新しい年金制度の概要
新しい年金制度の概要
代行返上への同意のお願い
代行返上への同意のお願い
厚生年金基金制度の見直しについて
厚生年金基金制度の見直しについて
事業主・加入員の皆さまへ
ご挨拶 全国電子情報技術産業厚生年金基金 理事長 鈴木芳久 2 代行返上方針の決定について 3 代行返上のしくみ 4 代行返上後の新しい確定給付企業年金 5 移転承継方式による新制度への移行 6 今後のスケジュール 9 代行返上への同意のお願い 10 新しい年金制度・代行返上についてのQ&A 13 事業主説明会のご案内 16も く じ
事業主ならびに加入員の皆さまにおかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し 上げます。 また、平素より当基金の事業運営につきまして、格別のご支援、ご協力を賜り厚く 御礼申し上げます。 さて、平成25年6月に「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年 金保険法等の一部を改正する法律」が成立し、平成26年4月1日に施行され、基金 に対してきわめて厳しい存続基準が示されたことにより、基金は5年以内に存続、ま たは解散、代行返上のいずれかを選択することとなりました。 こうしたなか、当基金では「基金制度検討委員会」を設置し、今後の対応について 検討を重ねてまいりましたが、平成27年2月23日開催の第98回定例代議員会におい て、国の年金の代行部分にあたる年金資産を国へ返還する「代行返上」についてご審 議いただき承認をしていただきました。 また、代行返上後も業界独自の企業年金の給付の継続が可能となるよう、後継制度 として新たに確定給付企業年金を設立する予定としております。基金制度検討委員会 においては、今後の制度設計にあたり、現行給付とのバランスに配慮するとともに、 将来にわたって安定的に運営できる制度内容とするよう、検討を重ねております。 代行返上は、「将来期間分の返上」と「過去返上」の2段階で行われ、それぞれ事 業主および加入員の皆さまの同意のもとに実施することとされております。 なお、新制度への移行については、各事業所様のご事情により、ご判断いただくこ ととしております。 このたび、平成27年9月24日開催の第99回定例代議員会において、新しい確定給 付企業年金を設立することを前提として「将来期間分の代行返上」および「前納」を 行う方針について審議いただき、議決いたしました。 「過去返上」および後継制度の制度設計等につきましては、引き続き基金制度検討 委員会において審議いただき、代議員会における議決を経てあらためて皆さまに同意
ご 挨 拶
全国電子情報技術産業厚生年金基金 理事長鈴木 芳久
代行返上方針の決定について
方針決定に至る経緯
●平成26年4月1日に施行された厚生年金基金制度の見直しを含む改正法において、既存の厚 生年金基金制度に対して極めて厳しい存続基準が設けられたことから、電子厚年基金では「基 金制度検討委員会」を設置し、今後の対応について慎重に検討を重ねてきました。 ●方針決定にあたっては、加入員・年金受給者・年金受給待期者の独自年金部分の受給権の確保 を第一に検討を行いました。 ●その結果、代行返上し、後継制度として新しい確定給付企業年金を設立する方針を決定しまし た。新たな年金制度が長期的、安定的に運営できるよう制度設計について検討を進めています。 このたびの厚生年金基金制度の見直しは、事業主および加入員の皆さまの同意のもと に進められます。 「代行返上」へ向けて、第1ステップとして平成28年1月に「将来期間分の代行返上」 を実施する予定ですが、そのためには事業主・加入員の皆さまのそれぞれ2/3以上の 同意が必要とされています。 皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。 ■これまでの検討経緯 平成26年 7 月 3 日 8 月29日 9 月24日 11月 4 日 平成27年 2 月23日 3 月16日 5 月12日 7 月 7 日 8 月20日 9 月24日 第 1 回基金制度検討委員会 第 2 回基金制度検討委員会 第97回定例代議員会 第 3 回基金制度検討委員会 第98回定例代議員会 第 4 回基金制度検討委員会 第 5 回基金制度検討委員会 第 6 回基金制度検討委員会 第 7 回基金制度検討委員会 第99回定例代議員会 今後の選択肢について検討 今後の選択肢について検討 平成25年度決算について議決・承認 基金の今後のあり方について検討 代行返上方針について議決 新制度の制度設計について検討 新制度の制度設計について検討 新制度の制度設計・前納について検討 新制度の制度設計について検討 将来期間分の代行返上方針、前納方針について議決代行返上についての同意のお願い
加算年金 (選択・脱退・遺族一時金) (プラスアルファ部分) 基本年金 (代行部分) 老齢厚生年金 (標準報酬再評価分等) 老齢基礎年金 新しい確定給付 企業年金の年金 老齢厚生年金 老齢基礎年金 老齢厚生年金 老齢基礎年金 現 在 代行返上後 基金から支給 国から支給 基金未加入 国から支給 確定給付企業年金から支給 国から支給
代行返上のしくみ
代行返上とは、代行部分の年金資産を国へ返すことをいいます
●基金は国の老齢厚生年金の一部を代行して運営し、それに基金の独自年金部分である加算年金 などを上乗せしてお支払いしています。 ●基金が国に代わって運営している老齢厚生年金の年金資産を国へ返すことを代行返上といいま す。代行返上によって代行部分の年金の支給義務は国に移り、将来、老齢厚生年金として国か ら支給されることになります。 ●電子厚年基金独自の年金である加算年金(加算部分)に相当する資産は、新しく設立する確定 給付企業年金へ引き継ぐことができます。 ■代行返上とは代行返上後の新しい確定給付企業年金
新しい確定給付企業年金の制度概要
①全額事業主負担掛金による業界独自の年金制度を継続します。 ②掛金の拠出方法を定額制(人数比例)に変更します。ただし、基金全体の掛金負担の水準は現 行制度と変わらないようにします。 ③20年保証終身年金を確定年金に変更します。支給期間は5年・10年・20年の選択制とし、加 入者のライフプランに応じた多様なニーズに対応が可能な設計とします。 現行制度 新制度(案) 加入者の範囲 厚生年金保険の被保険者(65歳まで) 厚生年金保険の被保険者(65歳まで) または 加入事業所の社員 掛金負担 全額事業主負担(加算部分) 全額事業主負担 給付と掛金拠出の 算定方法 掛金は報酬標準給与に比例給付は加入期間に応じた定額給付 掛金は定額制(人数比例)。ただし、基金全体の掛金水準(負担)は現行制度 と変わらない 給付は加入期間に応じた定額給付 基本年金のプラス アルファ部分 給付乗率0.077/1000 加入者:廃止受給権者:現行給付(終身年金)と代 替給付(5年確定)の選択制 年金受給資格 加入期間10年以上 加入期間10年以上 年金支給期間 20年保証終身 確定年金(5年・10年・20年から選択) 年金支給開始年齢 60歳または60歳以上の退職時から支 給 65歳または60歳以上の退職時から支給 一時金受給資格 加入期間 3 年以上: 脱退一時金・遺族 一時金 加入期間10年以上:選択一時金 原則として現行制度と変わらない予定 予定利率 3.0% 2.0% (掛金負担を勘案して設定) ※上記の新制度(案)は、現行制度の掛金負担を上回らず、また現行制度と同等の給付を 維持するとともに、将来にわたって安定的に運営できる制度内容とすることを前提とし て設計した制度案です。新制度の内容については現在検討中であり、確定後、全加入事 業所にお示しし、新制度への参加のご判断を仰ぐこととなります。権利義務の移転 新制度設立 基金解散 電子厚年基金 電子厚年基金 確定給付企業年金 新しい確定給付企業年金 に移行する事業所 A・B・C 新しい確定給付企業年金 に移行しない事業所 D・E 事業所 D・E 年金給付廃止分配金支給* 事業所 A・B・C 年金給付継続
移転承継方式による新制度への移行
新しい確定給付企業年金へ加算部分の給付を引き継ぐことができます
