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第 2 回銚子市営住宅管理計画検討委員会専門部会資料 1 1 住宅の現況 P.1 2 計画の目的 P.2 3 計画の期間 P.2 4 計画の位置づけ P 住宅確保要配慮者への対応 P.4~P.5 2 福祉施策との連携 P.6 3 地域コミュニティの活動の場の提供 P 既存 民

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第2回銚子市営住宅管理計画検討委員会専門部会資料

平成27年5月25日

銚子市都市環境部都市整備課

(2)

第2回銚子市営住宅管理計画検討委員会専門部会資料

1 ① 住宅の現況 P.1

② 計画の目的 P.2

③ 計画の期間 P.2

④ 計画の位置づけ P.3

2 ①住宅確保要配慮者への対応 P.4~P.5

②福祉施策との連携 P.6

③地域コミュニティの活動の場の提供 P.6

3 ①既存、民間ストックの活用 P.7~P.8

②管理方法 P.9~P.10

4 ①適正戸数の推計 P.11~P.12

②政策空家の集約 P.13

③入居者へのアンケート P.14~P.15

資 料 P.16~P.18

(3)

1-① 住宅の現況

本市を取りまく一般住宅の状況

本市の人口は、

昭和40年の国勢調査によると、91,492人をピークとして減少傾向に転じ、

平成

26 年では 67,566 人まで減少している。しかし、世帯数を見ると、昭和 40 年の 20,533

世帯が、平成

26 年では 27,936 世帯と逆に増加しており、単身世帯の増加、核家族化が顕

著になっており、一世帯あたりの家族数は、昭和

40 年の 4.5 人が平成 26 年には 2.4 人とほ

ぼ半数に減少している。

これは少子化及び核家族化の影響と考えられる。

さらに、

65 歳以上の老齢人口の割合が急速に増え続けている状況にあり、平成 26 年度の

高齢化率は

31.6%となっている。

本市における公営住宅の状況

本市の公営住宅は、一般市営住宅及び特定市営住宅として

13 団地 800 戸と県営住宅5団

391 戸、合わせて 1,191 戸あり、これを人口に占める公営住宅戸数で他市と比較すると、

市営住宅の管理戸数としては

82 人に 1 戸、県営住宅を含めた公営住宅戸数では 55 人に 1

戸とそれぞれ県内ではトップであり、戸数上からは申し分なく充足していると判断できる。

また、入居者募集は市営住宅が年2回(県営住宅は年4回)実施しているが、申込み件

数は平成

15 年度をピークに減少しているため、適正な管理戸数を定める必要がある。

市営住宅の募集の状況

入居者募集は、

6 月と 12 月、年 2 回実施し、応募者数は、平成 15 年度に 93 名あったも

のが、平成

26 年度には 21 名と約 4 分の 1 まで激減している。

公営住宅の需給の見直し

公営住宅の需給関係は、人口の伸びや持家の普及度、共同住宅の建設戸数及び地価等様々

な要因により影響されるものと考えられる。

本市の場合、人口が減少の一途をたどる中、特に若者の転出が多い状況にある。

また、地価も近隣市町に比べると高いとされているが、平成22年の国勢調査によると

持家比率では、74

.9%で千葉県平均65.3%よりも9ポイント以上高くなっている。

このような中で、公営住宅の応募者数、市営住宅・県営住宅の管理戸数などから分析す

ると県内他市と比較した場合、管理戸数は充足していると判断できる。

なお、近年、特に高齢者、障害者、母子家庭等の入居比率が高くなっている。

(4)

1-② 計画の目的 本市においては、平成7年3月に銚子市営住宅管理計画を策定し、平成11年3月、平 成21年10月に同計画の改訂をし、市営住宅の管理に努めてきた。 少子高齢化や人口減少により社会情勢が変化し、市営住宅のあり方も変化してきている 状況ではあるが、市営住宅は、住宅に困窮する低額所得者に対し低廉な家賃で住宅を賃貸 することによる、住宅セーフティネットとしての役割を果たすものである。 市営住宅の効果的な整備、維持管理や福祉部門との連携について検討をする必要があり、 また、政策空家として管理している市営住宅の集約等が進んでおらず、早急な対応が求め られている。 そのため、市営住宅の現状を把握し、持続可能な市営住宅を目指し、今後の基本方針を 示すことを目的とする。 1-③ 計画の期間 本計画の期間は、平成28年度から平成38年度までの10年間とし、社会経済情勢の 変化等に的確に対応するため、原則として5年ごとに見直しを行うものとする。なお、計 画期間中においても、「住生活基本計画(全国計画)」、「千葉県住生活基本計画」等その他 の関連計画の改訂に対応し、適宜、必要な見直しを行うことができるものとする。 2

