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Preface /9/1-9/4 / / 2006/9/29-10/2 / /

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(1)

学校図書館司書教諭講習

学校図書館メデイアの構成

山口大学教育学部 阿濱 茂樹

講義について

1)学校図書館メディアの種類と特性

2)学校図書館メディアの選択と構成

3)学校図書館メディアの組織化

分類の意義と機能 件名標目表の解説 目録の意義と機能 目録の機械化

4)多様な学習環境と学校図書館メディアの配置

講義について

働かせるのは頭だけじゃない!?

 附属図書館見学  ワークショップ  連想ゲーム  課題

講義の中の演習で,実際に書籍を分類する作

業を行います。

その際,実物の書籍をお一人3冊用意していた

だく予定ですので,準備をお願いします。

講義について

附属図書館・・・2日目見学

サポートページ

http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~techedu/shisyo/index.html 

ブログ

http://sisyokyoyu.seesaa.net/

附属図書館の位置

学校図書館の役割

図書、視覚聴覚教育の資料その他学校教育に

必要な資料 (以下「図書館資料」という。)を収集

し、整理し、及び保存し、これを児童又 は生徒及

び教員の利用に供することによって、学校の教

育過程の展開に寄与する とともに、児童又は生

徒の健全な教養を育成することを目的として設

けられる学校の設備をいう。

学校図書館法第2条

1-1

(2)

学校図書館の役割

学校図書館は,学校教育の一環としての施設・

組織であり,学校教育課程と関連がある

学校図書館で扱う資料(メディア)について,学

校教育に提供する

1-1

学校図書館の役割

情報・メディアを活用する学び

「資料・情報を活用する学び方の指導」

「情報・メディアを活用する学び方の指導」

全国学校図書館協議会

1-1

学校図書館司書教諭の役割

学校図書館のメディアの意義,種別,特性につ

いての理解

学校図書館のメディアの選択,収集

学校図書館のメディアの組織化

1-1

学校図書館で扱う資料(メディア)

情報活用能力

メディアコンテンツ

基礎技術

1-1 ←情報技術についての理解 ←メディアコンテンツについ ての理解 ←情報リテラシーについて の理解

学校教育と学校図書館

学習・教材センターとしての学校図書館

 教材(情報)の収集・組織化 

読書センターとしての学校図書館

1-2

情報メディアの系譜

 紀元前・・・粘土,パピルス, 動物の皮や骨  中世・・・宗教書  近代・・・活版印刷(グーテンベルク)  19世紀~・・・写真,映画,ラジオ, テレビ etc・・・  1990年代・・・インターネット 1-3

(3)

学校図書館メディアの種類と特性

印刷メディア 視聴覚メディア ネットワーク系メディア パッケージ系電子メディア 実物 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

印刷メディア

図書(40ページ以上の非定期刊行物) 逐次刊行物  雑誌,新聞,年鑑,年報etc・・・ パンフレット リーフレット 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

印刷メディアの特性

 管理が容易  場所や時間を問わず情報をみることができる  収納効率が悪い 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

視聴覚メディア

カセットテープ ビデオテープ スライド OHPシート 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

視聴覚メディアの特性

 音声や動画を扱うことができる  収納効率が高い  再生装置が必要  規格が複雑 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

パッケージ系電子メディア

CD-ROM CD-R DVD 例)ebook@小学館 1-3

(4)

学校図書館メディアの種類と特性

パッケージ系電子メディアの特性

 音声や動画を扱うことができる  収納効率が高い  再生装置が必要  規格が複雑 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

CD-ROM,CD-R,CD-RWの違い

CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)

 コンピュータ用の記憶媒体  直径12cm、650~700MBの記憶容量  ユーザによるデータの書き換えが不可能  記録層、保護層とポリカーボネート基板から構成 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

 CD-ROM,CD-R,CD-RWの違い  CD-R (Compact Disc-Recordable)  書き込み可能なCD  基本的な仕組みはCD-ROMと同じ  記録面は、シアニンなどの有色色素で構成  レーザ光で有色色素を変色させてデータを記録  CD-RW (Compact Disc-ReWritable)  書き込んだデータを消去し書き込み可能  銀などで構成される記録面をレーザ光の熱で結晶化したり非結晶 化する現象を利用  結晶化することでデータを記録  非結晶化することでデータを消去 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