●代行返上および新しい確定給付企業年金への移行は、「移転承継方式」というしくみにより実 施します。 ●新制度へ移行する事業所は、加入員および受給権者(OB)の加算部分の給付に係る権利義務 を新しい確定給付企業年金へ移転します。この場合、加算部分の年金原資が新しい確定給付企 業年金へ引き継がれ、新制度から年金給付*をうけることとなります。 ●新制度へ移行しない事業所は、代行返上に伴い加算部分の給付が廃止となります。この場合、 年金原資は加入員および受給権者(OB)に分配金として支給されます。なお、新制度発足時 に同日付で、移行をしない事業所を加入事業所として、基金を解散する取り扱いとなります。 *新制度の給付設計に基づく給付となります。 *分配金の額は、代行部分の年金資産を国へ返した後の残余財産を各加入員・受給権者の持ち分に応じて按分した額 となります。 ■移転承継方式による移行イメージメリット ・加入員・受給権者ともに、基金独自の年金や一時金給付をこれまでに近い形で継 続できる ・年金資産運用において、スケールメリットを生かし、運用手数料の軽減・運用リ スク分散が可能 ・事業主掛金は損金算入となる デメリット ・引き続き基金の年金・一時金給付のための掛金(事業主負担)が必要 選択 加入事業所 新制度へ移行 電子厚年基金の新確定給付企業年金(現役社員+OB社員) 主な選択肢(移行対象者) 基金解散 自社の確定給付企業年金(現役社員+OB社員(任意)) 自社の確定拠出年金(現役社員のみ) 中退共(現役社員のみ。法人の役員は加入不可) 企業年金連合会 後継制度を設けない(移行対象者なし) 電子厚年基金 *解散基金事業所の加入員および年金受給権者への分配金は、代行返上後の残余財産の範囲での分配となるため、本 来約束していた給付を下回ることとなります。行政指導により、退職給付義務履行の必要性の観点から、本人の納 得が得られる説明や補塡等が必要となります。 ※解散基金事業所の加入員および年金受給者に支給される分配金は、自社の年金制度等に移行することが可能とされ ています。ただし、選択肢によっては、移行対象者が限定される、あるいは制度終了となり、不利益変更となる場 合がありますのでご注意ください。
新制度への移行については、事業所ごとに選択していただきます
●新しい確定給付企業年金への移行を選択するか、あるいは移行を行わず解散を選択するかにつ いては、各加入事業所においていずれかを選択していただくこととなります。 ●新制度の詳細や加入手続等については、「将来期間分の代行返上」の手続完了後に説明会を実 施し、あらためて各事業所にご案内させていただきます。確定給付企業年金への移行を選択する場合
(新制度加入事業所)
確定給付企業年金への移行を選択しない場合
(解散基金事業所)
メリット ・基金の年金・一時金給付のための掛金(事業主負担)が不要となる ・分配金は自社の年金制度等へ持ち込むことが可能 デメリット ・基金独自の年金や一時金給付が失われる ・各事業所で企業年金を実施する場合は運用手数料等コストが発生する ・分配金を支給して制度を終了する場合は、本人への説明や補塡が必要* ・分配金は一時所得として課税される●中退共へ移行する事業所においては、直接当基金宛に提出いただく書類はありませんが、中退 共への手続が必要となります。 ●中退共の手続は、遅くとも財産目録等承認申請2ヵ月前までにすませておく必要がありますの で、ご不明な点については中退共にお問い合わせください。 ●残余財産を加入員に分配する事業所においては、財産目録等承認申請時点頃に、当該分配金の 振り込みに係る資料の提出についてご案内させていただきます。
解散基金事業所の手続
分配金を企業年金制度(確定給付企業年金または確定拠出年金)へ移行する事業所
分配金を中退共へ移行する事業所・分配する事業所
