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一頁 ○漁港漁場整備法(昭和二十五年五月二日法 律第百三十七号) 改正昭 和 二五 年 五月 六日 法 律 第 一 五 四 号 昭和六 〇 年 五月 一 八 日法 律 第 三七号 同 二六年 六月 一日同 第一七五号 同 六〇年 七月 一 二 日 同 第 九〇号 同 二六年 六月 九日同 第二二 〇 号 同 六一年 五月 八日 同 第 四六 号 同 二六年 一 二月 一 七 日同 第三一二 号 同 六一年一二 月 四日 同 第 九三 号 同 三一年 五月 一 二 日同 第一〇一号 同 六二 年 三月 三 一 日 同 第 八号 同 三一年 六月 一日同 第一 二二号 同 六二 年 九月 四日 同 第 八七号 同 三四年 四月一一日 同 第一一四号 同 六三 年 四月 一日 同 第 一六号 同 三七年 九月 一 五 日同 第一六一号 平成 元年 四月 一 〇 日同 第 二二号 同 三八年 三月 三 一 日 同 第 七〇号 同 三年 三月 三〇 日同 第 一五号 同 三九年 七月一〇日同 第一六八号 同 三年 五月 二一 日同 第 七九号 同 四〇年 五月 一 五 日同 第 六六号 同 五年 三月 三 一 日 同 第 八号 同 四二 年 八月 一日同 第一 二 〇 号 同 五年 一一月 一 二日同 第 八九号 同 四六年 五月 一 七 日同 第 六一号 同 一一年 七月一六 日同 第 八七号 同 四六 年 五月 二六 日同 第 七〇号 同 一一年 七月一六 日同 第一〇二号 同 四七年 六月 二六 日同 第一〇六号 同 一一年十二月二二日同 第一六〇号 同 四八年 七月一七日同 第 五四 号 同 一二 年 五月 一九 日同 第 七八号 同 五二年 四月一八日 同 第 一九号 同 一三 年 六月二九日 同 第 八九号 同 五三年 七月 五日同 第 八七号 同 一三 年 六月二九日 同 第 九二 号 同 五四年 一 二 月 二五日同 第 七〇号 同 一四年 二月 八日 同 第 一号 同 五九年 八月一〇日 同 第 七一号 同 一九年 五月 三〇 日同 第 六一号 同 五九年 一 二 月 二五日同 第 八七号 漁港法 を ここに公布する。 漁港 漁場 整備法 目次

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二頁 第一章 総則(第 一条 ―第 五条) 第二章 漁港の 指 定 ( 第六 条) 第二 章 の 二 漁港漁場整備基本方針 (第六条の二) 第二 章 の 三 漁港漁場整備長 期計画(第六条の 三 ・第 六条の 四 ) 第三章 水産政策審 議 会( 第七条―第十六条) 第四章 特定漁港漁場整備事業( 第 十七 条 ― 第 二 十四条の二) 第五章 漁港 の 維 持管 理( 第二十 五 条― 第三十 九 条の 五) 第六 章 雑則 (第四十条 ― 第四 十四条 の 二) 第七章 罰則 (第四 十 五条 ―第四十七条) 附則 第一章 総則 (目 的 ) 第一 条 こ の 法 律 は、水 産 業の 健全な発展 及 び こ れ に よ る 水産物 の 供給 の安定を図 る ため 、環境 と の調和 に 配慮 しつつ、 漁港漁 場整備事業を総 合 的か つ計画 的 に 推 進し、 及 び 漁 港の 維持管理 を適 正にし、 もつ て国 民生 活の 安 定 及び国 民 経 済 の発 展に 寄 与し、あ わせ て 豊 か で 住みよ い 漁村 の振興に資する ことを目的とする 。 (漁 港の意義 ) 第二条 この法律 で「 漁港」 と は、 天 然 又は人工の 漁 業根 拠地 となる 水 域 及 び 陸 域並 びに 施 設 の総 合体 であつ て 、 第 六条第一 項 から 第 四 項 ま で の 規定 に よ り 指 定され た も の を い う 。 (漁 港施 設の意義 ) 第三条 こ の 法律 で 「 漁港施 設 」 と は 、 次に掲げる施 設 で あつて 、 漁 港 の区域内にあるものをいう。 一 基本施 設 こう イ 外郭 施 設 防波 堤、 防 砂 堤、 防潮堤、 導流堤、 水門 、 閘 門、護 岸 、 堤 防、 突堤 及び胸 壁 ロ 係留施設 岸壁、物揚場、係船浮標、係船 くい、桟橋、浮桟橋及び船揚場 ハ 水域施 設 航路 及び泊地

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三 頁 二 機能施設 イ 輸送施設 鉄道、道路、駐車場、橋、 運 河 及びヘリポート ロ 航行補助施 設 航 路 標識 並びに漁 船の 入出 港 の た め の信号施 設及 び照明 施 設 ハ 漁港施設用地 各種 漁港施設の敷地 ニ 漁船 漁 具 保 全 施 設 漁船保 管 施 設 、 漁 船 修 理 場 及び 漁 具 保管 修理 施設 ホ 補給 施設 漁船の た めの給水、給氷、給油及び給電施設 じ ヘ 増殖及び養殖 用 施 設 水産種苗 生 産 施設 、 養 殖用 餌料保 管 調製 施設、 養 殖用作 業 施設 及び 廃棄物 処 理 施 設 ト 漁獲物 の 処理 、保蔵 荷 さ ばき 所 、 荷 役 機 械 、蓄 養 施 設 、 水 産 倉 庫 、野 積 場 、製 氷 、 冷凍及 び 冷蔵 施 設 並 び に加 工 場 及 び 加工施 設 チ 漁業用通 信施設 陸上無線電信、陸上無線電 話及び 気 象信 号 所 リ 漁港 厚 生 施設 漁 港 関係 者 の 宿 泊 所 、 浴場 、診療 所 そ の 他 の 福利 厚 生 施 設 ヌ 漁港管理 施設 管理 事務所、 漁港管 理 用資材倉 庫、船 舶 保管 施設その 他の漁港の管理の ための 施 設 ル 漁港 浄化 施設 公 害 の防止のた め の導 水施設その他 の浄 化施設 ヲ 廃油処理施 設 漁 船内において 生 じた廃油 の処理のた め の施 設 ワ 廃船処 理 施 設 漁船 の 破 砕そ の 他 の 処 理の ため の 施 設 カ 漁港環 境 整備施 設 広場、植栽、休 憩 所その他の漁 港の環境 の整備 の ための施 設 (漁 港漁 場整備事 業 の 意義 ) 第四 条 この法律 で 「 漁港漁場整備 事業」と は、次に掲げる事業 で 国 、 地方公共団体 又は水 産 業協 同組合が施行する ものをい う 。 一 漁港 施設の 新 築、 増築、改築、 補修若しく は 除却、 漁 港の 区域 内の土地の欠壊の防止 又は漁港の区域内へ の 土砂の流入の 防止その他漁港の整備 を図るための事業及 び これ ら の 事業以外 の 事 業で漁 港 に お け る 汚泥その他 公 害の原因となる物質 の た い積の排除、汚濁水の浄化その他の公 害防止のため の事業 二 優 れ た漁場 と し て 形成され る べ き 相 当規 模の 水面に お い て 行う魚礁の設置、 水産動植物の増 殖 場及び養殖場の造成その他 水産動 植 物の 増殖及び養殖を推 進する た めの事業並びに漁場と して の 効 用 の 低 下 して い る 水 面 に お け る そ の 効 用 を 回 復 す る た め のたい積物の除去その他漁 場 の 保全 のための事業 2 漁港 漁場整 備 事業 で 国 が施行する も の は 、前 項第一 号 に掲げる事業にあつ て は第三種 漁港 又 は 第四種 漁 港に 係るものに限り 、同項第 二号に掲げ る 事 業 にあつては 次 に掲げる要件のいずれ にも該 当 す る 事業 で あ つ て 政令 で 定 める ものに 限 るものと す る

