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平成29年度 自己評価結果公表シート
学校法人 諏訪森学園
認定こども園
諏訪森幼稚園
1. 本園の教育目標
88年間にわたる歳月を、真面目に素直にこつこつと積み重ねてきた本園教育の発展の歴史 を礎に、一人ひとりの子どもの個性を大切にし、独自のカリキュラムにより、21世紀を担う 子どもたちに限りない夢と希望を抱いて日々の保育実践を行う。 平成27年4月から、幼稚園と保育園の機能を併せ持つ幼保連携型認定こども園として一体 的な教育・保育を行う。 1.幼児期にふさわしい生活習慣を育てる。 2.恵まれた環境の中で、豊かな感性を育てる。 3.友だちとの生活を通して、優しさと思いやりの心を育てる。 4.地域・学校園との連携を図り、心身ともに健康な子を育てる。2.本年度、重点的に取り組む目標・計画
きらきら・わくわく 笑顔いっぱい 楽しい幼稚園 一人ひとりの子どもを大切にした温かい環境の中で、友だちとのふれあい活動をたっぷり と取り入れた、教育・保育実践により、笑顔いっぱいの明るく元気な子どもを育てる。 ・さまざまな遊びや経験を通して、豊かな感性を育む。(0~2歳) ・友だちとの共同生活によって社会性・克己心・自己表現力などの習慣をつけ、就学前の基礎 となる力を培う。(3~5歳) ・運動遊びや友だちとのコミュニケーションを通して、しなやかな心と体を養う。 ・作物の収穫などの豊かな体験活動を通して食への関心を高め、心と体を育てる教育・保育を 行う。 ・絵画や造形に取り組み、創造力を伸ばす教育活動を行う。 ・歌や合奏・劇遊びなどを通して、発達段階に応じた表現力を養う。3.評価項目の達成及び取組み状況
評 価 項 目 取 組 み 状 況 教育方針・目標 ・平成27年度から幼保連携型認定こども園となり、0~5歳の子 どもたち一人ひとりの発達段階を踏まえた保育を連続的・一体的 に取り組んでいる。 ・88年の歴史を大切に引き継ぎながら、新しい時代のニーズに答 える幼児教育をめざし、幼い子どもたちに限りない愛情を注ぎな がら、全教職員で具体的な場面について話し合いを行い、よりよ2
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い教育活動を目指して取り組んでいる。 ・体操・音楽・絵画・英語の専科教師の指導により幅広い教 育活動を行っている。 ・姉妹園との交流活動を積極的に行い、互いの良さを生かしている。 ・園便りや毎日更新のブログ、懇談会、行事、入園説明会等で、方 針・目標を保護者に伝え理解を促した。 教育課程の編成B
・身体づくり、創作活動、表現力、豊かな体験活動という四つの柱 を中心に教育課程の編成を行っている。 ・幼保連携型認定こども園教育・保育要領に従い、連続性のある一 体的な教育・保育をバランスよく取り入れ、毎月カリキュラムの 打ち合わせを行い、改良、編成に取り組んでいる。 ・次週の週案を立て、見通しを持って日々の保育に取り組んでいる。 ・自然に触れる機会や体育、音楽、絵画、英語など幅広い活動を経 験できるよう様々な活動を多く取り入れている。 教育内容の保護者への周知B
・2歳児クラスから3歳児クラスへの繋がりで内容を周知できてい ないところがある。 ・園だよりで、毎月の各学年のねらいやカリキュラム、行事等を知 らせるなど、保護者に分かりやすく伝える工夫をしている。 ・ブログの毎日更新を通じて、日々の保育活動の発信を行っている。 ・学年初めの家庭訪問、学期末の個人懇談会等を通じて、保護者と 共通理解をして保育活動を行っている。 ・お便り帳を利用し、毎月末に成長の過程をお知らせしている。 教育環境の構成A
・保育室の床を大阪材に変えた。木のぬくもりを感じながら保育に 邁進している。 ・園庭の砂場や遊具、鉄棒など、子どもたちが運動遊びや友だちと のコミュニケーションを通して、心身ともに成長できるような環 境を設定している。 ・自由遊び等の場で常に学年を超えてかかわることができる環境を 整えたり、小・中学生の職場体験を積極的に受け入れたり、姉妹 園の子どもたちとの交流を通して、人とかかわる力が育つような 配慮をしている。 教職員同士の協力・連携B
・クラス単位の活動だけでなく、他のクラスと共通理解した上での 指導が行えるよう、毎日終礼時に話し合いの場を設けている。 ・指導上配慮を要する園児についても終礼時に、日々情報を交換し、 話し合い、職員全体で配慮をして指導にあたっている。(キンダ ーカウンセラー・特別支援職員の配置) ・「明るく楽しい職場こそが、子どもの健やかな育ちを保証してい くことに繋がる」を合言葉に、教職員が協力し助け合って同僚性 を高め合っていくようにしている。 ・0~2歳保育と3~5歳保育との勤務体制が違い、連携が難しい。 主幹教諭・主任教諭と話し合いの場を持ち、出来るだけ意思疎通 が出来るように努めた。3 研修・研究の充実