作成・提出資料 提出期限 概 要 分配金の自社等の確定 給付企業年金への持ち 込み同意書 平成31年6月末予定 (財産目録等承認申請 2ヵ月前*) ①自社等の確定給付企業年金へ移行する全事業主の 同意書取得 ②加入員の1/2以上の同意書取得 左記の期限までに自社等の確定給付企業年金設 立・分配金受け入れに係る規約変更の承認・認可 取得が必須 ③自社への移行を希望する受給権者の同意書取得は 事業所が対応 分配金の確定拠出年金 への持ち込み同意書 平成31年6月末予定 (財産目録等承認申請 2ヵ月前*) ①移換できる加入員の1/2以上の同意書取得 ②左記の期限までに自社等の確定拠出年金設立・分 配金受け入れに係る規約変更の承認取得が必須 作成・提出資料 提出期限 概 要 独立行政法人 勤労者退職金共済機構 (中退共)の手続 中退共にご確認をお願 いします。 財産目録等承認申請書に中退共移行事業所先の提出 が必要なため、基金に契約状況をご連絡ください。 *財産目録等承認申請:解散後、国との記録整備が完了し、国に年金資産を返還する時点で、基金の財産状況につい て厚生労働大臣の承認を得ます。 〈参考〉9
月 平 成 27年 平 成 28年12
月10
月11
月9
月頃10
月頃 新しい確定給付企業年金を設立することを前 提として「将来期間分の代行返上」と「前納」 を実施する方針の承認定例代議員会
臨時代議員会
定例代議員会
方針の承認 「将来期間分の代行返上」についての同意 「将来期間分の代行返上」についての決定 新しい確定給付企業年金の制度設計等につい て承認 「過去返上」および新しい確定給付企業年金 の設立と制度設計についての同意事業主説明会実施
同意のお願い(第1回)
とりまとめ同意書の事業主説明会実施
同意のお願い(第2回)
とりまとめ同意書の 実施の決定 実施の決定 新制度設計 内容の承認 平 成 29年2
月頃定例代議員会
平 成 30年4
月頃新しい確定給付企業年金の設立
「過去返上」および新しい確定給付企業年金 の設立と制度設計についての決定今後のスケジュール
●電子厚年基金では、「将来期間分の代行返上」「前納」を実施後に「過去返上」を行い、新しい 確定給付企業年金を設立する方針です。 ●「将来期間分の代行返上」とは、将来期間分について国の年金の代行を行わないことをいいま す。 ●「過去返上」とは、基金が国に代わって運営してきた過去期間分の老齢厚生年金の年金資産を 国へ返すことをいいます。 ●「前納」とは、過去返上の前に、事前に年金資産の一部を国へ返すことをいいます。将来期間分の代行返上・前納のメリット
・「将来期間分の代行返上」後に「前納」を実施することにより、運用リスクを軽減するこ とができます。 ・「前納」実施により国へ返す資産額が減少し、新制度へ引き継ぐ年金資産の保全を図るこ とができます。代行返上への同意のお願い
代行返上を実施し、新しい確定給付企業年金を設立するためには、皆さまから2回の同意をい ただくことが必要となります。 ・将来期間分の返上とは、将来期間分について、国の年金の代行を行わないことをいい ます。 ・将来期間分の返上認可をうけると、その翌月から、現在基金に納付していただいてい る掛金のうち、代行部分の掛金を厚生年金保険料として国に納付していただくことと なります。 ・加算部分の掛金は、代行返上後も事業主負担により、これまでと同様に基金へ納付し ていただきます。 ・過去返上とは、これまで代行部分の年金給付の費用として積み立てていた年金資産を 国に返すことをいいます。 ・これにより、基金の代行部分の年金資産はすべてなくなり、代行部分の年金支給義務 も国へ移ります。将来期間分の代行返上についての同意
過去返上および新しい確定給付企業年金の設立
と制度設計についての同意
〔第1回目〕平成27年10月~11月
〔第2回目〕平成28年10月頃
第1回目の同意のお願い
第1回目にお願いする同意は、
「将来期間分の代行返上」についての同意
です。
厚生年金基金制度の見直しについてご理解をいただき、同意書に「署名」
と「捺印」をお願いいたします。
なお、同意をお願いする方は次のとおりです。
ご多忙の折、誠に恐縮ですが、加入員および労働組合の皆さまのご理解を
いただき、同意書をとりまとめ、
平成27年12月15日
までに基金事務局まで
お送りくださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
