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Mac OS X Server QuickTime Streaming Server 5.0 の管理(バージョン 10.3 以降用)

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(1)

Mac OS X Server

QuickTime

Streaming Server 5.0

管理

(2)

Apple Computer, Inc.

© 2003 Apple Computer, Inc. All rights reserved. QuickTime Streaming Serverソフトウェアの正規ライセ ンス製品の使用許諾を受けたお客様、 またはかかるお客 様の許諾を得た者は、 本ソフトウェアの使用を学習する 目的で本書を複製することができます。本書のいかなる 部分も、本書のコピーの販売または有償のサポートサー ビスなどの商用目的で、複製または譲渡することは禁じ られています。 本書には正確な情報を記載するように努めました。 ただ し、誤植や制作上の誤記がないことを保証するものでは ありません。 Appleロゴは、米国その他の国で登録されたApple Computer, Inc. の商標です。 キーボードから入力可能な

Appleロゴについても、これをApple Computer, Inc. か らの書面による許諾なしに商業的な目的で利用すると、 連邦および州の商標法および不正競争防止法違反となる 場合があります。

Apple、Appleロゴ、AppleScript、FireWire、iMac、

iMovie、iTunes、Mac、Macロゴ、Macintosh、Mac OS、PowerBook、Power Mac、QuickTime、および

Xserveは、米国その他の国で登録されたApple Computer, Inc.の商標です。AirMac、FinderはApple

Computer, Inc.の商標です。

Adobe、PostScriptは、アドビシステムズ社の商標です。

PowerPCは、International Business Machines Corporationの商標であり、所定のライセンス契約の下 で使用しているものです。

(3)

3

1

目次

序章

7

ようこそ

QuickTime

ストリーミングへ

8

Mac OS X Server

バージョン

10.3

QTSS

QuickTime Streaming Server

)の新機能

10

QuickTime

製品パッケージ

11

詳しい情報 第

1

13

QuickTime

ストリーミングの概要

13

ストリーミングとは

14

ライブ配信とオンデマンド配信

14

プログレッシブダウンロード(

HTTP

)配信とストリーミング(

RTP/RTSP

)配信

14

インスタントオン・ストリーミング

15

ライブビデオの簡単な設定

16

ストリーミングされたメディアを受信する方法

17

マルチキャストとユニキャスト

18

リレー

2

19

QuickTime Streaming Server

を設定する

19

QuickTime

ストリーミングのハードウェア要件とソフトウェア要件

19

視聴者のコンピュータの要件

19

ライブブロードキャストの要件

20

帯域幅に関する注意事項

21

ストリーミングサーバを設定する

21

設定をテストする

22

サーバからストリーミングされたメディアにアクセスする

3

23

QuickTime Streaming Server

を管理する

24

Web

ベースのアプリケーションを使って

QuickTime

ストリーミングを管理する

25

サーバ管理を使って

QuickTime

ストリーミングを管理する

25

ストリーミングサービスを開始する/停止する

25

ストリームの最大接続数を変更する

(4)

4 目次

26

ストリーミングメディアディレクトリを変更する

26

ストリーミングサーバ管理コンピュータを

IP

アドレスにバインドする

27

複数のユーザメディアディレクトリからストリームを運用する

27

リレーストリームを設定する

28

QuickTime

ストリーミングのログ設定を変更する

28

セキュリティとアクセス

28

ポート

80

を使ってファイアウォール経由でストリームを提供する

29

ファイアウォール/アドレス変換を使用するネットワークを経由してストリーミングする

29

MP3

ブロードキャストストリームの送信に必要なパスワードを変更する

30

別のコンピュータ上で

QTSS

を使った自動ユニキャスト(アナウンス)を使用する 第

4

31

メディアを管理する

31

QTSS Publisher

の概要

32

プレイリストとヒントについて

33

Mac

OS

X Server

に接続する

33

メディアを

QTSS Publisher

から

QuickTime Streaming Server

にアップロードする

33

コンテンツを

Web

上に配信できるように準備する

33

録画済みメディアをストリーミングできるように準備する

34

QuickTime Player

から書き出したヒントムービーのパフォーマンスを向上させる

34

プレイリストを作成する/管理する

35

ムービーの注釈を変更する/編集する

35

Web

ページに埋め込まれたムービーの静止イメージを変更する

36

コンテンツを配信する

36

コンテンツをストリーミングまたはダウンロードできるようにする

36

プレイリストを開始する/停止する

36

コンテンツを

Web

ページに変換する 第

5

39

問題の解決方法

39

ログファイルを使ってプレイリストブロードキャストを監視する

39

メディアファイルが適切にストリーミングされない

40

ユーザがブロードキャストに接続できない

40

メディアをストリーミングしているときにエラーメッセージが表示される 第

6

41

設定の例

41

プレゼンテーションをストリーミングする

ライブとオンデマンド

43

設定する

50

簡単にアクセスできる

Web

ページを作成する

51

ライブプレゼンテーションを撮影する

51

ライブプレゼンテーションをアーカイブする

(5)

目次 5

用語集

53

(6)
(7)

7

序章

ようこそ

QuickTime

ストリーミングへ

バージョン

5.0

の「

QuickTime Streaming Server

」の新機能と

QuickTime

製品パッケージについて説明します。

Mac

OS

X Server

バージョン

10.3

Panther

)には、サービスパッケージとして

QTSS

QuickTime

Streaming Server

)バージョン

5.0

が組み込まれています。「

QTSS

」は、アップルのサーバハード ウェアにあらかじめインストールされています。

QTSS

」の設計と設定は、

Apache

に似ています。

Apache

は、広く普及している

Web

サーバソフ トウェアで、

Mac

OS

X Server

にも組み込まれています。

Apache

を操作したことがあれば、「

QTSS

」 の操作も簡単に覚えることができます。

これまで「

Web Admin

」という

Web

ベースのアプリケーションを使って「

QuickTime Streaming

Server

」を管理してきた場合は、引き続き「

Web Admin

」を使用することもできます。「

Web Admin

では、ストリーミングサーバをリモート管理したり、

Mac

以外のコンピュータから管理することも

できます。(詳しくは、

24

ページの「

Web

ベースのアプリケーションを使って

QuickTime

ストリー ミングを管理する」を参照してください。)

Mac

OS

X Server

バージョン

10.3

の「サーバ管理」に組 み込まれてい るインタフェースを使 えば、「

Web Admin

」で行 っていた管理作業をよ り簡単に行う ことができます。

(8)