DVD

(Digital Versatile Disk)

 記憶容量  片面4.8GB、両面8.5GB  2枚のディスクを張り合わせることで17GB  規格  DVD-RAM、DVD-R/RW、DVD+R/RW  書き込み可能である 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

ネットワーク系メディア

 ホームページ  データベース  リンク集

例) Yahoo! Japan

検索デスク

青空文庫

情報機器と情報社会のしくみ

1-3

学校図書館メディアの種類と特性

ネットワーク系メディアの特性

音声や動画を扱うことができる 再生に情報機器が必要 リアルタイムな情報を得ることができる 情報社会に影響を受ける 1-3

(5)

学校図書館メディアの種類と特性

実物

 模型  レプリカ  標本 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

実物の特性

実態として情報が得られる 管理が困難 収納効率が悪い 1-3

学校図書館メディアの種類と特性

新しいスタイルのメディア

例)SONY Style

(視聴覚メディア+ネットワーク系メディア)

1-3

学校図書館におけるメディアの配置

蔵書の組織化

紙メディア  図書・・・主題別  雑誌・・・雑誌架  新聞・・・新聞コーナー 電子メディア  視聴覚メディア・パッケージ系電子メディア ・・・視聴覚コーナー  ネットワーク系メディア・・・パソコンコーナー 1-3

情報活用能力(情報リテラシー)

情報活用能力?

情報リテラシー?

コンピュータリテラシー?

メディアリテラシー?

1-4

情報活用能力(情報リテラシー)

情報社会を生き抜いていくための能力の自己実

現を児童・生徒に強要するのではなく,個々が情

報社会の一員として社会と向き合い,より深く社

会を理解するために必要な情報の取得,評価と

取捨選択,咀嚼,再利用と発信を通じたコミュニ

ケーション能力

1-4

(6)

情報活用能力(情報リテラシー)

1)情報活用の実践力

2)情報の科学的な理解

3)情報社会に参画する態度

1-4

情報活用能力(情報リテラシー)

1)情報活用の実践力

課題や目的に応じて情報手段を適切に活用す

ることを含めて,必要な情報を主体的に収集・判

断・表現・処理・創造し,受け手の状況などを踏

まえて発信・伝達できる能力

1-4

情報活用能力(情報リテラシー)

2)情報の科学的な理解

情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解

と,情報を適切に扱ったり,自らの情報活用の評

価・改善するための基礎的な理論や方法の理解

1-4

情報活用能力(情報リテラシー)

3)情報社会に参画する態度

社会生活の中で情報や情報技術が果たしてい

る役割や及ぼしている影響を理解し,情報モラ

ルの必要性や情報に対する責任について考え,

望ましい情報社会の創造に参画しようとする態

1-4

情報活用能力育成のポイント

1.

多様な記号と道具の操作能力

2.

必要な情報を検索し,選択をおこなう

3.

メディアの特質の理解と情報の批判的な咀嚼

4.

理解,整理したことをまとめて表現する

1-4

学校図書館メディアの収集・選択

メディアの選択

学校図書館におけるメディアは 

教科学習

総合的な学習

特別活動

に必要な情報を提供するものだけでなく,児童・生徒の 教養のために資料構成されるべきである 2-1

(7)

学校図書館メディアの収集・選択

選定作業の流れ

 選択のための情報源を収集する  資料を評価する  評価に基づいて購入を検討する  購入した資料を配架する 2-1

学校図書館メディアの収集・選択

メディア収集の方針

学校の目的に基づいた学校図書館の目標 収集対象となるメディアの範囲 選択手順 選択基準 資料構成の方針 教師用のメディア 2-2

学校図書館メディアの収集・選択

メディア収集の方針

利用者要求←メディアの選択→資料価値

司書教諭等

2-2

学校図書館メディアの収集・選択

メディアの評価

図書標準(教科書p33)  全国学校図書館協議会図書選定基準 (全国学校図書館協議会 )  学校図書館メディア基準 (全国学校図書館協議会 )  学校図書館図書廃棄規準(全国学校図書館協議会 ) 2-3

