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平成 25 年 4 月 10 日 平成 25 年度主題研究 Ⅰ 北九州市立日明小学校音楽科研究の基本的な考え方 主題推進部 研究主題 我が国の音楽による 表現 ( 音楽づくり ) と鑑賞の関連を図った授業づくり ~ 共通事項を支えとした題材構成や伝え合う活動の工夫 ~ 1 主題設定の理由 ⑴ 社会か

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◎ 学校目標 確かな学力と 豊かな人間性を兼ね備えた 自立心旺盛な児童の育成 ◎ 校 訓 ◆ 自主・自立の子ども ◆ 考える子ども ◆ 礼儀正しい子ども ◎ 目指す子ども像 ○ 自ら学び、判断し、行動する子ども ○ 考える子ども ○ たくましく力いっぱいやりぬく子ども ○ 仲間を大切にし、思いやりのある子ども ◎ 目指す学校像 ○ あたたかい学校 職員も児童も各人がそれぞれに立場を認め合い、信じあい、互いに励 ましあい、ともに職務に勉学に励み、「学校生活の質」を高める学校 ○ 学び合う学校 学び合う研修体制を確立して、日々の「授業の質」向上を図る学校 ○ 地域との連携を深める学校 PTA・地域社会との連携を深め、それぞれの「教育機能の質」を 高める学校

平成

25 年 4 月 10 日

平成

25年度主題研究 Ⅰ

― 北九州市立日明小学校音楽科研究の基本的な考え方 ―

主題推進部

1 主題設定の理由 ⑴ 社会からの要請 社会の激しい変化の中で、子どもが豊かな人間性をもち、感性を高めながら主体的に生きていくことできる ようにすることが重要である。これにより、各教科等を横断して、学校教育活動全体で、①体験から感じ取っ たことを表現する力、②情報を獲得し、思考し、表現する力、③知識・技能を実生活で活動する力、④構想を 立て、実践し、評価・改善する力等を伸ばすことが有効的であると考えられている。そのためには、社会の中 で主体的に生きるための基本となる価値観や自主的・実践的態度を形成するとともに、豊かな情操を養う必要 がある。学校教育において音楽は,子どもたちの情操を養い,「豊かな人間性」の育成に重要な役割を担って いる。音楽の学習は,特に美的情操と深くかかわっている。子どもが,心身の発達の特性に応じて,美しさに 対する価値感情をもつことができるような指導の実施が音楽科教育に求められていることからも、子ども自ら が意欲をもって音楽のよさを感じ取る音楽科学習に取り組むことは意義深い。1) と言われており、学校教育 での音楽科教育の重要であることがわかる。 ⑵ 音楽科教育の学習指導要領より 音楽科においては、~音楽のよさや楽しさを感じるとともに、思いや意図をもって表現したり味わって聴い たりする力を育成すること、音楽と生活とのかかわりに関心をもって、生涯にわたり音楽文化に親しむ態度を はぐくむこと。3)とある。このことから、「思 いや意図をもって」表現したり、味わって聴いた りする力の育成を重視されている。子どもが「思 いや意図をもって」音楽活動に関わることによっ て、音楽を主体的な観点で鑑賞し、音楽のよさや 美しさを感じ取ると共に、自分の思いを表現する 楽しさや喜びを味わうことができる。この時、「共 通事項」は、表現及び鑑賞の能力を育成する上で 共通な指導内容を示したものであり、2つの活動 をつなぐパイプ役となる。本研究では、「共通事 項」を支えとして、児童が心から音楽に感動し、 意欲をもって音楽活動に取り組む姿を目指す。ま た、音楽のよさや美しさ、表現する楽しさや喜び を味わうことを通して、生涯にわたって音楽に親 しむ態度を育てていきたい。 ⑶ 本校学校教育の視点より 研究主題

我が国の音楽による、表現(音楽づくり)と鑑賞の関連を図った授業づくり

~共通事項を支えとした題材構成や伝え合う活動の工夫~

(2)

