【中澤 輝の全国“自慢”巡り】11ヶ所目の訪問先は・・・長崎県壱岐市。 壱岐市は日本海に浮かぶ長崎の島。人生初上陸の私。心拍数高くドキドキしながら降り立ちました。 白い雲を真ん中に、冬空と玄界灘の青が映える景色を楽しみながら島内を訪ねました。 すると、いきなり出会ってしまいました。奇妙な形が目を引く建物。
一
い支
き、
粋
、
活
き
の
街
~ 長崎・壱岐市 ~
壱岐の自慢その②“壱岐焼酎”。 島全体が比較的平坦なこともあって古くから米や麦が収穫されてきました。 その麦を原料にして中国や朝鮮から伝わった製法で米麹を使って編み出されたのが壱岐焼酎です。 そうです、壱岐は“麦焼酎”発祥の地なのです。 特徴は、米麹と大麦を1:2の配分で製造すること。 米の甘みがありながら麦のさらりとした味わいを楽しめる一杯とのことです。 早速向かいました、酒蔵。
見つけました、杉玉。
見学しました、酒造り。
出来上がりました、壱岐焼酎。
樽の中にありました、熟成した焼酎。 う~ん、飲みたい!!! 酒蔵の皆さんが丁寧に愛情込めて作った焼酎は、壱岐文化の 粋す いと言えますね。 壱岐には現在⑦つの蔵元があります。 全蔵元で、壱岐焼酎の知名度を向上させようと手と手を取り合っています。 全ての蔵の焼酎をブレンドした乾杯用の焼酎を完成させました。粋い きな取り組みですよね。
お分かりのように、お酒大好きアナウンサー中澤 輝ですが・・・取材中に一滴も飲んでいません。 番組でもゲストの橋幸夫さんと私、飲酒を我慢しました~。 (真面目なのが取り柄ですから。いやいや、仕事中ですから当然ですね) 麦焼酎は壱岐の酒造りの 粋す い。自慢の壱岐焼酎に島の人の 粋い きを感じる街 = 粋い きです。 壱岐市 = 粋市! 再び屋外に出て島の中を巡りましょう。それにしても本当に海が美しい。心洗われる見事な景色です。 「♪海は広いな 大きいな♪」 自然とメロディが頭の中に流れてきました。 すると、海の中を泳ぐ魚の姿が浮かびました。 → 「食べたい」。 発想が単純な私です。 再び突然ですが・・・日本史が好き、お酒が好き、そして新鮮な魚介類が好きです。
壱岐の自慢その③“寒ブリ”。
冬の玄界灘で一本釣りされた寒ブリは絶品です。
乱獲を防ぐために、漁師の皆さんは巻き網を使いません。昔から全て一本釣りです。
皮が付いています。 皮付きの刺身が壱岐流。
ただし、捌く時にさっとお湯をかけるのを忘れてはいけませんよ。 皮を柔らかくするためなのですが・・・
皮と身の間にご注目下さい。うっすらと白くなっているのに気が付きますか!?脂です。 脂がのった寒ブリを味わうには、皮付きがもってこい。 これが、通の食べ方です!! ・・・と断言しておきながら、まだまだお薦め料理があります。 ブリと言えば、ブリ大根や照り焼きですよね~。 でも、壱岐では違います。
ブリの「ムニエル」 舌平目でも鮭でもありませんよ。ブリですよ、ブリ。これは驚きました!! 地元の皆さんは、小さな頃から食べてきた当たり前の一品と聞いてこれまたビックリ!! 「最高の食べ方は、ムニエルを壱岐焼酎飲みながら味わうこと。幸せ過ぎて会話も弾むから、家庭円満の料理なんです」。 そんな自慢をする方が一人、二人ではありません。あまりに多すぎたので、途中から数えるのをやめました(笑)。 仲の良さを自慢される皆さん、本当に良い笑顔でした♪ 玄界灘の恵みは、まだまだあります。 壱岐の自慢その④“牡蛎”。
壱岐では、色々な牡蛎を楽しめるということですが、冬は真牡蠣のシーズン。 地元の方にお薦め料理は何ですか?と伺うと、「牡蛎飯(かきめし)」と即答。それならばと・・・作って頂きました。 写真を撮ろうとしたら、ご飯が見えないぐらい茶碗一杯に牡蛎が乗って出てきました。 撮影用に牡蛎の数を減らしています。 これから春にかけては、岩牡蠣が美味しくなるようですよ。 天然モノの牡蛎も獲れる壱岐ですが、最近は養殖にも力を入れています。 真牡蠣は、4 年前から取り組み始めました。 美味しいとの評判はすぐに広がり、ふるさと納税の御礼の品にしたところ600件もの依頼が入ったとのことです。
近づいて名前を確認すると・・・「壱岐市立 一支国博物館」の文字。
日本史が好きな(得意だと思っていた!)私ですが、恥ずかしながらこの“国”は存じ上げません。
漢字の下にあるアルファベットは「IKI CITY IKIKOKU MUSEUM」と記されています。 一支国は「いきこく」と読むのですね。はてさて?