学校図書館メディアの収集・選択

メディアの評価

 印刷メディア  内容  表現  構成  造本・印刷 2-3

学校図書館メディアの収集・選択

メディアの評価

視聴覚メディア  操作性(アクセシビリティ)  機能  映像効果・音響効果 2-3

(8)

学校図書館メディアの収集・選択

メディア収集のための情報源

印刷メディアの情報収集  全国書誌  選定図書目録  書評誌・紙  取次店の情報 日販図書館サービス e-hon (㈱トーハン ) Amazon.co.jp 2-4

学校図書館メディアの収集・選択

メディア収集のための情報源

視聴覚メディアの情報収集 財団法人コンピュータ教育開発センター その他 2-4

学校図書館メディアの収集・選択

メディア収集の手段

 購入  寄贈  配布 2-5

学校図書館メディアの収集・選択

メディアの管理

図書に影響を与える要因  温度  湿度  光  化学物質  生物

学校図書館メディアの収集・選択

メディアの管理

 資料の優先順位  金銭価値  代替可能性  学術的価値  包括性

学校図書館メディアの収集・選択

メディアの管理

本の修復 紙資料修復工房 日本ブッカー 製本について(国立国会図書館) 蔵書印について(国立国会図書館) メディアの更新(移動・除籍・廃棄) 2-6

(9)

平成20年度学校図書館司書教諭講習

学校図書館メデイアの構成

山口大学教育学部 阿濱 茂樹

資料の組織化,目録

書籍を特定するには?

タイトル 著者 版次 巻数 出版者 出版年 ISBN 3-1

資料の組織化,目録

4大情報源

タイトル,著者,版次,巻数,出版者,出版,ISBNなど  表題紙  奥付  背  表紙 教科書p49 3-1

書籍を特定するには?

ISBN

[International Standard Book Number]

国際標準図書番号

10桁の英数字で表現

国番号-出版社番号-書籍固有番号-チェックデジット

ISSN

[ International Standard Serial Number ]

国際標準逐次刊行物番号 3-1

資料の組織化,目録

資料の組織化

 利用者の分析とニーズ  組織化への標準化・システム化  組織化の一貫性と迅速化  組織化とネットワーク化 3-1

資料の組織化,目録

資料の組織化

資料の収集 資料の登録 分類・目録 ← 利用者 装備← 利用者 排架← 利用者 3-1

(10)

資料の組織化,目録

主題別排架方式と所在記号

 主題別排架方式  主題別(日本十進分類法などに従って分類)  それ以外(教科別,著者別,シリーズ別など)  所在記号  資料が排架してある場所をあらわす記号 3-1

資料の組織化,目録

利用者からみた図書館組織

資料・情報を自分で探す  書架をブラウジング  目録検索  データベースで検索 資料・情報を人に聞いて探す  司書教諭  学校司書  教師  友人 3-1

資料の組織化,目録

学校図書館の組織化

 メディアセンター  メディアの所蔵  メディアの提供  情報センター  情報システムの提供  学習センター  調べ学習の支援  読書センター  読書指導を行う場 3-1

資料の組織化,目録

目録の種類(編成別)

冊子目録 カード目録 コンピュータ目録 

目録の種類(形態別)

著者目録 タイトル目録 主題目録 3-2

資料の組織化,目録

目録の種類別長所 冊子目録 カード目録 コンピュータ目録 一覧性 省スペース 携帯性 追加が容易 削除・訂正が容易 導入が容易 カードが安価 一覧性 削除・訂正が容易 外部からの検索 が可能 外部の目録とリン クが可能 キーワード検索が 可能 3-2

資料の組織化,目録

目録の種類別短所 冊子目録 カード目録 コンピュータ目 録 削除・訂正が困 難 複数の冊子に分 散 更新間隔が長い 一覧性に欠ける 設置場所に制約 配列に手間 導入にコストが かかる 維持・管理にコ ストがかかる 3-2

(11)

資料の組織化,目録

目録の機能

標題+記述+所在情報

 標題:検索の手掛かり  記述:ほかの資料との識別  所在情報:書架への案内 3-2

資料の組織化,目録

目録の機能

特定の資料の検索 特定の資料のタイトルや著者が分かっている場合 不特定の資料の検索 ある主題に対して入手可能な資料の検索 コンピュータ目録では,キーワード検索も可能 3-2

