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センターの研究と事業 : 2001年度の活動報告

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セ ン タ ー の 研 究 と 事 業

-2001

年度の活動報告一

I

. 研 究

1.大学公開講座に関する全国調査 近年、地域社会と大学の関係が問われるようになってきました。その背景にはまず、市民の生涯 学習に対する要求の高まりがあります。また、大学のあり方をめぐる議論の中で、社会的貢献に関 する活動が問題にされるようになったこともあげられます。 この大学の社会的貢献の代表的なものが大学公開講座です。大学公開講座は、現在、ほとんどの 大学で行われ、平成13年度の国立大学等公開講座は、 158機関、 1947講座となっています。しか し地域には、大学公開講座以外にもさまざまな教育・学習の機会が存在しています。公民館でも、 カルチャーセンターでも、そして大学公開講座でも同じような講座が開設されていることも少なく ありません。それゆえ今、地域における大学公開講座の存在意義が問われているのです。 そこでセンターでは、大学公開講座の現状とこれからの課題を明らかにするために、今年度、全 国の国立大学を対象とした『大学公開講座に関する全国調査』を実施しました。調査結果は、本年 報に集録しています。 2.大学教員の地域貢献に関する調査 大学は、かつて研究と教育を使命とし、地域へのサービスは積極的に位置づけようとはしません でした。しかし近年、さまざまな「答申」の中で、地域の生涯学習機関として大学などの高等教育 機関が果たす役割の重要性が指摘され、一方、大学の側からも18歳人口の減少への対処の必要から 社会人の大学への受け入れなど、大学開放を促進する動きが活発化しはじめています。こうした動 向の中で、地域サービスは今、大学の第三の機能として、研究や教育とともに大学の重要な機能の ーっとして認識されるようになってきました。 滋賀大学生涯学習教育研究センターでも、 1994年に設置されて以来、「生涯学習のニーズに応え る大学の役割J

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地域に聞かれた大学の役割」についての研究を進めてきました。本調査は、そう した研究の一環として、県内の国公立大学の教員が、大学及び大学教員の地域貢献についてどのよ うに考えているのかについての基礎データを得ょうと実施したものです。調査結果は、『大学教員 の地域貢献に関する調査報告書ー滋賀県の国公立大学の場合一~

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月)として発刊してい ます。 3.大学の地域貢献に関する研究一大学への地域からの期待を中心に一 本調査は、昨年度実施した「国公立大学教員の地域貢献に関する研究」に引き続き行ったもので す。今年度は、地域の生涯学習機関が大学に対していだいている期待及び連携の実態を調査・分析 することにより、大学の地域貢献の課題を明らかにしようと試みました。 以下、調査結果の一部を紹介します。 まず、教育委員会と大学・短大の連携・協力の内容をみると、現在の連携・協力の内容は、「講

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-1-師の派遣J と「広報」が主なものであることがわかりました。また、教育委員会の滋賀大学に対す る期待をみると、「大いに期待している」と回答した率がもっとも高かったのは、「教官を教育委員 会の事業の講師や助言者として派遣すること (72.0%)Jであり、次いで「実際的な、または実践 に直結する研究の推進 (70.8%)J

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生涯学習や教育の最新の動向等についての情報提供を行うこと (64.0%) Jとなっていました。したがって、「人材J

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実践研究J

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情報提供」が、これからの教育 委員会との連携・協力に際して、滋賀大学に求められているキーワードだといえます。 一方、市町村と大学・短大の連携・協力の内容をみると、教育委員会との違いとして、大学・短 大の教官に「研修の講師Jを依頼する市町村が多いことが明らかとなりました。また、市町村の滋 賀大学に対する期待をみると、「大いに期待しているJと回答した率がもっとも高かったのは「滋 賀大学で行う公開講座の充実 (71.4%)Jであり、次いで「教官を市町村の生涯学習関連の事業の 講師や助言者として派遣すること (66.7%)J

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実際的な、または実践に直結する研究の推進 (64.3%)Jの順となっていました。市町村の場合、「人材J

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実践研究J

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学習機会」が、これからの 連携・協力に際して、滋賀大学に求められているキーワードだといえるでしょう。