館内に入ると簡単に答えに出会えました!
3 世紀頃の日本(卑弥呼や邪馬台国など)について記した中国の歴史書「魏志倭人伝」に
一大国(→時代の変遷の中で“一支国”になった)という文字が出てくるようです。
壱岐は一支(or 一大)という国で、中国大陸や朝鮮半島から人が渡り、交流が生まれていました。 壱岐の自慢その①“一支国の遺跡”。 壱岐の島の中には、なんと480ヶ所以上もの遺跡があります。今後、更に発掘されて数が増えると見込まれています。 少し分かりづらいかもしれませんが・・・写真の真ん中には広大な遺跡が広がっています。 島の中で最も重要な遺跡の一つ、「原は るの 辻つ じ遺跡」です。 国の特別史跡に指定されていて、敷地面積は100ヘクタール=東京ドーム21個分にもなります。 静岡の登呂遺跡や佐賀の吉野ヶ里遺跡と並ぶ貴重な遺跡です。
原の辻遺跡などの島内にある遺跡からの出土品を2000点も展示しているのが「一支国博物館」です。 7年前の開館以来、来館者数は毎年 10 万人を誇ります。 多くの人が足を運ぶその理由とは・・・ 土器に触れることができたり、精巧に復元された古代の船を間近に見られたりするなど「楽しめる仕掛け満載」だからです。 中でも人気なのが、弥生時代の暮らしを再現したジオラマ! たき火で火傷しちゃった場面、司祭の厳かな場面、船に乗って何故か怒っている場面など 実際の生活を真面目&ユニークに切り取っています。
何よりもミニチュアの人形の顔が一人ひとりとってもリアルなのです。それもそのはず。
全部で160体の人形がありますが、そのうち42体は、現在の島民の顔写真を元に製作したという手の込みよう。
来館者が、‘無料’で弥生人と同じデザインの衣装や装飾品を身に付けられます。 ① 王様 ②占い師 ③兵士 ④倭人 ⑤渡来人の5種類あります。
私も 2 つの衣装を着てみました。何番と何番だか分かりますか!?
