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卒業まで大切に使おう
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川場村立川場中学校
保護者のみなさまへ
エビングハウスの忘却曲線というものがあります。一度学習して覚えたこと
でも、1時間後には 56%忘れ、1日たつと 74%忘れてしまうというものです。
学校で習ったときにわかったつもりでも、1 日たつと4分の1しか覚えていな
いということです。その後はゆるやかに減衰していき、1週間後には 77%忘れ
てしまいます。これは物事を記憶した直後が 1 番忘れやすいということを示し
ており、そこで何らかの復習をすることで、この忘れていく率(忘却率)は随
分低くなることも証明されています。つまり、同じ復習をするのなら、
学校で
習ったその日のうちに復習をすることが有効である
ということを示していま
す。家庭学習が学力を定着させるためには不可欠であるということです。
ところが、ベネッセ教育研究開発センターが H16・17 年度に実施した「義務
教育に関する意識調査」では、平日の家庭学習は「ほとんどしない」と回答し
た小学6年生が 17.7%に対して中学 1 年生では 41.8%まで増加。中学校への
進学を機に家庭学習から離れてしまう子どもが増えているという実態が明ら
かになりました。その一方で、休日の家庭学習時間を比較すると、2時間以上
の割合は中学生の方が高く、中学生になると勉強する子としない子がはっきり
別れる傾向が見られます。
また、平日の家庭学習時間と成績との相関関係を見ると、成績が上位になる
ほど家庭学習を「ほとんどしない」と答えている割合が低くなっています。平
均時間で比較すると、成績上位層は1時間 10 分、成績下位層は 48 分と、約 20
分の学習時間の差が見られ、家庭学習時間は成績によって二極化しているとい
う結果が出ました。
川場中学校では、家庭学習の定着のために、各学年で『自主勉強』または『受
験用問題集』の提出を義務づけ、全校的な取組みとして進めています。
また、子どもたちに学力をつけるために、指導方法の改善を進めていくこと
に学校をあげて取組んでいます。今後も子どもたちの学力向上に向け、各家庭
と連携していきたいと考えています。ご協力よろしくお願いします。
国 語
<<家庭学習>> <予習>①教科書をよく読む。(黙読→音読) ②わからない語句、新出漢字をチェックする。 ③語句の意味調べをする。(ワークやノート) ④漢字学習ワークはどんどん進める。 <復習>①ノートやプリントをよく見直す。 ②その日の授業で心に残ったこと、感じたことを書き出してみる。 ③漢字練習(宿題のプリント→自主勉のノート) ④授業でやった教材については、ワークをどんどん進める。 <<授業>> ①ノートのとり方を工夫する。 (板書を写すだけではない。教師の説明などの中で大切だと思ったことはメモする。 自分の考えを深めるために自分の考えを書き、その後、友達の意見を取り入れる) ②自分の考えを積極的に発表する。 ③友達の考えを、自分との共通点や相違点を考えながら集中して聞く。 <<日常的に>> ①いつも「言葉」に注目し、相手や目的を意識して、話したり聞いたり読んだり書い たりする。 ②手元に辞書を置き、意味のわからない語句をすぐに調べる習慣をつける。 ③「なぜ?」という疑問を大切にし、課題をもって文章を読む。 ④自分の感性を大切にし、五感で感じ取って表現してみる。 ⑤本や新聞を読み、自分なりの考えをもつ。社 会 (おもにテスト勉強の方法)
①社会の教科書(テスト範囲)を10 日前くらいから、必ず1日1回読む(声を出して読め るとよりよい)。またその際、教科書にのっている資料や写真などもよく見ておくこ とが大切。 ②読むだけではだめ。教科書の太字の言葉は重要語句。太字の語句を中心に、大切と思 う語句などは、ノートに何度も書いて覚える。 ③一度やった単元テストをやり直す。答えをかくして2回くらいやり直すとよい。 ④すでにやったワークの答えをかくしてやり直す。単元テスト同様に2回くらいやれる とよい。 ⑤時間があれば、自作の年表などをつくって、流れを整理する。(歴史の学習の時) 整理すると ○資料等にも注意して、教科書を毎日読む ○太字の重要語句を書いて覚える ○ワークや単元テストをやり直す ○自分で年表などに整理する ☆これらの学習方法は、普段の「単元テスト」にも活用できます。数 学