資料の組織化,目録

学校図書館メディアへのアクセス

学校,地域ごとの工夫

 例:市川市,小野市,金沢市 3-3

資料の組織化,目録

 排架の工夫  配架すべき資料・メディア  リファレンスツール  展示資料  大型本  文庫・新書  マンガ  絵本  紙芝居  ファイル資料  視聴覚資料  電子資料  新聞  雑誌 3-3

資料の組織化,目録

排架の工夫

 館内レイアウトの工夫  書架の設置と排架  サイン  館内案内図  広報・お知らせ  図書館ガイダンス  読書相談  レファレンス 3-3

資料の組織化,目録

貸出,予約

手続き方法,貸出冊数,貸出期間などの明記

年数回の蔵書確認(図書台帳との照合)

3-3

(12)

資料の組織化,目録

リクエスト

 貸出中の資料の予約  図書館に所蔵されていない資料の購入希望  他の図書館からの取り寄せ希望 社団法人 日本書籍出版協会 金沢市図書館 3-3

メディア資料と著作権

図書館は著作権法第38条4項により,映画以外

の資料を貸出できる

著作権法第38条4項 公表された著作物(映画の著作物を除く。)は、営利を目的 とせず、かつ、その複製物の貸与を受ける者から料金を受 けない場合には、その複製物(映画の著作物において複製 されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物 を除く。)の貸与により公衆に提供することができる。

メディア資料と著作権

CDやカセットテープなど音情報について

 館内利用可  BGM可  CDの解説書は著作権者の要許諾  本などの付録のCDは可

メディア資料と著作権

ビデオやDVDなど映像情報について

館内視聴は可 館外貸出は条件付可  著作権者から許諾を得たもの  日本図書協会を通じて購入したもの  著作権フリーとなっているもの テレビ番組の録画は,授業に用いる時のみ可

リファレンス

所蔵調査

…資料を当館で所蔵しているかどうか

の調査。

所蔵機関調査…当館以外の機関での所蔵の有

無の調査。

書誌的事項調査

…ある文献についての書(誌)

名、著者名、出版地、出版者、出版年、巻号、収

載ページなどの調査。

文献紹介

…ある主題を調べる時に参考となる文

献の紹介。

リファレンス

図書館に所蔵されている膨大な資料の中から目

的の資料を探し出すには?

従来では,開架書籍を一冊づつ探していくか,図書目 録カードで検索する方法が一般的だった。 ↓ 情報化が進み,コンピュータによる資料管理が行わ れるようになり,情報検索の効率が飛躍的に向上した。

(13)

平成20年度学校図書館司書教諭講習

学校図書館メデイアの構成

山口大学教育学部 阿濱 茂樹

目録規則,記述,配列,解説

目録の歴史

古代アレキサンドリア王立研究所(ムセイオン)の 「ピケナス」が最古 ムセイオンは70万巻の書物を所蔵 所蔵する書物を著者の職業や専門分野で分類 4-1

目録規則,記述,配列,解説

目録の歴史

1839 大英博物館刊本部で91カ条目録規則

1876 ボストンアセニアム図書館で辞書体目録

規則

1942 日本目録規則初版

1987 日本目録規則1987年版 コンピュータ対

応化

4-1

資料の組織化,目録

コンピュータ目録

MARCとOPAC

 MARC(Machine Readable Catalog )

 書籍の情報を一定の形式に記録し,コンピュータで扱えるよう にしたもの

 JAPAN/MARC (国立国会図書館 )

 OPAC (Online Public Access Catalog )

 コンピュータで検索する図書館の所蔵目録データベース  NDL-OPAC (国立国会図書館 )  金沢大学附属図書館OPAC 4-1

目録規則,記述,配列,解説

記述と標目

 記述とは  目録の書誌事項に記録する内容で,資料を特定するための もの  主な情報源は,標題紙,奥付,背,表紙 4-2

目録規則,記述,配列,解説

記述の転記

内容  本のタイトル  責任表示(著作にかかわる著者等)  版  出版地  出版社  出版年 4-2

(14)

