4.人材育成活動 2014-June 31
県 内 留 学 生 就 職 支 援
1.経緯
昨年度の国内企業における、留学生の採用傾向を分析すると、3 つの傾向が顕著になって来ている。 (1)業種別にみると、金融が不動のトップながら 2014 年の採用に急伸の傾向がある。 メーカー、ソフトウエア―・通信は微減となっている。 また、従業員 1000 人未満の企業で増加傾向という点も見逃せない。 更に、2012 年以降、一社の採用する留学生の増加傾向が顕著であり、30 人以上の大量採用も増加しており、海 外マーケットの拡大もさることながら、採用実績が評価されだしたことも大きいと考えられる。 (2)これまで留学生を採用していなかった企業においても採用をスタートしてきており、今後とも増加が大いに期待で きるようである。また、その傾向は中小企業に強く表れており、その傾向は益々強くなっている。 日本社会において留学生雇用が定着しつつあると言える。 (3)採用した留学生の母国を見てみると、トップの中国、2 位の韓国は不動の見込みながら、これまで 3 位をキープし てきた米国に代わり、ベトナム、タイ両国が躍進しそうな気配が強くなって来ている。 また、台湾も増加傾向であり、日本企業がアジア出身の留学生を評価し、益々期待を寄せていると言えるであろ う。 参考として、県内大学の留学生の状況についての資料も公開することとした。 【留学生 出身国・地域、学部別】人材育成活動
❏産業振興分野
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4.人材育成活動 2014-June 32