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四頁 。 一 我が国の排 他 的経済水域におい て 施 行 さ れ る もの で あ る こ と。 二 海洋生物資源の保存及 び管理に関する法律(平 成 八年法律 第七 十七号)第 二 条第六項に規定す る第一種特定海洋生物資源 又は同条第七 項に規定す る 第二 種特定海洋生物資源の うち 、 こ れらの資源の数量その他の状況を勘案し て、その 保護及び増 殖又 は養殖のための措置を 緊急に 講 ずる必要 のある 水 産動植物 で あ つ て 、保護 の ため の措置が講じら れ て い るものを対 象 と する も の である こ と。 三 その事業が施行され る べ き 海域において 施行され る場合 に 著しい効果があ る と認 められ る も の で あ る こ と。 3 前項の政令に お い ては 、第 一項第 二 号に掲げる事業が施 行 され るべき 海 域、当該事業の対象とす る 水産 動植 物の種類 、当 該 事業の内容その 他 の当該事業の施行に必要な事項 を明らかにし なけ ればな ら ない。 4 農林水 産 大臣は、 第二 項 の 政令 の 制 定 又 は改廃 の 立案 をし よ う と す る と き は 、あ らか じ め 関 係 都道 府県知 事 の意見 を 聴か な けれ ば な ら な い 。 (漁 港の種類) 第五条 漁港の種 類は 、 次 のとお り とす る。 第一種漁港 その利 用 範 囲 が地 元の漁 業 を主 とするも の 第二 種 漁 港 その利 用 範 囲 が第 一種漁 港 よりも広く 、 第三種漁港に属しないも の 第三種漁 港 その利用範囲が 全 国的 なもの 第四 種漁港 離 島 その他辺地にあ つ て漁場の開発 又は漁船の 避 難上特に必要なもの 第二章 漁港の指定 第六条 第一種 漁 港 で あつ て そ の区域 が一の市町村の区域に限 ら れ る ものは 、 市町村長が、関係地方公 共 団体の 意 見を聴い て 、 名称及び区域 を定め て 指定する。 2 第一 種漁港 で あつ てその区域が二以上の市町村の区域に わ たる もの 及び 第二種 漁 港 は 、 都 道府 県知事が、関係地 方公共 団 体 の意見 を 聴いて 、 名称 及び区域を定め て 指定す る 。 3 その区域が二以 上 の都道 府 県の区域にわた る 第一種漁 港及び第 二種漁 港 は 、 前項 の規 定に か か わ ら ず 、 農林 水 産 大臣 が 、 水 産政策 審 議会の議を経、か つ、関係地方 公共団体の 意 見を聴 い て 、 名称及び区域を定め て 指定 す る 。 4 第三 種漁港 及 び第 四種漁港 は、農 林 水産大臣が、水 産 政策審 議 会の 議を経 、 かつ、関 係地方公共団体の意見 を聴い て 、名称 及び区 域 を定め て 指定 する。

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五頁 5 市町村長又は都道府県知事は 、 第一項又は第二 項 の規定により 指定 した漁 港 について 、事 情 の 変更 そ の 他特別 の 事 由 がある と 認 める 場合に は 、 関 係地 方公共 団 体の意 見 を聴 い て 、 当 該 指 定の 内容を変更し、 又 は当該指定を取り 消す ことが で き る 。 6 農林水産大 臣 は、 第三項又 は第四 項 の 規 定により 指 定 し た 漁港につ い て 、 事 情の 変更 その 他 特 別の 事由があ る と 認める 場 合 には 、 水 産政 策 審 議会の議を経、か つ、関係地 方 公共団体の意見を聴 い て 、 当該指定の 内 容を変更し、 又は当該指定を取り消 す こ とが でき る。 この場合におい て 、指定の内容の軽微な変 更 で 、 農林水産大臣があらか じめ水産政 策 審議会の議を経 て 定め る基準に適合するも の について は、水産政策 審議会の議を 経る こ と を 要 しない 。 7 市町村長又は都 道 府県知事は 、 第一項若しくは第二項の指定又 は第五項の変更をしようとす る場合におい て 、 漁 港 の区域を 定め、又はこれ を 変更しよ うとす る ときは、当該 漁 港 の区域につい て 、農林水産省令 で 定め る と ころにより、農林水産大臣の 認可を受 けなけ れ ばな らない。 8 農林 水 産 大臣 は、 前 項 の 認 可 を しよ う と する と き は、 水 産 政 策 審 議 会 の 議 を 経 な け れ ば な らな い。 この 場 合 に お い て は、 第 六項 後段の 規 定を準用す る 。 9 農林 水産大 臣 は、 第 三 項若 しくは第四項の指 定若し く は第六 項 の変 更をし よ うとする 場合に お い て 、 漁 港の 区域を 定 め 、 若 しくは こ れを変更しよ うとする と き 、 又 は市町 村 長若 しくは都 道府県 知 事が第一 項若し く は第二 項 の指 定若し く は第五項の変 更 を しようと する場 合 に お い て 、第 七項の 認 可をしよ うとすると き は、当該 漁港の 区 域につい て 、 国 土 交通 大 臣 に協 議しな け ればなら ない。 市町村長、都道府県知事又は農林水産大臣は 、 河 川法(昭和三 十九年法律第百六十七号)第三条第一項 に 規 定す る河川の河 10 川区域又は 海 岸法(昭和三十一年法律第百一号)第三 条の規定 により 指 定さ れ る 海 岸 保 全 区域 につい て 、第一 項 から 第四項ま での指定 又は第五項若しく は第六項の変更 を しよ うとすると き は 、 当該漁港の区域につい て 、当該河川を管理す る 河 川管理 者 又は当該海岸保 全 区域 を管理 す る海岸管理者に 協 議しな け ればならない。 第一 項か ら第 四項ま で の指定並 びに 第 五 項及び 第 六項の変更 又 は取消し は、告 示 でする 。 11 第二 章の二 漁港漁場整備基本 方針 第六 条 の 二 農林 水産大臣は 、 漁 港 漁場整備事業の推進に関す る 基 本方針 ( 以下「 漁 港漁場整備基本方針」という。 ) を定めな ければならない。 2 漁 港漁場整備基 本 方針 に お いては 、 次 に 掲げ る 事 項を定 め るも のとす る 。 一 漁港 漁場整備事 業 の推 進に関 す る 基 本 的 な 方 向 二 漁港 漁場整 備 事業 の効 率的な 実 施に 関 す る 事 項 三 漁港漁場整備事業の施行上必 要 と さ れ る 技 術 的指針 に 関する事項

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六頁 四 漁港 漁場 整備事 業 の推 進に際し 配慮 す べ き環 境と の 調 和 に 関 す る 事 項 五 その 他漁港 漁 場 整 備事業の推 進 に関する重要 事項 3 農林水産大臣は 、 漁港漁場 整備基本方針を定めよう と する ときは 、 関係行政機関 の 長 に協議 す るとともに、 水産政 策 審議会 の意見 を 聴か なければならない。 4 農林 水 産 大臣 は、 漁 港 漁場 整 備 基本 方 針 を 定 め た と き は、 遅 滞 な く 、 こ れを公 表 し な け れ ばな らな い 。 5 農林水産大臣は 、 情勢の推移により必要が生じたと き は 、 漁港漁場 整備基本方針を変 更す る も のと す る 。 6 第三項 及 び第 四項の規定 は 、前 項の規定による 漁 港漁場整 備基本 方 針の 変更につ い て 準用 する。 第二 章の 三 漁港漁場整備 長期計画 第六 条 の 三 農林 水産大 臣 は、漁港 漁場整 備 事業の総合的かつ計画的な 実施に資するため、 政 令 で 定める と ころ により、漁港漁 場整備基本方針に即して 、 漁 港漁場整備事業 に関 す る 長期 の計 画(以下「漁 港漁場整備 長期計画」という 。) の案を 作 成し、 閣議の 決定を 求めなけ ればな ら ない。 2 漁 港漁場整備長期計画にお いては 、 我が国の 水産業の 基盤の 整 備における課題に的確に 対 応する観点 か ら、計画 期間に係る 漁港漁場 整備事 業 の実施の 目標及び事業量 を 定め るもの と する。 3 漁港漁場整 備 長期 計画 は、水産物 の 加工 及び流通の 改 善の 動向 並びに水産動植物の増殖及 び 養 殖 の 推進 の動向に配慮して定 めるも の とす る。 4 農林 水産大 臣 は、第一項の 規定により 漁 港漁場整備長期計画 の案を作成しよう とする と きは、 関 係都道府県 知 事及び水 産政 策審議 会 の意見 を 聴か な け れ ば な ら ない 。 5 農林水産大臣は 、 漁 港漁場整備長期計画につき第 一項の閣 議の決定 があつたときは 、 遅滞なく、 こ れ を 公表 しなけれ ば な ら ない 。 6 漁 港 漁場整備 長期計画は 、 水産業の事情、水産 資 源の状況、経済事情等の変動によ り 必 要 が生じたとき は 、 変更するも の と する 。 7 第一 項 か ら第五項ま で の規定は、前項の規定による漁港漁場整備 長 期計画の変 更 について 準用 す る 。 第六条の四 国は、漁港漁場整備 長 期計画の達成を図るた め 、その実 施につ き 必要 な 措 置を 講じな け れ ば なら ない。 第三章 水産政 策 審議会

