How to Tele
How to Tele
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Communication
Communication
TV電話で何ができるか
TV電話で何ができるか
遠隔診療
遠隔診療
群馬大学医学部附属病院 群馬大学医学部附属病院 医療情報部教授 医療情報部教授 酒巻哲夫酒巻哲夫 新見市遠隔診療研修会コミュニケーションのスキルアップ
の重要性
• これまで、医療者と患者、医療者と医療者が同じ 場で対話しながら、診療活動が進めてきた。 • テレビ電話、電子メールなど、同じ場にいなくても、 同じ時間を共有しなくても、コミュニケーションを取 れる手段が、医療にも浸透してきた。 • テレビ電話も電子メールも、「制約の大きなコミュニ ケーション」である。これまでに経験の無い手法で 診療が進むのか、海図の無い海に乗り出した。 • コミュニケーションの基本がしっかり固まっていな いと、先に進めない。 • コミュニケーションの基本を考えてみよう。コミュニケーションの要素
コミュニケーションの要素
言語的コミュニケーション
言語的コミュニケーション
語意
語意
語調
語調
文脈
文脈
非言語活動コミュニケーション
非言語活動コミュニケーション
表情
表情
視線
視線
身ぶり・手ぶり
身ぶり・手ぶり
場の雰囲気
場の雰囲気
コミュニケーションを促進させる
コミュニケーションを促進させる
言語的・非言語的
言語的・非言語的
活動
活動
同意、同調など共感
同意、同調など共感
☆
☆
「そうですね」、「それはたいへんでしたね」「そうですね」、「それはたいへんでしたね」ほめる、はげます
ほめる、はげます
☆
☆
「素晴しいですね」、「次はうまくいきますよ」「素晴しいですね」、「次はうまくいきますよ」うながし
うながし
☆
☆
「それで?」、「そのあとどうなりました?」「それで?」、「そのあとどうなりました?」非言語的活動でも可能
非言語的活動でも可能
☆
☆
うなずき、ほほえみうなずき、ほほえみ etc.etc.話
し
手
話
し
手
話
し
手
話
し
手
聞
き
手
聞
き
手
聞
き
手
聞
き
手
話
し
手
話
し
手
聞
き
手
聞
き
手
一般的な
一般的な
会話のストローク
会話のストローク
話
し
手
話
し
手
話
し
手
話
し
手
聞
き
手
聞
き
手
聞
き
手
聞
き
手
話
し
手
話
し
手
聞
き
手
聞
き
手
業務的なコミュニケーションでの
業務的なコミュニケーションでの
会話のストローク
会話のストローク
患者 患者 医療従事者医療従事者話
し
手
話
し
手
聞
き
手
聞
き
手
業務的なコミュニケーションでの
業務的なコミュニケーションでの
会話の特徴
会話の特徴
患者 患者 医療従事者医療従事者明確な役割分担
明確な役割分担
発話量:話し手≫聞き手
発話量:話し手≫聞き手
役割
役割
:話し手≪聞き手
:話し手≪聞き手
話
し
手
話
し
手
聞
き
手
聞
き
手
医療面接でよくあるパターン
医療面接でよくあるパターン
患者 患者 医師医師医師の会話量vs患者の会話量
医師の会話量vs患者の会話量
95
95
vs
vs
5
5
??
??