8 序章 ようこそQuickTimeストリーミングへ

Mac OS X Server

バージョン

10.3

QTSS

QuickTime Streaming

Server

)の新機能

Mac

OS

X Server

バージョン

10.3

に組み込まれている

QuickTime Streaming Server 5

は、アップ ルが提供す る次世代のストリーミ ングサーバで、標準に準拠 した強力な機能を備え ています。この 新しい「

QTSS

」では、使いやすさに追求しながら、

Mac OS X Server

との統合をさらに推し進める ために、多くの機能を拡張しています: 新しいサーバ管理:「

QTSS

」の管理を設計し直し、

Mac OS X Server

の「サーバ管理」に統合して います。ストリーミングサーバの設定はカスタマイズでき ます。たとえば、「

QTSS

」を特定の

IP

アドレスにバイ ンドしたり、サーバの利用状況 を監視したり、リレーを設定し たり、ログファイ ルを表示するときの設定を、

Mac OS X Server

のほかのサービスと同様なインタフェースを使っ てカスタマイズできます。(「

QTSS

」の管理は、 従来の

Web

ベースのアプリケーションを使って 行うこともできます。)

「サーバ管理」は、

Mac

OS

X Server

バージョン

10.3

以降、または

Mac

OS

X

バージョン

10.3

降を実行している

Mac

上で実行できます。(管理ソフトウェアをデスクトップシステムにインス

トールする方法については、「

Mac

OS

X Server

お使いになる前にバージョン

10.3

以降用」を参 照してください。)

Mac

OS

X Server

バージョン

10.3

を使って、

Mac

OS

X

バージョン

10.2

以降 を実行しているコンピュータも監視できます。 ホームディレクトリのストリーミング:「

QTSS

」を使って、ユーザのホームディレクトリからムー ビーをストリー ミングできるようになりました。 作成したムービーをストリーミ ングしたい場合 は、ヒントファイルを自分のホームディレクトリの「サ イト

/Streaming

」フォルダに入れます。 視聴者は、

rtsp://myserver/~user/movie.mov

などの

URL

を使って、そのムービーにアクセスで きます。システム管 理者は、ユーザのファイルを専 用のメディアディレクトリに 移動する必要が なくなりました。 コピーしたムービーは、すぐに ストリーミングできる状態に なります。ホーム ディレクトリを 使ってストリーミングできるの で、ストリーミングをアカウント に基づいて管理 すれば、ローカルストリーミングフォルダごとにディスク容量を指定することもできます(「ワー クグループマネージャ」を使用します)。

QuickTime Streaming Server Publisher:この操作性に優れた新しいアプリケーションを使っ て、

Mac OS X Server

バージョン

10.3

のすべての

QuickTime

メディア(ストリーミングおよび プログレッ シブダウンロード)を 管理できます。「

QTSS Publiser

」は、サーバ上では ローカルア プリケーションとして実行でき、

Mac OS X

バージョン

10.2

以降を実行している

Mac

からはリ

モートアプリケーションとして実行できるため、

Web

マスターとコンテンツ作成者の両方の要件

を満たすことができます。「

QTSS Publisher

」では、以下の操作を簡単に行うことができます:

メディアを

Mac

OS

X Server Panther

にアップロードする。

ストリーミング するコンテンツを準備する。「

QTSS

」によってヒントトラック がヒントのない ムービーに自動的に適用されるので、ストリームの信頼性が向上します。 メディアを

Web

ページに埋め込む。「

QTSS

」によって生成された

HTML

をコピーして、既存の

Web

ページにペーストできます。 ムービーに注釈を付け る。適切なタイトル、クレジット、および著作権情 報をメディアに追加 できます。

Web

ページを生成する。「

QTSS

」に用意されているひな形を使って、さまざまなコンテンツか ら魅力的な

Web

ページを作成できます。

(9)

序章 ようこそQuickTimeストリーミングへ 9 プレイリストを作成する。簡単なドラッグ&ドロップ操作を使って、

MP3

MP4

、およびムー ビーのサーバ側プレイリストを作成できます。「

iTunes

」に似たインタフェースを使って、スト リーミングサーバからインターネットラジオを放送したり、録画済みの

QuickTime

ムービーを 擬似ライブストリーミ ングを視聴者に提供するなどの作業を、これまで にないほど簡単に行う ことができます。 プレイリストをリアル タイムに更新する。プレイリストにメディアを 追加したり、プレイリス トの項目を並べ替えたときに、再生が中断されることがありません。 「

QTSS

」では次の機能も利用できます:

ネイティブの MPEG -4ストリーミング:

ISO

に準拠した

MPEG-4

ヒント ファイルを

ISO

に準拠した

MPEG-4

プレーヤにストリーミングできます。

.mov

ファイルに変換する必要はありません。

MP3 オーディオストリーミング:自分だけのインターネットラジオ局を作成できます。

HTTP

上の

アイスキャスト互換プロトコルを使って、標準の

MP3

ファイルを提供できます。

MP3

ファイル

のプレイリストを作成して、「

iTunes

」、「

SoundJam

」、「

WinAmp

」などの

MP3

クライアントに それらのプレイリストを放送すれば、擬似ライブストリーミングを提供できます。

スキッププロテクション:アップルのスキッププロテクションは、

QoS

Quality of Service

)機 能を結集した技術で、予約されている専用の帯域幅を利用して、先読みしたデータをローカルバッ ファに保管してから、クライアントに送信します。 インスタントオン:ブロードバンド接続を使って

QuickTime 6

以降のストリーミングビデオを視 聴するユーザは、インスタントオンを利用できます。インスタントオンは、データのオーバーバッ ファを拡張した 技術で、バッファ時間を大幅に減 少させることができます。ブロ ードバンドユー ザは、インスタントオンの機能によって、タイムスライダを使ってオンデマンドメディアストリー ムの再生位置を変えても、再生映像がすぐに更新されます。 認証:ダイジェスト認証と基本認証という

2

つの認証を利用して、保護されたメディアへのアクセ スを制御できます。 サーバ側プレイリスト:一連のメディアファイルを生放送と同じようにストリーミングできます。 仮想ラジオ局または仮想テレビ局を作成および管理するユーザには、非常に便利な機能です。 リレー機能:複数 のサーバを簡単にレイヤ構造 に設定できます。この機能を利 用すれば、事実上 無数のクライアントにストリームをブロードキャストできます。

(10)

10 序章 ようこそQuickTimeストリーミングへ

QuickTime

製品パッケージ

QuickTime

製品パッケージは、ストリーミングされたメディアの作成、送信、および受信に必要な ソフトウェ アをすべて備えた、優れ た製品パッケージです。す べての製品は、パッケー ジを構成す るほかのすべての製品と最適な互換性を持つように設計されています。

QuickTime

パッケージは、次の製品で構成されています:

QuickTime Player:「

QuickTime Player

」は、操作性に優れた無償のアプリケーションで、

QuickTime

と互換性のあるビデオファイ ル、オーディオファイル、バーチャルリアリティ(

VR

) ファイル、または グラフィックスファイルを再 生または表示することがで きます。また、ファイ ルの情報を相互に利用することもできます。

QuickTime Pro:この「プロ」仕様の強力な「

QuickTime Player

」には、豊富なメディア作成機 能が用意されています。たとえば、スライドショーの作成、複雑なビデオやオーディオのエンコー ド、ムービートラ ックの編集、ヒントトラックの 作成、メディアスキンの作成な どを行うことが