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七頁 第七条 か ら第 十二 条 ま で 削除 (調査等) 第十 三条 水産 政策 審議会は、公務所、水産業者 若 しくは水産業 に関 す る 団体その他の関係者に対し 、審議の た め に 必 要な報告 若 し くは資料の提出 を 求め 、 又 は関係人の 出 頭を 求め て そ の 意 見を聴く ことが で きる。 2 水産政策審 議 会は、審議の ために 必 要があ る と認める場合には 、公 務所、 水 産業者若 しくは水産業に関す る 団体又 は 学識経 験のある者に 必要な調査を嘱託する ことが で きる。 3 第一 項の 規定により 出 頭を求め ら れ た 者 は、 政令の定める と こ ろ に より 、旅費及び手 当を請求 する ことが で き る 。 (審議の公開等) 第十四条 水産 政策 審議会の漁 港漁場整備基本方針又は漁港漁場 整備長期計画に関 する審議 は、公 開 し て 行う。 2 水産政策 審議 会は 、前項 の 審議 に用いられ た 資 料 を公表 し なけれ ば なら ない 。 3 水産政 策 審議会 は 、漁港 漁 場整備 基 本方 針若し く は漁港漁場整備長期計画 につい て 審議 す る と き そ の 他必要がある と認め る と き は 、 公聴会を開くこ と が で き 、 又は 農林水産大臣の指示若しくは水産 政 策 審 議会の定 める 利 害 関係人の請求 があつたと き は 、 公聴会を開かなければならない。 第十五条及び第 十 六 条 削除 第四章 特定漁港漁場 整備事業 (地方 公 共団 体が 施行す る 特定漁港漁 場 整備 事 業 ) 第十 七 条 地方公共団体 が漁 港漁 場整備事業のうち 重 要 なも のと して 農林水産省令で 定 める要件に該当す るも の(以下「特定漁 港漁場 整 備事業」という。)を施行しようとする場合(第十九 条の三 第 一項の特定第三種漁港に係る場 合を除 く 。)には、漁 港漁場整備基本方針に基づいて 特定漁 港漁場整備事業計画を定 め、 遅滞なく、 こ れを農林 水産大臣に 届 け出るとともに、公 表 しなけ れ ばならない。 こ の 場合に お いて 、地方 公 共団体 は 、特 定漁港漁場 整 備事業の効率 的な施行を確 保する上 で必要が ある と認め る と き は、 他の 地 方 公 共 団体 と共 同し て、特定 漁港 漁場 整備事 業計画 の作 成、 届 出 及び 公 表 を す る こ と が できる。 2 前項の特定漁港漁場 整 備事業計画におい ては、当該特 定漁港 漁 場整備事業につ き 、目的、その 施行に係る区域及び工事に関 する事項、事業 費 に関 す る 事項、 効 果に関する事項そ の 他 農林水産省令 で定める 事項を定めるものとす る。 3 地方公 共 団体は、 第一項の規定により特 定漁港 漁 場整備事業計画 を定めよ うとするときは 、 関係地 方 公共 団体及び関係漁港

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八頁 管理者と 協 議 しなけれ ば な らない 。 4 地方 公 共 団体は 、 第一項 の 規 定 に よ り特 定 漁 港漁 場整備 事 業計 画を定 め よう とす るとき は 、 あ ら か じめ 、農林 水 産 省 令の定 めると こ ろ に より、その旨を公告 し 、当該特定 漁 港漁場 整 備事業計画の案 を、当該公告の 日 から二十日間公衆の縦 覧に供しな ければならない。 5 前項の規定による公告があつたときは、当該 特 定漁港 漁 場整備事 業計 画の 案に意 見 があ る者は 、 同 項 の 縦 覧期間満了 の 日 ま でに 、 当 該 地 方 公 共 団 体 に 対 し 意 見 書 を 提 出 する こと が で きる 。 6 前項 の 規 定 に よ る 意見書の提出があつたとき は、第一項の 規定による届 出に は、 当該意見書の 写 し を添付しなければならな い。 7 農林 水産大 臣 は、 第一項の 規定に よ る届出が あつた特定漁港漁 場整備事業計画が漁港 漁場整備基本方針 に適合し ていないと 認める と きは、当該地 方公共 団 体に 対 し 、 こ れを変更 すべきことを求める こ とが でき る。 8 地 方 公 共 団 体 は、 前 項 の 規 定に よ る 求 め を受 け た と き は、 遅 滞 な く 、 当 該 特 定 漁 港 漁 場 整 備 事 業計画 につ い て 、 必 要 な 変 更 を行 わな ければならない。 9 農林水 産 大臣は、 第一項の 規定に よ る届 出があ つ た特定漁港漁場 整 備事業 計 画に つい て第七 項 の 規 定によ る 措置を と る 必 要 が な いと認めるときは 、その旨を当該地 方公共団体に通知し な ければならない。 地方公共団 体 は、 事情の変 更その 他 の事由により必要がある場 合に おい て、第一 項の 特定漁港漁場整 備 事業 計画の 変 更(農 10 林水産省令 で 定める基準に適合す る 軽微な変更(以下「 軽 微な 変更」という。)を除く。)をしたときは 、遅滞 な く 、 これ を 農林水産大臣に届け出るとともに、 公表し な ければな らない。 前項の規定による 特定漁港 漁場整備事業計画の変更(軽微な変更を除く。 ) につい て は 、 第三項から第九項ま で の 規 定を準 11 用す る。ただ し、急 速 を 要 す る 場合 には 、第 三項 から 第六 項 ま で の 規 定 によるこ と を 要しな い 。 地方 公共団体は 、 事情の変更その他 の 事 由により必 要 がある場合 に お い て 、 特定漁 港漁場整備事業 (第 十九条 の 三第 一 項 の 12 特定第三種漁 港に 係るもの を除く。次項並びに次条第八項及び第 九 項 におい て 同じ。)の 全 部若しく は 一 部を廃止し、又はそ の施行を 停止したときは 、 遅滞なく 、 こ れ を 農林水産大臣 に届 け出るとともに、 廃止の場 合にあ つ ては廃止した旨、その理由 その他農林水産 省 令 で 定 め る 事 項を、施 行の停止 の場合 に あつ て は 施行を 停 止した 旨 、その理由その他農林水産 省 令 で 定める 事項 を 公 表 し なければ ならない 。 地方 公共 団体は 、 特定漁港漁 場 整備事 業 の全 部 若 しくは 一 部 を 廃止 し 、 又は そ の 施 行 を 停 止し ようとす るとき は 、関係 地 方 13 公共団体及び関係漁港管理者と協議しなければならない。 ただし、急速を要 す る 場合に は 、 こ の限り で ない。 (水産 業 協同 組合 が施行 す る特定漁 港漁場整 備 事業 ) 第十 八 条 水産業協同組合が特定漁港漁場整備事業を施行しよ う とす る場合( 第 十 九 条 の三第一項 の 特定第三種漁 港に係る場合

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九頁 を除く 。 ) に は 、 漁港漁 場 整備基本方針 に基 づいて 特 定漁 港漁 場整 備事 業 計 画を 定 め た上 、農林水産大 臣 の 許可を 受 け な けれ ばならない。 2 水産業協同組合は、前項の 規定による許可を受けたときは、遅 滞なく 、 当該許可に 係 る特定漁 港漁場整備事業計画を 公 表 し なければ ならない。 3 第一 項の 規定による 特 定漁港 漁 場整備 事 業計 画の作成 につい て は、 前条 第二 項か ら第 六項ま で の 規 定 を 準用 する 。 こ の 場 合 にお い て 、同条第 五項中 「 当 該 地方 公共団体 」とあ る の は 「当該水産 業 協同 組合」と 、同条第六項中 「 第 一 項 の 規定 による届 出に は」とあ るの は「 第十 八 条 第一 項の 規定に よ る許 可の 申請 を す る に は」 とそ れぞ れ読み替 える もの とする 。 4 水産業協同組合は 、 事 情の変更その他の事 由 により必要がある ときは 、 農林水産大臣の許可を受けて、第一項の特定漁港漁 場整備事業計画 の変更 を する ことが で きる。ただし、軽 微な 変更 につ いて は 、 許可 を 受 けな いで す る こ と が で き る 。 5 水産業協同組合は、前項本文の 規定により特定漁港漁場整備事 業計画の変更を し たときは 、遅 滞なく 、 これ を 公 表しなけれ ばならない 。 6 第四項の規定による特定漁港漁場 整 備事業計画の変 更 (軽微な 変更を除く。) につい て は 、 前条第三項 か ら第六項まで の規 定を準用する 。ただし、急速 を 要する場 合に は、 これらの規定による こ とを要し ない。 7 前項 の場合 に お い て 、 前条第五項中 「当 該地方公共団体」とあ る の は「 当該水 産 業協同組合」 と、同条第 六項中「第一 項の 規定によ る 届 出 に は」とあ るの は「 第十 八 条 第四 項の 規 定 による許 可の 申 請 を す る に は」 とそ れぞれ読み替 える も の とする 。 8 水産業協同組合は、事情の変更その他の 事由により 必 要がある と き は 、 農林水産大臣の許可を受け て 、 特 定 漁港漁場整備事 業の全部若し くは一 部 を廃止し、又 はその 施 行を停止 する ことが で きる。 こ の場合には、前条第十三 項 の規定 を 準用 する。 9 水産業協同組合は 、前項の 規定により 特 定漁港漁場 整 備事業の全部若しくは 一 部 を廃止し、又は そ の 施 行を停止したと き は 、遅 滞な く 、 廃止 の場合 に あつては 廃 止 した 旨、そ の 理由そ の 他 農 林水産省令で 定 め る事 項 を 、施 行 の 停止 の場合にあつ て は 施行 を停止した 旨 、その理由その他農林水産 省 令で 定 め る事項 を 公表し な けれ ば な ら な い 。 農林 水産大 臣 は、第一項、 第四項 又 は第八項の規定による許 可 をするについては 、あら か じめ水産政 策 審議会の議を経 て 定 10 めた基準 によらなければ な らない。 (国が施行す る特定漁 港漁場整備事業) 第十 九 条 国 が 特 定 漁 港 漁場 整 備 事業 を 施 行 し よ う と す る 場 合 に は、 農 林 水 産 大臣 は、 漁 港 漁場 整 備 基 本 方針に 基 づい て特 定 漁 港漁場 整 備事業計画を 定 め、 遅滞な く 、 こ れを公表し な ければならな い。 2 農林水産大臣は 、 前項 の規 定 に より特定漁 港 漁 場 整備事 業 計画(第四条第 一 項第 二号 に掲げ る 事 業 に係 るも のに限 る 。)を 定めよう とする と きは、 関 係広域 漁 業調 整委員会の意見 を 聴かなけ ればな ら ない。 3 第 一 項の規定 による特定漁 港漁場整備事業計画の作成について は 、第 十七条第 二 項 から第五項まで の 規定を準 用する。 こ の