中堅どころ
中堅どころ
に
に
多いパターン
多いパターン
患者:親切に説明してくれるから嬉しい(感謝)
患者:親切に説明してくれるから嬉しい(感謝)
私の話をちっとも聞いてくれない(不満)
私の話をちっとも聞いてくれない(不満)
話
し
手
話
し
手
話
し
手
話
し
手
聞
き
手
聞
き
手
聞
き
手
聞
き
手
話
し
手
話
し
手
聞
き
手
聞
き
手
コミュニケーションの
コミュニケーションの
プロダクト
プロダクト
① ①親密さ親密さ ②相互理解 ②相互理解 ③暗黙知を ③暗黙知を 形式知に 形式知に ④知の創造 ④知の創造 ⑤行動変容 ⑤行動変容 (未来の創造) (未来の創造)共通のウィンドウ
共通のウィンドウ
未知の
未知の
ウィンドウ
ウィンドウ
共通の
共通の
ウィンドウ
ウィンドウ
A
A
さん
さん
B
B
さ
ん
さ
ん
コミュニケーションは
コミュニケーションは
共通のウィンドウを広げる努力
共通のウィンドウを広げる努力
未知の
未知の
ウィンドウ
ウィンドウ
共通の
共通の
ウィンドウ
ウィンドウ
A
A
さん
さん
B
B
さ
ん
さ
ん
コミュニケーションでは
コミュニケーションでは
聞き手
聞き手
の役割
の役割
大
大
「あいさつ」などから入る
「あいさつ」などから入る
☆
☆
「こんにちは」、「良い天気ですね」「こんにちは」、「良い天気ですね」「開かれた質問」
「開かれた質問」
を幾つか繰り返す
を幾つか繰り返す
☆
☆
「きょうはどんな具合ですか?」「きょうはどんな具合ですか?」「閉じられた質問」
「閉じられた質問」
で問題点の整理、絞り込み
で問題点の整理、絞り込み
☆
☆
「頭は痛いですか?」、「ご飯は食べましたか」「頭は痛いですか?」、「ご飯は食べましたか」終了前に、他の問題の掘り起こし
終了前に、他の問題の掘り起こし
☆
☆
「他に何か問題や質問がありますか?」「他に何か問題や質問がありますか?」終了の宣言と同意(相手も終了して良いと確認)
終了の宣言と同意(相手も終了して良いと確認)
ありのままを聞く 医療者など 問題点の分析・整理 解決法の発見 自主的な実行 相談者など 聞き手 として 介入する 話し手 として 気づく 役割としての重みの変化 役割としての重みの変化
TV電話
TV電話
等を用いた遠隔地から
等を用いた遠隔地から
のコミュニケーションの問題点
のコミュニケーションの問題点
装置やネットワークに問題が生じる
装置やネットワークに問題が生じる
バックアップとして、別の通信手段を常に用意
バックアップとして、別の通信手段を常に用意
OK
OKや
やNO
NOを意味するボディアクションを決めて
を意味するボディアクションを決めて
おく
おく
遠隔診療における
遠隔診療における
コミュニケーションの問題点
コミュニケーションの問題点
場の共有に制限がある
場の共有に制限がある
非言語的コミュニケーションに制限がある
非言語的コミュニケーションに制限がある
相手のコミュニケーション能力に「ばらつき」
相手のコミュニケーション能力に「ばらつき」
がある
がある
相手側に補助的道具、補助者を置く
相手側に補助的道具、補助者を置く
創意・工夫
創意・工夫
場の共有の問題
場の共有の問題
自分たちの周りの状況、雰囲気がコミュニケーションに影響して 自分たちの周りの状況、雰囲気がコミュニケーションに影響して いるなど、通常の対面では意識していない。しかし、全てが共有 いるなど、通常の対面では意識していない。しかし、全てが共有 されて会話が成り立っている。(例:海辺ではその場にあった会 されて会話が成り立っている。(例:海辺ではその場にあった会 話が、職場ではその場に応じた会話が自然に生じる) 話が、職場ではその場に応じた会話が自然に生じる)場の共有の問題
場の共有の問題
カメラの視野
カメラの視野