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1 . 事 業

1.淡海生涯カレッジ大津校・草津校への参画 淡海生涯カレッジとは、地域の多様な学習機関の連携を深め、公民館や公共機関等での日常的な 学習から、大学等での高度な学習までを組み合わせてつくられた学習機会です。カレッジは、現在、 大津市、草津市、八日市市、彦根市、長浜市の

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市で開校されていますが、このうち、センターは、 環境教育湖沼実習センターとともに、大津校と草津校の企画・運営・実施に参画しました(淡海生 涯カレッジ全体の企画・運営にも携わっています)。 「問題発見講座J

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実験実習講座J

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理論学習講座」のうち、「問題発見講座J

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実験実習講座Jは それぞれ大津市・草津市で開催されましたが、「理論学習講座Jは大津校・草津校の受講生とも滋 賀大学で受講してもらいました。 2校合同と言うこともあって「理論学習講座」も盛況でした。 2. 生涯学習に関する「市民の集 ~\J と「フォーラム」の開催 (1)生涯学習を考える市民の集い 2002年1月26日(土)に、大津市生涯学習センターにおいて、大津市生涯学習推進会議・大津 市教育委員会との共催で、生涯学習を考える市民の集いを開催しました。今回は、

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1 Tで変わ る!私たちのくらし、私たちの未来J というテーマで実施しました。 (2)フォーラム「生涯学習の現代的課題J 2002年2月 6日(水)に、滋賀県庁新館において滋賀県生涯学習推進本部・滋賀県教育委員会 との共催で、フォーラム「生涯学習の現代的課題」を開催しました。今回は、「これまでの学校、 これからの学校一開放と安全のはざ、までーJ というテーマで実施しました。 なお、以上二つの催しについては、本年報でくわしく紹介していますので参照してください。 3.公開講座の企画・実施 公開講座委員会を通じて、経済学部・教育学部の委員と協議を重ね、実施計画を練り、次のよう な講座を実施しました(表参照) 円 ノ 臼

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【平成13年度公開講座実施状況】 No. 講 座 名 開設日 回数 開 設 時 間 受講対象者 募集人員 受講者数 1 癒し(系)の栽培・園芸をし 5月12日(土) 5 14 : 00~16 : 00 市民一般 2 0 1 7 てみよう(園芸療法を考える) 7月7日(土) 2 特別な一一ズを有する子ども 7月21日(土) 2 13 : 00~17 : 00 保育士、 5 0 3 8 にどうかかわるか一学習障害 22日(日) 幼・小・中

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や多動の特徴と指導 -高校教師 の方法一 3 日常生活のトフブルと法律 9月 1日(土) 4 14 : 00~16 : 00 市民一般 5 0 1 0 9月29日(土) 4 造形入門一目を閉じて手で考 9月15日(土) 5 14 : 00~15 : 30 市民一般 1 5 中止 えてみよう一 11月3日(土) 5 今、子どもの世界に何が起こっ 10月5日(金) 4 19 : 00~21 : 00 市民一般 5 0 2 8 ているのか 10月26日(金) 6 インターネット入門 10月6日(土) 5 14 : 00~16 : 00 市民一般 7 0 1 7 11月10日(土) 7 現代ストレス社会を生きる 10月13日(土) 6 14 : 00~16 : 00 市民一般 5 0 1 7 11月17日(土) 8 近江、今むかし 2月2日(土) 5 14 : 00~16 : 00 市民一般 3 0 9 3月2日(土) 【平成13年度公開授業実施状況】 No. 講 座 名 開設日 回数 開 設 時 間 受講対象者 募集人員 受講者数 l 福祉経済原理 4/17.24 6 14 : 30"-'16 : 00 市民一般 5 5 5/1.8.15.22 (火曜日4限) (高卒以上) 2 ファイナンス市場論 10/2.9,16.23.30 6 10 : 30"-'12 : 00 市民一般 5 O 一金融市場と中央銀行一 11/6 (火曜日2限) (高卒以上) 3 物権法 11/30 3 17 : 50~21 : 00 市民一般 5 4 12/7,14 (金曜日6.7限) (高卒以上) 4 文化情報調査論 4/12,19.26 6 10 : 30~12 : 00 市民一般 5 O 5/10.17.24 (木曜日2限) (高卒以上) 5 中等国語科教育法 I 4/16.23 6 8 : 50~10 : 20 市民一般 5 O 5/7.14.21.28 (月曜日1限) (高卒以上) 6 人間と障害 4/17.24 6 10 : 30~12 : 00 市民一般 5 4 5/1.8.15.22 (火曜日2限) (高卒以上) 7 初等理科教育法 4/19.26 6 12 : 50~14 : 20 市民一般 5 O 5/10,17.24.31 (木曜日3限) (高卒以上) 8 環境リモートセンシング論 10/9,16.23.30 6 12 : 50"-'14: 20 市民一般 5 1 11/6,13 (火曜日3限) (高卒以上) 9 生活と文化 10/10,17,24 6 8:50~10:20 市民一般 5 2 11/21.28,12/5 (水曜日1限) (高卒以上) 10 初等教科専門体育E 10/10,17.24,31 6 10 : 30""12 : 00 市民一般 5 1 11/7,14 (水曜日2限) (高卒以上) 11 国語学概論II (文法論) 10/12,19.26 6 10 : 30"-'12: 00 市民一般 5 2 11/2.9,16 (金曜日2限) (高卒以上) 12 地誌学 10/15.22.29 6 10 : 30~12 : 00 市民一般 5 1 L ー 11/5.12.19 (月曜日2限) (高卒以上) 円 ︿ U