目録規則,記述,配列,解説

記述の転記

 ルール  字体,サイズは再現しない  記号はそのまま記録  タイトル,責任表示,出版者,シリーズ名などに漢数字が含 まれる場合,そのまま記録  数量,順序を示す数字はアラビア数字に改める 4-2

目録規則,記述,配列,解説

記述の転記

ルール  責任表示(著作情報)  同じ役割で共著の場合(2人以下)・・・ ,(コンマ)で区切る  同じ役割で共著の場合(3人以上)・・・ 筆頭著者 [ ほか ]  異なる役割の場合・・・ ; (セミコロン)で区切る 4-2

目録規則,記述,配列,解説

 記述の転記の例 4-2

目録規則,記述,配列,解説

記述と標目

標目とは  書誌的記録を検索する手がかりとなるもの  標目となるもの  タイトル  著者  件名  分類記号  標目を含めて目録の中で,検索に用いられる手がかりのこ とをアクセスポイントと呼ぶ 4-2 

図書記号

 分類記号を補完する記号  記号法  受入順  著者別  年代別 913.6 ナ 2004

コンピュータ目録

コンピュータ目録の特徴

検索機能が豊富 ネットワーク利用が可能 貸出,返却,予約などの業務と連携可能 公共図書館と連携可能 5-2

(15)

コンピュータ目録

コンピュータ目録の機能

 キーワード検索  簡易検索と詳細検索  検索項目の複合  トランケーション機能(前方一致,中間一致,後方一 致)  絞込み検索  典拠検索(複数のデータベースをリンク)  全文検索 5-2

コンピュータ目録

コンピュータ目録の機能

ネットワークアクセス機能  コンピュータ目録同士のネットワーク化により,複数の図書 館の蔵書検索が可能 図書流通システムなどとの連携機能 5-2

コンピュータ目録

管理面の特徴

 コピーカタロギングによって目録作成が容易  目録の修正・削除が容易  データベース化され,管理が容易 5-3 

利用者情報の保護

コンピュータ目録を活用すると,利用者の情報管理も 効果的に行える 反面,利用記録や個人情報の管理も容易になり,関 連付けも比較的容易に行える

「読書の秘密は守る」

図書分類

分類の種類

 中世後期ヨーロッパの大学  神学,法学,医学,自由七科(文法,論理学,修辞学,算術, 幾何,天文,音楽)の学問体系で分類 6-1

図書分類

分類の種類

十進分類法 decimal classification  分類記号に十進記号法(10個の数字を用いる)を使う分類 法  知識の総和を9区分して1-9の数字で表し,さらに階層的に9 区分する  0はどこにも属さないもの,あるいは全体を表す  長所  順序性が明快でわかりやすい  実用的  短所  9区分することに限界がある  詳細に区分する場合,記号が長くなる 6-1

(16)

図書分類

分類の種類

 デューイ十進分類法 Dewey Decimal Classification (DDC)

 デューイが1876年に発表。

 英語圏を中心に世界中で広く使用された。

 カッターの展開分類法 Expansive Classification (EC)

 カッターが1880年ごろ発表。

 LCC,NDCに影響を与える。

6-1

図書分類

分類の種類

国際十進分類法 Universal Decimal Classification (UDC)  デューイ十進分類法第5版(1894)を国際的視野にたって拡 張したもの。  1905年国際第1版,1953年日本語版簡略第1版。  言語別,詳細度別等を刊行。 6-1

図書分類

分類の種類

 日本十進分類法 Nippon Decimal Classification (NDC)  森清が1928年に「和洋図書共用十進分類法案」を発表。  翌1929年に「日本十進分類法」と解題して刊行。  1948年に日本図書館協会が維持管理を引き継ぐ。  日本のほとんどの図書館が採用。  現在,最新版は新訂9版。本表編と一般補助表・相関索引 編の2冊セット。 6-1

図書分類

分類の種類

一館分類法

 議会図書館分類法 Library of Congress Classification (LCC)