できます。また、

100

種類以上のメディアを

1

つのムービーファイルに編集することもできます。

QuickTime Streaming Server:

Mac

OS

X Server

に組み込まれている「

QTSS

QuickTime

Streaming Server

)」ソフトウェアを使って、インターネット経由でメディアをリアルタイムまた はオンデマンド で配信することができます。この とき、ストリームごとにライセ ンス料が発生す ることはありま せん。コンピュータに配信された ストリーミングされたメデ ィアは、すぐに再生 されます。ファイルがダウンロードされるまで待つ必要はありません。

Darwin Streaming Server:「

QuickTime Streaming Server

」は、無償で配布しているオープン ソース です。

Linux

Solaris

Windows NT/2000

Windows Server 2003

など、一般的 なエン タープラ イズプラットフ ォームに対応し ています。「

QuickTime Streaming Server

」は、ソース 形式またはバイ ナリ形式でダウンロードできま す。プラットフォーム固有のソー スファイルをい くつか修正すれば、ほかのプラットフォームにも移植できます。

QuickTime Broadcaster:「

QuickTime Broadcaster

」を使 って作成したライブブロ ードキャス ト・イベントには、イ ンターネットに接続してい るすべてのユーザがリア ルタイムに「参加」で きます。「

QuickTime Broadcaster

」には、

QuickTime

の機能と従来のアップルの操作性を兼ね備 えています。「

QuickTime Broadcaster

」は、

Mac

OS

X Server

に組み込まれていますが、アップ ルの

Web

サ イトから無償でダウ ンロードすること もできます。「

QuickTime Broadcaster

」は、

(11)

序章 ようこそQuickTimeストリーミングへ 11

詳しい情報

クラス、メーリングリスト、および

FAQ

(よくある質問)など、

QuickTime

ストリーミングに関す

る参考資料をいくつか紹介します。詳しくは、「

QuickTime Streaming Server

」の

Web

サイト (

http://www.apple.co.jp/quicktime/products/qtss

)を参照してください。

QuickTime Streaming Server 製品のページには、主要な機能、最新のダウンロード、および最 低要件のほか、その他のサポートページへのリンクが掲載されています:

http://www.apple.co.jp/quicktime/products/qtss/

Mac OS X Server の AppleCare サポートのページには、「

QuickTime Streaming Server

」や

Apache

など、

Mac OS X Server

に付属しているすべてのサービスに関する、便利なサポート情 報へのリンクが多数掲載されています:

http://www.apple.co.jp/support/macosxserver/

ベストセラーの「QuickTime for the Web」は、

QuickTime

を実習するためのすばらしいガイド です。このガイドは、アップルの「

QuickTime Developer Series

」の

1

つで、ビデオ、録音済み のサウンド、

Flash

アニメーション、バーチャルリアリティ、

MIDI

、テキスト、静止イメージ、ラ

イブストリーム、ゲーム、およびユーザ対話機能を、

1

つの

Web

サイトに統合する方法について

説明しています。付属の

CD-ROM

には、「

QuickTime Pro

」と、

Windows

Macintosh

向けの 開 発 ツー ル 一 式 が入 っ て い ま す。

Morgan Kaufmann

社か ら 出 版 され て い る こ の本 に は、

QuickTime

を学習するための

Web

サイトも掲載されています:

http://www.apple.co.jp/quicktime/tools_tips/books.html

AppleCareサポートのWebサイトのディスカッションボードは、「

QuickTime Streaming Server

」 の情報を交換するための場所です。「

Mac

OS

X Server

」セクションに移動してから、「

QuickTime

Streaming Server

」セクショ ンに移動してください。メッセージを投稿 したり、ほかの登録ユー ザの投稿を見ることができます:

http://discussions.info.apple.co.jp/

アップルでは、ストリーミングサーバのユーザと開発者のメーリングリストなど、さまざまなメー リングリストを 運用しています。これらのメーリ ングリストは、アップルの技術 者が積極的に参 加しているので、初 心者だけでなく上級ユーザに とっても優れたリソースに なっています。メー リングリストに登録するには、

QTSS

製品

Web

サイトの「リソース」にある「メーリングリスト」

をクリックしてから、「

Streaming-Server Users

」または「

Streaming-Server Developers

」をク リックし、サイン アップします。また、メーリングリ ストのアーカイブから検索 することもでき ます:

http://lists.apple.com

QuickTime サービスの Web サイトには、ストリーミングサービスのプロバイダのリストを掲載し ています:

http://www.apple.co.jp/quicktime/tools_tips/services/

(12)

12 序章 ようこそQuickTimeストリーミングへ

上級ユーザの場合は、

RTP

および

RTSP

規格の

RFC

Request for Comments

)規約を確認すること をお勧めします。IETF(Internet Engineering Task Force)の Web サイトにアクセスしてみて ください:

http://www.ietf.org/rfc/rfc1889.txt

RTP

http://www.ietf.org/rfc/rfc2326.txt

RTSP

公開されているソースの Web サイトでは、「

Darwin Streaming Server

」のソースコードと開発者

の情報にアクセスできます。次のページからリンクされている

FAQ

をお読みください:

(13)

1

13

1

QuickTime

ストリーミングの概要

QuickTime Streaming Server

」を設定する前に、ストリーミングの

概要を説明します。

ストリーミングとは

「ストリーミング」とは、ムービーやライブプレゼンテーションなどのメディアをネットワーク経由 でリアルタ イムに配信すること です。コンピュータ(ストリ ーミングサーバ)は、別の コンピュー タ(クライアン トコンピュータ)にメデ ィアを送信します。ク ライアントコンピュ ータは、そのメ ディアを受 信しながら再生します。フ ァイルをストリーミン グするときには、視聴者の ハードディ スクにファイルはダウンロードされません。ストリーミングは、モデムからブロードキャストまで、 さまざまな通信速度に対応できます。

Web

サイトを運用するときには、

Web

サーバが必要です。同様に、インターネットやローカルネッ トワークを使 ってストリームを送信 するときには、要求された ビデオストリームとオ ーディオスト リームを送信するために、ストリーミングサーバが必要になります。視聴者が少数の場合には、

1

つ のコンピュータを使って、

Web

サーバソフトウェア、メールサーバソフトウェア、およびストリー ミングサーバソフトウェアを実行できます。視聴者が多数の場合には、通常は

1

台以上のコンピュー タをストリーミングサーバ専用に割り当てます。 ユーザが「

QuickTime Player

」などのクライアントソフトウェアを使ってストリームを要求すると、 その 要求は

RTSP

Real-Time Streaming Protocol

)を使っ て処 理され ます。スト リーム は、

RTP

Real-Time Transport Protocol

)を 使って送信されます。スト リーミングサーバは、デ ィスクに保

管されてい る

QuickTime

ムービーからス トリームを作成した り、アクセスする場所に ライブスト

リームを送信できます。

QTSS

QuickTime Streaming Server

)」ソフトウェアを使って、次のメディアを配信できます。

ライブイベントのブロードキャスト(リアルタイム)