AV AV機器を用いてのコミュニケーションでは、カメラの画角・集音の機器を用いてのコミュニケーションでは、カメラの画角・集音の 範囲内でしか、相手の場の雰囲気がつかめない。ましてや共有 範囲内でしか、相手の場の雰囲気がつかめない。ましてや共有 しているという感覚は生じない。(例:相手が海辺にいても自分ま しているという感覚は生じない。(例:相手が海辺にいても自分ま で海辺で安らいでいる感覚など生じないので、場の雰囲気に応じ で海辺で安らいでいる感覚など生じないので、場の雰囲気に応じ た会話になりにくい) た会話になりにくい)現代医療における診察の意味
検査技術の高度の進歩
(血液・生化学検査、エコー、CT・MR、核医学)
検査・治療の高度化、複雑化 → 説明量up
時間不足
問診・視診・触診・聴診で得られるものの限界
診察を軽視
コミュニケーション不足との不満
東京在住の 繊維筋痛症 の患者さんと 初めてのTV 電話。すぐに 打ち解ける。 山形県朝日町立病院の院長が神経系の難病で寝たきりとなり在宅 療養している患者さんの様子をみるため、Skypeを使ったテレビ電 話で話しているところです。患者さんのお宅には院長の顔が大きく 写っています。患者さんは深刻な問題を抱えていますが、院長の 問いかけに時おり笑顔すら浮かべていました。 • 岐阜県岐阜市の小笠原内科医院の院長が末期がんで在宅療養し ている患者さんの様子をみるため、携帯電話のテレビ電話で話して いるところです。患者さんの隣には訪問看護師がいて、診療をサポ ートしています。末期の患者さんですが、院長の精神的支えもあり、 笑顔で元気よく話していました。この患者さんが入院していた病院の 担当医師が驚くような元気と笑顔が回復しました。 – お顔の登場は、患者さんのご了解をいただいております。
医療とは
• • 診断診断 – –問診、視診、触診、打診問診、視診、触診、打診 – –バイタル(血圧、脈拍、呼吸、体温、意識など)バイタル(血圧、脈拍、呼吸、体温、意識など) – –一般的検査(血液、尿、心電図、エコー、XPなど)一般的検査(血液、尿、心電図、エコー、XPなど) – –高度な検査(核医学検査、心臓カテーテルなど)高度な検査(核医学検査、心臓カテーテルなど) • • 治療治療 – –服薬、注射服薬、注射 – –手術手術 – –放射線放射線 – –リハビリテーションリハビリテーション – –その他、消極的治療その他、消極的治療 • • 療養指導療養指導 – –食事食事 – –運動運動 – –その他その他 医療提供の場 医療提供の場 1)入院 1)入院 2)外来 2)外来 3)施設入所 3)施設入所 4)在宅 4)在宅 社会保障の中の位置づけ 社会保障の中の位置づけ 保健・医療・福祉・介護 保健・医療・福祉・介護TV
TV
電話で問診をする
電話で問診をする
課題(5~10分)
課題(5~10分)
どのような方かを把握する
どのような方かを把握する
この1週間にあった事を聞く
この1週間にあった事を聞く
条件
条件
(1回目)医師役が無愛想に徹する(1回目)医師役が無愛想に徹する (2回目)医師役を顔だけの大写しにする(2回目)医師役を顔だけの大写しにする (3回目)自由に話をする(3回目)自由に話をするこれは「試験」ではありません
これは「試験」ではありません
TV
TV
電話で問診をする
電話で問診をする
こんなことを実感できましたか
こんなことを実感できましたか
無愛想ではうまく行かない無愛想ではうまく行かない 笑顔笑顔 うなづきうなづき 共感する言葉かけなど共感する言葉かけなど 顔だけではうまく伝わらない顔だけではうまく伝わらない 周囲の雰囲気周囲の雰囲気 身振り、手振り身振り、手振り 電話との違いを考えて見ましょう 電話との違いを考えて見ましょう TV電話では自然に笑顔が出ます TV電話では自然に笑顔が出ます 遠距離ですから、起こった顔は効力が無いからでしょうか? 遠距離ですから、起こった顔は効力が無いからでしょうか?
どのような印象でしたか
どのような印象でしたか
インタビューをした人の感想
インタビューをした人の感想
同時発話について、画面での凝視について同時発話について、画面での凝視について なにか工夫できるとしたら?なにか工夫できるとしたら?
インタビューを受けた人の感想
インタビューを受けた人の感想
同時発話について、画面での凝視について同時発話について、画面での凝視について 普段の話しとちがうところは?普段の話しとちがうところは?