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一〇 頁 場合 にお いて 、同条第 五項中「当 該 地方 公共 団体 」とあ る の は 、「農林水産大臣 」と 読み替えるも のとす る 。 4 農林 水産大 臣 は、事情の変 更その他の 事 由により必要 がある 場 合に おい て 、 第一 項の 特定漁港 漁場整 備 事業 計画 の変更 ( 軽 微な変 更 を除く。)を し たと きは、 遅 滞 な く、 これを公 表しな け ればなら ない。 5 前 項 の 規 定に よる特定漁港漁場 整備事業 計画の 変 更( 軽微な変更 を 除く。)につ い て は、第二 項及び第十 七 条第 三項から 第 五項 まで の規 定 を 準用す る 。た だ し 、 急 速を 要す る場 合 に は 、 こ れ ら の 規 定 に よ る こ と を 要 し な い 。 6 前項 の場合にお い て 、 第 十 七条第五項中「 当 該地方公共団体」 とあ るの は、「農林水 産大臣」と読み替える もの と す る。 7 農林水 産 大臣 は 、 事情の変更その他の事由によ り 必要がある場 合にお い て 、 特定漁 港漁場整備事業の全部若しくは一部を廃 止し 、又は そ の施 行を 停止したときは 、 遅滞なく、廃止 の 場合 にあつ て は廃止した旨、その 理 由その 他 農林 水産省令 で 定 める 事項を、 施行の停止の 場合にあつ て は施行を停止した旨、その 理 由 その他農林水産 省 令で定 め る 事 項を 公表しなけれ ば な らな い。 8 前項の規 定 に よる特定漁 港 漁 場 整備事業 の廃止又は そ の施 行の停止 について は、第 二 項及 び第十七条第 十 三項 の規 定を準 用 する 。 (土 地 又 は 水 面 の 測量 等 ) 第十九 条 の二 地方 公共団体又は 国は、第十七条第一項又は 前 条第一項の規 定 に より特定漁 港漁場整備事業を施行しようとす る 場 合 にお いて 、特 定 漁 港漁 場整 備 事 業 計 画を 定め るた めに必 要 が あ るとき は 、五日 前 にそ の 所 有者又 は 占 有 者に 通知 して 、他 人の土地又は水面に 立 ち 入 り、測量 又は 検査をす る こ とが でき る。 2 前項の規定による立入りをす る 者は 、その身分を示 す 証票を携帯しなければ ならない。 3 第 一 項 の 場合 には 、地方公共団 体又は 国 は 、 遅 滞 なく 、同項 の 立 入 り 、 測量又は検 査 に よ り現 に生じた 損 害 を 補 償しなけれ ばな らない。 4 前三 項の規定は、第十七条第十項又は前条第 四項の規定によ る 特定漁港漁場整備事業計画の変 更をしようと す る 場合に つ い て準用 す る 。 (特定第三種漁 港 に係る特定漁 港漁場整備事業) 第十 九 条 の 三 特定第三種漁 港(第三種漁 港の う ち 水産業の振興上特に重 要 な 漁港 で政令 で 定め る も の をいう。 以 下 同 じ。 )に つい ては 、国以外の者が行う特定漁港漁場整備事業に つい て も 、その特定漁港漁場整備事業計画は 、農林水産大臣が漁港 漁場 整備 基 本 方 針 に基 づいて こ れ を 定 め る。 2 農林水産大臣は 、 前項 の規定 に より特定漁 港 漁 場 整備事 業 計画を定めたと き は 、 遅 滞 なく 、 こ れ を 公表 しなけれ ばならない 。

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一一頁 3 第一項の規定による特定 漁 港漁場整備 事業計画 の作成 に つい ては、第十 七 条第二 項 から 第五項ま で及び前 条第一 項 から第三 項まで の 規定を準 用 す る。 こ の 場合 におい て 、第十七条第三項中 「関係地 方 公 共団体」とあるのは 「 当 該 特定漁 港漁場整備事 業の施行者た る べ き 者 、関係地方公共団体」と、同条第五項中「 当該地方公共団体」とあるのは「農林 水 産大臣」 とそ れぞれ 読み替 え る も の と する。 4 水産業協同 組 合が第一項 の 特定漁 港漁場整備事業計画に基づいて 特 定 漁 港漁場整備事業を施 行 しようとす る 場合には 、農林 水産大臣の許可を受けなければならない。 5 農林水 産 大臣 は 、 事情の変更その他の事由によ り 必要がある場 合に おい て 、 第一 項の特 定 漁港漁場 整備事 業計画の 変 更( 軽 微な変更を除く。)をしたときは 、 遅滞なく、 こ れ を 公表しなければならない。 6 前項の規定による 特定漁港 漁場整備事業計画の変更(軽微な変 更を除く。 ) については 、 第十七条第三項 か ら第五項ま で 及 び前条第四項の規定を 準用 する。た だ し 、急速 を 要 す る場合に は 、 第十七条第三項 か ら第五項ま で の規定による こ と を要しな い。 7 前項の場合にお い て 、 第 十 七条第三項中 「関係地方公共団体」 とあるのは「当該特定漁港漁場整備事業の施行者たるべ き 者 、関 係 地 方公 共 団 体」 と、 同 条 第五 項中 「 当 該 地 方公 共 団 体」 とある の は「 農林 水産大 臣 」 と そ れ ぞ れ 読み替 え る も の と する 。 8 農林 水産大 臣 は、事情の変 更その 他 の 事 由により必要がある と きは、第一項の 特 定漁港漁場 整 備事業計画に 基づく特定 漁 港 漁場整 備 事業の 施 行者 に 対 し 、 当該特定 漁港 漁 場 整備事 業 の 全 部若し く は一 部の 廃止 又 は その 施 行 の停 止を求める こ とが でき る。 こ の 場合におい て 、当 該 求 めを受けた者は 、 遅滞なく 、当 該特定漁 港漁場整備事 業 の全部若しくは 一 部 の 廃止又は その施 行の停止を し なけれ ば ならない 。 9 農林 水 産 大 臣 は、 前 項 の 規 定によ る 要 求 を しよ う と する と き は、 当 該 特 定 漁港 漁 場 整 備 事業 の 施 行 者 、関 係 地 方公 共 団 体 及 び関 係漁 港管理者と協議しなけれ ば ならない 。ただ し 、急 速を 要す る場合 に は 、 こ の 限り で な い 。 農林 水 産 大 臣 は、 第 八 項の 規定に よ る要 求を し た と き は、 遅 滞 な く 、 廃 止 の 要 求 の 場 合に あ つ ては廃 止 の要 求をし た 旨 、 そ 10 の理由 そ の他農林水産省令 で 定 め る 事項を、施行の停止の要求の場合にあ つ ては施行の停 止の要 求 をし た旨、その理由その他 農林水 産 省令 で 定 め る 事項を公表し なければな ら ない。 (費 用の負 担 及び補 助 ) 第二 十 条 国が特 定 漁港漁場 整備事業のうち第四条第一項第一 号 に掲 げる事業を施行 す る場 合に は 、 国 は 、政 令 で 定め る基準に 従 い 、その費用の一 部 を当該漁港の 漁港管理者の 同 意 を得 て、 これに負担さ せ る ことが で き る 。 2 国が 特定漁港漁場 整備事業のうち第四条第一 項第二 号 に掲げる事業 を施行 す る場合に は 、 国 は 、政令 で 定め る基準に従い、 そ の 費 用 の 一 部 を 当 該 事 業 によ り 著 し く 利 益 を 受 け る 都 道 府 県 の同 意を 得て 、こ れ に 負 担 さ せ るこ と が で き る。

