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東京ガスエンジニアリングソリューションズ ( アグリゲーター業務運営 ) 参加者獲得 ベースライン算出 DR 実績集計 DR 容量余力検証 参加者 データ計測 計測機器 BEMS 等 ネガワット共通基盤システム OpenADR DR 管理システム

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Academic year: 2021

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1 次世代エネルギー技術実証事業成果報告 【平成26 年度(補正予算に係るもの)】 事業者名: Comverge Japan 株式会社 共同申請者名: 東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 補助事業の名称: C-1. ネガワット取引に係るエネルギーマネジメントシステム構築と実証 アグリゲーター間の協業によるネガワット取引実証事業 (交付決定番号: 6S13C05) 全体の事業期間: 平成 27 年 7 月~平成 28 年 3 月 実証事業の目的・目標 ガスエンジンコジェネレーションシステム(CGS)や熱源機器等を中心としたエネルギーサービスに おける電力調達の一手段としてデマンドレスポンスの活用余地、効果を検証する。 また、負荷削減成功率目標を達成しつつ、DR 容量の最大化に向けた参加者の意思決定に寄与する分 析手法やレポーティング手法を構築する。 実証事業の概要  東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)の産業用の顧客を中心に、CGS の稼働アッ プや蒸気ボイラー等の熱源機器やその他負荷設備の使用抑制および停止により DR を実施する。 尚、空調についてはComverge のソリューションを活用し自動 DR 制御を行う。  実証規模については、需要家数 3 件、DR 容量 2,000kW を目標としており、いずれの需要家も 1 時間前予告DR を選定予定。  ネガワット共通基盤システムからの DR 指令を米国 Comverge のネットワークオペレーションセ ンター(米アトランタ)内に構築するDR 管理システム(IntelliSOURCE)で受信し、参加企業の 施設管理者にメール等で通知する。  施設管理者は DR 指令受信後、設備の運用変更を実施。尚、自動制御対象設備は IntelliSOURCE からの指令に自動応答し負荷削減を実施する。  アグリゲーターはベースライン算出や負荷削減実績集計を行うとともに、施設管理者と協働し施 設毎に拠出可能なDR 容量を検証する。

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2 各社分担

 Comverge Japan 株式会社

OpenADR2.0b システム開発、IntelliSOURCE(DR 管理ソフト)システム提供、IntelliPEAK(DR 制御機器)・計測機器提供、各種機器設置、システムモニタリング、アグリゲーター業務運営支援  東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 DR 参加者との設備稼働・容量決定等の調整、インセンティブ支払い、ベースライン算出・通知、 DR 実績集計 実証事業のスケジュール ネガワット 共通基盤 システム DR管理 システム (IntelliSOURCE) 計測機器、 BEMS等 OpenADR @Comverge Inc. (米アトランタ) データ計測 Comverge Japan (DRソリューション構築) ガスエンジン CGS 熱源機器 その他 東京ガスエンジニアリング ソリューションズ (アグリゲーター業務運営) • 参加者獲得 • ベースライン算出 • DR実績集計 • DR容量余力検証 参加者 • DR管理システム開発 • 施設側機器設置 • システムモニタリング • アグリゲーター業務運営支援 施設管理者 DR制御機器 (IntelliPEAK) 空調 自動制御 <27年度> 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 事業工程表 項 目 平成27年度 需要家との交渉 DRシステム設計 DR実施 効果検証

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3 実証事業の成果

当初、TGES と Comverge Japan の 2 社によるアグリゲーターとして、需要家 3 件、DR 容量 2,000kW の確保を目標に本実証事業を開始した。最終的に需要家は2 件と目標に届かなかったものの、DR 容量 は5,600kW と、目標の倍以上を確保することに成功した。また、DR メニューについて、当初 1 時間 前予告DR のみを想定していたが、前日予告 DR も実証することとなり、想定を超える知見を得る結果 となった。 需要家 業種 契約容量 (kW) 制御 対象設備 参加 期間 参加 プログラム 需要家1 その他 1,000 CGS 11 月~1 月 1 時間前 DR 需要家2 製造業 4,600 CGS 12 月~1 月 前日DR DR メニュー別に見た削減達成率(需要削減実績量÷契約 DR 容量)を以下表に示す。全期間を通し た平均達成率は1 時間前予告 DR で 116%、前日予告 DR で 95%であった。1 時間前予告 DR につい て、アグリゲーター側の成功判定レベルである契約容量の 90%を目安として見た場合、各発動回平均 で達成率90%を上回った回数は全 10 回中 6 回であった。前日予告 DR については、成功・失敗判定の 対象ではないが、同様に90%を目安として見た場合、全 8 回中 7 回達成率 90%を上回った。 1. 自動 DR システムの構築および有効性の評価・分析 実証にあたっては、制御系と計測系の2 つのシステムを構築した。制御システムは、先ず前述 のとおり、ネガワット取引共通基盤システムとComverge の DR 管理システムである IntelliSOURCE との間で、OpenADR による DR 指令等の授受を行うものである。次に、 IntelliSOURCE はネガワット取引共通基盤システムから DR 指令を受信すると、発動予告 email をアグリゲーターや施設管理者のメールアドレスに自動送信する。以上が制御システムの基本構 成である。これに加えて、TGES においては、発動予告 email を受信すると需要家設備の個別計 測データに基づく仮のベースラインを算出し、発動開始30 分前までに需要家に提供する制御サブ システムを構築した。計測システムは、需要家の中央監視盤等から取得した受電データを、手動 email で IntelliSOURCE にアップロードする構成とした。