本校は、音楽科を中心とした教育活動を8 年間取り組んできている。これにより学校校生活においては、乱 暴な言葉や行動が減尐し、落ち着いて行動できるようになってきた。音楽の学習を通して、美しいもの聴き、 感じ取る力や、自己の思いを解放して表現する活動を日常的に行っていることからであると考える。人の話を じっくりと聞き、相手の気持ちを思いやることもできつつある。本年度もひきつづき、音楽科教育を通して、 本校学校目標「確かな学力と豊かな人間性を兼ね備えた自立心旺盛な児童の育成」の達成に向けて更に、学習 の基礎・基本を大切にし、心豊かな自ら進んで学んでいく子どもの育成を目指している。 ⑷ これまでの研究より 本年度も全クラスがその研究授業に取り組み、北九州市の委嘱による「学校大好きオンリーワン事業実践報告 会(音楽科)」では、低学年・中学年・高学年、それぞれの授業公開をし、授業モデルを示すことができた。 また、全市音楽科主任研修会においても先行研究として、授業公開を行った。 本年度は、本研究テーマの3年次である。 これまで「共通事項」を支えとし、表現と 鑑賞の活動の関連を図り、子どもが音楽 を豊かに感じ取ったり、表現したりする ことによって音楽のよさを感じ取る心を 育てることを目指してきた。その結果、 ① 題材を通して学習内容 を焦点化することの有効性 ② 子どもにわかりやすい共 通事項の扱い方 ③ 鑑賞と表現をスパイラル に関連させることの効果 以上のような3点について、効果が得ら れた。一方課題としては、 ① 表現の活動の中で「音楽づくり」の 取り扱いが尐なかったこと ② 第6学年で「我が国の音楽」につい て取り上げられたが、それまでの積み重ね として全学年の系統的な取り組み方が不明であったこと の2 点が挙げられた。この 2 点については、本校だけでなく、現在の日本の音楽科学習の課題の一つである。 「我が国の音楽」については,学習指導要領に国際社会に生きる日本人としての自覚の育成が求められる中(中 略)学校や学年の段階に応じ,我が国や郷土の伝統音楽の指導が一層充実して行われるようにする必要がある。 4)と示されている。また,低学年では、「わらべうたや遊びうた」、中学年では、「和楽器の音楽を含めた我が国 の音楽、郷土の音楽」、高学年では、「和楽器の音楽を含めた我が国の音楽(中略)など文化とのかかわりを感じ 取りやすい音楽」5)を鑑賞教材選択の観点として示されている。音楽づくりについては、拍節的でないリズム、 使われている音階や調性にとらわれない音階などを児童の実態に応じて取り上げるようにすること6)」と、配慮 事項に示されている。我が国の音楽は、人々が生活に根差してつくり上げ、継承してきたものであり、音楽づく りのヒントとなるものが数多くみられる。このことから、我が国の音楽による鑑賞と音楽づくりの学習を質的に 充実させることは、音楽科教育の重要な実践課題であるといわれている。そこで、本年度は、以上のことを踏ま えて「我が国の音楽」において「鑑賞」と「音楽づくり」の関連を図った学習展開の工夫に取り組むことにした。 3 本研究でめざす子ども像 ○ 音楽のよさを聴き取り、よさを生かし思いや意図をもって学習する子ども ○ 平成 20~21 年度(学校大好きオンリーワン事業二,三年次) 「子どもが音楽のよさを感じ取り、豊かに聴き合う音楽科学習」 ~一人一人の思いや願いを生かし、はぐくむ鑑賞指導の工夫~ ○ 平成 18 年度 「子どもが音楽のよさを感じ取り、豊かに表現する音楽科学習」 ~一人一人の思いや願いを表現に結び、楽しく活動する学習の工夫~ ○ 平成 19 年度(学校大好きオンリーワン事業一年次) 「子どもが音楽のよさを感じ取り、豊かに表現する音楽科学習」 ~一人一人の思いや願いを表現に結び、よさを聴き合って楽しく活動する学習の工夫~ ○ 平成 17 年度 九州音楽教育研究大会を開催 大会主題 「心に響く音楽教育」 小学校部会テーマ 「感じ合い、響き合い、感動し合う心」 本校研究主題 「子どもが音楽のよさを感じ取り、豊かに表現する音楽科学習」 ~一人一人の思いや願いをもとに、表現の喜びを味わう学習の工夫~ 本校の研究主題の変遷 ○ 平成 22~23年度(学校大好きオンリーワン事業四、五年次) 「子どもが音楽のよさを感じ取り、豊かに感じ取る音楽科学習」 ~共通事項を支えとし、表現と鑑賞の活動の関連を図った学習展開の工夫~