ビデオ(オンデマンド)

(14)

141章 QuickTimeストリーミングの概要

ライブ配信とオンデマンド配信

リアルタイム ストリーミングメディ アの配信方法には、ライブ 配信またはオンデマン ド配信があり ます。「

QuickTime Streaming Server

」は、両方の配信方法に対応しています。

コンサート、スピーチ、講演などのラ イブイベントは一般的に、「

QuickTime Broadcaster

」などの ブロードキャ ストソフトウェアを使 って、イベントの進行中に インターネット経由で ストリーミン グされます。ブロードキャストソフトウェアは、ライブソース(カメラから撮影するビデオなど)を リアルタイ ムにエンコードし、エン コードされたストリー ムをサーバに配信し ます。サーバは、そ のライブストリームをクライアントに提供(「反映」)します。配信中のストリームにいつ接続した かにかかわ ず、すべての視聴者にスト リーム上の同じ位置が 同時に表示されます。録画 済みのコン テン ツを使っ て擬似 ライブ ストリー ミング を提供 したい場 合は、テー プデッ キなどの アーカ イブ ソースからブロードキャストするか、メディアのプレイリストをサーバ上に作成します。 ムービーやア ーカイブされた講演な どをオンデマンド配信 する場合は、すべてのコン ピュータでス トリームの先 頭から再生が開始され るため、視聴者が再生中の ストリームに遅れてし まうことはあ りません。オンデマンド配信には、ブロードキャストソフトウェアは必要ありません。

プログレッシブダウンロード(

HTTP

)配信とストリーミング(

RTP/RTSP

配信

プログレッシブダウンロード(「ファストスタート」と呼ばれることもあります)は、インターネッ トを使ってムービーを配信する方法の

1

つで、ファイルが完全にダウンロードされる前にファイル の再生を開 始できます。プログレッシ ブダウンロードでは、再生 を開始するために必要 なデータが ム ービ ーフ ァイ ルの 先頭 にす べて 配置 され てい るた め、ファ イル の最 初の 部分 が転 送さ れる と

QuickTime

はすぐにムービーの再生を開始できます。ストリーミングの場合は、ファイルをダウン ロードしな くてもムービーを視聴 できますが、ファストスタ ートムービーの場合は、視 聴者のコン ピュータに実際にダウンロードされます。 ファストスタ ートムービーには、すべて のデータがファイルに 保管されている独立再 生形式のムー ビーと、インターネット上にあるデータを指すポインタだけが保管されているムービーがあります。 プログレッシブダウンロードムービーは、「

QuickTime Plug-in

」または「

QuickTime Player

」を使っ

て、

Web

ブラウザで視聴できます。 プログレッシブダウンロードムービー(「リファレンスムービー」とも呼ばれます)を作成すれば、 接続速度の 異なる視聴者に対応で きます。ストリーミングム ービーを作成すれば、接続 速度の最も 速いムービーを視聴者に提供できます。

インスタントオン・ストリーミング

QuickTime 6

以降を使ってストリーミングビデオを視 聴するユーザは、インスタントオンを利用で きます。インスタントオンは、アップルのスキッププロテクション技術を拡張した技術で、バッファ 時間(待ち時間 )を大幅に減少させ、ビデ オをすぐに表示す ることができます。視聴 者は、ハード ディスクと 同じように、ビデオの好 きな場所をクリック したり、再生位置を「スク ラブ」すること ができます。 インスタン トオン・ストリーミング を使用するには、ブロード バンド接続が必要で す。インスタン トオン・ストリーミングの速度は、利用できる帯域幅とコンテンツの大きさ(データレート)によっ て異なります。また、使用するコーデックにも影響されます。

(15)

1章 QuickTimeストリーミングの概要 15

ライブビデオの簡単な設定

下の図は、ライブビデオとライブオーディオをストリーミングするための設定を示しています。(ほ とんどのビデオカメラにはマイクが内蔵されています。)オーディオをストリーミングするには、マ イクやミキサーなどの適切なオーディオ機器を使用する必要があります。

PowerBook G4

に「

QuickTime Broadcaster

」ソフトウェアがインストール されている場合は、ビ デオとオ ーディオを取り 込んでエンコー ドします。エンコ ードされた信号 は、「

QTSS

QuickTime

Streaming Server

)」ソ フト ウェ ア を実 行し てい るサ ーバ コ ンピ ュー タに 対し て、

IP

Internet

Protocol

)ネットワー ク経由で送 信されます。サ ーバコンピ ュータ上 の「

QTSS

」は、「

QuickTime

Player

」を使ってストリームを要求したクライアントコンピュータに対して、インターネットまたは ローカルネットワークを経由でその信号を送信します。 「

QuickTime Broadcaster

」と「

QTSS

」は、同 じコンピ ュータ上 で実行 すること もできま す。ただ し、多 数の 視聴 者に ブロ ード キャ スト する 場合(

100

人 を超 える 場合 など)に は、「

QuickTime

Broadcaster

」と「

QTSS

」を別のコンピュータで実行することをお勧めします。 ブロードキャスター ストリーミングサーバ

(16)

161章 QuickTimeストリーミングの概要

ストリーミングされたメディアを受信する方法

テレビまたは ラジオでケーブルまた は電波を使って送信さ れたメディアを視聴する ときは、その送 信方法に固有のケーブルまたは電磁波長が使用されます。これらの送信方法では、ほとんどの場合、 信号が圧縮 されていないため、送信 するときに大きな帯域 幅が使用されます。ただ し、放送に使わ れる周波数が ほかの送信の周波数と 競合することがないた め、帯域幅の使用量が大き くなっても問 題が起きることはありません。 同じメディア をインターネット経由 で送信するときには、使用 される帯域幅はその送 信ストリーム だけが使用 するわけではありませ ん。このメディアは、インター ネット経由で送受信さ れる数千∼ 数百万のほ かのデータと、帯域幅を 共有する必要があり ます。しかも、使用できる 帯域幅は、極端 に制限されます。このため、インターネットを使って送信されるマルチメディアは、事前にエンコー ド およ び 圧縮 され て から 送 信さ れま す。圧 縮さ れ たフ ァ イル は特 定 の場 所 に保 存さ れ てか ら、 「

QuickTime Streaming Server

」などのストリーミングサーバ・ソフトウェアによってインターネッ

ト経由でクライアントコンピュータに送信されます。

Macintosh

および

Windows

のユーザは、「

QuickTime Player

」(アップルの

Web

サイトで無料で入 手できます)、または

QuickTime

ファイルまたは

MPEG-4

ファイルに対応しているその他のアプリ ケーションを使って、ストリーミングされたメディアを表示できます。管理者は、

Web

ブラウザに 表示できるストリームを設定することもできます(「

QuickTime Plug-in

」がインストールされてい る必要があります)。ユーザが

Web

ページでストリーミングされたメディアの再生を開始すると、 「

QuickTime Plug-in

」はスト リーミングサーバに要求 を送信します。サーバは、要求 に応答するた めに、要求され たマルチメディアコン テンツをクライアント コンピュータに送信し ます。クライア ントに送信するコンテンツ(特定のディレクトリの