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4.刊行物 ①『滋賀大学生涯学習教育研究センタ一年報~ (2002年3月発刊) ②『大学教員の地域貢献に関する調査報告書ー滋賀県の国公立大学の場合一~ (2001年7月発 刊) ③『これまでの学校、これからの学校一開放と安全のはざまで一(フォーラム報告書)~ (2002年 3月発刊)

フォーラムと市民の集いの開催

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フォーラム「生涯学習の現代的課題

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(2001年度) 2002年2月6日に、 2001年度フォーラム「生涯学習の現代的課題」が、滋賀県庁新館において 開催され、行政関係者・教育関係者を中心に約 270名の参加がありました。 このフォーラムは、滋賀大学生涯学習教育研究センターと滋賀県生涯学習推進本部・滋賀県教育 委員会の共催で毎年開催されているもので、今回は「これまでの学校、これからの学校一開放と安 全のはざまで」というテーマで、講演とパネルデ、イスカッションがおこなわれました。こうしたテ ーマ設定のきっかけになったのは、 2001年6月に起こった大阪教育大学教育学部附属池田小学校 での「大惨事」です。この「大惨事Jを契機に、本来矛盾するはずのない学校の「開放J と「安全」 が、ややもすれば対立的な図式の中で議論されることにもなったのです。 午前中は、馬居政幸・静岡大学教育学部教授が「聞かれた学校のゆくえ」と題した基調講演をお こないました。馬居氏は、池田小学校の問題は「聞いた」から起こったのではなく、いつの時代の どこの学校でも起こりうることとして捉えるべきで、そういう意味では「開放」と「安全Jは別の 次元の問題として対処すべきこと、その上で学校は何に対して、誰に対して開くのかを明確にして 議論すべきこと、「安全」はやはり専門家(警備の)の協力によって確保すべきであること、など を提起しました。 午後は、「学校の開放と安全をめく守って」をテーマにパネルディスカッションがおこなわれました。 まずパネラーの高口和治・新潟県聖寵町教育委員会指導主事は、町民の参加の下に地域に聞かれた 聖寵中学校を作っていった経過とそのことによって子どもも大きく変化した様子を報告しました。 杉江好道・草津市山田学区地域協働合校推進委員会会長は、地域に地域協働学校推進委員会を組織 し、地域ぐるみで子育てと学校の安全に取り組んでいる活動を紹介しました。金口恭久・文部科学 省生涯学習政策局生涯学習推進課長は、学校開放と安全に関する文部科学省の施策を説明しました。 その後、コーディネーターの藤田弘之・滋賀大学生涯学習教育研究センター副センター長をまじえ て、主として今日の時点で学校を地域に開放していく場合の課題や問題点について、積極的な意見 交換がおこなわれました。

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生涯学習を考える市民の集い

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(2001年度) 2002年1月26日に、大津市生涯学習推進会議、大津市教育委員会、滋賀大学生涯学習教育研究 センター主催で、 2001年度「生涯学習を考える市民の集い」が開催された。本年度のテーマは、

参照

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