私・・・⑤渡来人。佐藤玲衣ディレクター@長崎局・・・②占い師
私・・・④倭人
開放感がある館内。収蔵品が並ぶ棚や学芸員の皆さんの姿などもガラス越しに眺められます。
取材時間が限られていることもあって駆け足で巡りました。 じっくり、ゆっくり観賞したかったなぁと思いつつ博物館を後にしようとした際、 「何度も来館するリピーターの方が多いのですよ」と博物館の方から聞きました。それも納得×納得です。 いつかまた来ようっと!! 弥生時代、海外との交流が盛んな日本を‘支’える‘一’つの国だった壱岐の街 = 一支い き です。 壱岐市 = 一支市! 先程、日本史が好きですと自己紹介しましたが、お酒も好きです♪ 何を突然言い出すのかと思われるかも知れませんが、壱岐は○○焼酎発祥の地とされています。 私が今回の訪問を心から楽しみにしていたのは、この事実が関係しています(笑)。
玄界灘の恵みを素潜りで獲るのが・・・ 壱岐の自慢その⑤“海女”。 毎年5~9月まで海に潜ってサザエ、アワビなどの漁をします。 皆さん、恥ずかしがり屋ということもあって写真は撮れませんでした。残念。 どうしてかというと・・・その姿がキュート過ぎるからダメ~というのが一番の理由。 どんな姿??? → 【レオタード】を着ているのです。 ピンク、ブルー、エンジ、紺など色とりどりの 1 着で潜ります。 海の中に花が咲いたように。 海に潜るとなると、ウエットスーツを着るのが一般的ですよね。 しかし壱岐の海女の皆さんは、ウエットスーツは快適な分、獲り過ぎてしまうことが心配だと考えたのです。 資源保護のために敢えてレオタードで潜ることにしたのがおよそ30年前。以来、ずっと続く壱岐の海女の流儀です。 番組に出演頂いたのは、そのレオタード姿に憧れて神奈川県から壱岐に移り住んだ新人の海女(31歳)でした。
島生まれの先輩海女から優しく指導を受けながら、順調に成長を遂げている姿は美しく&格好良かったです。 その女性から「私が作りました。どうぞ」と手渡されたのが・・・こちらです。 贅沢なご飯でした。アワビもウニも入っています。私は、勝手に『壱岐スペシャルご飯』と命名しました!! 一旦箸を付けたら止まりません。無心で食べ続け、完食まで1分もかかりませんでした。 とっても美味しかったです。ごちそうさまでした。 島をぐるっと囲む玄界灘の‘活’きの良い海の幸を味わえる街 = 活い きです。 壱岐市 = 活き市!
『ふるさと自慢うた自慢』では、“壱岐チャリ”と“壱岐牛”も自慢して頂きました。 壱岐チャリは、島でレンタルする自転車のことです。2010年から観光連盟が始めた取り組みです。 去年のレンタル台数は延べ1200台に上りました。 平坦な土地が多い壱岐では、島を一周するのにかかる時間は3時間ほど。 自転車なら小回りがきく上、自由自在に島の中を旅できるとあって、外国人観光客や修学旅行生を中心に人気です。 壱岐牛は、壱岐で生まれて、壱岐独自の配合飼料「一支国」を与えられて大きくなった牛のこと。 移動に伴うストレスなどがかからない上、全ての生産者が同じ餌で育てるので安定した美味しい肉質になります。 ~愛すべき「壱岐市」の言葉~ 『いっきょい』・・・とてもの意味 『えーらしか』・・・可愛いの意味 番組収録が始まる前、「1 分前」、「45秒前」、「30秒前」・・・とカウントダウンしていくと
どの会場でも客席の皆さんは緊張し始めます。司会者としての力量が試される瞬間です。 「今回はどんな言葉を発して客席を温めようか!?」といつも考えています。 なかなか思いつかなくて、使い古した言葉を用いてしまうこともあるのですが、 壱岐の回はパッと閃きました。 その時に使ったのが、この言葉。 『皆さん、乙女のような緊張した表情していますね。「いっきょい えーらしか」。 女性の皆さんだけではなく、男性の皆さんも「いっきょい えーらしか」』。 大爆笑でした♪会場内は盛り上がった、盛り上がった。 いや逆に、大ウケしすぎました。 収録開始直前というのは、静かな時間でなければいけないのです。 静まりかえった中で「ふるさと自慢うた自慢」とタイトルコールをして、 湧き上がる拍手でスタートするが常だからです。
慌てて口元に人差し指を当てて「しー」をしました!
その動作がこれまた滑稽だったのでしょう。笑い声は増すばかり・・・。
結果は、もう予想が付きますね。