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一二頁 3 前項 の 都 道府県が同項 の 同 意をしようとす る と き は 、 あら かじ め 当 該都道府県の議会の議決を経なければならない。 4 国以 外の者が第三種 漁 港又 は第四種漁港につ い て 特定 漁港漁場整備 事業を施行 す る場 合に は、 第三条 第 一号の基本施設 の 修 築 に 要 す る費 用 は 、次の表 の上欄及 び中欄 に 定める区分に従い 、それ ぞ れその下 欄に定める割合を国に おい て 負 担 す る。 施 行 者 漁港 の種 類 国 の 負 担 割 合 地方 公 共 団 体 第三種漁港 北海道にあつ て は 百分の 七 十( 係留施設につい て は 、 百分の六十 ) 、その他の地域にあ つ て は 百分の 五 十( 特定第三 種漁港 の 外郭施設 につい て は、 三分の二 ) 第四 種漁港 北海道 に あつ ては百分の 七 十( 係 留 施設 につい て は、 三分の二 )、その 他の地域 にあつ て は三 分の二 ( 係 留 施設につ い て は、 百分の五十 ) 水産 業 協 同 組 合 第三種漁港 北海道 に あつ ては百 分 の 九 十( 係 留 施 設 につい て は、 百分の七十 五 )、 その 他の地域に あ つ て は、特定第三種漁港につい ては百分の七 十(係 留 施設につい て は 、 百分の六十)、そ の 他 の 第 三種 漁港に つ い て は百 分の 六十( 係 留 施 設に つい ては、 百 分の 五十 ) 第四種漁港 北海 道にあ つ ては百 分 の九十(係留施設につ い て は、百分の 八 十)、その他の 地 域に あつ ては百分 の七十五( 係 留施設に つい ては 、百分の六 十 ) 5 地 方 公共団 体 又は 水産業協 同組合 が 第一 種 漁 港 又 は 第 二 種 漁港につ い て 特 定 漁港 漁場 整備事 業 を施 行 す る 場 合に は、 第三条 第一 号 の 基本 施設の 修 築に要 す る 費 用 は 、次の 表 の 上 欄に 定め る区 分に従 い 、そ れぞ れその下 欄に 定め る 割 合 を もつ て 、 国 は 、 当 該特 定漁港漁場 整 備事業の施行者に補助す る 。 施 行 者 国 の 補 助 割 合 地方 公共団体 北海道に あつ ては百分の七十(係 留 施設に つ い て は 、 百分の 六 十)、その 他 の地域にあつ ては百分の 五 十 水産業協 同組合 北海道にあつ て は 百分 の九十(係留施設につ い て は 、 百分 の七十五)、その 他の地域にあつ て は百分の五 十 6 国以 外の 者 が 特 定 漁 港 漁場 整備事 業 を施行 す る 場 合 に おい て、 特に 必要が あ る と 認め る と き は 、国 は、前二 項に 規定 する も ののほか、政 令 で 定め る基準に従い、予 算の範囲内 で 当該特定 漁港漁場整備事業に要する費用の一部を 当該特 定 漁港漁場 整備 事業の施行者に補助 す る こ とが でき る。

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一三 頁 7 第四項 又 は第 五項の 規 定により 国が負 担 し、 又 は 補助 する ことと な る金 額は、国 会の議 決 を経 た予算の金 額 を超 えない範囲 内とす る 。 (市町村の分担金) 第二十条の二 前条第 二 項 の 規定 により都道府 県の負担する費 用のうち、 そ の事業が当 該 都 道 府 県 の区域内 の 市町 村に著しく利 益を与えるものについ て は 、当該 事 業による受益の限度におい て 、 当該市 町 村に 対し、当該事業に要 す る費用の一 部 を負担さ せる ことが で きる 。 2 前項の規定により市 町 村が負担 すべき金額は、当該市 町村の 同 意を得る とともに、当該都道府県の議会の議決を経 て 定めな ければならない。 (他 の 工 作 物 と 効 用を 兼 ね る漁 港 施 設 の 工事 の費 用 の 負 担 ) 第二十 条 の 三 漁港 施設 で他の 工 作物 と効用 を 兼 ね る も のの特定 漁港 漁 場 整備 事業の 費 用 の 負担 につい て は、特 定 漁港 漁場 整備 事 業 の施 行者と 当 該 工 作物 の管 理者と が 、協 議して 定 めるも の とす る。 (特定漁港漁場 整 備事業の 施行の許可に係る権利の譲渡及び特定漁港漁場 整 備事業の施行の委託 ) 第二 十一 条 特定漁 港 漁 場 整備 事 業 の施 行 の 許 可 に係 る権利 の 譲渡は 、 農 林 水産 大 臣 の認 可を 受け なけれ ば 、そ の効 力を 生 じ な い。 2 特定漁 港漁場整備事業 の施行者は 、 特定漁 港 漁場整備事業 の施 行を委託す る ことが で き る 。 こ の場合におい て 、 特定漁港漁 場整備事業の施行者が 水産業協同組合であると き は 、 あ ら かじめ農林水産大臣 の 許可を受け な ければ な らない 。 3 第一項の認可 及び前項後段の許可をす る につい て は 、 第十八条第十項の 規定を準用す る。 第二 十二 条 削除 ( 施 行者に対す る 命令及 び 許可の取消) 第二 十 三 条 農林水産大臣は 、 事 情 の変更その 他 の事 由により必 要 があると認める場合 に は 、 水産 業協同 組 合 に 対 し 、特定漁 港 漁場整備事業計画の変 更又は特定漁港漁場整備事業の 全部若し くは 一 部 の廃止 若 しくはその施行の停止を命ずる こ と が で き る 。 2 農林 水産大臣は 、 水産業協 同組合がす る 特定漁港漁場整備事業の施行が、 こ の法律、 こ の 法律に基づく命令若しく は これ ら の法令 に 基づ い て する 行政 庁の処分に違 反し、 若 しく は完了の 見込み が ないと認める と き 、 又 は当該水 産業協 同 組合が特 定漁

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一四頁 港 漁 場整備事 業計画 に お い て 定めら れ た期 限ま で に 工 事 に着 手し ない ときは、当該特定 漁港漁場整備 事業の施行の許 可 を取り 消すこ と がで き る 。 (土 地、水 面 等の使用) 第二十四条 特定 漁港漁場整備 事業の施行 者 は、 特定漁港 漁場整 備 事業の施行のために必要がある 場合に は 、五日前 にその 所 有 者又は占有者に 通 知し て 、 他人の 土 地若 しくは水面に立 ち 入り 、又はこれらを一時材料置場とし て 使用 す る ことが で き る 。 こ の場合に おい て 、 水産 業協同組合の 施行に係る と き に は、 立ち入り、 若 しく は 使 用 す べ き 土地 若しくは水面の 区 域 又 は使 用の 期間を定め て 、あらかじめ、農林水産大 臣の許可を受けなけ ればならない。 2 前項の 規 定による 立入りを する者 は 、その身 分を示 す 証票 を携帯し なければならない。 3 第 一 項の場合 には、特定漁 港漁場整備事業 の施行者は 、 遅滞なく 、同項 の 立 入 り若しくは 使 用により現 に 生じた 損 害を補償 し、又は相 当 の使用料を支払 わ なけ ればな ら ない。 (国の施 行する特定漁港漁場整備事業 に よつて 生 じた土 地 等の管理及び処分) 第二十四条の二 国が施行する特定 漁港漁場整備事業によ つ て 生 じ た 土 地又 は 工 作 物 は 、 農林水産 大臣が政令 で 定め ると ころ に より管理 し、又 は 処分す る 。 2 農林水 産 大臣は 、 政令 で定めると こ ろ に より、前項の土地 又は 工作物 で 漁港施設 で あ るものの管理 を漁港管理者に 委 託する ことが で き る 。 3 農林 水産大臣が第一 項 の土地又は 工 作物を漁港管理 者 に譲渡 す る場 合の譲渡の 対 価 は 、漁港管理者が 負 担し た費用の額に相 当す る価額の範囲内で無償とす る。 第五章 漁港の 維 持管理 (漁 港管理者の決定) 第二十五条 次の各号に 掲 げ る 漁 港 の漁港管理者 は 、 当該各号に 定 める地方公共団体とする。 一 第一種漁港 で あつ て そ の所在地が一の市町村に限ら れ るもの 当該漁港の所 在地の市 町 村 二 第一種漁港以外 の 漁 港 で あ つて その所在地が一の 都道府県に限ら れ るもの 当該漁港の所 在地の都道府県 三 前二 号に掲げる 漁 港以 外の漁港 農林 水産大臣 が、水産政策審 議 会の議 を 経 て 定める基準に従い、かつ、関係地 方 公共 団 体 の 意見を聴いて 、当 該漁港の所在地の地方 公共団体 のうち か ら 告 示で 指定す る 一の地方 公共団体 2 前項の 規 定にかか わらず、漁港の所在地の地方公共団体は、水産政策審議会の議 を経 て農林水産省 令 で 定める基準に従い、

