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企業年金制度を考える視点 公的年金制度 加入者 受給者 企業会計制度 金融制度 金融市場 企業年金 母体企業 税 制 -1- 出典 : 厚生労働省資料

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(1)

P&I

第10回グローバル・ペンション・シンポジウム

企業年金連絡協議会 会長

ジェーシービー企業年金基金

副理事長 田川 勝久

於:ザ・リッツ・カールトン東京2F

グランドボールルーム

2016年11月15日(火)

9:00~10:00

(2)

-1-

公的年金制度

加入者・受給者

企業年金

税 制

母体企業

金融市場

金融制度

出典:厚生労働省資料

企業年金制度を考える視点

Session 1 年金運営の将来展望

企業会計制度

(3)

JCB Corporate Pension Fund

-2-

社会背景

(1)少子高齢化の進展、社会保障費の急激な増加

(2)公的年金、マクロ経済スライド、所得代替率の低減

(3)公的年金以外の所得の充実

①稼働所得

②財産所得(金融財産、不動産、利息、配当金、賃貸収入)

③企業年金

・退職給付制度がない企業 24.5%

・退職給付制度はあるが、企業年金制度がない企業 55.3%

・厚生年金基金の解散(加入者約400万人の受皿)

・DB・・・企業の負担大

・DC・・・従業員の負担大

④私的年金(

個人年金等

(4)平成25年4月1日施行「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」

(高年齢者雇用安定法)

(5)退職一時金すらない従業員、非正規労働者の老後年金の確保

Session 1 年金運営の将来展望

(4)

-3-

DBとDC

・両制度のメリット・デメリット再考 ・終身年金か確定年金か? ・終身年金の問題点 ・終身年金存続の要件 ・DC移行は、現実的な対応か? ・DCは、企業の責任負担の放棄? ・DBは高度成長時代の約束? ・DBが持続できない理由? ・ハイブリッドプランへの移行は必然?

資産運用

・運用リスクを含むコスト削減 ・リスク許容度の違い ・給付利率の低下 ・年金資産を増やす方策は? ・資産側の運用リスクと負債側の金 利低下リスクが過大。(母体の負担 は限界?)、マイナス金利 ・LDI戦略の有効性と実現可能性

制度運営

・退職金の役割、性質再考 ・退職金の必要性とは? ・年金制度実施の目的 ・倒産隔離機能(基金の必要性) ・公的年金との役割分担 ・企業と受給権者間の意識の隔たり ・個別私企業の限界 ・年金選択率の低下(魅力低下)

制度存続・維持

・所得のない受給者に対し、制度 維持は当然 ・制度運営コストの削減 ・個別基金のリスクを減らしつつ、規模 による運営効率の向上 ・解散基準と給付減額要件の見直し ・退職給付会計の問題 ・公的年金に対する不信感 ・高給付率での企業負担は限界 ・メリット享受とリスクシェアにおけ る企業と受給権者の歩み寄り ・企業年金運営のガバナンス強化

社会・経済環境

・長期化したデフレ経済によるマインド低下 ・リストラ、構造改革、少子高齢化 ・定年延長(雇用延長)、勤続期間の長期化 ・平均寿命の伸長

年金財政

・健全な財政運営が大前提 ・財政再計算の見直し ・財政健全化(掛金引上げ、給付 減額、運用収益の向上) ・特別掛金、特例掛金の積み増し ・年金資産の評価タイミング変更

企業年金

の持続性

Session 1 年金運営の将来展望

公的年金の補完となる企業年金の活用(集約図)

(5)

-4-

母 体 企 業 に リ ス DB(最終給与比例) DB(平均給与比例) DA from DB Collective DC DA from DC DC

DA: Defined Ambition

DB(給付金確定)とDC(拠出金確定)との折衷案で、リスク負

担を労使で按分する制度(労使間のリスク選択肢が複数存在

する)を指す。

http://www.aegonglobalpensions.com/Documents/aegon-global-pensions-com/Publications/Newsletter-archive/2013-Q1 企業年金連絡協議会の五つの年金制度提案(赤字が実際に提案した3つの制度) ①キャッシュバランスプラン制度の弾力化(利息クレジットにマイナス指標を反映可能) ②協働運用型DC(事業主が労使合意に基づき運用商品設定) ③元本保証付協同運用型DC(フロアオフセットプラン) ④トラジション制度(DC制度からDB制度への段階的移行) ⑤年金給付専用基金(日本版IRA) 海外年金基金の取り組み 年金基金運営の変動コストの2分割 ①市場運用による収益変動要因・・・ 母体企業と業界有志で検討 ②制度の将来像設計・財政運営上の 負債・・・労使で検討

全ての利害

関係者によ

る制度・運用

一体の議論

展開

市場環境等の 外部要因の影響大 ベクトルはDCの方向? 従業員にリスク

企業年金制度の方向性 (図示)

研連に

よる今

後の企

業年金

制度研

究深掘

りに期

Session 1 年金運営の将来展望

ハイブリッド型

企業型と個人型 リスク対応掛金 リスク分担型企業年金

(6)

-5-

企業年金を導入する意義は何か?