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○ 音楽や友達の表現のよさを注意深く聴き伝え合う子ども ○ 我が国の音楽に関心をもち、進んで関わろうとする子ども 4 研究仮説 5 仮説実証のための手立て ⑴ 【着眼1】 表現と鑑賞の活動を関連付ける題材構成の工夫 ① 題材を貫く指導内容の焦点化 指導すべき学習内容を共通事項の中から焦点化する。 <指導内容の焦点化の例> ② 共通事項を支えとした活動の関連 ⑵ 【着眼2】 感じ取りを伝え合う活動の工夫 音楽について互いの感じ取りを言葉で伝え合うために,次のような手立てを工夫する。 ① 子どもの発達段階に応じて共通事項を「音楽のもと」、音楽の感じ取りを表すことばを「ことばのパレ ット」と呼び、結びつける。また、それぞれの要素についても子どもにわかりやすい呼び方にしたりする。 (例 低学年…「問いと答え」→「もしもしなあに」) ② 曲想を表す言葉を、「言葉のパレット」として集めて活用する。(例 なめらかな、堂々とした等) ③ 図形楽譜やメロディボードを活用して、記譜の工夫をする。 ④ 口唱歌を用いる。(例 筝曲…タリラリラン等) ⑤ 体の動きを取り入れる。(低学年…わらべうたあそび) 6 研究の計画 ⑴ 各学年の年間指導計画と評価基準 紀要参照 ⑵ 研究推進計画 ① 研究組織 校長・教頭 学習研究部 ・・・指導案検討・授業構成・実態調査・評価方法検討 研究推進委員会 音楽環境部 ・・・校内環境整備 職員会議 教材・資料部 ・・教材開発・資料収集 音楽活動部 ・・・音楽タイム(歌・鑑賞・基礎編) 近接学年部 ・・・授業研究・教材研究・授業記録・協議会記録 ② 研究構想 紀要参照 学習内容を明確にし、それと照らし合わせた共通事項を支えとして表現と鑑賞の活動の関連を図っ た題材構成を工夫する。更に、楽曲や互いの表現のよさを伝え合う活動を工夫すれば、子どもは音 楽のよさを豊かに感じ取るようになるであろう。 <指導内容 > 旋律 旋 律 教材2 鑑 賞 教材1 表 現 <指導内容> 表 現 教材3 旋律 旋 律

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③ 研究予定 月 日 主題研究 主な学校行事 4月 10 17 主題推進委員会 主題研究①(本年度の方針等について) 入学式・家庭訪問 5月 8 29 主題研究②(教案形式・SE8000 講習会) 主題研究③(ICT研究) 運動会 6月 5 7 10 12 19 21 26 特別支援教育研修会 3年 研究授業B研(3年3組) 研究授業B研(3年2組) 研究授業A研(3年1組)津田調査官招聘 2年 研究授業B研(2年2組) 研究授業B研(2年3組) 研究授業A研(2年1組)講師招聘(新潟大学教授) 水泳学習・社会見学 7月 3 22 主題研究④(夏休みの計画) 箏の実践講習 成績 8月 教材研究・教案作成 夏休み 9月 4 11 24 26 主題研究⑤(教材作成等) 主題研究⑥ 5年 研究授業B研(5年1組) 研究授業B研(5年2組) 修学旅行(6) 10月 2 9 16 研究授業A研(5年3組)指導主事招聘 主題研究⑦(教材研究) 主題研究⑧ 自然体験(5) 陸上記録会(6) 11月 6 13 15 19 22 26 28 中学年 研究授業B研(4年3組) 研究授業B研(4年2組) 低学年 研究授業B研(1年1組) 研究授業B研(1年3組) 高学年 研究授業B研(6年3組) 研究授業B研(6年1組) オンリーワン実践報告会(低・中・高) 津田調査官・春日先生・倉本指導主事 招聘 研究授業A研(4年1組) 研究授業A研(1年2組) 研究授業A研(6年2組) 学習発表会・県展 12月 4 研究のまとめ(紀要・校長室前掲示) 成績 1月 8 論文まとめ 持久走記録会 2月 12 実践発表(文科省) 3月 5 成果と課題についてまとめ・来年度の方針 卒業式・成績 ※ 本年度は、全市主任会による実践授業公開はありません。 本校の平成 24 年度実践集DVDによる指導主事からの報告となります。