B
・認定こども園研修に励んだ。管外研修にも職員を派遣し、保育の 質を高めた。 ・園内の研究保育を行い、互いの指導技術の向上を図っている。 ・本園専科講師による絵画・音楽の実技、指導研修を定期的に行っ ている。 ・園外の研修会にも積極的に参加し、新しい風を園内に取り入れ、 変化する社会のニーズに答える保育をしている。 ・新採用の保育教諭には、特に新任研修と位置付けて、丁寧な研修 を実施している。 健康・安全・衛生管理への 配慮A
・乾布摩擦・朝の駆け足、なわとび運動、登山など年間計画に基づ いて「たくましい体、つよい心」を育てる取り組みを行っている。 ・園児の体調の変化・怪我については、担任のみで判断することな く、園長に報告し相談しながら的確な判断のもとに、家庭と十分 に連絡をとりながら、適切な対応に努めている。 ・感染症予防対策の一つとして、手洗い・うがいの励行に加えて、 感染症の流行があれば適宜判断し、保護者に知らせている。 ・食物アレルギーについては、個々の子どもの実態に応じて保護者 と連携を密にして、給食・おやつ等細心の注意をして対応してい る。 安全管理体制の整備A
・毎月15日を安全点検の日とし、安全点検を行っている。 ・非常時に備えての避難訓練を行っている。津波を想定しての避難 訓練も行い、避難場所の浜寺中学校まで歩いての避難を行った。 ・地震・津波災害については、地域とも連携し検討会に参加 し、地域防災訓練に参加している。(浜寺地域) ・監視カメラの作動によって、外来者を的確に把握している。 情報の発信と受信A
・個々の子どもの様子は、保護者と直接話したり、電話やおたより 帳を活用して、情報交換を行っている。 ・アンケートを実施し、保護者等の声を聞き入れ、改善できるよう に取り組んでいる。 ・ブログを活用しての情報発信も積極的に行っている。特に毎日 の保育の様子を映像で流し、保護者から好評をいただいて いる。 地域への開放と支援B
・園庭開放・遊びの広場等を行い、地域の子育て支援センターとし ての役割の一旦を担っている。赤ちゃん訪問として地域を訪問し ている。 ・園の行事(夏祭り・ふれあい遊び)には、地域の方も参加してい ただけるように手紙を発信している。 ・地域の施設・団体との交流を図っている。 ・近隣道路への車の駐車については、迷惑にならないように保護者 に再度連絡を行っている。バスの乗降や保護者の名脇行為につい ても気を付けている。〔
評価は3段階評価〕
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4.学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果
幼保連携型認定こども園 諏訪森幼稚園として0歳から小学校就学前までの一貫した教育及 び保育を一体的に連続して行った。 行事では、子どもたちの発達段階を踏まえて計画し、子どもたち本来の力が十二分に発揮でき るように実施できた。保護者からも好評を頂いた。 年々、園児数が増え元気な活気ある園になったが、忙しさの中で丁寧できめ細かい保育には徹 しきれない面も見受けられる。一人ひとりの子どもたちをしっかりと見据え、ゆとりある保育を していきたい。 近年、働き方改革と称して、職員の勤務体制を見直す動きが叫ばれている。勤務時間を延長し て作業をする日が多い本園ではあるが、出来るだけ勤務時間を守って仕事に打ち込んで欲しいと 願っている。行事のスリム化を初め、全員で協力し合って時間短縮を進めて行きたい。5.今後取り組むべき課題
課 題 具体的な取組み方法 幼保連携型認定こども園としての 教育・保育の推進 幼保連携型認定こども園がスタートして3年、まだまだ検討を要 する課題が多い。保育内容も課題であるが、0~2歳と3~5歳の 繋がりをどうするかも課題である。 教職員の資質向上 研究保育、実技研修等の園内研修を通して互いに高め合ったり、 園外研修にも積極的に参加し、それを伝達し、指導技術の向上に努 める。 姉妹園とのかかわり・交流活動の充 実 姉妹園(美木多・鳳幼稚園)の子どもたちとのかかわり・交流の あり方・内容等を検討し、計画的に交流活動に取り組む。 姉妹園でもそれぞれの置かれている環境には違いがある。それを しっかり踏まえて、それぞれの特徴を出して子ども・保護者に答え る保育活動をする必要がある。 園に対する保護者の満足度の把握 と連携の強化 保護者との懇談会を定期的に実施するとともに、行事などについ てアンケートを実施し、保護者の声やニーズの把握に努め、園の考 え方を示したり、改善すべきものは改善するように取り組む。 子育て支援の充実 子育て支援の輪を広げていきたい。遊びの広場の開設など、地域 に開かれた園として取り組んでいく。5