 アメリカ議会図書館(LC)のための一館分類法

 国立国会図書館分類表 National Diet Library Classification (NDLC)  国立国会図書館のための一館分類法 6-1

日本十進分類法

あらゆる主題を3桁で数字であらわす

例)学校図書館 → 017

意味

0

00 総記

0

1

0 図書館 図書館学

01

7

学校図書館

6-1

図書分類

 主題の把握 1)タイトル 2)著者 3)目次 4)まえがき・あとがき 5)参考資料  図書目録「日本全国書誌」「出版年鑑」「出版ニュース」「選定図 書総目録」「選定図書速報」  人名辞典  書評 6-1

(17)

図書分類

分類記号の与え方

1)利用者の利便性を考慮する 2)一貫性をもたせる 3)適用範囲内で詳しい記号を与える 6-1

図書分類

 分類規定 1.資料は主題にしたがって分類し,叙述によって細分類する 2.複数主題(同位主題の並列) 1)上位の主題へ分類する 2)最初の主題へ分類する 3. 複数主題(順序主題の並列) 1)影響関係 影響を与えた方の主題 2)因果関係 結果 3)概念の上下 上位へ 4)比較対照 著者の重点へ 6-1

図書分類

配置

 別置  教職員用図書  貴重図書  参考図書  逐次刊行物  大型本  メディア資料 6-1

図書分類

件名

資料の主題をあらわす統制された言葉 

件名目録

資料の主題を件名で表した目録 6-2

図書分類

 統制語 複数の表現をもつ言葉を一定の基準で統制した言 葉 例)母,母親,ママ,母さん,母ちゃん,母上 ↓ 「母」 6-2

図書分類

件名標目表

件名となりうる統制された言葉を収録したもの 例)基本件名標目表 (BSH) 6-2

(18)

図書分類

基本件名標目表

 内容  序説  音順標目表  分類記号順標目表  階層構造標目表 6-3

図書分類

基本件名標目表

常用語優先の原則 例) 電子計算機→コンピュータ 複合語・熟語はできるだけそのままの形にする 例)川→河川 ふたつの主題の比較や影響関係は「と」で結ぶ 例)宗教と科学 複数の主題が一緒に取り上げられるのが常態の場合 は複合語にする  例) 官公庁,電気機器,折紙・切紙 6-3

図書分類

基本件名標目表

 例示件名標目  固有名詞件名標目  固有名詞などはすべて標目として採用すると膨大な数にな るため,例示件名標目,固有名詞件名標目を示すことにより, 収録数を抑える工夫がなされている 6-3

図書分類

基本件名標目表

参照  直接参照(を見よ参照)  例) 欧州統合→ヨーロッパ統合 ヨーロッパ統合 UF:欧州統合  *UFはUsed For の略号で、「を見よ参照あり」 6-3

図書分類

基本件名標目表

 参照  連結参照(をも見よ参照)  最上位標目(TT),上位標目(BT),下位標目(NT),関連参照 (RT)

 TTはTop Term, BTはBroader Term, NTはNarrower Term, RTはRelated Term  例) 人工衛星 TT:宇宙工学 11 BT:宇宙工学 NT:科学衛星,気象衛星,軍事衛星,通信衛星  参照注記  例) 作家 SA:個々の作家名  SAはSee Alsoで「~をも見よ」。この後の語も件名標目とな る。 6-3

データベース

データベースとは?

 データを検索しやすいように整理したもの  情報管理,情報検索に関するコンピュータ化の代表 格 例)OPAC,特許電子図書館(IPDL),住所録など

(19)

平成20年度学校図書館司書教諭講習

学校図書館メデイアの構成

山口大学教育学部 阿濱 茂樹

データベース

なぜデータベース?

 一目で分かるデータであれば表計算ソフトなどで情 報管理が可能  データの量や質が大規模になった場合に表計算ソ フトなどで情報管理を行うことは限界  情報の共有や一元管理が容易  アクセス管理が容易 7-1

データベース

データベースを利用する際の注意点

 どのような組織が作成したデータベースか?  収録されているデータはどのようなものか?  どのような情報が得られるのか? 7-1

データベース

リレーショナルデータベース

Edgar Frank Codd 提案(1970)

データを関連付けた複数のリレーションを基本型にす

各リレーションは連結・分解が可能

集合演算を行って結果を導く

データベース

SQL(Structured Query Language )