事業主の同意
全事業主の2/3以上の同意が必要になります。基金加入員の同意
全加入員の2/3以上の同意が必要になります。労働組合の同意
*対象となる労働組合の3/4以上の同意が必要になります。
1
2
3
*事業所に勤務している加入員の1/3以上で組織する労働組合が対象となります(加入員の同意とは別に必 要となります)。事業主の皆さまへ
■同意書記入例 事業主の同意書 加入員の同意書 事業所所在地・事業所名称・事業主氏名を 記入し、代表者印を捺印してください。 労働組合代表者の署名・捺 印をお願いいたします。 加入員総数と同意いただいた加入員数 をそれぞれご記入ください。 複数枚ある場合、事業所所在地と事業 所名称は各用紙にご記入ください。 加入員ご本人による署名・捺印をお願 いいたします。 労働組合の同意書 ※事業所に勤務している加入員の1/3以
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新しい年金制度・代行返上についてのQ&A
「代行返上」とは、どういうことですか? 厚生年金基金は、国の老齢厚生年金の報酬比例部分の代行給付と基金独自の上乗せである 加算部分の給付を行っています。このうちの代行部分を国へ返し、加算部分の給付を新しい 確定給付企業年金へ移行することをいいます。 基金ではこれまで、国に代わって老齢厚生年金の一部を支給するため、国の厚生年金保険 料の一部を掛金として基金に納めていただき、管理運用する役割を担ってきました。代行返 上後は、その役割を国へ返上するので、いままで積み立ててきた代行部分の給付を行うため の年金資産も国へ返します。 したがって、これに相当する掛金(加算掛金を除く)は、代行返上後は国(日本年金機構) に納めることとなります。また、代行部分については終身年金の給付が継続されます。 代行返上にあたって、追加負担の掛金が必要なのですか? 現在、当基金では代行部分の給付に必要な資産(国に返還する資産額=最低責任準備金) が十分確保できており、代行返上による事業主様の追加負担はありません。代行資産が不足 している(代行割れ)場合には、補塡しなければなりませんが、当基金は該当しません。 代行返上は、なぜ2段階で行われるのですか? 国へ代行資産を返還するためには、「加入員・年金受給権者に係る基金加入記録と国の被 保険者記録を完全に一致させること」が必要です。まず、「将来返上」実施により記録整備 の対象期間を確定させます。代行返上は記録整備に時間と労力がかかりますが、将来返上実 施により、過去返上に向けた円滑な事務手続が可能となります。 ここ1~2年、アベノミクス効果で積立水準が改善していると思います。厚生年金基金とし て存続が可能ではないのですか? ご指摘のとおり、資産運用環境が良好であった平成25年度決算の財政状況は改善してい ます。しかしながら、厚生年金保険法改正により、厚生年金基金としての存続基準が極めて 厳しく改定され、平成30年度決算以降は、毎年度の決算で基準を下回ると掛金引き上げに よる単年度での回復が義務づけられ、放置した場合は厚生労働大臣からの解散命令の発動も 可能とされています。毎年9月に決算が確定し、10月以降の半年弱で大幅な掛金引き上げ が必要といった事態が起こることになります。従来、不足金の償却は20年以内で認められ ていましたが、40倍以上のスピードでの解消が求められます。多数の事業所で設立する総 合型厚生年金基金で、個々の加入事業所の負担能力を無視した掛金引き上げは非現実的です。 総合的に判断した結果、厚生年金基金としての存続は得策ではないという結論に至りまし た。なぜ、確定給付企業年金へ移行して、確定拠出年金へ移行しないのですか? 確定拠出年金への移行の場合、年金受給者・年金受給待期者は確定拠出年金へ移行できな いため、一時金で分配することになる等、不利益な面が多いため、代行返上による確定給付 企業年金移行が最善と判断しました。 現在、基金の掛金は、給与から毎月控除されていますが、代行返上するとどうなりますか? 