(1)外部積立の重要性

企業資金と分離することで、退職金財源の確保、資金手当の平準化

(2)一時金の年金化

終身部分の年金化が企業にとっては負担の増加 ⇒ 有期年金化?

(3)企業の負担軽減

一時金の年金化機能の弾力化

(4)税制優遇

課税タイミングの繰り延べ、公的年金の補完的役割

(5)公的年金の補完機能

・給付に厚みを持たせる「縦の補完機能」(終身年金、物価スライド)

・雇用と公的年金の間をつなぐ確定年金(つなぎ年金)のような

「横の補完性」の必要性

Session 1 年金運営の将来展望

(7)

JCB Corporate Pension Fund

-6-

老後所得の財源

(1)老後の準備資金確保

老後の所得を確保するために、公的年金と合わせて、退

職一時金を老後に年金として受け取れるシステムを作る

必要性は大。

(2)発展的展開

退職給付制度のない人の老後準備資金確保

退職給付制度のない会社の正規従業員や非正規雇用

社員には退職金なし。

⇒ 退職給付制度の強制適用(ex.韓国)や税制優遇を備

えた自助努力による積立制度(日本版IRA)創設などの

対策が考えられる。

Session 1 年金運営の将来展望

(8)

-7-

・公的年金との役割分担 ・中小企業における企業年金の在り方 ・企業年金の進むべき方向性

(1)企業年金(厚生年金基金、確定給付企業年金、企業型確定拠出年金)は、公的

年金の補完を果たすために税制上の優遇措置(保険料控除、公的年金等控除)

が行われている。

(2)公的年金で給付適正化や支給開始年齢の段階的引き上げにより、国民の老後

所得保障の機能が縮小している。

(3)厚生年金基金が代行返上して確定給付企業年金に移行する際に、終身年金か

ら確定年金へ制度変更する企業が多い。

(4)中小企業では、企業年金の普及自体が低い状態である。

・長寿化への対応などを含めて、企業年金と公的年金との役割分担はどのようにある

べきか?また、労使の負担はどうあるべきか?

・企業年金(及び母体企業)に長寿化のコストアップをどこまで求めることができるのか?

・中小企業にとって望ましい企業年金の在り方はどのようなものか?

・今後の企業年金の役割と進むべき方向性について

Session 1 年金運営の将来展望

(9)

JCB Corporate Pension Fund

-8-

企業年金の普及・拡大に向けた今後の検討課題

(1)中小企業に取り組みやすく

(2)大企業に取り組みやすく

(3)若年層への多様な働き方への対応

(4)柔軟で弾力的な制度設計

(5)対象者による縦割りの大くくり化(※マイナンバー活用

とも関連)

(6)保険者のガバナンス

(7)税制上の取り扱い

税制上の取り扱い・規制等への今後の対応

・従前同様に少しずつ税制・規制を改善するアプローチでいくのか

・それとも新たなアプローチでいくのか

Session 1 年金運営の将来展望

(10)

JCB Corporate Pension Fund

-9-

現行制度の見直しと追加的な制度の検討

(1)現行制度の見直し

①私的年金制度の任意性を尊重しつつ、広範囲に制度を普及させることが必要

②各制度単体で捉えるのではなく、制度間の連携を通じて達成するという方向性

③公的年金に上乗せする高齢期の資金確保政策を、個人貯蓄制度を含めて捉

え、制度の管理運営の効率化が期待できる職域制度を位置づけるといった方

向性。

(2)ポータビリティの充実(DC⇒DB、年金給付専用基金(日本版IRA))

(3)リスク分担の在り方(労使負担、受給者リスクの切り離し)

(4)複数事業主制度(総合型)に期待される役割や新たな展開

(5)軟らかい強制(企業年金がない企業への対策を含む)

(6)税制および奨励金

Session 1 年金運営の将来展望

(11)

JCB Corporate Pension Fund

-10-

終わり

参照

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