(5)

1-④ 計画の位置付け 本計画は、銚子市総合計画を上位計画とし、他の関連計画との整合性を図るものとする。 銚子市総合計画 銚子ルネッサンス2025 ひとがときめき海がきらめき未来輝く都市(まち) 基本構想:平成13~37 年度(25 か年) 住生活基本法 住生活基本計画(全国計画)平成23~32 年度 千葉県第2次住生活基本計画平成23~32 年度 銚子市の各部門の計画 ⇔ 公共施設等総合管理計画(平成28~47 年度) (整合) 銚子市地域防災計画(平成26.3 策定) 銚 子 市 営 住 宅 管 理 計 画 高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画 (平成27~29 年度) 銚子市障害者福祉計画 (平成20~29 年度)

銚子市子ども・子育て支援事業計画 (平成27~31年度) 銚 子 市 営 住 宅 長 寿 命 化 計 画 3

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2-① 住宅確保要配慮者への対応 ・多様化する住宅困窮者への入居支援 公営住宅が対象とするこれまでの住宅困窮者に加え、近年、社会問題になっている ホームレスなど社会的弱者が従来になく多様化しており、社会的弱者等の公営住宅への 入居対応は全国で緊急的に対応が求められている。 障害者福祉の考え方もこれまでの施設設備から在宅重視型に方針転換が示されている。 市としても可能な限り地域社会で支援を行うため、日常生活の支援と連携が取れた住環 境整備の必要性が高まっている。 ・多様化する住宅確保要配慮者への的確な対応 国の住宅政策は、時代の流れとともに、住宅の「量」の確保から「質」の向上へまた、 住宅単体のハード面だけではなく住まい方や住環境等のソフト面を含めた「総合的な住 宅政策」へと転換が図られている。 ・時代の要請へのさらなる対応 本格的な少子高齢化、世帯の小規模化、人口減少社会の到来といった時代の潮流を踏 まえ、将来を見据えた住宅ストックのマネジメントがますます重要となっています。 安全・安心の視点からは、高齢者、障害者、子育て世帯など、誰もが利用しやすいユ ニバーサルデザインの導入や防災に対する取り組みなどが求められている。 ・住宅セーフティネット機能の充実 本格的な少子高齢化、世帯の小規模化、人口減少社会の到来、雇用の不安定化など 社会経済情勢の変化により、住宅確保要配慮者は多様化しており、住宅セーフティネッ ト法では、公的賃貸住宅の供給および民間賃貸住宅への円滑な入居等の施策が一体と なった「重層的かつ柔軟なセーフティネット」の形成が必要とされている。 市営住宅は住宅セーフティネットの中核として、以下の住宅確保要配慮者に対する役 割を担います。また、今後、より幅広い住戸提供のためには、民間賃貸住宅の活用につ いての検討も必要であると考えられる。 ① 低額所得者への対応 所得が低く、かつ、適切な家賃負担の範囲内で最低居住面積以上の住宅が確保でき ない世帯については、従来通り、公営住宅での住戸提供により対応する。 4

(7)

② 高齢者・障害者・ひとり親家庭への対応 高齢者・障害者・ひとり親家庭について、市営住宅において優先入居枠の設定等を 検討するとともに、民間賃貸住宅への入居の円滑化を図るための啓発や仕組みづくり を行い、これらの世帯が住戸を確保しやすくする取り組みを行う。 また、障害者等が理解しやすい情報の提供方法を検討する。 ③ ホームレス等への対応 ホームレス等一時的・緊急的に住宅に困窮する世帯に対する支援としては、関係部 局との連携を強化し、従来どおり、必要に応じて市営住宅での対応を図っていく。 5

(8)