<<授業を大切にする>> ・忘れ物をしない。 ・説明を聞くときと、ノートに書くときの区別をつける。 ・先生の説明は集中して聞くこと! ・分からないことはそのままにしないで、先生に聞いて その日のうちに理解しよう <<予習よりも復習>> ・復習の方が大切! その日の学習内容はその日のうちに復習する。(繰り返して学習すると身につく!) <<計算力をつける>> ・ 正確に素早く解くためには計算力が必要。とにかくたくさんの計算問題を解くこと。 ・ 授業中に解いた問題やワークの問題を中心に,特に間違ったところから優先的に何回も 解く。 ・ ワークはSTEP1で基礎的な力、STEP2,3で応用する力を身につけよう。 <<テストのやり直し>> ・ 単元,総合テストは一度のやり直しではなく,何回も解き直すこと。特にテスト前など もう一度解いてみることが必要。問題,答案用紙はノートに貼ったり,ファイルにまと めたりする。 ・ 実力テストのように範囲が広いときは、最初から全てやるのでなく、まず、自分の苦手 な単元から始めよう(苦手:基礎→応用、得意:応用のみ)理 科
その日に学習した内容を確実に復習し、身につけよう! 分からないことはそのままにせず、先生に質問したり復習をしよう。 ①プリントやノートを見直し,重要語句(教科書の太字等)を理解する。 ②頭の中で「現象や図をイメージをしながら」、何度もノートに書いて、覚えるべきこと を覚える。覚えた知識が、現象を理解するために必要になる。 ③実験や観察については,操作の方法,器具の使い方,注意点などをよくまとめておく。 また、これは何のために行った実験なのか、この実験で何が分かるのかという、「実験 の目的や意味」を理解することがとても重要。 ④理科は、「この世界のルールや法則を理解する」勉強。ただ何でも丸暗記するのではな く、そこにあるルールや法則を理解できれば、覚えるべきことは意外と少ないはず。何 度もくり返し現象を考え、理解すること。 ⑤ワークや練習問題を解く。分からないところはそのままにしない。間違ったところを中 心に何度も問題を解く。(2~3回)「分かった気」になって終わらないこと。人に説明 できる位になればOK。 ⑥勉強し終わった最後に、今日何を覚えたか、理解したのかを確認する。 (勉強した内容を振りかえる。何も浮かばなかったらダメ。取組み方を反省しよう)英 語
英語の家庭学習は授業と切り離しては考えることはできません。 授業の予習と復習を中心に毎日行ってください。 学習イメージ図 1日の家庭学習 … 予習 + 復習 ↓ 授 業 … 授業 ↓ 1日の家庭学習 … 予習 + 復習 <<予習>> 目的 前もって新出語句の意味を調べておくことで,余裕をもって授業に臨み,文法の理解 や会話練習等に集中して取り組めるようにする。 方法 次回の授業で学習する(教科書の次のページ)単語の意味を辞書等で調べ、ワークノー トの該当ページに記入する。できれば品詞や例文、関連語もチェックしておく。 <<授業>> ・ リスニングの力(聞く力)は家庭学習ではなかなか鍛えることのできない学習です。 毎回真剣に取組み、耳を鍛えましょう。 ・ 単語の発音/アクセントや文の読み方などはしっかり聞いて覚えましょう。 ・ 大切なポイントや解説は板書以外でもメモしておきましょう。 ・ 単語や文を読むときには大きな声を出しましょう。 ・ 習った表現やClassroom Englishを積極的に使いましょう。 <<復習>> 目的 その日の授業で習った単語や基本文を覚え、定着させる。 方法 ①授業で学習した単語や文を声に出して読む。(わからないところはそのままにしない であとで友達や先生に尋ねましょう。) ②単語(つづり)や本文(語順)を何度も書いて覚える。書くときには読みながら書く。必 ず覚えたかどうかのチェックをする。(自分でテストを作るなどの工夫を!) ③授業で学習した教科書の本文を日本語に訳してみる。日本語訳だけを見ながら英文を 読んだり、書いたりしてみる。 ④習った文法を理解したかどうかをチェックする。(別の単語に替えたり,似たような 文を言えるか,書けるか試したりしてみる)Talk and Talkが使えます。☆2,3年以上・・・すでに習った表現を使って、英文日記を書いたり、テーマを決めて 英作文を書いたりする。