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一五 頁 協議し て 、当該地方公共団体のうち一の地 方 公 共 団体を当該 漁 港の漁港管理 者とし て 選定し、 農林水 産 省令 で定める ところ に より、その旨を農 林 水 産大臣に届 け 出る ことが で き る 。 こ れを変更しよう と す る と き も、 同様 で あ る。 3 農林水産大臣は 、 前項 の規定 に よる届出を 受 理したとき は 、同項 の 規 定 により選定 さ れ た 漁港管理者を 告示す る 。 (漁 港 管 理 者 の 職 責) 第二 十 六 条 漁港管理 者は、 漁 港管理 規 程を 定 め 、 こ れに従い、適正に 、 漁 港 の 維持、保 全及び 運 営そ の 他 漁港 の 維 持 管 理をす る責 めに任ずるほ か、漁 港 の発展 の た め に必 要な調 査 研究及 び 統 計 資料の作成 を 行うものとする。 (漁 港管理会) 第 二 十七条 漁港管理 者は、 漁 港に 、漁港管理会を 置 く こ とが でき る 。 2 漁 港 管理会は、漁 港管理者 の諮問 に 応じ 、漁 港の維 持 管理に関す る 重 要 事項を調 査審議す る。 3 第 一 項 の 規定 により 漁 港管理会を設置した漁港の漁港管理者は 、 漁港管理 規程 の制定その他漁 港 の維持管理に関する 重 要事 項 に ついて は 、漁港管理会の意見を徴し、その意見を尊重しな ければならない。 4 漁港管理会の 組織及び 運 営 に関 し必要 な 事項は、漁港 管理規程で定める 。 第二 十 八 条から 第 三十 三条ま で 削除 ( 漁 港管理規程の制定及び変更) 第三十 四 条 漁港管理 規程に お い て は、政令 で 定 めると こ ろ に より、当該漁港管理者の管理す る 漁 港施設の維持、保全及び 運 営 その他当該漁港の維持管理に関し必要な事項を定める ものと す る。 2 漁港 管理者 は 、漁港 管 理規程を制定し、又は変更したときは、 遅滞 なく、 こ れを公示 するとと もに、 農 林水 産大 臣に届 け 出 なければ ならない。 3 農 林 水産 大 臣 は 、 漁 港 の維 持 管 理 の 適 正 を 図 るた め に 必 要 が あ ると 認 め るとき は 、漁 港管 理 者 に 対 し 、 漁 港 管 理 規 程 に つ い て必要な助言又は勧告をする こ とが でき る 。 4 農林水産大臣は 、 水産政策審議会の議を経て、模 範漁 港管理規 程 例 を定 めるこ と ができ る 。 (利 用 の 対 価 の 徴 収) 第三十五 条 漁港管理 者は、漁港の維持管理に要 する費用に充 てるため に 、 漁港 管 理 規 程 の定 めるとこ ろ に より、漁 港の利 用 者 から、 利 用料 、使用料 、手数料、占用料 等その 利 用の 対価を徴収する こ とが できる。

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一六頁 (土 地 、 水 面 等の 使用 及 び 収 用 ) 第三十 六 条 第二十四条の規定 は 、 漁港の維持管理のために必要がある 場合に 準 用する 。 2 漁 港 管理者は、非常災 害のた め に急迫 の 必 要 があ る場合 に は 、 その現 場 にあ る者を 復 旧、危害防 止 そ の 他の業務に協 力させ 、 又 は前 項の 規定に よ らな い で 左 に 掲げる 処 分を する ことが で き る 。 一 必要な土地、水面、船舶又は工作物 を使用する こ と。 二 土石 、竹木その他の物件(前号に掲げ る 物を除く。)を 使 用し、 又 は 収 用する こ と。 3 第二十四条第三項の 規 定は 、前 項の処 分 をし た場合に 準用する。 (漁 港台帳) 第三 十六条 の 二 漁 港 管理者は 、その管理す る漁 港につい て 、 漁港台帳を調製 し なけれ ば ならない。 2 漁港 台帳に関し必要 な 事項 は 、 農林水産省令 で 定 め る 。 (漁 港 施 設 の 処 分 の制 限 ) 第三十七 条 漁港施設の所有者 又は占有者 は 、漁港管理 者 の許可 を 受けなければ 、 当 該施設の形 質 若しく は 所在の場所の変 更、 譲渡、 賃 貸又は収去そ の他の 処 分をし て はなら な い。た だ し、 特定漁港漁場整備 事業計 画 若しく は 漁港 管理 規程 に よ つ て する 場合又は次条第四項の規定により貸付け をす る場 合は 、こ の限 りで ない 。 2 漁港 管理 者 は 、 漁 港 の 保 全 上必要があ る と認める 場 合 に は 、 前 項の 規定に違 反 し た者 に 対 し、 原状 回復 を命 ずる ことが で き る。 3 前項の 規 定による原状回復に要 す る 費用 は 、 当該違反者の負担と す る。 (行政財産で ある特定漁港施設の 貸 付け) 第三十七条の二 漁港(その 取 り扱 う水産物の数量が農林 水産省令 で定める 数量以上 で あ る も のに限る。以下 こ の 条におい て同 じ。) に おけ る特定漁 港施設(漁 獲 物の処理、保蔵及 び加工の用に供す る施設(その敷 地 を含む 。)その他の農林水産 省 令 で 定め る 漁 港 施 設 を い う 。 以 下 この 条に お い て同 じ 。 ) を 運営 し 、 又 は 運営 し よ う と する 者 は 、 当 該 漁 港 の 漁 港 管 理 者に 対 し 、 農林水 産 省令 で 定 める と こ ろにより 、特定漁港 施 設の 運 営 の事業を実 施 する た め に必要 な 資力 及び信用 を有 する ことその 他の 農林水産省令で 定 める基 準 に適合す るも の で あ る 旨 の 認 定 を申 請す るこ と が で き る。 2 漁港 管理 者 は 、前 項の 認定 の 申 請 が あつ た場 合に お い て 、 そ の 申請を行つ た 者が同項の農林水産省令 で 定める基準に適合す ると認めると き は 、その認定をす る も の とす る。

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一七頁 3 漁港管理者は、前項の認定をするに当 た つ て は、農林 水産省令 で定める ところ に より、 当 該認定の申請内容の公告、縦覧そ の他 の 次 項 の 貸付 け が 公正 な 手 続に 従 つ て 行 わ れ るこ と を 確保す る た め に必 要 な 措置 を 講 じ な け れ ば な ら な い 。 4 国 又 は地 方公共団 体( これらの者 の 委託 を受 け て 特 定 漁港 施設の管 理を行 う 漁港 管理 者を含 む 。以 下 こ の 条 に お い て 同じ。 )は、 国 有財 産法( 昭 和二十 三 年法 律 第 七十三 号 )第十八条 第 一項又 は 地方自治法(昭 和 二十二年法律 第六十 七 号)第二百三 十 八 条の 四第一項の 規 定にかか わらず、行政財産(国有財産法 第三 条第二項 又は地 方 自治法第二 百 三十八条第四項に 規定する 行政財産をいう。)で あ る特定漁港施 設を第 二 項の認定を受けた者 に 貸 し 付け る こ と が でき る。 5 前項 の 規 定 に よ る 貸付けについ て は 、民法(明治 二十九年法律 第八十九 号)第六百四条並びに借地借家法(平成三年法律 第 九十号)第三条及び 第 四条の規定は、適用 し ない。 6 国 有 財産法 第 二十 一条及び 第二十 三 条から第二十五 条 ま で 並びに地 方自治法第二百三十八条の五第四項から 第六項ま で の 規 定は 、 第 四項の規定による貸 付 け に つい て 準 用 す る。 7 漁港 管理 者 は 、 第 二 項 の 認 定を 受 け た 者 が 第 一 項 の農 林水産 省 令 で 定め る 基 準 に 適合し な くな つ た と 認 め る と き は、 当 該 認 定を受けた者に 対 し、必要 な措置をとる べきこ と を勧告 す る こ とが でき る 。 8 漁 港 管理者は 、前 項 の 規定による 勧 告を受けた者が当 該勧告に従 い必 要な措置をとらなか つ たときは 、第二項 の認定を取り 消すこ と ができ る 。 9 前各項 に 定めるも ののほ か 、特定漁 港施 設の貸付け に 関 し必要な事項は 、 農 林 水産 省令で 定 める。 (漁 港 施 設 の 利 用 ) 第三 十八条 国及 び 漁 港管 理 者 以外 の 者 が基 本 施 設で ある漁 港 施 設 を 他 人に利 用 させ 、又はこれ ら の施 設の使用料を徴収しよう とす る と き は 、 利 用方法及 び料 率を定 め て 、 漁港管理者の認可を受け な ければ な らない。 これ を変更しようとす る と き も 、同 様で あ る 。 (漁 港の保全) 第三十九条 漁港の区域内の 水域又 は 公共空地におい て 、工 作 物 の建設若し く は改良(水面 又は土地の 占 用を 伴うものを除く。 )、土砂の採取、土地の掘削若しく は盛土、汚水の放流若しく は汚物の放棄 又は水面若し くは土地の一部の 占用(公有水面の 埋立て に よる場合を除 く。)をしようと す る 者は、漁港管理者 の許可を受 け なけ ればならない。 た だ し 、特 定漁港 漁 場整備事 業計画若しく は 漁港管理規程によつ て す る 行為又は農林水産省令 で 定 める軽易 な行為 に つい ては 、 こ の 限 り で ない。 2 漁港 管理者は、前項の許可の申請に係る行為が特定漁港漁場 整 備事業の 施行又 は 漁港の 利 用を著しく 阻 害し、その他漁港の 保全に著しく支 障 を与 え る もの でない限り、同項の許可 を しなければなら な い。 3 漁港管 理 者 は 、 第 一 項 の 許 可に 漁港の保 全上必要 な条件を 付する こ とが で き る。

