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イオン交換樹脂の臨床化学への応用 : Ⅰ)総塩基の定量(予報)

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Academic year: 2021

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(1)

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東京女子医科大学三会第61回例会

日時 昭和28年5月22日(金)午後2時

場所.東京女子医大 臨床講堂

1.ヨウ化カリウム及び含糖ペプシン

市販晶の量目及び局方試験成績

(薬局)渡辺恭子

(演) 塩沢さだ子

ヨウ化カリウムの量目及び局方試験では岩城製薬, 大塚製薬,千代田製薬の三杜の製品で25g包装のもの を新しく購入した。これらについて量目,性状,確認 試験,純度試験,乾燥減量,定量試験を行ったところ 三社いつれの製品も局方に適合した。 含糖ペプシンの量目及び局方試験ではややり旭:東製 薬,小西製薬,ミクニ製薬の三社の’市販品259包装の 新品について試験を行った。 :量目試験,1純度試験,性状,乾燥減量,灰分の各試 験では三社製晶共局方に適合したが,効力試験に於て 卵白が殆んどとけなければならない規定のところ二社 製品は殆んど溶けるので適合するが一社のみは殆んど とけないので局方に不適であり,蛋白消化力が全然な い事カミ判明した。 .

2.胆道欠損による乳児肝鞭変症の

一剖旧例

(小児科)

(演) 森本妙 子

植 山■頼 子 乳児の胆道及び胆嚢欠損を伴った欝品性肝硬変症の 剖検例の報告である。2ヵ月の男子。生後1週より全 身皮膚の黄疸が現れ緑色乃至黄色便を排出して灰白便 を出した事はないと云う。生後1ヵ月半頃より前額に 点状温血現れ,生後2ヵ月より機嫌悪く吐乳頻発し顔 色蒼白となり,チアノーゼを呈し,呼吸困難を伴って 入院した。 来院時脈搏頻回且微弱,呼吸促迫して疲労様顔貌を 呈し,全身皮膚は黄色,前額に点状盗血を認む,腹部 著しく膨満し腹壁静脈怒張し,肝臓は腫脹して硬く, 脾腫も触れる。糞便は緑色乃至黄色を呈1、然も再度検 査を重ねてもグメ1)シ反応,ウロビリシ反応陰性であ った。尿検査にはグメリン反応強陽性,ウmビyン反 応陽性。血清Meulengrachtは指数69rv70, Hijmans van den Berghの直接反応は陽性であった。入院12

日目ζして肺炎を併発し死亡した。病理解剖の結果, 肝管,胆嚢管,輸胆管は何れも欠損し,胆嚢痕跡状を 呈し,肝の顕微鏡検査では胆汁欝滞性肝硬変症の像を 呈していた。

3・イオン交換樹脂の臨床化学への応用

1)総塩基の定量一(予報)、 アンモニア樹脂の基礎実験 (生イヒ学) 松 村 義 寛

一84一

(2)

27 (演)藤 野 冷 子 イオン交換樹脂を応用した体液中総塩基の定:量は, 既に水素型樹脂による滴定法が実用化されているが, 吾・々は,比色法を用いるべく,アンモニア型の樹脂を 応用せんとして種々なる基礎実験を行い,その可能性 を検討した。

4.結Kvit疫に闘する研究

(細菌)平 野 憲 正 本日こごては話すのは,総合研究結核研突委員会及 び日本結核病学会等に於てi報告したものの総括であっ て,前半は長田富香と,後半は船橋と志子との共同碕 .究である。 現在BCGの製法に就ては,詳細な研究があるが, 抗原性を中心とした研究は,殆んどないようである。 われわれは抗原性の強い結核菌を得ようとして,スト レプトマイシン耐性株の抗原性を研究し,.aの株は原 町よりも強い抗原性をもつているという成績を得た。

BCG以外の結核菌の死菌で1回, BCGで2回実験

を行ったが,大体同様の成績であった。ストレ:淋マ イシン醗性株が,果して原株よりも抗原性が強いかに 予てなお種々の実験を行って,確めたいと思う。 われわれは同一目的を以て,INAH耐性株に就ても 研究した。今口までの研究によると,三型菌がINAH に対し5Qγ耐性となると無毒化する。若しごの実験に .誤りがなく,且すべての入型菌を無毒化するならば, 結核免疫に向って進む一つの道が拓かれると思う。

5.(海鼠)糖尿病の合併症の二三に激て

・内轟山光重

尿糖病と動脈硬化症及び糖尿病と妊娠との=:つにつ いて綜掬する。 糖尿病と動脈硬化症 演者はかつて.179名の糖派病息者ξこ就て3年乃至5年 の遠隔成績を調査した際動脈硬化を主体とした循環器 系疾患による死亡並に合営症が意外に多かったのを蜘 つた。欧米でも糖尿病それ自身で死亡する者ぽ減少し たが,之に反比例して動脈硬化による死亡は逐次増加 しつつあるtとは∫oslin, Hetenyi等の統計でも明ら、 かである。この糖尿病の動脈硬化の原因としては脂質 特にコレステ]Jンが血中に増加するとために起るとす る説Hueperによる酸素欠乏読,肉類の過食によると いう説,過血糖によるとする説,アチドーヂス説等諸 説があり未だ定論はない,糖尿病の動脈硬化と非糖尿 病者の夫とは本質的には差異がないようであるがただ 好発部位に就ては差異がみられ網膜,腎臓,冠状動脈 等に動脈硬化がより顕著である。糖尿病の動脈硬化の 治療及び予防として脂質特にコレステリンを豊富に含 む食餌を避けるとと,沃度を適当にとるtと,糖尿を よくControilすること等であ1) o最近Heparinの静 注が動脈硬化に卓効ありといわれる。将来この方面の 研究が旺んになるものと貰う。 糖尿病と妊娠に就て インシュリンが発見されるまでは糖尿病婦入はあま り如i資しなかった。イγシユリン注射が普及されて次 第に雄峰する率は正常に近付きつつある。叉イγシュ ーJソ療法によって母体の危険は殆んどなくなったが胎 児の死亡は依然として高率である。この原因に就て White等は性ホルモン平衡失調によるものとして352 例の糖尿病妊婦をインシュリン療法と性ホルモγ療法 とを併用して胎児死亡率を著減させる■とに成功し た。従って糖尿病網入の平射中絶は従来め様に遮応で なくなり他の病状合併症によって決定さるべきものと なった。 一一 85 一

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