QuickTime

ムービー、ライブブロードキャスト、 ストリーミングサーバ上のプレイリスト)は、ユーザの

Web

ページに指定します。

(17)

1章 QuickTimeストリーミングの概要 17

マルチキャストとユニキャスト

QuickTime Streaming Server

」では、マルチキャストまたはユニキャストという

2

つのネットワー クトランスポートを使って、ストリーミングメディアを配信できます。 マルチキャストでは、

1

つのストリームを複数のクライアントが共有します(下の図を参照してくだ さい)。各クライアントは、そのストリームに「同調」します。これは、ラジオを

FM

放送に同調す る操作と似ています。マルチキャストで送信すると、ネットワークの混雑が減少します。ただし、イ ンターネットを使って配信されるコンテンツの場合は、マルチキャストバックボーン(「

Mbone

」) にアクセス できるネットワークが 必要になります。また、制限さ れたプライベートネッ トワークの 内部で配信されるコンテンツの場合は、マルチキャストに対応したネットワークが必要になります。 ユニキャス トでは、各クライアントが ストリームを個別に開 始するため、クライアント とサーバの 間に多数の一対一接続が生成されます(下の図を参照してください)。ローカルネットワークの場合 は、ユニキャス トを使ってストリーム に接続しているクライ アント数が増えると、ネッ トワークト ラフィック が混雑することがあり ます。ただし、ユニキャスト を使用するときには、特 殊なトラン スポートに対応する必要がないため、インターネットを使った配信の信頼性が最も高くなります。 マルチキャスト ユニキャスト

(18)

181章 QuickTimeストリーミングの概要

リレー

リレーは、入力ストリームを受信したら、そのストリームを

1

つ以上のストリーミングサーバに転 送する機能 です。リレーを使うと、イン ターネット帯域幅の消 費量を減らすことが できるため、さ まざまな場所に分散している多数の視聴者にブロードキャストするときに有効です。 たとえば、会社の場合には、

CEO

のプレゼンテーションをブロードキャストするときに、本社から 支社にプレゼンテーションをリレーすることができます。

CEO

のプレゼンテーションは、ビデオカメラを使ってリアルタイムに取り込まれます。カメラから

取り込 まれたオー ディオとビ デオは、

Mac OS X

コンピュー タ上の「

QuickTime Broadcaster

」を 使ってエンコードされます。「

QuickTime Streaming Server

」ソフトウェアがインストールされてい る

Mac

OS

X Server

コンピュータは、ブロードキャストをインターネット経由で支社の送信先コン ピュータに リレーします。従業員は、クラ イアントコンピュータ を使って支社の送信先 コンピュー タに同調し、

CEO

のプレゼンテーションを視聴します。「

QTSS

」を使用している場合は、送信先コ ンピュータ を設定する必要はあり ません。送信先コンピュー タは、リレーコンピュータ から転送さ れたブロードキャストを自動的に受信します。 リレーの設定について詳しくは、

27

ページの「リレーストリームを設定する」を参照してください。 送信先 クライアント 送信先 ソース クライアント リレー 本社 支社 インターネット

(19)

2

19

2

QuickTime Streaming Server

を設定

する

この章では、

QuickTime Streaming Server

」を効率的に設定して実

行する方法について説明します。

この章の説明は、

Mac OS X Server Panther

のインストールと基本的な設定がす でに終了している ことを前提としています。

Mac

OS

X Server

の設定について詳しくは、「

Mac

OS

X Server

お使いに なる前にバージョン

10.3

以降用」を参照してください。このガイドの英語版は

Mac

OS

X

Server

の インストール

CD

に入っています。日本語版は、

www.apple.co.jp/server/documentation

からダ ウンロードできます。

QuickTime

ストリーミングのハードウェア要件とソフトウェア要件

QuickTime Streaming Server

」の要件は、「

Mac

OS

X

Server

お使いになる前に」を参照してくだ さい。

視聴者のコンピュータの要件

QuickTime 4

以降がインストールされていれば、ストリーミングサーバでストリーミングしたメディ

アを表示できます。最適な結果を得るには、

QuickTime 6

以降をインストールすることをお勧めし

ます。

QuickTime Streaming Server 4.1

以降を使ってインスタントオンを利用するには、

QuickTime 6

と ブロードバンドインターネット接続が必要です。

ISO

に準拠している

MPEG-4

プレーヤでは、

MPEG-4

ファイルを表示できます。

Streaming MP3

プ レイリストは、「

iTunes

」や、「

WinAmp

」などの

Streaming MP3

互換プレーヤを使って聴くことが できます。

QuickTime Player

」ソフトウェアは、

QuickTime

Web

サイト(

http://www.apple.co.jp/quicktime

) からダウンロードできます。

ライブブロードキャストの要件

ライブコンテンツをブロードキャストしたい場合は、

Mac OS X Server

に付属している「

QuickTime

Broadcaster

」を使用できます(このソフトウェアはあらかじめインストールされています)。設定 およびその他の情報については、アップルの「

QuickTime Broadcaster

」の

Web

ページ

http://www.apple.co.jp/quicktime/products/broadcaster/

)および「

QuickTime Broadcaster

」の オンラインヘルプを参照してください。

(20)

202章 QuickTime Streaming Serverを設定する ライブオーディオまたはライブビデオをストリーミングするには、次の機器が必要です: オーディオまたはビデオ、あるいはその両方のソース機器(

VCR

、ビデオカメラ、マイクなど)。

QuickTime Broadcaster

」などのブロードキャストソフトウェアがインストールされているコン ピュータ(

MPEG-4

をブロードキャストする場合は

PowerPC G4

をお勧めします)、およびビデオ またはオーディオの取り込みカード。

参考:「

QuickTime Broadcaster

」では、

DV

(デジタルビデオ)カメ ラ、

Web

カメラ、

DV

コン

バータボックスなど、

FireWire

に対応しているソースからビデオを取り込んで、プロ品質のブロー ドキャスト処理をすばやく簡単に行うことができます。

128 MB

RAM

(プロ品質のブロードキャストを行う場合は

256 MB

をお勧めします)