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一八頁 4 国の機関又は地方公共団体(港湾法(昭和二 十五 年 法 律第 二百 十八 号 ) に規 定 す る 港 務局 を 含 む 。 ) が 、第 一項 の規 定 に よ り 許 可を要 す る 行 為をしよ うとする場合に は 、あ らかじめ漁港管理 者に協議する ことをもつ て 足りる 。 5 何人も、 漁港の区 域(第二 号及び 第 三号にあつ て は、 漁港 施設 の利用、配置 その他 の 状況 により、 漁 港 の保全上特に必 要 が あると 認 め て 漁港管理者が指 定 した区域に限る 。 )内におい て 、み だりに次に掲げる行 為 をし てはならない。 一 基本 施設 で あ る 漁 港施設を損傷し、 又 は 汚損 する こと。 二 船舶 、自 動車 そ の 他 の 物件で 漁 港 管 理者 が 指 定 し たも のを捨て 、又 は放 置 す るこ と 。 三 その他漁港の保全に著し い 支障 を及ぼすおそ れ の ある行為 で 政 令 で 定め るものを行 う こ と 。 6 漁 港 管理者は、前項各号列記以 外 の 部分 の規定又は同項第 二 号 の規定 に よる指定をするとき は 、農林水産 省 令で定 め る と こ ろ に より、その旨を公 示しなければならない。 こ れを廃止す る ときも、同様とする。 7 前項 の 指 定又は そ の廃止 は 、同項 の 公示によつ て その効力を生ずる。 8 都道 府県知事(港湾 法 第五十八 条第二 項 の規定に基づ き 公 有 水 面埋立法( 大 正十年法律 第 五十 七号)の規定によ る都道 府 県 知 事 の 職 権 を 行 う 港 湾 管 理 者 を 含 む。 ) は 、 漁 港 の 区 域 内 に お け る 公 有 水 面 の 埋 立 てに つ い て、 同 法 第 二 条 第 一 項 の 規 定 に よ る免 許を し よ うとす る とき は、漁 港 管理者 の 同意を 得 なけれ ば ならない。ただし、次の 各 号のい ず れ か に該当 す るものに つい ては 、 こ の限り で ない。 一 特定漁 港漁場整備事業計画によつて する埋立 て 二 前号 に掲げるも の のほ か、漁 港 施 設 の整備のた め に す る埋立て 三 前二号 に 掲げ るも ののほか、第一種漁港、第 二種漁 港 又は 第四 種 漁 港の区域内の埋 立 てであつ て当該漁港の利用 を著しく 阻害 しない も の (監 督処分 ) 第三 十九条 の 二 漁港管 理 者は、次の各号のいず れ かに該 当 する 者に対し て 、 その 許可を 取 り消し、その 効力を停止し、若 しく はその 条 件を変 更 し、 又はその 行 為 の 中 止、工 作 物若し く は船 舶、自動車その他の物件( 以下「工作物等」という。)の 改築 、移転若しくは 除 却若しくは原 状回復を命ず る こ と が でき る。 一 前条第一項又は第五項の規定に違反し た者 二 前条 第 一 項 の 規 定 に よ る 許 可に付 し た 条 件 に 違反 した 者 三 偽りその 他不正な手段により前 条第一項の 規 定による許可を受けた者 2 漁港 管理 者 は 、 漁 港 の区域 内の 土地、 竹 木 又 は工作物 等の所 有 者 又 は占 有 者 に 対 し、 土地の欠 壊、 土 砂 又は汚水 の流出 そ の 他 土 地 、 竹木又は 工 作 物 等 が漁 港に及ぼす お それ の あ る危 害を 防 止 す る た め に必要な施 設 の 設 置そ の他 の 措 置 を とるこ と を命 ずる ことが で きる。

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一九頁 3 第一項の規定による改築、移転、除却若しくは原 状回復又は 前 項の規定による措 置に要 す る費用は 、当該 命 令を受けた者の 負担とする。 4 第一 項又は 第 二 項 の 規 定に より 必要 な措 置をとる ことを命 じよ うと する場 合 に お いて、過失 が なく て当該措 置を命 ず べ き 者 を 確 知す ること が でき ないと き は 、 漁 港 管理者は 、当該措置を自 ら 行い 、又は そ の命 じた 者 若 しくは 委 任 し た者 にこれ を 行わ せる こ と が で き る 。 こ の場 合におい ては、 相 当の 期限を定め て 、当該措置を行うべ き 旨及びその期限まで に 当 該 措置を行わな いときは 、漁港管理者 又はその命じた者若しくは委任し た 者が 当該措 置 を 行 う旨 を、あらか じ め 公 告し なけ ればな ら ない 。 5 漁港管 理 者 は 、前 項の 規 定 によ り工作物 等を除 却 し、 又は除却 さ せ たと きは、当該工作 物 等を保管 しなけ れ ばなら な い。 6 漁港 管理者は、前項の規定によ り工作 物 等を保管したと き は、 当該工作物等の所有者、占有者その他当該工作物等につ い て 権 原 を有 する 者 ( 以下 こ の 条に お い て 「 所有 者等 」とい う 。 ) に対 し当該 工 作物 等を返還 する ため、政令 で 定める と ころによ り、政 令 で 定 める事項を公示しなけ れ ば ならな い 。 7 漁 港 管理者は、第五項 の規定 に より保管した 工作物等が滅 失し 、若しく は破損 す るおそ れ があるとき、又 は 前項の規定によ る公示の 日から起算し て 三 月を経 過 し て もなお当該工作 物 等を返還 する ことが で き な い場 合におい て 、 政令 で 定 め る と こ ろに より評価した当該工作 物等の価額に比し、その 保 管に 不相当な 費用若 し くは手数を要するときは、政令 で 定 めるところ に より 、 当 該工作物等を 売却し、その売却した代金を保管する こ とが でき る。 8 漁港 管理者 は 、前項の規定による 工 作 物 等の売却に つ き 買 受人 がな い場合におい て 、 同項に 規 定する 価 額が 著しく低い と き は、当該工作物 等 を廃 棄する こ とが できる。 9 第 七 項の規 定 に よ り売 却した 代 金は 、売却 に 要した費用に充て る こ と が で き る。 第四 項か ら 第 七項 ま で に 規 定する 工 作物等の 除 却、 保管、売 却、 公示 そ の 他 の 措置 に要した費 用 は 、 当 該 工作物等の 返 還 を 10 受け る べ き 所 有者 等その他第四 項に規 定 す る 当該措置を命ずべ き 者 の負担とす る 。 第六項の規定による公示の日か ら起算し て 六 月を経過し て もな お第五項の規定により保管した工作物等 ( 第七項の規定によ 11 り 売 却し た代金 を 含 む 。以 下 こ の 項 に お い て 同じ。)を返還 す る こ とが で き ないと き は、 当該工作物 等 の所 有権 は、 当該工 作 物等を保管す る 漁 港管理者に帰属 す る。 (負 担 金 の 通 知 及 び納 入 手 続 等 ) 第三十九条の三 前条第 十 項 の 規定 による負担 金 の額 の通知及び納 入手 続その 他 負担金に関し必要な事項は 、政令 で 定める。 (経 過 措 置 ) 第三十九 条の四 第六 条第一項から第 四 項ま で の 規定に よ る漁港 の 指定の際現に権 原 に基づ き 、 第 三十九 条 第一 項の規定により 許可を要す る 行為 を 行 つて いる者は 、 従前と同様 の 条件 に よ り、当 該 行為 につい て 同 項 の規 定に より許可を 受 け た も の とみな