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7 本年度の研究の進め方 ○ 文科省指定研究校及び本市オンリーワン実践校としての任務遂行 ○ 「我が国の音楽」の音楽科年間計画での位置づけ及び教材開発 ○ 昨年度の成果と課題を生かした研究の推進(低・中・高の2学年を見通した題材構成) ○ これまでの教材活用(音楽準備室保管) ○ 音楽の基礎基本の定着を図るための音楽活動月に2回程度(研究主任・教務主任) (第2、4火曜日 8:35~8:40 「~の楽しい日明音楽タイム♪」・・・村瀬 <鑑賞編>・・・有元 <基礎編>・・・小川 4月 5月 トランペットふきの休日 6月 雨だれ 7月 ソーラン節 9月 花のワルツ 10月 木星 11月 威風堂々 12月 第9「合唱」 1月 春の海 2月 ソリすべり 3月 さくら さくら ○ ホームページでのお知らせの充実(教頭先生・情報推進員)・・・研究内容・発表会・資料等について ○ 研究推進のためのシステム化 学習研究部 (責任者・・・小川) 学年各1名(主題推進委員) 実態調査・評価検討・・・有元 教材・資料部 (責任者・・・遠山)・・学年各1名 他校からの依頼窓口・・・教頭先生 教材整理・全校に関わる教材の作成(音符、記号等) 音楽環境部 (責任者・・・村瀬)・・・学年各1名 校内環境、音楽室掲示の修正 音楽活動部 (責任者・・・小川・有元)・・・学年各1名 ※ 本市「学校大好きオンリーワン事業」の推進について 本市小学校・中学校における教科等教育の 研究拠点形成事業として打ち出した施策 である。教科等教育における実践研究の推 進と専門性の高い指導力のある教師の育 成を図る。 このことで、各教科のセンター校的な役割 を果たす学校が生まれ、教育現場に直結し た具体的な学校改善支援プランを長期的 な展望に立って進めていく。 音楽の階段のひみつ(5線譜) 音符となかよし ドレミたいそう ドレミで歌おう ことばのリズム リズムリレー みんなで手拍子の花束

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7 検討事項 ① オンリーワン授業学年及び授業者(低・中・高)、題材 オンリーワン B 研 題 材 低 1年 2組 11月28日 1組 15日 3組 19日 中 4年 1組 3組 6日 2組 13日 日本の音楽に親しもう 高 6年 2組 3組 22日 1組 26日 演 JOY JAPAN ② 各学年の授業日・授業者・題材 オンリーワン学年以外A研 A 研 B 研 題 材 中 3年 1組 6月12日 3組 6/ 7日 2組 6/10日 日本の音楽に親しもう 低 2年 1組 6月26日 2組 6/19日 3組 6/21日 高 5年 3組 10月 2日 1組 9/24日 2組 9/26日 ③ 研究推進システム役割 ひあかり 1 年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 教材・資料 古田 吉永 手島 森田 遠山 柴崎 是澤 猪坂 音楽環境 氏本 林田 村田 角 武内 岡村 堀ノ内 村瀬 音楽活動 戸田 松永 藏内 藤江 境 有元 小川 財津 ④ 本年度の研究推進システムの活動目標 教材・資料 ○ 各学年の共通教材の教材作成・・・A1判縦書き歌詞・A1判楽譜・A1情景画 ○ 音楽準備室の教材整理 ○ 教材・教具のデータベース作成 音楽環境 ○ ドレミ階段 ○ 音楽室(全学年音楽の学び方) ○ 学び方(鑑賞・表現) 音楽活動 ○ ~の音楽タイム(鑑賞・基本編)

参照

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