。
(教育研究組織の検証)
・ 人間学部の教育研究組織の妥当性を検証する仕組みの導入状況
[現状の把握]
人間学部の教育研究組織の妥当性は、学長・学部長・学園理事によって構成される大学運営会 議ならびに各学部・各大学院研究科の自己点検・自己評価委員会、各学部将来構想委員会等にお いて、下記の議事録、紀要、報告書等を資料にして検証され、問題点等があれば、その改善策を 学部教授会等において検討し、改善に努めている。
1 全学部、全研究科 ①各学部教授会議事録 ②各研究科委員会議事録 ③各学部各種委員会 議事録 ④各学部紀要 ⑤総合研究所紀要 ⑥学則規程
2 図書館 ①図書館概況 ②図書館統計報告書 ③図書館利用案内 ④年度末決算報告書 ⑤ 学則規程
3 学生部 ①学生委員会議事録 ②学生相談室利用状況報告書 ③学則規程
4 総合研究所 ①総合研究所紀要 ②合同研究発表会 ③総合研究所学術振興委員会議事録
④学則規程
5 生涯学習センター ①受講生募集パンフレット ②運営委員会議事録 ③利用者状況報告書
④学則規程
6 情報教育研究センター ①情報教育センター概要 ②各キャンパスイントラネット Web サイ ト ③学則規程
7 保育実践研究センター 〈2004(平成 16)年度開設。現在紀要、報告書等の作成準備中〉
8 文京語学教育研究センター ①活動報告書 ②学則規程 9 子ども英語教育センター ①活動報告書 ②学則規程 10 心理臨床・福祉センター ①活動報告書 ②学則規程
11 臨床心理相談センター ①臨床心理相談センター紀要 ②学則規程
12 国際交流センター ①活動計画実施報告 ②各留学プログラムアンケート報告書
③各留学プログラムパンフレット ④受け入れ留学生の手引き ⑤委員会議事録 ⑥学則規 程
13 地域連携センター 〈2005(平成 17)年度開設。現在紀要、報告書等の作成準備中〉
14 コンテンツ多言語知財化センター
〈2005(平成 17)年度開設。現在紀要、報告書等の作成準備中〉
[点検・評価]
研究紀要、報告書等によって、それぞれの教育研究組織の妥当性を自己点検・自己評価すると
ともに、学長・学部長・学園理事からなる大学運営会議において、大学の将来構想を検討する中 で、大学全体の教育研究組織の妥当性が常に見直され、検証されている。
[今後の改善方策]
激動する現代社会において大学の教育研究組織の妥当性を検証するには、豊富な情報とそれらの 情報から大学・学部における教育研究組織のあるべき将来構想を読みとる専門的な力量が必要であ る。社会の激動に振り回されることなく慎重に、大学の中・長期計画を的確に企画・立案する。
4 外国語学部の教育研究組織
[外国語学部の到達目標]
外国語学部は下記の目的に相応しい教育研究組織の確立を到達目標とする。
(1)国際語である英語の実践能力の涵養を図る。
(2)国際関係や異文化理解など幅広い教養を培う。
(3)コミュニケーション処理能力を高める。
(4)将来、多様な環境の中で、たくましく生き、社会に貢献できる“人間力”を備えた人材の 育成に努める。
(教育研究組織)
・当該大学の学部・学科・大学院研究科・研究所などの組織の教育研究組織として の適切性、妥当性
[現状の把握]
外国語学部は、長い伝統を誇る短期大学を基礎に、2001(平成 13)年度に開設された。2004(平 成 16)年に、完成年度を迎え、英語コミュニケーション学科の1学科を擁している。
外国語学部に密接な関係を持つ教育研究組織として、以下の4つのセンターが設置されている。
- 文京語学教育研究センター(Bunkyo Language Education Center: BLEC):我が国の語学 教育の向上に資することを目的として、英語およびその他の言語によるコミュニケーション に関する理論的および実践的な教育・研究を行う。
- 子ども英語教育センター(Child Language Education Center: CLEC):英語および日本語 の言語習得に関する理論的・実際的な研究を行い、実験的な教育を試行する。
- 国際交流センター: 本学の国際交流の拠点として外国の大学との提携、本学学生の留学先 の確保、派遣留学生の選定、事前・事後の指導、外国人留学生の受け入れと指導、外国から の研究者の受け入れ、国際交流講演会の開催等の企画・実施等を担当する。
- 情報教育研究センター: 情報処理に関する教育と研究を支援するセンターで、大学全体の情 報基盤システム、学内LAN、教室ネットワークシステムの管理運営、コンピュータ室や自習 室のPCメンテナンス、教員の教育研究支援、学生の学習支援を主な業務として担当する。
BLECでは、TOEIC高得点取得をねらって特別に開発された三ラウンド・システムを用いた 英語教育の実践と研究が進められてきた。CLECでは、幼児を対象に英語教育の実践とこれに関 する研究が進められている。また、国際交流センターでは、外国語学部を中心とした国際交流プロ グラムの開発を進め、情報教育研究センターでは、外国語学部の情報処理教育のオンライン化を推 進してきた。
この他、本郷キャンパスには、生きた外国語の習得のために、チャット・ラウンジが設置されて おり、英語を中心に若手の外国人パートナーが終日、学生との対話と指導に当たっている。
[点検・評価]
画期的な三ラウンド・システムによる英語教育を進めているBLECおよび子どもを対象とする CLECは、いずれも全国的に見てもユニークな教育研究組織であり、貴重な成果を挙げてきてい
る。具体的な例示として、外国語学部で、TOEIC800 点、700 点以上の高得点を取得した学生 がこれまでに多数出ている。さらに、国際交流プログラムは毎年充実度を増し、情報処理をはじ めとした授業の情報化も推進されている。
また、チャット・ラウンジを活用する学生は、年々増加を示しており、2005(平成 17)年度か らは、学生の要望に応え英語の他に中国語を導入した。
[今後の改善方策]
今後、上記のような組織をさらに十分に活用するための検討を進めるとともに、本郷キャンパ スに整備されたIT関連施設のさらなる活用を図っていきたい。
(教育研究組織の検証)
・ 外国語学部の教育研究組織の妥当性を検証する仕組みの導入状況
[現状の把握]
大学全体としては、学長が司会する評議会および大学運営会議が、本学の教育研究組織全体の 在り方や見直しの検討を行っている。特に、大学運営会議は重要な役割を果たしており、現に、
新学部設置、新しい大学院研究科の設置なども、この大学運営会議で鋭意検討された後、実行に 移されてきている。
外国語学部においては、教授会が同学部の教育研究組織の妥当性や見直しを行っている。教授 会の下の置かれている運営委員会、自己点検・自己評価委員会、基本戦略・カリキュラム委員会 が教育研究組織の妥当性を検討する上でも、重要な役割を果たしている。
[点検・評価]と[今後の改善方策]
上記の大学評議会、大学運営会議、および外国語学部の関係委員会は、常設の機関であり、大 学および学部の教育研究組織の見直しや将来のあり方を審議・検討する上で、十分な機能を果た してきていると考える。
今後とも、上記のような常設の機関を十分に、かつ、効果的に活用していくことが重要である。