 リレーショナルデータベースでデータの操作を行うた めの言語 例)INSERT,UPDATE,DELETE,SELECTなど

学術情報検索システム

国立情報学研究所 (NII)

http://www.nii.ac.jp

目録所在情報サービス,情報検索サービス,電子図 書館サービスなどの提供 7-2

(20)

学術情報検索システム

図書情報

(総合目録データベースWWW検索

サービス)

(NII図書情報ナビゲータ)

文献情報

GeNii(NII学術コンテンツ・ポー

タル)

7-2

国立国会図書館 NDL-OPAC

国立国会図書館

1948年設立 組織  東京本館  関西館  国際子ども図書館 利用  郵送複写サービス  取り寄せサービス  閲覧予約 7-3

シソーラス検索

シソーラスとは?

シソーラス 【thesaurus】

《もと宝庫の意》

1 同義語・類義語などを分類・整理した語彙集。 2 コンピューターなどの情報検索に使われる索引。

シソーラス検索

シソーラスの特徴

 同じ分野に属する言葉を階層的に整理したもの  その分野に詳しくなくてもキーワード 同士の関連があれば検索 することができる

シソーラス検索

シソーラスの使い方

 上位語・・・より広い概念を意味するキーワード 例)パソコン-コンピュータ  下位語・・・より狭い概念を意味するキーワード 例)パソコン-ノートパソコン  同義語・・・同じ概念を意味するキーワード 例) 電子計算機-コンピュータ  関連語・・・ 関係する概念を意味するキーワード 例)コンピュータ-プログラミング

学校図書館の施設,利用案内,

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学校図書館の施設

学習・読書・視聴スペース ブラウジングスペース 配架スペース 受付・スタッフスペース 保存・収納スペース 検索スペース 8-1

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学校図書館の施設,利用案内,

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 学校図書館の施設  ユニバーサルデザイン ユニバーサルデザイン( universal design )とは,年齢、性別、国 籍(言語)や能力などに関係なく,だれもが利用しやすい製品,建 物,環境を計画的にデザインすること  図書館などの施設では  建物全体をだれもが普通に利用できる  使い方の自由度が高い  設備機器等の使い方が簡単ですぐわかる  必要な情報がすぐ理解できる 8-1

学校図書館の施設,利用案内,

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学校図書館の施設

ユニバーサルデザインの基本  みんなが同じ動線  人の動作を考える  安全で快適に  サインに頼らない配置 8-1

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利用案内

例)金沢大学附属図書館

 オリエンテーション  利用規則

全国学校図書館協議会 8-2

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利用指導

学校図書館のきまり 図書の取り扱い方 辞書・百科事典の活用方法 資料の検索方法 8-2

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サイン

 内容  開館時間  貸出・返却方法  予約・リクエスト・リファレンスなどのサービスについて  資料の位置  設備の案内 8-2

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サイン

ユニバーサルデザイン

必要な情報がすぐ理解できる

サイン計画のポイント

明解で美しいデザイン 体系化し連続して設置 複数手法での情報提供 8-2

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学校図書館の施設,利用案内,PR

 PR  図書館だより  新着図書案内  書評  イベント  読書会  鑑賞会  文学イベント  アニマシオン 8-3

ファイル資料,逐次刊行物の整理

ファイル資料

パンフレット リーフレット クリッピング資料 ポスター 児童・生徒の作品 9-1

ファイル資料,逐次刊行物の整理

ファイル資料の特徴

 最新の知識や情報を得られる  一般の図書からは得られない情報が得られる  特定の主題について様々な情報が得られる  視覚的に分かりやすい情報が豊富  資料の加除が容易 9-1

ファイル資料,逐次刊行物の整理

ファイル資料の整理

綴じ込み スクラップ バインダー キャビネット・オープンファイル ファイルボックス 専用架 9-2

ファイル資料,逐次刊行物の整理

逐次刊行物

 新聞  雑誌  半永久的に保存する雑誌は合冊製本 9-3

山口大学教育学部

Yamaguchi University,Faculty of Education

阿濱 茂樹

AHAMA Shigeki

〒753-8513 山口市吉田1677-1 TEL/FAX 083-933-5392 [email protected]

参照

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