会場の参加者の感想
会場の参加者の感想
「上手い・下手」ではありません
「上手い・下手」ではありません
TV
TV
電話で問診をする
電話で問診をする
TV
TV
電話でバイタルをとる
電話でバイタルをとる
試してみましょう
試してみましょう
血圧を測ってもらう
血圧を測ってもらう
脈拍をみてもらう
脈拍をみてもらう
呼吸数を数える
呼吸数を数える
(相手に意識させると正確でなくなるが)
(相手に意識させると正確でなくなるが)
体温を測ってもらう
体温を測ってもらう
意識状態を確かめる
意識状態を確かめる
(深い昏睡は難しいが、軽い意識混濁は会話で判別可)
(深い昏睡は難しいが、軽い意識混濁は会話で判別可)
TV
TV
電話で身体診察をする
電話で身体診察をする
試してみましょう
試してみましょう
視診は大まかにはできる
視診は大まかにはできる
皮膚の発赤や湿疹、明確な浮腫、チアノーゼなど皮膚の発赤や湿疹、明確な浮腫、チアノーゼなど
触診は困難:家族や訪問看護師の助けがいる
触診は困難:家族や訪問看護師の助けがいる
聴診は専門的知識が必要
聴診は専門的知識が必要
細かく、注意点を確認しよう(次のスライド)
細かく、注意点を確認しよう(次のスライド)
テレビ電話診療での注意点
(1)
視診がきわめて重要である
顔面
上眼瞼の浮腫、色素沈着、顔貌
頸部
リンパ節、甲状腺、頸部静脈怒張
口腔
乾燥の有無は開口で判断
舌の萎縮、乾燥、舌苔の観察
上肢、手
筋萎縮、握力、筋力(
MMTで判定)
手掌紅斑、関節痛、変形
胸部(心肺聴診) 電子聴診器を使う 背部の色素沈着(クモ状血管腫) 腹部 腸雑音は電子聴診器で へその観察(陥凹の消失ーー腹水) 圧痛の有無 下肢 筋力(ベッド上で水平に足が動かせるか、 足が重力に抗して動かせるか?) 浮腫(皮膚がテカテカ光っているか、し ばらく押して圧痕ができるかどうか) 関節痛、変形(撮影は足の正面から)テレビ電話診療での注意点(2)
視診がきわめて重要である
テレビ電話診療での注意点
視診がきわめて重要である 顔面 上眼瞼の浮腫、色素沈着、顔貌 頸部 リンパ節、甲状腺、頸部静脈怒張 口腔 乾燥の有無は開口で判断 舌の萎縮、乾燥、舌苔の観察 上肢、手 筋萎縮、握力、筋力(MMTで判定) 手掌紅斑、関節痛、変形 胸部(心肺聴診) 電子聴診器を使う 背部の色素沈着(クモ状血管腫) 腹部 腸雑音は電子聴診器で へその観察(陥凹の消失ーー腹水)顔面
顔面
上眼瞼の浮腫、色素沈着、顔貌
上眼瞼の浮腫、色素沈着、顔貌
頸部
頸部
リンパ節、甲状腺、頸部静脈怒張
リンパ節、甲状腺、頸部静脈怒張
口腔
口腔
乾燥の有無は開口で判断
乾燥の有無は開口で判断
舌の萎縮、乾燥、舌苔の観察
舌の萎縮、乾燥、舌苔の観察
上肢、手
上肢、手
筋萎縮、握力、筋力(
筋萎縮、握力、筋力(
MMT
MMT
で判定)
で判定)
手掌紅斑、関節痛、変形
手掌紅斑、関節痛、変形
テレビ電話診療での注意点
視診がきわめて重要である 顔面 上眼瞼の浮腫、色素沈着、顔貌 頸部 リンパ節、甲状腺、頸部静脈怒張 口腔 乾燥の有無は開口で判断 舌の萎縮、乾燥、舌苔の観察 上肢、手 筋萎縮、握力、筋力(MMTで判定) 手掌紅斑、関節痛、変形 胸部(心肺聴診) 電子聴診器を使う 背部の色素沈着(クモ状血管腫) 腹部 腸雑音は電子聴診器で へその観察(陥凹の消失ーー腹水)顔面
顔面
上眼瞼の浮腫、色素沈着、顔貌
上眼瞼の浮腫、色素沈着、顔貌
頸部
頸部
リンパ節、甲状腺、頸部静脈怒張
リンパ節、甲状腺、頸部静脈怒張
口腔
口腔
乾燥の有無は開口で判断
乾燥の有無は開口で判断
舌の萎縮、乾燥、舌苔の観察
舌の萎縮、乾燥、舌苔の観察
上肢、手
上肢、手
筋萎縮、握力、筋力(
筋萎縮、握力、筋力(
MMT
MMT
で判定)
で判定)
手掌紅斑、関節痛、変形
手掌紅斑、関節痛、変形
胸部(心肺聴診)
胸部(心肺聴診)
電子聴診器を使う
電子聴診器を使う
背部の色素沈着(クモ状血管腫)
背部の色素沈着(クモ状血管腫)
腹部
腹部
腸雑音は電子聴診器で
腸雑音は電子聴診器で
へその
へその
観察(陥凹の消失ーー腹水)
観察(陥凹の消失ーー腹水)
圧痛の有無
圧痛の有無
下肢
筋力(ベッド上で水平に足が動かせるか、足が重力
に抗して 動かせるか?