2-② 福祉施策との連携 人口が減少し、高齢化が進む中、高齢者等が安全で安心して居住や外出できる環境や手 段の確保が求められており、高齢者や障害者向けのバリアフリー化や、見守り体制の構築 を目指した検討を行う必要がある。 厚生労働省が構築を推進している、地域包括ケアシステムの構成要素の一つに住まいが あり、生活の基盤として必要な住まいが整備され、本人の希望と経済力にかなった住まい が確保されていることが前提になっている。 その他の構成要素に医療、介護、予防、生活支援・福祉サービスがあり、すべての要素 が相互に関係し、連携しながら在宅の生活を支えていくものである。 サービス付き高齢者向け住宅やグループホームなどの様々な福祉系施設ができている中、 管理面で支障のない範囲で、支援施設として、集会所等を提供するなど、市営住宅施設の 柔軟な活用を市の各福祉施策に基づいて、全庁的に検討することを考える。 市営住宅の建替え計画を協議する場合には、老朽化した養護老人ホーム等社会福祉施設 との併設も検討課題となってくる。 在宅の生活を支える中で市営住宅には、家賃の減免や徴収猶予の制度がある。 入居者の収入が著しく低額になった場合や、病気のため医療費がかかる場合等に対象と なるが、このような場合、単に減免等を行うのではなく、福祉部局と十分な連携をして、 生活困窮者等の支援に繋げるよう努める。 2-③ 地域コミュニティの活動の場の提供 高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画の基本目標で地域支援の充実を設定しており、 市営住宅においても、地域コミュニティの活性化への対応等、周辺地域と一体となり、入 居者と地域住民相互が交流し、支えあえるまちづくりを進めることが必要である。 また、市営住宅が「地域」を形成する一部であることを踏まえ、地域内の貴重な公的ス ペースという視点から、周辺地域の需要や各福祉施策等を考慮した上で、市営住宅施設の 積極的な地域開放をすることにより、地域コミュニティの活動の場を提供できないか検討 する。 例えば、集会所を含む市営住宅の一部を開放することにより、市民やNPO法人等によ る支えあい活動が活発に行われる後押しとなり、周辺地域と一体となったコミュニティ形 成に寄与することが考えられる。 6

(9)

既存、民間ストックの活用として、平成8年の公営住宅法(昭和26年法律第193号)の改正においてそれまでの公営 住宅の供給方式である直接建設方式に加え、民間住宅を借り上げる方式が導入された。 ① 建設費の補助 ・直接供給方式  建設費の約1/2が市の負担となる。  建設費の国費以外の部分と用地費が起債の対象となる。 ・借上方式  本体以外の共同施設を整備した場合の建設費の約1/3が市の負担となり、起債対象となる。 借上方式 ↑ ↓ ↑ ↓ ↑ ↓ 7 [建設費] ↑ 約 1/3 市費(起債充当率100%) 約 1/3 等整備費 貸主負担 約 1/3 直接供給方式 国費 約 1/2 ※共同施設 国費 貸主負担 市費 (起債充当率 100%) [用地費] ↓ 市費 貸主負担 (起債充当率 100%) ※ 共同施設等整備費  廊下、階段等の入居者が共同で使用する住宅の共用部分及び通路、緑地等の共同        施設の整備に要する費用 3-① 既存、民間ストックの活用

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② 家賃対策補助 ・  市に対する家賃対策補助は、近傍同種の住宅の家賃と入居者負担の差額を国と市が1/2づつ負担するもので あり直接供給方式、借上方式とも同様となっている。 ・  家賃対策補助を実施する期間は、直接供給方式の場合は10~20年、借上方式の場合は借上期間となっている。 近傍同種の住宅の家賃 ↑ ↓ ↑ ↓ メリット ・直接供給方式  市有地がある場合、借上方式より有利である。   管理期間が長い場合、トータルコストの面で借上方式より有利である。 ・借上方式  初期費用が抑えられ、費用の平準化が図られる。  家賃対策補助が借上期間中うけることができる。 デメリット ・直接供給方式  維持管理は市が行うことになり、築年数の経過に応じて修繕費が増加していく。  家賃対策補助の期間が限られている。  入居者がいる場合、除却が困難である。 ・借上方式  市場家賃で市から住宅の貸主に家賃を支払うため、市の支払い額が高くなる。  借上期間終了後について入居者への対応が難しい。 8 【家賃対策補助の期間】 家賃対策補助(国費) 1/2 〃 (市費) 1/2 借上期間 ③ 両方式の特徴 建替:10年 直接供給方式 家 収 入 家 賃 収 入 【家賃対策補助の期間】 新規:20年 [家賃] 借上方式 入居者負担 市 貸主