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二〇 頁 す。第六条第五項又 は 第六項の規定による 漁 港 の区域 の変更の際現に 権 原に 基づ き 、 その変更に伴い 新 たに第三十九 条第一項 の 規 定により許可 を要す る こ と となる行為を行つ て い る者に つ いても、同様とす る。 (土 砂採取 料 及 び 占用料) 第三 十九条 の 五 漁 港 管理者は、農林水産省令で定 め る基準 に 従 い 、漁港 の 区域内の水域(漁 港管理者以 外 の者がその権原に基 づ き 管 理 す る土地に係る水域を除 く。) 及 び公共 空 地に つい て第三十九条 第 一項の規定に よる採 取 又は占 用 の許可 を 受 け た者 から土砂採取料 又 は占用料を 徴 収する こ とが でき る。 ただし、 同条第 四項に 規 定 す る者につい ては、 こ の限り で ない。 2 漁港 管理 者 は 、 偽 り そ の 他 不正の行 為により 前 項 の 土 砂採 取料 又は占用 料の 徴 収 を免 れた者か ら、そ の 徴収を免 れた金 額 の 五 倍 に相当す る金額 以 下 の 過 怠 金を 徴 収 す る こ と がで き る 。 3 第 一 項の土砂 採取料及 び占 用料並びに前 項 の 過怠金は 、当該漁 港管理者の収入とす る 。 第六章 雑則 ( 漁 港施 設とみなさ れ る施設) 第四 十条 第三 条に掲げる施設 で あつ て 、 第六条第一項又は第二 項の 規定により指定された漁 港 の区域内にないものについ て も 、市町村長 又 は都道府県知事が、農林水 産省令 で 定める と ころにより 、 農林水産 大臣の 認 可を受 け て 指 定したも の は 、 こ れを 漁港施設と み なす 。 こ の場合におい て 、 農林水産大臣は 、 認可 を し よう と す るとき は 、水 産 政 策 審 議会 の 議 を経 なけれ ば な ら ない 。 2 第 三 条 に 掲げ る施設で あつて 、 第六 条 第 三項 又 は 第四 項 の 規 定 に よ り指 定され た 漁 港 の 区 域 内 に ない も の につ いて も 、 農林 水産 大臣 が水産 政 策審議 会 の議を 経 て 指 定 し たも のは 、こ れ を 漁 港 施設と み なす 。 3 市町村長、 都 道府県知事又は農林水産大臣は、前二項の規定に より施 設 の指定を したとき は 、 遅 滞 なく 、その 旨 を当 該施 設 の所有者又は 占有者 に 通知しなければ な らない。 (調 査 、 測 量 及 び 検査) 第四十一条 市町 村 長 、都 道府県 知 事又 は 農 林 水 産 大 臣は 、第六 条 の規 定によ り 漁港の区 域 を 定 め 、 又 は こ れを 変 更 する ために 必要 が あ る と 認める 場 合に は、 漁港 関 係 者若し く はそ の 組 織 する 団体 に 対 し 必 要 な 報告 若し く は 資料の 提 出を 求め、 又 は 五 日 前に そ の 所 有 者 若 しくは 占 有者 に 通 知 し て 、 他 人 の 土 地 若 しくは 水 面 に 立ち 入 り 、測 量 若 しくは 検 査をす る こ と ができ る 。 2 農林 水 産 大 臣 は、 必要 が あ る と 認 め る 場 合に は、 漁 港 管理 者 に 対し 、 そ の 職 務の 執行 に関 し て 必要 な 報 告 若 し く は 資 料 の 提 出を求め、 又 はその職員に、 事 業場、事務所そ の 他の 場所に立 ち入り 、 質問させ、若し く は帳 簿書 類そ の他の 物 件を検査 させ

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二一頁 るこ と が で き る 。 3 前二 項の規定による 立 入り 、測量、検査又は質問をする者は、その 身分を示す証票を 携帯しな ければならな い 。 4 第一項の場 合 には、市町村長、都道府県 知事又は農林水産 大臣 は、 遅滞な く 、同項 の 立入り 、 測量 又は検査 により 現 に生じ た損害 を 補償 しなけ れ ばなら な い。 (国土交通大臣に対する協議) 第四十二条 漁港 管理 者 は 、 主 とし て運輸の 用に 供 す る 施 設に つい て、 第三 十 八 条の 認可を し 、 又 は第 三十九 条 第一 項の許可 を しようと すると き は、国土交通大臣に協議しなけ ればならな い 。 (不服申立て) 第四 十三条 こ の 法 律 若しくはこ れ に基 く命 令又は漁 港 管 理規 程に よつて し た 漁 港管 理者 の処分 に 不 服 のあ る者は 、 農 林 水産 大 臣に 対し て審査 請 求を する ことが で きる 。 2 農林水 産 大臣は、 こ の 法律若しく は これに基づく命令又は漁港管理規程に 基 づく処分に つ い て の審 査請求 又 は異議 申 立 て が あつた と き は 、水産政策 審 議 会 の意見を 聴いて 、 裁決又は 決定 を し なけれ ば な ら ない 。 3 水産政策 審議会は 、前項 の 規定 によ り意見を決定しようとするときは 、 あら か じ め、期日及び場所を通知し て 、 審査請求 人 若しく は 異議申立人又はその 代 理人に対し公開による意見の聴 取をし な ければならない。 (都 道 府 県 等 が処 理す る 事 務 ) 第四十四条 こ の 法 律 に定 める農 林 水産大 臣 の 権 限 に 属す る事務 の 一部は 、 政令 の定めるとこ ろ に より、都 道府県知事又は 市 町 村長 (特別 区 の 区 長を 含む 。) が 行 うこ と と す る こ と がで き る 。 (経過措置) 第四十四条の二 こ の 法律の 規 定に 基づき 政 令又は農林水産 省 令を制定し、 又は改廃 す る 場合におい て は 、 そ れ ぞれ、政令又は 農林水産省令 で 、 その制定 又は改廃に伴い合理的に必要と判 断 される範囲内におい て 、所要の経過措 置 (罰 則に関する経過措 置を含 む 。)を 定 める こ と が で きる。 第七章 罰則 第四十五条 次の各号のいず れ かに該当す る 者は 、五十万 円以下の罰金に処する。

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二二頁 一 第 二 十四条 第 一項 の場 合にお い て 、 農林 水産 大 臣の許 可を 受け ないで 他 人 の 土 地 若しくは水 面 に立ち 入 り、又 は こ れ ら を 使用 した者 二 第三 十七条第 一項の規 定 に 違反 した者 三 第三 十 九 条 第 一項 の許 可を 受けな い で 、 同項 の建設 、 改良 、 採 取、掘 削 、盛 土 、 放流 、放棄又 は 占 用を した 者 四 第三十九条第五項 の規定 に 違反 して 基本施 設 で あ る漁 港施 設を損 傷 し 、 又は 汚損した者 第四十六条 次の各 号のいず れ かに該当す る 者は 、三十万 円以下の罰金に処 す る 。 一 第二十一条第二 項 後段の許可を受けない で 、 特定漁 港漁場整備事業の施行を委託した者 二 第三十八条の認可 を受 けない で 、基本施 設 で ある漁港施設 を他人に利用させ、又はこれらの 施 設の使用料を徴収した者 三 第三十九 条第五項の規定に違反して同項第二号又は第三号に該当す る 行為をした者 四 第四十 一 条第 二 項 の規定による 職員の 立 入り、測量又は検査を拒み、妨 げ 、 又は忌避した者 第四十七条 法人の代 表者又 は 法人若 し くは人の代理人、使用 人その 他 の従業 者 が、 その法人又 は 人の 業務に 関 し、前 二 条 の 違 反行為をしたとき は、行為者を 罰 するほ か 、その法 人又 は 人 に 対 して も 、 各本 条 の 刑 を 科 す る。 附 則 1 こ の 法律施 行 の期 日は 、公布 の 日 か ら起算 し て 九 十日をこ え な い範 囲内 で 、 政令で 定 める。 但 し 、 第 二 十条 の規定は 、 昭 和 二十六 年 四 月 一日 から施 行 す る 。 2 国は 、当分の間、地方公共団体に 対 し、 第二十条第 四 項又は第 五項の規定により 国 がその費用につ い て 負 担し、又 は補助 す る 特 定漁港漁場整備事業 で 日 本電信電話株式会 社の株 式 の売払収入の 活 用 による社会資 本の整備の促 進に関する特別措置法( 昭和六 十 二年法律 第八 十六号 。 以下 「社 会資本整備 特 別 措 置法」という 。)第 二 条第 一項第 二 号 に 該当す る も の に要 す る 費用 に 充 てる資金に つ い て 、 予 算の 範囲 内に おい て、 第二十 条 第 四 項又は第五 項 の 規 定( これらの 規 定 によ る国の 負 担 又 は補 助の 割合 について 、こ れら の規 定と 異なる定 めを した 法令の規 定 が ある場合 には、当 該異なる定 め を し た 法 令の規定を含 む 。 以下 同じ。)により国が 負 担し、又は補助する 金 額に 相当 する 金 額 を無 利子 で貸 し 付 ける こと が で きる 。 3 国は 、当分の間、地方公共 団体に 対 し、 第 二 十条第六項の 規定 によ り国が そ の費用に つい て補助する こ とが でき る 特 定漁港 漁場整 備 事業 で社会資 本整備 特 別措 置法 第二 条 第 一 項 第二 号に 該 当 する もの に要 する 費用に 充 て る 資金 に つ い て 、 予 算の 範囲 内に おい て 、 第二十 条 第六 項の 規定( こ の 規 定に よる 国の補 助 の割 合につい て 、 この 規定と異 なる定めをし た法令の 規定が あ る場合 に は 、 当該異 な る 定 めを した 法令の規 定 を 含む 。以下同 じ 。 ) に より国 が 補 助 す る こ と が で き る 金額に相 当す る金額 を 無利 子 で 貸 し 付け る こ と が でき る。

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