QuickTime 6

以降

帯域幅に関する注意事項

一般的に、スト リーミングサーバをイン ターネットやローカル エリアネットワークに 接続するとき に、

DSL

Digital Subscriber Line

)またはケーブルモデムを使用することはお勧めできません。

DSL

およびケーブ ルモデムの帯域幅は相 対的に小さいため、ストリ ーミングサーバへのデ ータのアップ

ロードが大幅に制限されます。場合によっては、

DSL

接続でサーバを実行すると、

DSL

サービスの

契約に違反するおそれがあります。サーバを設定する前に、お使いの

DSL

またはケーブルモデムの

サービスプロバイダに確認してください。

RTSP

Real-Time Transport Protocol

)ストリ ームを作成す るときには、想定 されるクライ アント

帯域幅の

75

%を超えないようにすると、パフォーマンスが最も高く なります。たとえば、

28 Kbps

モデムを使って接続する場合には、

21 Kbps

(キロビット/秒)より高い接続速度を使用しないでく

ださい。一般的な

56K

モデムを使って接続する場合には、

40 Kbps

より高い接続速度を使用しない

でください。

T1

1500 Kbps

)クライアント接続を利用する場合は、

1125 Kbps

より高い接続速度を 使用しないでください。

(21)

2章 QuickTime Streaming Serverを設定する 21

ストリーミングサーバを設定する

ここでは、スト リーミングサーバを 設定する方法、設定をテス トする方法、およびサー バからスト リーミングされたメディアにアクセスする方法について説明します。 ストリーミングサーバを設定するには:

1

「サーバ管理」を開きます。

2

「コンピュータとサービス」リストで、「

QuickTime Streaming Server

」として設定したいコンピュー タを選択し、「

QuickTime Streaming Server

」のサービスがすべて表示されていることを確認します (サービスが表示されない場合は、コンピュータの横にある三角形をクリックします)。

3

「コンピュータとサービス」のリストで、「

QuickTime

ストリーミング」をクリックします。

4

「サービスを開始」をクリックします。

設定をテストする

QTSS

」には

QuickTime

サンプルムービーが付属しています(デフォルトのムービーフォルダ内)。 これらを使 って、サーバの設定をテ ストできます。サンプルム ービーは、クライアント コンピュー タから「

QuickTime Player

」を使って表示できます。 参考:デフォルトのムービーフォルダに入っている

.mp3

サンプルファイルは、

Streaming MP3

プ レイリスト専用です。このサンプルファイルは、

QuickTime

ヒントムービーではないため、

RTSP

を 使ってオンデ マンドでストリーミン グすることはできませ ん。擬似ライブストリーミ ングを提供す るために、録画済みの

MP3

などのメディアを準備する方法については、

33

ページの「録画済みメ ディアをストリーミングできるように準備する」を参照してください。 サンプルムービーを表示してサーバの設定をテストするには:

1

別のコンピュータで、「

QuickTime Player

」を開きます。

2

「ファイル」>「新規

Player

URL

を開く」と選択します。

3

次の

URL

を入力します: rtsp://hostname/sample_300kbit.mov

hostnameは、

QuickTime Streaming Server

のホスト名または

IP

アドレスです。お使いの帯域幅に 適したビットレートのムービーを選択します。

4

OK

」をクリックします。 「

QuickTime Player

」は、サーバに接続して新しいウインドウでムービーを再生します。 ファイルが見つかりませんというメッセージが表示された場合: 最初に、大文字/小文字の区別など、

URL

が正しく入力されていることを確認します。 ストリーミングサーバがマルチホーム化されている場合(そのサーバ上で

Web

サーバも運用する場 合など)は、ストリーミングのために別の

IP

アドレス を指定しなければならないことがあります。 (

Web

サーバは、自動的に ポート

80

を使用します。

QuickTime

クライ アントの設定によっては、 「

QTSS

」もポート

80

を使用します。)「サーバ管理」の「

QuickTime

ストリーミング」パネルで、ス トリーミングサーバの

IP

アドレスを選択または追加できます。「設定」をクリックし、「

IP

バインド」 をクリックしてから、目的の

IP

アドレスの「バインド」チェックボックスを選択します。

(22)

222章 QuickTime Streaming Serverを設定する

これで、ストリ ーミングサーバソフ トウェアの初期設定が 完了します。これ以外の 設定は、ハード ウェアとソ フトウェア、ネットワー ク接続、想定される視聴者 の数、およびストリーミ ングするメ ディアによっ て異なります。これらの設 定を決定する方法とス トリーミングサーバを 操作する方法 について詳しくは、第

3

章「

QuickTime Streaming Server

を管理する」第

6

章「設定の例」、およ

11

ページのリソースリストを参照してください。

サーバからストリーミングされたメディアにアクセスする

ストリーミングメディアを表示するには、

QuickTime 4

以降(または

MP4

プレーヤ)が必要です。 サーバからストリーミングされたメディアを視聴する手順について説明します。 ストリーミングされたメディアを表示するには:

1

QuickTime Player

」を開きます。

2

「ファイル」>「

URL

を開く」と選択します。

3

メディアファイルの

URL

を入力します。たとえば、次のように入力します: rtsp://myserver.com/mymedia myserver.comは、「

QTSS

」コンピュータの

DNS

名です。mymediaは、ヒントムービーまたはメ ディアファイルの名前です。 この

URL

は、ムービーまたはメディアファイルがメディアディレクトリの最上位にあることを前提 としていま す。ムービーがメディアデ ィレクトリ内のサブフ ォルダにある場合は、その フォルダを パス名に追加します。たとえば、次のように入力します: rtsp://myserver.com/myfolder/mymedia.mov ストリーミングされたメディアを

Web

ブラウザに提供したい場合は、メディアを表示する

Web

ペー ジを設定して(

36

ページの「コンテンツを

Web

ページに変換する」を参照してください)、ユーザ

にそのページの

URL

を知らせる必要があります。

RTSP URL

は、

Web

ブラウザのアドレスフィール ドに直接入力しないでください(

Web

ブラウザによっては、「

rtsp

」を認識できないことがあります)。

(23)

3

23

3

QuickTime Streaming Server

を管理

する

この章では、ファイアウォールを経由してストリーミングする方法、

リレーを設定する方法、および「

QuickTime Streaming Server

」を

リモート管理する方法について説明します。

QTSS

QuickTime Streaming Server

)」を設定および管理するときは、「サーバ管理」アプリケー ションを使用します。このアプリケーションは、

Mac

OS

X

Server

バージョン

10.3

以降と一緒にイ ンストールされます。「サーバ管理」は、対応しているすべてのプラットフォームで使用できる標準 的なグラフィ カルユーザインタフェ ースによって、ストリーミ ングサーバをローカル 管理またはリ モート管理するためのアプリケーションです。「サーバ管理」を使って、一般的な設定を変更したり、 接続中のユーザを監視したり、ログファイルを表示したり、帯域幅の使用率を管理したり、ストリー ムを別のサーバにリレーすることができます。

(24)

243章 QuickTime Streaming Serverを管理する ここでは、「

QuickTime

ストリーミング」の

5

つのパネルについて簡単に説明します。 概要:現在のサーバの利用状況の概要を表示します。 ログ:エラーログ(問 題の解決に利用します)とア クセスログ(メディアファイル がアクセスさ れた回数や日時などの情報を表示します)を表示します。 接続数:接続中のユーザと使用可能なリレーについての情報を表示します。 グラフ:接続中のユーザまたはスループットの平均数のグラフを表示します(時間単位∼日単位)。 設定:サーバ設定を指定したり、「