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3-② 管理方法 今後、入居者の更なる高齢化と単身者の増加等、市営住宅を取りまく環境の変化に対応 するため、直営による管理だけでなく、外部委託による管理が必用となる可能性があり、 主な手段として、指定管理と管理代行がある。 ・指定管理(地方自治法第244条の2第3項) 民間事業者の知識、能力、経験を活用することで、より経済的、効率的な公営住宅の 管理運営が可能であると認められた場合、地方公共団体(銚子市)の指定を受けた指定 管理者が管理業務の一部を行う。 ・原則公募により指定管理者が決定 ・業務範囲は行政判断が不要な申込・申請等の受付業務、清掃・修繕等の維持管理業 務などに限定される。 ・千葉県では柏市が採用 ・管理代行(公営住宅法第47条第1項) 他の地方公共団体又は地方住宅供給公社が公営住宅を管理することが、効率的であ るなど適当と認められた場合、事業主体(銚子市)の同意を得て、管理業務の一部を 行う。 ・業務内容は、事業主体の立場を代行することとなるため、入居者の決定、高額所得 者の明渡請求など、行政判断が必要なものも含まれる。 ・千葉県内では千葉県(千葉県住宅供給公社)、千葉市(千葉市住宅供給公社)が採用 9

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○指定管理及び管理代行により委託可能な業務一覧

業務内容

指定管理 管理代行

入居申込の受付・審査

入居者の決定

×

清掃・修繕等の維持管理

住宅の模様替え・増築申請受付

住宅の模様替え・増築承認

×

承継・同居承認申請受付

承継・同居承認

×

高額所得者等の明渡請求

×

家賃の決定

×

×

家賃の収受

×

家賃・敷金の請求、徴収及び減免

×

×

長期滞納者対策

×

×

住宅の建設・改修計画に関すること

×

×

10

(13)

4-① 適正戸数の推計 1.将来人口推計について 銚子市が、平成22年度に一般財団法人日本統計協会に委託して行った人口推計の結 果と、国立社会保障・人口問題研究所が平成25年3月に公表した市町村別の将来人口 推計の結果を参考として、平成27年(2015 年)4月1日現在の銚子市住民基本台帳に 記載された数値を基に補正を行い、今後20年間の銚子市における人口を推計した。そ の結果、今後20年間における人口減少数は、21,806人(平均で、-1,090 人/年)となった。 銚子市の人口推計(人) 2015 年 2020 年 2025 年 2030 年 2035 年 (一財)日本統計協会 (平成 23 年 2 月) 65,122 59,499 53,684 47,891 42,264 国立社会保障・人口問題研究 所 (平成 25 年 3 月) 64,855 59,861 54,784 49,817 45,030 補正後の推計値 66,413 ※ 60,989 (-8.2%) 55,424 (-16.5%) 49,927 (-24.8%) 44,607 (-32.8%) ※ 2015 年の「補正後の推計値」は、平成 27 年 4 月 1 日現在の銚子市住民基本台帳に記 載された人口。また、( )内の数値は、2015 年の戸数との比較による。 11

(14)

2.適正戸数の推計について 人口の減少傾向が、今後も長期間にわたり継続することが予想されるが、将来におい ても、過不足のない適正な数の市営住宅を確保し、供給する必要があることから、今後 20年間における適正戸数を推計した。平成27年(2015 年)4月1日現在の入居戸数 を基に、人口減少率に比例して必要戸数も減少するものと仮定して計算を行った。 その結果、2035年における必要戸数は400戸と予想され、今後20年間では1 95戸(平均で、9.8戸/年)の市営住宅が不要となる見込みである。今後の需給の 予想を、グラフに示した。 推計人口から予想した必要戸数(戸) 2015 年 2020 年 2025 年 2030 年 2035 年 2040 年 2045 年 必要戸数 595 546 (-49 戸) (-8.2%) 497 (-98 戸) (-16.5%) 447 (-148 戸) (-24.9%) 400 (-195 戸) (-32.8%) 351 (-244 戸) (-41.0%) 302 (-293 戸) (-49.2%) ※ 2015 年の「必要戸数」は、平成 27 年 4 月 1 日現在の市営住宅入居戸数。( )内の数値は、 2015 年の戸数との比較による。2040 年以降は人口推計データがないため、2035 年までの減 少率から類推した。 今後の需給の状況 ※ 管理戸数には、政策空家を含めていない。そのため、2032 年までは管理戸数が必要戸数 を下回り住戸が不足しているように見えるが、政策空家の存在により需給のバランスが 保たれている。また、2040 年以降は、住戸が供給不足の状態となっている。(ただし、耐 用年数経過後は、市営住宅を使用しないと仮定した場合。) 12 0 100 200 300 400 500 600 700 20 15 20 17 20 19 20 21 20 23 20 25 20 27 20 29 20 31 20 33 20 35 20 37 20 39 20 41 20 43 20 45 20 47 20 49 20 51 20 53 20 55 20 57 20 59 管理戸数 必要戸数 西暦 戸