浮腫(皮膚がテカテカ光っているか、しばらく押して
圧痕ができるかどうか)
関節痛、変形(撮影は足の正面から)
電子聴診器を使ってみる。
心音などを記録して、デ ジタルデータとして扱 える。在宅における遠隔診療の形態
遠隔診療側
機器
在宅側
1)
医師
設置型
患者・家族のみ
2)
医師
設置型
看護師が支援
3)
医師
搬入型
搬入型
看護師が支援
4)
その他の 形態
こんにちは 今日は遠隔 医療の日で すよ。 こんにちは。 お疲れさ ん!遠隔医療用
遠隔医療用
テレビ電話
テレビ電話
自主開発
自主開発
実施者(看護師など)への訓練
• 看護師は、どのようなことをしているのか
– 装置の準備
– 診療が始まる前の患者さんの状態チェック
– 遠隔診療の最中での、診療補助
– 遠隔診療が終了したのちの補強
• どうすれば良いか、考えてみよう。
– 医師の立場
– 看護師の立場
– 患者の立場
– 家族の立場
遠隔の在宅患者にできる検査
遠隔の在宅患者にできる検査
SPO
SPO
22
ピークフロー、心電計など簡単な機器類
ピークフロー、心電計など簡単な機器類
自己血糖検査
自己血糖検査
在宅診療で既に多くの医療が提供されている
在宅診療で既に多くの医療が提供されている
家族や訪問看護師の助けがあれば、より確か
家族や訪問看護師の助けがあれば、より確か
リハビリテーションや療養指導
リハビリテーションや療養指導
定期的な介入
定期的な介入
成果のチェック
成果のチェック
励ましなど
励ましなど
遠方の患者
遠方の患者
外出の出来ない患者
外出の出来ない患者
各所の遠隔診療の実態をふり
かえる。
• ビデオ記録を見る。
遠隔診療の利点
遠隔診療の利点
遠隔診療の法と診療報酬
新見市遠隔診療研修会医師法第
医師法第
20
20
条
条
(無診察診療の禁止)
(無診察診療の禁止)
•
医師は、
自ら診察しないで
治療を
し、若しくは診断書若しくは処方せ
んを交付し、自ら出産に立ち会わ
ないで出生証明書若しくは死産証
書を交付し、又は自ら検案をしない
で検案書を交付してはならない。
<以下略>
医師法解釈の経緯
• 厚生省医政局通知 健政発第1075号 1997年12月24日 – 情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について – 医師法で禁止されている「非対面診療」に相当しない。 • 厚労省医政局通知0331020号 2003年3月31日 – 1997年12月24日の通知の改正 – 適用対象の別表が示された。 – 別表内の7疾病に規制されているとの誤解が多かった。 • 厚労省医政局通知医政発0331第5号 2011年3月31日 – 2003年3月31日の通知を更に改正 – 適用対象の症例が7疾病から9疾病に増加 – この症例も、サンプルに過ぎないことを明記 – 適用対象の制限や地域制限が無くなった。遠隔診療に関する厚労省通知
健政発第1075号(平成9年12月24日発行、平成23
年
3月31日再改正)の要点
• 医師法第20条等における「診察」とは、問診、視診、触診、聴 診その他手段の如何を問わないが、現代医学から見て、疾 病に対して一応の診断を下し得る程度のものをいう。 • 直接の対面診療による場合と同等ではないにしてもこれに代 替し得る程度の患者の心身の状況に関する有用な情報が得 られる場合には、遠隔診療を行うことは直ちに医師法第20条 等に抵触するものではない。 • 遠隔診療は、あくまで直接の対面診療を補完するもの。 • 初診・急性期の診療は相応しくない。 • 実施地域は僻地・離島に限らない。 • 対象とする疾病の9例が別表に示されている。これ以外の疾 病に適用してもかまわない。厚労省医政局通知の別表