加入員の皆さまが毎月負担している基金の掛金は、代行部分の給付のための掛金で、もと もと国に納める厚生年金保険料の一部を基金に納めていただいているものです。 代行返上後は、その分の掛金は、厚生年金保険料として、事業所経由で国に納めることに なります。給与明細では「厚生年金基金掛金」がなくなりますが、同じ額「厚生年金保険料」 が増えるので、負担総額は変わりません。 将来期間分の代行返上の認可を取得すると、事業所の総務担当者の業務に変更が生じます か? 将来期間分の代行返上認可日の翌月から、従来基金に納めていただいていた代行部分相当 額掛金の納付先は、国に変わります。詳細は別途文書で通知させていただきます。 当基金へ提出いただく、適用関係・給付関係の書類は変更ありません。 将来期間分の代行返上認可取得から新制度移行までの間に入社してきた社員を厚生年金基金 に加入させる必要がありますか? 新制度移行までの間に入社される方も、厚生年金基金の加入員となります。将来期間分の 代行返上後、代行部分相当額の掛金は国に納めることになりますが、加算部分に係る掛金は、 基金に納めていただく必要があります。 なお、代行部分の資産を国へ返した後の残余財産と厚生年金基金時代の加入期間は新制度 に引き継がれますので、納めていただいた掛金は新制度の規約に基づき給付に反映されます。 将来期間分の代行返上後に、年金事務所より何か通知がありますか? 年金事務所より、「厚生年金基金脱退通知書」が送付されますが、将来期間分の代行返上 認可後の厚生年金保険料について、基金に加入していない事業所と同様の取り扱いになるこ との通知書であり、貴社が当基金から脱退したことをお知らせするものではありません。 なぜ2回も同意をとるのですか? 代行返上は2回に分けて行いますが、それぞれのタイミングで同意をいただきます。1回 目の同意は将来期間分の代行部分を国に返すことに対する同意、2回目については過去分の
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事業所にお勤めの70歳未満の方で、基金の掛金を納めている方全員が対象となります。 同意書の書き方についての注意点を教えてください。 加入員の皆さまの「自署での署名・捺印」をお願いいたします。 同意書への署名についてですが、外国人で印鑑がない、海外にいて印鑑がない場合はどうす ればよいでしょうか? サインで代替していただければ結構です。 加入員の同意と労働組合の同意の関係は? 加入員の皆さま全員について署名・捺印いただき、同意書のご提出をお願いいたします。 そのほかに、労働組合の同意については、組合の代表者名により署名・捺印いただき、同意 書のご提出をお願いいたします。 今回の同意書は代行返上についてですが、新制度の確定給付企業年金についての同意も含み ますか? 今回は、「将来期間分の代行返上」についての同意書です。新しい確定給付企業年金につ いても今回ご説明しましたが、正式には確定給付企業年金についての同意は、平成28年10 月頃(予定)にお願いすることになります。 同意は加入員の2/3以上必要とのことですが、各事業所の加入員の2/3以上ですか? 将来期間分の代行返上の同意は、基金全体の加入員の2/3以上です。個々の事業所で2/ 3以上ではなく、全事業所合計で全加入員の2/3以上の同意が集まれば認可条件を満たしま す。できるだけ多くの皆さまの同意をいただきますようお願いいたします。 なお、事業主の同意についても、全事業所の2/3以上が必要です。 社員の2/3弱しか同意がない場合でも、事業主として同意してよいのですか。 事業主として、ぜひ同意書のご提出をお願いいたします。 同意書のとりまとめ中にも人の異動があります。署名した方が退職した、中途採用された方 がいたなどの場合は、再提出になりますか? 行政宛認可申請書類における加入員数や同意者数は、平成28年1月時点に修正し、集計 する予定です。具体的には、同意書署名後に退職された方は基金で二重線を引いて同意者数 から除外し、新規採用された方は基金でその分加入員数を増やして認可申請いたします。そ のため、各事業所に再提出をお願いすることはない見込みです。