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小学校体育授業における自尊感情の育成について ―児童のかかわり合いに着目して―

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Academic year: 2021

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小学校体育授業における自尊感情の育成について

ー児童のかかわり合いに着目して一

新ヰ・領域教育専攻

生活・健康系コース(保健体育) 西 村 光 博 1 . 研 究 の 自 的 Leary&Downs (1995) は,自尊感情の基準と して人間の社会性を重視するソシオメーター説 を癒昌した.本研究では栓針ぢ相互交流の相 手からの受容,拒絶をとおして托握される関係 性のあり方が自報謝育改Y変動をもたらすとの考 えに立ち,体育授業で自尊樹青を高める具偽拘 方策を検討することを目的とした.調査訪問で は,本人が属する社会や他者からの視線を含む 山下(1鈎9)の自尊感情尺度を再靖成し,体育 授業と自鞠設!育の関係、を明らかにした事伊断 究ではその尺度を用いて自鞠謝青を高める具 嗣妨策について検討することとした. II. 調 査 研 究 1.方法 1)調査内容:a.自尊感情尺度(1999年に山下 が作成したものを4因子, 16項目に再稽成し, 4イヰ法で実栂,b.属性(学年性,体育の好き・ 嫌い,違動の得意・利尋意,友だちの粉 2)調査対象:徳島県,神奈川県の

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母校中・ 高学年児童1126名. 3)調査方法:学級制壬による一斉調査.再テ スト法による信頼性を検討するため 1回目の 調査終了後, 2週間空けて2回目を実施.妥当 性を検討するため,下位尺度ごとに高し頓向だ とおもわれる児童1/3(H群),低川頃旬だと思 われる児童 1/3(L群)を判腕任によって選出. 4)データ処理: 1回目の調査データ

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指導教員

賀 川 昌 明 主因子解・パリマックス巨摩による因子分析を 行った.回転後因子負荷量の絶対値0.4以上を 基準として因子の角献を行し"

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4項目によ り下位尺度を構成した.その結呆自尊藤情尺 度は4下位尺度(自己価値,自己肯定,幸福感, 責包裁で構成され今その合計得点をそれぞれ の尺崩辱点とした.内的整合性を櫛守するため, 1回目の調査デ二一タについてクロンパックのα 係数を求めた.尺度の再現性を検言寸するため, 2回の調査得点

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こついてピアスンの積率相関を 求めた.妥当性を検討するため,老始時碇によ るH群とL群の間のt検定を行った.下位尺度 得点並びに自鞠謝青全体得点を従属褒激,性と 学年を独立変数とし2弼週分散分析を行った. その結果をもとに学年,性,下位尺度ごとに標 準化を行った.また自尊感情に関係する要因と して,学年,性,体育の好き・嫌い,運動の得 意・利尋意,友だちの数を想定し,数量化理論

I

類による分析を行った.なお有意水準は

5%

に設定した. 2.結 果 1)尺度の信頼性及。ぢ妥当性 各下位尺崩尋点並びに自尊脅情全財辱点

i

こつ いての信頼也妥当"旬報館、された. 2)数量化王宮命I類による分析 友だちの粉河也の要因よりも自尊惑情全体得 点に影響を与えていることが明らかで、あった. また,友だちの数が幸福廊尋点に友だちの数

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-490-と運動の得意・枠号意が自己価{商尋点に影響を 与えていることが明らかとなった.これらの結 果から,自尊謝育を高める体育学習について以 下のような仮説をたてた. 仮説:①「運動をできるようにさせ,できたこと を認め児童に認知させるjと共に,②「肯定的, 受容的な雰囲気の中で学び合い,できたことやお 互いのよさを認め合える仲間づくりを進めるJこ とで自尊感情が高まる. ill. 事 例 研 究

1

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ヌデ法 調査布院明尽らかになったデータを基に,体 育授業プログラムを立案し,授業実残を行った. 1)調査内容:a.自鞠詩情,

b

.

体育学習にお けるイ面値観 C.銅三目的・協力的活動を評価する 形成評価票, d.貌市の言葉かけに対する児童 の受けとめ方についての調査, e.友だちの言葉 かけに対する児童の受けとめ方についての調査. 2) ターゲ、ツトパーソン(以下TP) の学習行 動の録画:TPの学習行動をピヂオカメラで追 跡しながら撮影したJ

2

.

結果 1)個人単位切さ析 ①仲間づくりの指標として集団的形踊判面を 用い,自尊感情との関係を櫛サした.自己肯定 を除く自鞠謝青得点と第三目的移成軒断尋点との 聞に有意な正の相関が認められた. ②集団民所翁忠平価得点の推移から仲間づくり が成功した群(上昇群)と失敗した群(下降群) に分け,自鞠樹首尋牒勧日量。塞いを衡すした. 自己価値と自鞠樹育全体におして群間にそれぞ れ有意な差が認められ今いす守しも上昇群の朝日 量の方が正の対向に大きく主動日していた.集団 的形成矧面下位尺度別にみると,集団的達成で 自尊謝育全体,集団的相互作用で自己価値,集 図的人間関係、で自己肯定の各群間にそれぞれ有 意な差掛認められ,し、サもも上昇群の方が正の 方向に大きく増加していた. 2)クラス別の分析 ① 授 業 実 践1では自己倒直得点が有意に向 上し,思考探求得点も有意に向上していた.事 前・事後の自己側面尋,静勧嘩と思考探新尋点 増加量との間に中程度の有意な正の相関が認め られた(r:コ

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3

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また,友だちの言葉州ナ数 と自己価値(事衡平定)にっし、て!樹立相関を算 出したところ,中程度の有意な正の相関が認め られたな'=0.494).

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からも,線市の「工夫 している児童を認めるj言葉かけが児童に波及 し,共に認め合うことによって自尊感情が高ま ったけ擦される. ② 授 業 実 践

3

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は丈男子の自己肯崩号 意に向上した.男子は振り返りについての自己 謝面が向上し,

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2

人組で振り返る時間を設け, 何度か運動に取り組むことができるようにす るJ という自己肯定を高める指導方法が有効で あったと考えられる.また,フォローアップ調 査により,その効果の持続訪翠鶴、された. 3)低自尊惑│育児切断 自己統合が不明確な低自鞠謝育児にとって達 成できたことを郡市に認められるだけでは自尊 感情は高まりにくし、ょうで、あった.自尊感情得 点が向上したT Pは,友だちと振り返りを重ね ることで関係なし将動が減り,友だちと一緒こ 運動に浸ることができるようになった.周りか らのサポートによって自己評価と反蝋句評価の ズレを小さくしていくことが低自鞠惑情にと って特に重要で、あることが示凌された.

N .

結 論 以上の結果から,自報調育を高める体育学習 についての仮説が一広三重正されたと言える. -491

参照

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