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ドキュメント内 話しことばの文型(1) (ページ 61-83)

Oiマア イイデショウ.Il ヤヅテミマショウ,スコシ【*

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  ○」サソジェウイチ5Lf lチノ ジュウイチジ ジュウ /○ジュウイチジ サソジュ     ヅプソ ヘー/ ジ=ウイチジ サンジ=ップソニ アノ ヘソコウ デキテオ     リマスネ?「△

  Oiエー ソウイウニ カイテゴザイマス1判ドウゾ【*

      (注  「ソウィウニ」は「ソウイウフウニ」くそういう風に〉の意。)

  Oiカイテゴザイマスネ,クジハソ トリケシテ【*

  Oiア/iアリガトウゴザイマシタ1   0}ゴニソズハ ヨソジュウメイサマ1

  01ヤクヨソジュウメイデスネ「1アノ ヨウシヲ コノ アイダ イタダクノヲ     ワスレテイキマシテネー /○ヘー/ イマ イタダキ…テーi△

  αへ一へ浮

  Oiコチラヘ オイデ=ナッタノハ ゴザイマス ワケデスナ?1

 Oiエ?i」タ智一 アレハネー タダ アマノダケノナマエ カイテアッテネP一    /○?39 一一 オカキイレ ネガウ ワケデスカ/ エ ソレ ァノ ィェ トコ    ロガネー ソレネー ソノ アニガ イッサイ ヤッテイルソデスヨ /○バー    / トコpaガ ァニニ キイタラ ソノ ナソノネー アノー ナマエヲネー    シラナイカラ ヨウシ モラッテキテ ソノ カキイレルカラ… /○ア ソ    ゥデ彊ザ塩鄭力/ エ アタラシイノヲ カ…カイテ Vタ…{△

 ○.1コレハ モー ダイタイ アノー アチラノ ナハツホリョゥトデゴザィマスネ    一一 /O=一/ …1

 さて,上記実例に  線を引いて,ttまず問題ない,,文としたもののなかに も,なお説明を要するものがないではない。例を示せば,冒頭の「ナ=カ シ ャベッテ」でさえ,規範:文法では,省略のある不完全な文だ,それゆえ文とは       53

認めない,という事にも,なりかねない。まte,「ソtz・一ヲ コウ イルノ,

オナベデ」は,いわゆる倒置文であるが,陳述を負う述語が来れば,交が切れ るという文法論上の見方に従えば,そこまでで文であって,そのあとの部分,

ここでは「オナベデ」という部分は,補充のための不完全な文である。したが って,全体は, 交+不完全な文 tC 2分されるであろう。また,「ア ソウ」

「アー ソウ」は,類型としてしばしばひとまとまりに発話されるうえに,「ア」

「アー一」は,間投調であって文頭に置かれたものとも見られるから,まとめて 1:文と考えてもいいかもしれない。

 このような問題は,細かくは,なお他にもありうることであるσ気づいた範 囲で,これらをまとめて,3・2および4に述べることとするが,文認定の基 本問題に,ここで,すこし触れておきたい。

 2・2基本的な問題 .およそ,皮という文法論上の単位をさだめるばあい,

その基盤となるものは,大きく分けて2つあると思われる。

  (1)言語意識   ② 文法体系

 (1)の雷語意識は,言語使用に関する一言語主体の素朴な反省によって認識さ れるものであって,その華語意識が当言語に関して一般的であるかどうかは,

実証の過程を通らなければ,厳密にはわからないものである。しかし,現代語 では,fi kのコミュニケーションの事実に支えられて,われわれは,大体のと

ころ,〜般的な韓語意識のあらわれを,自分自身の,あるいは,他人の,具体 的な発墨について,たしかめることがでぎるQなぜならば,コミュニケーショ ンの成立した具体的発話のつみかさねから,抽象的に形成されていくものが言 語意識だからであり,書目意識は,多かれ少なかれ,発話にその姿を見せるも のと考えられるからである。その意味で,書語意識は個人のものでありなが

ら,社会的なものを基盤としている。それゆえ,細かい部分では,ある人は,

L般的だ と言い,ある人は 一般的ではない と呪うが,その類は量的に は,大きなものではありえない。おそらく,それは前記の,この調査研究のた めの反省からlliて来たtt 1割程度 という量を,うわまわることはないのでは あるまいか。とくに,文の認謙こ関しては,もっとずっと少ないものなのかも       54

知れない。:量的に少ないということは,しかしながらデ質的に碍題が小さいこ とを意味するちのでは,もちろん,ない。結果的には,(2)の文法体系のなかで,

これらをどう取り扱うかが最も問題となるこどは当然である。tこでは,ただt しぼしば, 素朴な,1.とか, 主観的な とか言って,批難されやすい藩語意識 が,文の認定に関しても,やはり大きな一基盤である、ことを,明確に認めれば 足りるのであるg.