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4 結果として、制御システムについては、ネガワット取引共通基盤システムとIntelliSOURCE の 間でOpenADR を介した DR 発令等の授受が行えること、IntelliSOURCE からアグリゲーターや 需要家に対して発動予告email の自動送信が機能すること、IntelliSOURCE からの発動予告自動 email と TGES の制御サブシステムとの間で連携が機能することが実証できた。計測システムに ついては、IntelliSOURCE の自動データ取込みプログラムが、需要家毎に異なる言語・フォーマ ットやアップロード頻度の受電データに対応できることを確認した。 2. 施設別発動状況サマリー 需要家1 発動実績 需要家2 発動実績 3. エネルギーサービス事業者によるネガワット取引事業の可能性評価 実証試験を通して、TGES はエネルギーサービス事業者として、実施施設者に対して DR 発動 から15 分程度の時間で、ベースライン値を計算し事前に成否の可能性を連絡した。今回は 1 時間 前DR の実証設備が 1 ヶ所だったこと、また成否の可能性にかかわらず CGS の出力増加が可能な 場合は常に実施することにしていたため、ベースライン値の事前連絡による効果は十分に見てと れないが、複数施設を束ねてアグリゲートする場合にはベースライン予測等によって各施設の削 減目標を明確にし、成功率を高めることが可能と考えている。 また、今回、施設側の負荷パターン変動がベースライン設定にうまく合致せずに、CGS の出力 増加という明確な手法でネガワットを創出したがDR として評価されなかったケースも散見され た。CGS 出力増加等で明確に DR 量が評価できるものについては、評価方法の選択肢を増やして いくことも検討をお願いしたい。

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5 ビジネス展開に関する展望や可能性の見通し 本実証の対象設備はいずれもCGS であり、DR 対応方法は CGS 出力増と通常非稼働設備の稼働と 内容は異なるものの、いずれも大規模容量を確保する事ができた。CGS が有力な DR 対象設備である ことが確認できた。 又、本実証において対象施設の DR 対応力を評価した施設タイプ分けフレームワークを構築した。 このフレームワークを用いることで、より適切な契約容量の設定やより効果的な DR 運用等、アグリ ゲーターとしての DR 業務運営の高度化が可能になると考える。今後、対象施設のサンプル数を増や して、施設タイプ分けフレームワークの精度を高めながら、より効果的なアグリゲーター業務を展開 していく道筋ができたと言える。 今後のビジネス展開については、DR 市場の設計による所が大きいと考える。特に、需要家に対する DR 契約容量の達成を促すための固定報酬部分(kW)と従量報酬部分(kWh)の設定と、アグリゲー ターに対する DR 契約容量達成のインセンティブとしてのアグリゲーターインセンティブの設定は、 DR 市場を育成していく上で必須要件であると考える。 又、ベースラインについては昼間の発動時間帯は概ね当日補正が機能としたと思われるが、朝の発 動時間帯は当日補正対象時間帯が早朝に来るため、当日補正が暖房需要をうまく捉えられず、ベース ラインが適切に機能していない日も散見された。今後より多くの需要家を巻き込みながら DR を進め るためには、朝発動については、発動時間帯を 1-2 時間遅らせる、当日補正を通知後や DR 終了後の データも加味して行う等の修正により、より実態に即したベースラインを設定する必要があると思わ れる。 尚、今回1 時間前通知と前日通知のメニューでは、ベースラインは当日補正有の High 4 of 5 が用い られたが、発電機やコジェネ等、個々の設備からの追加出力が見込みやすい設備については、発電機等 計測用の代替ベースラインを適用するのが望ましいと考える。その際、通常の運用では使用していな い出力分(例;通常80%運転の場合の残り 20%分)についても、普段使用していない発電機と同様の 扱いで、発電機等計測用ベースラインの対象とすべきと考える。 DR メニュー自体についても、非稼働 CGS の当日発動メニューへの対応を念頭に、現行の 10 分前 通知、1 時間前通知だけではなく、2 時間前や 4 時間前通知メニューも加わると、当日対応の施設・設 備が増える為、市場参加者の厚みを増すことにつながることから、2 時間前や 4 時間前通知メニュー の新設の検討もお願いしたい。

参照

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