QTSS

」を特定の

IP

アドレスにバインドしたり(サーバコンピュー タがマルチホーム化されている場合)、リレーを使用可能にしたり、ログ設定を変更したりします。 「

QTSS

」に は「

QuickTime Streaming Server Publisher

」も組み込 まれていま す。このアプ リケー

ションを使 って、ストリーミングムー ビーを準備および配信 する手順を自動化でき ます。操作性に 優れたインタフェースを使って、エラーのないストリーミングコンテンツを

Web

上に簡単に投稿で きます。「

QTSS Publisher

」を使えば、プレイリストを作成したり、ヒントムービーを自動的に作成 したり、ムービーを

Web

サイトに簡単に埋め込むことができます。「

QTSS Publisher

」について詳 しくは、

31

ページの第

4

章「メディアを管理する」を参照してください。

Web

ベースのアプリケーションを使って

QuickTime

ストリーミン

グを管理する

これまで「

Web Admin

」という

Web

ベースのアプリケーションを使って「

QuickTime Streaming

Server

」を管理してきた場合は、引き続き「

Web Admin

」を使用することもできます。「

Web Admin

では、ストリーミングサーバをリモート管理したり、

Mac

以外のコンピュータから管理することも できます。

Web Admin

を使用するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」リストで、サーバの下にある「

QuickTime

ストリーミ ング」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「アクセス」をクリックします。

4

Web

ベースの管理を有効にする」を選択します。

5

「保存」をクリックします。

Web Admin

」の使 い か た につ い て は、「

QuickTime Streaming Server

」と「

Darwin Streaming

Server

」の管理者ガイドを参照してく ださい(

http://developer.apple.com/ja/darwin

で入手でき ます)。

参考:

Web

ベースのアプリケーション(「

Web Admin

」)を使って「

QuickTime Streaming Server

を管理していた場合、

Mac

OS

X

の管理機能は「サーバ管理」にあります。プレイリストを作成した

(25)

3章 QuickTime Streaming Serverを管理する 25

サーバ管理を使って

QuickTime

ストリーミングを管理する

ここでは、スト リーミングを開始す る/停止する、マルチホー ム化されたサーバを 設定する、許可 されている最大接続数と最大スループットなどの設定を変更する、などの手順について説明します。

ストリーミングサービスを開始する/停止する

ストリーミングサービスを開始または停止するときは、「サーバ管理」の「

QuickTime

ストリーミン グ」パネルを使用します。 ストリーミングサービスを開始または停止するには:

1

「サーバ管理」を開きます。

2

「コンピュータとサービス」リストで、サーバの「

QuickTime

ストリーミング」をクリックします。

3

ウインドウの一番上で、「サービスを開始」または「サービスを停止」をクリックします。

ストリームの最大接続数を変更する

指定されている最大接続数に達しているときにユーザが接続しようとすると、サーバがビジー状態、 または帯域幅が不足している(エラー

453

)というメッセージが表示されます。 最大接続数を変更するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」リストで、サーバの「

QuickTime

ストリーミング」を クリックします。

2

「設定」をクリックします。

3

「最大接続数」テキストフィールドに接続数を入力します。

4

「保存」をクリックします。

ストリーミングの最大スループットを変更する

最大スルー プットに達すると、ほかの ユーザは接続できなく なります。ユーザが接続し ようとする と、サーバがビジー状態(エラー

453

)というメッセージが表示されます。 最大スループットを変更するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」リストで、サーバの「

QuickTime

ストリーミング」を クリックします。

2

「設定」をクリックします。

3

「最大スループット」テキストフィールドにスループット数を入力します。

4

「保存」をクリックします。 ポップアップメニューを使って、

Mbps

(メガビット/秒)または

Kbps

(キロビット/秒)を指定 できます。

(26)

263章 QuickTime Streaming Serverを管理する

ストリーミングメディアディレクトリを変更する

QuickTime Streaming Server

」には、専用のメディアディレクトリ(「

/

ライブラリ

/

QuickTimeStreaming/Movies

」)が

1

つ用意されます。メディアディレクトリを別のハードディス クに切り替え たい場合など、必要に応じ て別のストリーミング メディアのディレクト リを指定する こともできます。 別のメディアディレクトリを指定するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」リストで、サーバの「

QuickTime

ストリーミング」を クリックします。

2

「設定」をクリックします。

3

「メディアディレクトリ」テキストフィールドにパス名を入力するか、フィールドの横にあるボタン をクリックしてフォルダを選択します。

4

「保存」をクリックします。

ストリーミングサーバ管理コンピュータを

IP

アドレスにバインドする

ストリーミングサーバ管理コンピュータがマルチホーム化されている場合(

Web

サーバも運用して いる場合など)は、「

QTSS

」にバインドする

IP

アドレスを指定できます。

IP

アドレスを指定するには:

1

「サーバ管理」で、「

QuickTime

ストリーミング」をクリックします。

2

「設定」をクリックしてから、「

IP

バインド」をクリックします。

3

目的の

IP

アドレスの「バインド」チェックボックスを選択します。

4

「保存」をクリックします。 表示されているすべての

IP

アドレスに「

QTSS

」をバインドするか、特定のアドレスだけにバインド するかを指定できます。

(27)

3章 QuickTime Streaming Serverを管理する 27

複数のユーザメディアディレクトリからストリームを運用する

QuickTime Streaming Server

」では、専用のメディアディレクトリを

1

つだけ使用できます。た だし、ホームデ ィレクトリのストリー ミングを有効にすれば、ユ ーザは自分のホームデ ィレクトリ からファイルやプレイリストをオンデマンドでストリーミングすることもできます。 ユーザのホームディレクトリにあるムービーをストリーミングできるように

QTSS

を設定するには:

1

「サーバ管理」で、「

QuickTime

ストリーミング」をクリックします。

2

「設定」をクリックしてから、「アクセス」をクリックします。

3

「ホームディレクトリのストリーミングを有効にする」を選択します。

4

「保存」をクリックします。

5

ユーザの

QuickTime

ヒントムービーはホームディレクトリに作成したフォルダ(「

/<

ユーザ名

>/

サイ ト

/Streaming

」)に入れるように、ユーザに依頼します。 作成したムービーディレクトリにあるムービーを表示するには、次の

URL

を入力します: rtsp://hostname.com/~user1/sample.mov 参考:メディア ディレクトリ以外のディ レクトリからライブブ ロードキャストをスト リーミングす るときは、

qtaccess

ファイルを作成する必要があります。詳しくは、「

QuickTime Streaming Server

」 の管理者ガイドを参照してください(

http://developer.apple.com/ja/darwin

で入手できます)。

リレーストリームを設定する

リレーは、ある ストリーミングサーバか ら受信したストリーム を別のストリーミング サーバに送信 (「リレー」)するときに使用します。各リレーは、ソースと

1

つ以上の送信先で構成されます。 リレーを設定するには:

1

QuickTime

ストリーミングサービス」の「設定」パネルで、「リレー」をクリックします。

2

「リレー」リストの横にある追加ボタン(

+

)をクリックします。

3

「リレー名」フィールドにリレーの名前を入力します。

4

「タイプ」ポップアップメニューからオプションを選択します。 「受信ストリームを要求」を選択した場合は、リレーが実行される前に、ソースコンピュータに受信 ストリーム の要求が送信されます。こ の機能を使って、別のサー バから反映されたライ ブブロード キャストをリ レーしたり、保管されてい るファイルを要求して それを送信ライブスト リームに変換 することもできます。 「アナウンスされていない UDP」を選択した場合は、ストリームがすぐに送信されます。 「アナウンスされた UDP」を選択 した場合は、対象のストリームが着信するま でリレーは行われま せん。アナウンスされたストリームを待つようにリレーが設定されている場合、そのリレーは

RTSP

アナウンスプロトコルを使用するメディアストリームだけを受信します。

5

「ソース

IP

」フィールドに、ソースコンピュータの

DNS

ホスト名または

IP

アドレスを入力します。

6

「パス」テキストフィールドに、そのストリームへのパス名を入力します。

(28)

283章 QuickTime Streaming Serverを管理する

7

ソースコンピ ュータが自動ブロード キャストの認証を要求 している場合は、ユーザ名 とパスワード を入力します。

8

「リレーを有効にする」が選択されていることを確認し、「戻る」ボタンをクリックします。

9

リレー先リストの横にある追加ボタン(

+

)をクリックします。

10

要求された情報を入力し、「戻る」ボタンをクリックします。

11

リレー先ごとに手順

9

10

を繰り返してから、「保存」をクリックします。 リレーを使用可能または使用不可にするには、「リレー」リストでそのリレーの横にある「使用可能」 チェックボ ックスを選択または選 択解除します。リレーを 削除するには、そのリレ ーを選択し、削 除ボタン(

)をクリックします。

QuickTime

ストリーミングのログ設定を変更する

指定した日数が経過した後、各ログをリセットするように設定することができます。 ログ設定を変更するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」リストで、サーバの「

QuickTime

ストリーミング」を クリックします。

2

「設定」をクリックします。

3

「ログ」をクリックします。 アクセスログは、クライアント接続が解除されたときにだけ更新されます。停電やサーバクラッシュ が発生した ときに接続していたク ライアントについては、ロ グは記録されず、サーバが 再起動して も「アクセスログ」には表示されません。 ログファイルは、「

/

ライブラリ

/QuickTimeStreaming/Logs/

」に保存されます。

セキュリティとアクセス

リアルタイ ムストリーミングでは、一 定のレベルのセキュリ ティが保証されていま す。クライアン トが要求し たときにだけコンテン ツが配信され、ファイル が残ることがないた めです。ただし、一 部のセキュリティの問題には、対処が必要になることもあります。

QTSS

」ユーザアカウントの作成については、「

QuickTime Streaming Server

」と「

Darwin Streaming

Server

」の管理者ガイド(

http://developer.apple.com/jp/darwin

で入手できます)または

Mac

OS

X

Server

バージョン

10.3

のコマンドライン管理ガイド (

www.apple.co.jp/server/documentation

で入手できます)を参照してください。

ポート

80

を使ってファイアウォール経由でストリームを提供する

インターネット上にストリーミングサーバを設定しているときに、

Web

トラフィックだけを許可す るファイアウォールの内側にクライアントの一部が存在する可能性がある場合は、ポート

80

のスト リーミングを有効にします。このオプションを有効にした場合、ストリーミングサーバはポート

80

Web

トラフィックのデフォルトポート) 上で接続を受け入れます。また、

QuickTime

クライアン トは、

Web

トラフィックだけを許可するファイアウォールの内側に存在する場合でも、ストリーミ ングサーバに接続できます。ポート

80

のストリーミングを有効にする場合は、同じ

IP

アドレスを 持つ

Web

サーバをすべて無効にして、ストリーミングサーバとの競合を回避する必要があります。

(29)

3章 QuickTime Streaming Serverを管理する 29

HTTP

ポート

80

を使って

QuickTime

ストリームを提供するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」リストで、サーバの「

QuickTime

ストリーミング」を クリックします。

2

「設定」をクリックします。

3

IP

バインド」をクリックします。

4

「ポート

80

のストリーミングを有効にする」 を選択します。 重要:ポート

80

のストリーミングを有効にする場合は、そのサーバ上で

Apache

などの

Web

サー バを同時に実行していないことを確認してください。ポート

80

のストリーミングを有効にした状態 で「

QTSS

」と

Web

サーバを同時に実行すると、ポートが競合して、一方のサーバまたは両方のサー バが適切に動作しなくなることがあります。

ファイアウォール/アドレス変換を使用するネットワークを経由してストリー

ミングする

ストリーミングサーバは、

UDP

User Datagram Protocol

)パケットを使ってデータを送信します。

ほとんどのファイアウォールは、ネットワーク上の情報を保護するように設計されているため、

UDP

パケットの受 信を拒否します。ファイアウ ォールが

UDP

パケットを拒否する場 合、そのファイア ウォールの内 側にあるクライアント コンピュータは、ストリー ミングされたメディア を受信できま せん。ただし、

HTTP

接続を使ったストリーミングが許可されるようにストリーミングサーバを設定 すれば、ファイ アウォールの設定を緩 和しなくても、ファイアウ ォールの内側でストリ ーミングさ れたメディアを表示できます。 ネットワーク 上でアドレス変換が使 用されている場合は、その ネットワーク上のクラ イアントコン ピュータも

UDP

パケットを受信できないことがあります。 そのような場合でも、

HTTP

接続を使っ てストリーミングされたメディアは受信できます。 ファイアウォ ールまたはアドレス変換 を使用するネットワー クを経由してメディアが 提供されると きに、表示に関する問題が起きた場合は、クライアントソフトウェアを

QuickTime 5

以降にアップ グレードす る必要があります。それで も問題が解決しない場 合は、ネットワーク管理者 がユーザの コンピュータ のストリーミングプロキ シ設定とストリーミン グトランスポート設定を 適切に修正す る必要があります。 ネットワーク管理者は、

RTP

および

RTSP

のスループットが許可されるように、ファイアウォールソ フトウェアを設定することもできます。

MP3

ブロードキャストストリームの送信に必要なパスワードを変更する

MP3

を別のサーバにブロードキャストするには、認証が必要です。

MP3

ブロードキャストのパスワードを変更するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」リストで、サーバの「

QuickTime

ストリーミング」を クリックします。

2

「設定」をクリックしてから、「アクセス」をクリックします。

3

MP3

ブロードキャストパスワード」ボックスに新しいパスワードを入力します。

4

「保存」をクリックします。

参照

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