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4-② 政策空家の集約 1 政策空家の集約 昭和49年度までに、昭和30年度建設分までの131戸を入居者に譲渡して経緯があ るが、昭和62年度に小畑新町市営住宅16戸の建設を最後に、以後は維持管理に努めて きたところである。 平成4年度からは浴室のない平屋建ての黒生町市営住宅36戸(4戸除却済)及び外川 台町市営住宅の一部24戸(12戸除却済)、平成11年10月から三崎団地185戸、平 成21年12月から外川台町市営住宅ののこり41戸を政策空家とした。 (政策空家とは、新規募集を行わず、承継入居も現在同居している者のみに限定し、耐 用年数経過後、ある程度の空家が生じた段階で、残っている入居者に他の住宅の移動を行 い、団地全体の除却又は建替えを行う予定で管理をしている住宅である。) その後、黒生町市営住宅4戸除却、外川台町市営住宅2戸除却を行ったことから、平成 27年4月1日現在の政策空家の状況は、外川台町市営住宅、管理戸数63戸、入居戸数 37戸、犬吠埼市営住宅管理戸数100戸、入居戸数70戸、黒生町市営住宅管理戸数3 2戸、入居戸数14戸、三崎団地、管理戸数185戸、入居戸数87戸となっている。 政策空家の今後の扱いについては、集約化を進めるため、同一団地内の移動や他の市営 住宅への移動を促す。それによって棟すべてが空家となり次第、除却を行う。 移動に対する入居者の精神的・肉体的負担をいかに少なくし、入居者の合意が得るかが 課題となる。 生じた土地の管理方法等は、 ① 市営住宅の再建設が可能な土地は市営住宅用地として管理する。 ② 再建設が不可能な土地は他の公共用地としての利用を検討しながら管理する。 ③ 他の公共用地として利用の見込みのない土地は売却を検討する。 13

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4-③ 入居者へのアンケート 政策空家として管理している黒生町・三崎団地・外川台町・犬吠埼市営住宅のうち、団 地規模が最も大きく空家率も高い三崎団地の入居者を対象として、平成27年2月に住環 境や集約に関するアンケート調査を行った。質問内容と回答結果は次のとおりである。 集約には応じられない意向を示した入居者のうち、約8割は、引越しのための費用や作 業の負担を理由としていることから、集約を進めるためには、これらの問題を解決する必 要がある。 三崎団地アンケート結果について 1 通知日 平成27年2月17日(火) 2 回答期限 平成27年3月16日(月) 3 発送数 86件 4 回答数 47件 (回答率54.7%) 未回答39件 5 建物に対する満足度 Q. 現在、居住している三崎団地の建物についてどのように感じていますか。 6 引越しの可否 Q.将来、仮に三崎団地を建替えや集約するとしたら、今の住宅から一時的に引越し が必要となりますが、どのように考えますか。1~3を選んでから、その理由と して当てはまるものを〇で囲んでください。 7 ②否の内、引越し費用が問題となっている数・・③ 25件 (引越し費用を市が負担すれば可となる可能性のあるもの) 14 満 足 10件 21.3% 普 通 17件 36.2% 不 満 15件 31.9% 未回答 5件 10.6% 計 47件 100.0% ① 可 11件 23.4% ② 否 34件 72.3% 未回答 2件 4.3% 計 47件 100.0%

(17)

8 引越し費用以外が問題となっている数 9件 (集約反対。介護が必要な為、高齢な為、住みよいから、環境を変えたくない、記載 なし4件) 9 引越し可とみなせる数(①+③) 36件 回答率から算出した全体の引越し可とみなせる数 66件 10 概算引越し費用(修繕費+移転費) 130万×66件=8,580万円 ※アンケートを基に算出した資料のため、アンケートの回答実数とは異なる。 団地内での入居者集約を行う場合、移転先の区画にある既に空家となっている住戸の内 装等を修繕して、移転者の新たな住居とする必要がある。 15

