特定健康診査等実施計画
文部科学省共済組合
背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた。しかし、 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており、医療制度を持続 可能なものにするために、その構造改革が急務となっている。 このような状況に対応するため、「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づいて、保険者は被 保険者及び被扶養者に対し、糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査(特定健康診査)及びその 結果により健康の保持に努める必要がある者に対する保健指導(特定保健指導)を実施すること とされた。 本計画は、当共済組合の特定健康診査及び特定保健指導の実施方法に関する基本的な事項、特 定健康診査及び特定保健指導の実施並びにその成果に係る目標に関する基本的事項について定め るものである。 なお、「高齢者の医療の確保に関する法律」第 19 条により、5 年ごとに 5 年を一期として特定 健康診査等実施計画を定めることとする。 当共済組合の現状 当共済組合は、文部科学省、文化庁などに常時勤務する国家公務員と国立大学法人,大学共同 利用機関法人,文部科学省の所管する独立行政法人に常時勤務する役職員を組合員として組織さ れた国家公務員共済組合である。 100.0% 129,686 42,841 86,845 362 105 合計 0.7% 876 300 576 37 4 05-その他 3.7% 4,820 1,658 3,162 50 13 04-その他(研究機関) 5.6% 7,304 2,679 4,625 55 1 03-高等専門学校機構 88.9% 115,305 37,718 77,587 217 85 02-大学 1.1% 1,381 486 895 3 2 01-文部科学省・文化庁 % 加入者(40~74歳) 被扶養者(40~74歳) 組合員(40~74歳) 部局数 支部数 100.0% 129,686 42,841 86,845 362 105 合計 0.7% 876 300 576 37 4 05-その他 3.7% 4,820 1,658 3,162 50 13 04-その他(研究機関) 5.6% 7,304 2,679 4,625 55 1 03-高等専門学校機構 88.9% 115,305 37,718 77,587 217 85 02-大学 1.1% 1,381 486 895 3 2 01-文部科学省・文化庁 % 加入者(40~74歳) 被扶養者(40~74歳) 組合員(40~74歳) 部局数 支部数 平成 19 年度の各支部数は 105(部局数 362)で、全国 47 都道府県に点在している。 当共済組合の男女比率は、組合員では約 68%は男性で女性は約 32%、被扶養者では約 34%が男性 で女性は約 66%である。年齢構成は、概ねを以下のようになっている。
<組合員の年齢構成> 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 0~ 4 歳 5~ 9歳 10~ 14 歳 15 ~ 19 歳 20 ~ 24 歳 25~ 29 歳 30 ~ 3 4歳 35~ 39 歳 40 ~ 44 歳 45 ~ 49 歳 50~ 54 歳 55 ~ 59 歳 60~ 64 歳 65~ 69 歳 70 歳 以 上 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% 20% 女性 男性 組合健保平均 政管健保平均 <被扶養者の年齢構成> 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 0~ 4歳 5~ 9 歳 10 ~ 1 4歳 15 ~ 19歳 20 ~ 24 歳 25 ~ 29 歳 30 ~ 34歳 35 ~ 39 歳 40 ~ 44歳 45 ~ 49 歳 50 ~ 5 4歳 55 ~ 59歳 60 ~ 64 歳 65 ~ 69 歳 70 歳 以 上 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% 20% 女性 男性 組合健保平均 政管健保平均 健康診断については、支部毎に独自の方法で実施している。各支部に対して実施したアンケー ト結果からは、組合員の受診率は、約 85%であった。 また共済の人間ドック補助の利用者(35 歳以上)は、組合員は約 28%、被扶養者は約 8%であった。
特定健康診査等の実施方法に関する基本的な事項
1 特定健康診査等の基本的考え方 日本内科学会等内科系 8 学会が合同でメタボリックシンドロームの疾患概念と診断基準を示し た。これは、内臓脂肪型に起因する糖尿病、高脂血症、高血圧は予防可能であり、発症した後で も血糖、血圧をコントロールすることにより重病化を予防することが可能であるという考え方を 基本としている。 メタボリックシンドロームの概念を導入することにより、内臓脂肪の蓄積や、体重増加等が様々 な疾患の原因になることをデータで示すことができるため、健診受診者にとって生活習慣の改善 に向けての明確な動機付けができるようになる。 2 特定健康診査等の実施に係る留意事項 市町村国保の行う健康診査を受診している被扶養者に対しても、今後は当共済組合が主体とな って特定健診を行いそのデータを管理する。 3 各支部が行う健康診断との関係 定期健康診断は、各支部により、これまで通りに行う(委託を含む)。当共済組合はそのデータ を各支部者から受領する。 4 特定保健指導の基本的考え方 生活習慣病予備群の保健指導の第一の目的は、生活習慣病に移行させないことである。そのた めの保健指導では、対象者自身が健診結果を理解して自らの生活習慣を変えることができるよう に支援することにある。Ⅰ 達成目標 1 特定健康診査の実施に係る目標 平成 24 年度における特定健康診査の実施率を 82.4%とする。 この目標を達成するために、平成 20 度以降の実施率(目標)を以下のように定める。 目標実施率 (%) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 国の参酌標準 組合員 86.0 87.0 89.0 89.0 90.0 85 被扶養者 (含任継継続組合員) 19.0 29.0 38.0 53.0 67.0 65 組合員+被扶養者 63.0 67.2 71.4 77.0 82.4 80 (注意)参酌目標上は、以下のように適用する。 ※任意継続組合員については、組合員についても働いておらず定期健康診断を受けることはない ため、参酌標準の適用上は被扶養者扱い(65%)とする。 (特定健康診査等実施計画作成の手引き P18 参照) 2 特定保健指導の実施に係る目標 平成 24 年度における特定保健指導の実施率 46.4%とする。 この目標を達成するために、平成 20 年度以降の実施率(目標)を以下のように定める。 目標実施率 (人) (組合員+被扶養者) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 国の参酌標準 40 歳以上対象者(人) 131,621 133,555 135,490 137,424 139,359 ― 特定保健指導対象者数 (推計) 24,091 25,486 26,865 28,627 30,368 ― 実施率(%) 4.7 9.5 14.4 28.4 46.4 45.0% 実施者数 1,131 2,432 3,868 8,142 14,093 ― 当面は、東京の近隣地域からトライアル的に保健指導を実施し、次年度以降の効率的な手法の 確立を行う。 3 特定健康診査等の実施の成果に係る目標 平成 24 年度において、平成 20 年度と比較したメタボリックシンドロームの該当者及び予備群 の減少率を 10%以上とする。
Ⅱ 特定健康診査等の対象者数 1 対象者数 ① 特定健康診査 組合員 (人) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 対象者数(推計値) 40 歳以上対象者 86,236 88,146 90,056 91,966 93,876 目標実施率(%) 86.0% 87.0% 88.0% 89.0% 90.0% 目標実施者数 74,163 76,687 79,250 81,850 84,489 被扶養者(含任意継続組合員) (人) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 対象者数(推計値) 40 歳以上対象者 45,384 45,408 45,433 45,457 45,482 目標実施率(%) 19.0% 29.0% 38.0% 53% 67% 目標実施者数 8,734 13,099 17,464 23,921 30,374 被保険者+被扶養者 (人) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 対象者数(推計値) 40 歳以上対象者 131,620 133,555 135,489 137,424 139,358 目標実施率(%) 63.0% 67.2% 71.4% 77.0% 82.4% 目標実施者数 82,897 89,786 96,714 105,771 114,863 ② 特定保健指導の対象者数 組合員+被扶養者 (人) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 40 歳以上対象者 131,621 133,555 135,490 137,424 139,359 動機付け支援対象者 11,900 12,756 13,269 13,905 14,538 実施率(%) 4.6% 9.4% 14.2% 27.9% 45.3% 実施者数 544 1,196 1,931 4,113 7,164 積極的支援対象者 12,191 12,730 13,269 13,905 14,538 実施率(%) 4.8% 9.7% 14.6% 29.0% 47.7% 実施者数 587 1,236 1,937 4,029 6,929 保健指導対象者計 24,091 25,486 26,885 28,627 30,368 実施率(%) 4.7% 9.5% 14.4% 28.4% 46.4% 実施者数 1,131 2,432 3,868 8,142 14,093
Ⅲ 特定健康診査等の実施方法 (1)実施場所 特定健診は、各支部における巡回健診および指定医療機関にて実施する。 特定保健指導は、委託先事業者により行う。当面は、効率的な方法を検討しながら実施するこ ととする。 (2)実施項目 実施項目は、「標準的な健診・保健指導プログラム」第 2 編第 2 章に記載されている健診項目と する。 (3)実施時期 特定健診は、実施時期は、各支部にて指定する時期に行う。 特定保健指導は、特定健診の結果の階層化により、対象者を選定し保健指導を実施することか ら、概ね特定健診の 1~2 ヵ月後から 6 ヶ月間にわたって実施する。 (4)委託の有無 <特定健診> 各支部にて指定する委託先及び共済組合が委託を行う代行機関にてとりまとめられた健診機関 にて行う。 <特定保健指導> 当共済組合の指定する委託先にて行う。「標準的な健診・保健指導プログラム第 3 編第 6 章の考 え方に基づきアウトソーシングする。 (5)受診方法 <特定健診> 基本的には、各人宛の健診案内に従うものとする。 <特定保健指導> 健診結果の階層化を行い、対象となる者に対して個別に通知を行う予定である。 (6)周知・案内方法 周知は、当共済組合の機関紙およびホームページに掲載して行う。 (7)健診データの受領方法 健診のデータは、契約健診機関から各支部(または代行機関)を通じ電子データを随時(又は 月単位)受領して、当共済組合で保管する。なお保管年数は、5 年とする。 (8)特定保健指導対象者の選出の方法 特定保健指導の対象者については、健診結果の階層化を基に選出する。当面は、効果的な方法 を検討し、適宜、反映していくこととする。
Ⅳ 個人情報の保護 当共済組合は、「文部科学省共済組合個人情報保護管理規程」を遵守する。 当共済組合及び委託された健診・保健指導機関は、業務によって知り得た情報を外部に漏らし てはならない。 当共済組合のデータ管理者は、常務理事(事務長)とする。またデータの利用者は当共済組合 事務局職員に限る。 外部委託する場合は、データ利用の範囲・利用者等を契約書に明記することとする。 Ⅴ 特定健康診査等実施計画の公表・周知 本計画の周知は、ホームページに掲載する。 Ⅵ 特定健康診査等実施計画の評価及び見直し 当計画については、毎年当共済組合において見直しを検討する。また、平成 22 年度に 3 年間の 評価を行い、目標と大きくかけ離れた場合その他必要がある場合には見直すこととする。 Ⅶ その他 当共済組合事務局職員については、特定健診・特定保健指導等の実践養成のための研修に随時 参加させる。