 たとえば, 「カク(書く)」という語は,力行五段の語尾変化を持つという。

ここで カクという語 というばあいには,すでに 語,,という書語意識と 語〃の規定とが含まれなければならないがラこの問題は,しばらく溺とすれ ば,、とにかく,・「カク」という語は,現実に文に用いられるとぎ,その形を変 えるという形態上の事実がある。そこでは,一応,意義の変化を深くは問わなS いで,形態上の変化だけを問題としている。つぎに,そのなかの一つの「カ

ク」という語形は,現実の交で,意味上,終止法・童体法などの役割を持つ。

「カク」の形が,そのどちらの用法かは,現実の文での役割を,他の語との連 接関係と意味との上で,半冒良しなければわからないことはもちろんであるが,

たとえばその一つに終止法があるということができるのは,実は,それが文の 終わりに用いられるという事実が,多数の文の用法の帰納的結果として,桂会 習慣としても,した漆ってまた,善時に個人の雷語習慣としても,存在するか らである。したがって,:文の終わりであると認定するのは,「カク」という形 があらわれるからではなくて,「カク」という形が,そのあとに特定のことば 以外はともなうことなく,それでひとまとまりの意味を表現し終えることが,

社会習慣≧して,大多数の綱人戸慣として,存在するという事実をささえとす る。その意味で,署語意識を,寒ξ)認定に持ちこむ必要がある。

 また,電話の応対を調べると,「コチラハ ヤマモトト モウシマスガ」と か, 「チョット イマ セキヲ ハズシテオリマスガ」とかいうように,いわ ゆる接続助詞fガ」で,需い終えることが,非常に多い。あいまいな書い終え かたであるとも書えるが,聞く人も,このあとに,何かが言い残されていると か,何かが言いつづけられるはずだとかいう期待を持って,待っているという ことはない。.それなりに言い終わりだと思う習慣がある。すなわち,接続助詞       55,

としての「ガ」の用法から,終助詞的用法に転用されている。これを,接続助 詞の終助詞的用法という臨時的なものと認めるか,別の終助詞「ガ」として立 てるかのきめての一つは,「ガ」で細い終える習慣が一般的かどうかの認定,

すなわち,言語意識の問題である。 (他の一つは,:文法体系の問題であるが,

これはつぎに述べられる。)

 (2)の文法体系は,一一一言ge.研究者が採用する理論体系の一部門であって, tt文 という語を,術語として使用する以上,それが位置を占めるべき体系が基盤と して求められることは言うまでもない。ここでは,推論の過程にあやまりなく,

文の規定を,具体的実例の説明のためにも,もっとも有効なように,行なわな ければならないのは当然であるが, 文 という語を術語に使う以上は,(1)の 言語意識との因縁をたち切ることがいいかどうか,問題である。需語現象が人 間の精神的肉体的両面での全:人聞的活動の結=果である以上,その要語意識を無 視することは,言語現象の真実を探求する方法ではあるまい。もとより,定義 としての概念規定に,言語意識という語を用いる必要は,必ずしもないが,そ れにもかかわらず,文の文法体系中での位置づけに当たって,言語意識を除外 することは正当なことではないであろう。かように(1)と(2)とのつながりを考え れば,(2)の文法体系を基盤とする交の規定も,(1)の言語意識という直観的・非 分析的要素を包含しつつ,客観的・分析的に推論をかさねてゆかねばならぬも のであろうと考える。

 上記実例は,_線部分について,まず問題なく,文と言ってよいと思うも のである。そこに,現代の一一一me的言語意識として,異論が出ることは,ちょっ と考えられない程度のものなので,前記(1)の言語意識に関する範囲では,問題 ないと思う。少なくとも,共通資料にこれらを対象としてとりあげ,種々の考 究を行なったわれわれ4人セこは,異論がなかった。このような実例を,全共通 資料から選ぶと,前記のように,その全カードの約9割前後に及ぶのである。

この数えかたは,_線のない部分を,たいていは個別に1カードにとったう えでのことであるから,たとえば, 「ソウソウ」が,あとで述べるように,2 カードにわけられるとか,斜線/ /で区切って,上記では__線をつけた部       56

ドキュメント内 話しことばの文型(1) (ページ 61-83)

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