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市町村名 人  口 市営住宅数 (改良住宅含む) 人口に占める 割合 (人口/戸数) 順位 公営住宅数(県営・改良・ 特賃含む) 人口に占める 割合 (人口/戸数) 順位 人 戸 人 戸 人 千 葉 市 963,750 6,614 145 4 13,854 69 2 銚 子 市 65,806 800 82 1 1,191 55 1 市 川 市 470,236 1,967 239 11 2,317 202 21 船 橋 市 617,062 1,297 475 26 2,557 241 24 館 山 市 47,656 265 179 8 265 179 15 木更津市 131,297 478 274 14 725 181 16 松 戸 市 480,305 1,581 303 17 1,974 243 25 野 田 市 154,569 499 309 19 950 162 14 香 取 市 78,955 294 268 13 391 201 20 茂 原 市 90,500 759 119 3 839 107 8 成 田 市 130,548 286 456 25 1,444 90 5 佐 倉 市 171,921 234 734 30 576 298 28 東 金 市 60,699 147 412 23 205 296 27 匝 瑳 市 38,244 236 162 7 304 125 11 旭 市 67,389 374 180 9 563 119 10 習志野市 167,153 566 295 16 1,678 99 6 柏 市 406,973 811 501 27 955 426 33 勝 浦 市 19,340 187 103 2 187 103 7 市 原 市 276,528 901 306 18 3,081 89 4 流 山 市 170,168 483 352 22 563 302 29 八千代市 190,076 70 2,715 33 70 2,715 34 我孫子市 131,584 319 412 24 553 237 23 鴨 川 市 34,364 155 221 10 187 183 17 鎌ヶ谷市 108,639 146 744 31 324 335 31 君 津 市 87,041 119 731 29 623 139 13 富 津 市 46,182 178 259 12 252 183 18 浦 安 市 163,286 162 1,007 32 523 312 30 四街道市 88,921 253 351 21 445 199 19 袖ヶ浦市 60,842 88 691 28 688 88 3 八 街 市 70,908 443 160 5 635 111 9 白 井 市 61,512 0 - - 270 227 22 いすみ市 39,172 243 161 6 293 133 12 山 武 市 53,332 153 348 20 153 348 32 南房総市 39,867 139 286 15 139 286 26 印 西 市 91,110 0 - - 0 - -富 里 市 49,834 0 - - 0 - -計(平均) 5,925,769 21,247 278 39,774 148 16

県内各市の人口に占める公営住宅数

平成26年4月1日現在

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平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 募集戸数 21 21 18 13 21 応募者数 24 24 27 11 22 倍率 1.1 1.1 1.5 0.8 1.0 入居者数 16 16 17 7 12 空屋数 5 5 1 6 9 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 入居者数 21 16 17 7 12 退去者数 34 28 20 27 37 差 -13 -12 -3 -20 -25 17 市営住宅の募集倍率 市営住宅の入退去者数

(20)

「主な住宅確保要配慮者世帯」のボリューム把握 区分 平成32年度 ○1 著しく低年収かつ最低居住面積水準未満の世帯 214世帯 ○2 著しい低年収かつ高家賃負担率により最低居住面積水準 以上の住戸に居住する世帯 493世帯 a 公営住宅入居世帯のうち著しい低年収世帯 409世帯 合計 1,116世帯 県営除く (-391世帯) 725世帯 ○3-1 公営住宅入居資格のある、高齢(単身・夫婦のみ)、障害 者、子育て、外国人世帯(注)(①、②は除く) 注:外国人世帯は③‐1のみ該当 502世帯 399世帯 ○3-2 ○4-A 著しく低年収以上かつ最低居住面積水準未満の世帯 15世帯 ○4-B 著しく低年収かつ最低居住面積水準以上の世帯 179世帯 ○4-C 著しく低年収以上かつ最低居住面積水準以上の世帯 56世帯 18 d.高額所得者 c.収入超過者 a.著しい低年収世帯 b.a.を除く入居 有資格者 公営住宅入居世帯

③-1

著しい低年収 ④-A 収入 居住面積水準

③-2

収入分位 25% (公営住宅原則階層) 収入分位 40%(注1) (公営住宅裁量階層) 公営住宅を除く借家に 居住する世帯

④-C ④-B 最低居住面積水準

参照

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