適用対象の例(2011年3月31日) 遠隔診療の対象 内容 在宅酸素療法を行っている患者在宅酸素療法を行っている患者に対して、テレビ電話等情報通信機器を通して、心電図、血圧、脈拍、呼吸数等の観察を行い、在宅酸素療法に関する継 続的助言・指導を行うこと。 在宅難病患者 在宅難病患者に対して、テレビ電話等情報通信機器を通して、心電図、血圧、 脈拍、呼吸数等の観察を行い、難病の療養上必要な継続的助言・指導を行う こと。 在宅糖尿病患者 在宅糖尿病患者に対して、テレビ電話等情報通信機器を通して、血糖値等の観察を行い、糖尿病の療養上必要な継続的助言・指導を行うこと。 在宅喘息患者 在宅喘息患者に対して、テレビ電話等情報通信機器を通して、呼吸機能等の観察を行い、喘息の療養上必要な継続的助言・指導を行うこと。 在宅高血圧患者 在宅高血圧患者に対して、テレビ電話等情報通信機器を通して、血圧、脈拍等の観察を行い、高血圧の療養上必要な継続的助言・指導を行うこと。 在宅アトピー性皮膚炎患者 在宅アトピー性皮膚炎患者に対して、テレビ電話等情報通信機器を通して、ア トピー性皮膚炎等の観察を行い、アトピー性皮膚炎の療養上必要な継続的助 言・指導を行うこと。 褥瘡のある在宅療養患者 在宅療養患者に対して、テレビ電話等情報通信機器を通して、褥瘡等の観察を行い、褥瘡の療養上必要な継続的助言・指導を行うこと。 在宅脳血管障害療養患者 在宅脳血管障害療養患者に対して、テレビ電話等情報通信機器を通して、運 動機能、血圧、脈拍等の観察を行い、脳血管障害の療養上必要な継続的助 言・指導を行うこと。 在宅がん患者 在宅がん患者に対して、テレビ電話等情報通信機器を通して、血圧、脈拍、呼吸数等の観察を行い、がんの療養上必要な継続的助言・指導を行うこと。 下二つ(脳血管障害療養患者、がん患者が2011年3月に追加、出現頻度の高い病名
1.厚生労働科学研究・遠隔医療研 究班で、19施設による遠隔診療の多 施設研究を行った。 2.患者数は108人で、その病名をカ ウントしてた。 3.一患者当たり、最大4疾病まで記 載している。その出現頻度を拾った。 4.訪問頻度などの緩い、脳血管疾 患系、高血圧の管理などが多いよう である。 5.医政局通知の9疾病で見れば、そ れに含まれない病名が多かった。ま た在宅アトピー患者など、別表にある が、 対象者がいないものもあった。 番 号 病名 集計 出現頻度 1 脳血管系疾患 37 12.5% 2 高血圧 32 10.8% 3 心不全 9 3.0% 4 糖尿病 9 3.0% 5 骨粗鬆症 8 2.7% 6 アルツハイマー 7 2.4% 7 認知症 7 2.4% 8 気管支喘息 6 2.0% 9 狭心症 5 1.7% 10 肺気腫 5 1.7% 11 C型肝炎 4 1.4% 12 高脂血症 4 1.4% 13 心房細動 4 1.4% 14 神経因性膀胱 4 1.4% 15 大腿骨骨折 4 1.4% 16 廃用症候群 4 1.4% 17 肺がん 4 1.4% 18 てんかん 3 1.0% 19 胃ろう経管栄養 3 1.0% 20 胃潰瘍 3 1.0%在宅等への遠隔診療を実施するにあたっての指針(2011 年度版)
JAPANESE JOURNAL OF TELEMEDICINE AND TELECARE VOL.7(1)78-86,2011 WG リーダー 長谷川高志 群馬大学 WG 委 員 ・酒巻哲夫 群馬大学医学部附属病院 ・辻 正 次 兵庫県立大学大学院 ・岡田宏基 香川大学医学部 ・森田浩之 岐阜大学医学部 ・郡 隆 之 利根中央病院 ・柏木賢治 山梨大学医学部 ・米澤麻子 ㈱NTTデータ経営研究所 ・岩澤由子 群馬大学 ・遠隔診療を実施するにあたり、どのように取り組むべ きか、初めてのまとまった資料 ・日本遠隔医療学会編