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Academic year: 2021

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19 シンポジウム 〔東女医大誌 第63巻 第4号頁335∼336平成5年4月差

悪性リンパ腫

東京女子医科大学学会 第58回総会 日 会 司 時 習 会 平成4年9月26日(土)午後1時30分置り 東京女子医科大学 弥生記念講堂 笠島  武(第二病理学教授) 溝口 秀昭(血液内科学教授) 1,悪性リンパ腫の研究経緯と本学の悪性リンパ腫について 2.B細胞性悪性リンパ腫の病理  一低悪性度群Bリンパ腫を中心として一 3.末梢性T細胞腫瘍の臨床病理学的研究  一特に未分化大細胞型を中心として一 追加発言 非ポジキンリンパ腫における染色体異常 4.悪性リγパ腫の化学療法 5.悪性リンパ腫の放射線療法 6.悪性リンパ腫と骨髄移植 追加発言 悪性リンパ腫の外科治療     一胃悪性リンパ腫の切除予後一 笠島 武(第二病理学教授) 森  尚義(名古屋大学医学部         第一病理学助教授) 中村 栄男(愛知県がんセンター病院       臨床検査部病理科医長) 岡田美智子(至誠会第二病院       染色体研究室) 増田 道彦(血液内科学講師) 大川 智彦(放射線医学助教授) 押味 和夫(血液内科学教授) 喜多村陽一(消化器外科学講師)          序 言       笠島 武(第二病理学)       溝口 秀昭(血液内科学)  造血器腫瘍の治療の著しい進歩によって悪性リ ンパ腫の治癒率も飛躍的に向上し,病臥によって は5年生存率が90%を越えてきている現状であ る.その反面,予後不良のものも多く,とくにT 細胞性のものにその傾向が強い.これらに対して の臨床的対応,予後をは.かる指針としての病理組 織学的な病型分類が幾度かその改訂を繰り返され 論議が加えられてきている.現在では,国際的に ポジキン病ではRye分類,非ポジキン悪性リンパ 腫ではWorking Formulation, Kiel分類が,本邦 ではLSG分類(Lymphoma Study Group)も用 いられている.最近ではT・Bリンパ腫に分けて 分類する試みが提書されている(下山ら).また, 近年本邦に偏った発生をみるTリンパ腫の病型 の位置づけ,未分化大細胞型リンパ腫,あるいは 新たに提言された低悪性度Bリンパ腫に属する いくつかのBリンパ腫の取り扱いについて新し い論議がなされつつある.  一方,リンパ腫・白血病の病因に関する研究も 飛躍的な進歩を遂げつつあり,加えて免疫学的解 析,免疫組織学,遺伝子解析を中心として新しい Takeshi KASAJIMAI)and Hideaki MIZOGUCHI2)〔1)Department of Pathology and 2)Department of Hematology, Tokyo Women’s Medical College〕:Preface for Symposium:Malignant lymphoma 一335一

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20 知見が報告されている.  これに伴い化学療法の進歩・改良,免疫療法, 放射線療法等,治療面での著しい発展がみられ, 臨床的な予後の改善が認められてきている.近年 のG・CSFの応用,骨髄移植も注目されてきてい る.  今回のシンポジウムでは,これらの問題点のう ち新しい話題を中心として各演者に講演をお願い した.まず,導入的なプロセスとしてポジキン病 を含めた病理学的研究の流れとリンパ腫の概要に ついて司会の一人笠島が述べる.Bリンパ腫,殊 に低悪性度リンパ腫に関しては,その方面の専門 家である名大病理の森尚義助教授に担当していた だく.Tリンパ腫については最近話題の多い未分 化大細胞型リンパ腫を中心に愛知がんセンター臨 床病理科の中村栄男医長に,また,新しい解析法 としての遺伝子解析について本学解剖学の岡田美 智子講師にそれぞれお願いした.  臨床的な諸問題について,まず近年発展の著し い化学療法の状況とその指針,G−CSFの治療成績 を含めて本学血液内科の増田道彦講師に,診断と 治療に関する放射線科領域の話題を本学放射線科 の大川智彦助教授に,また骨髄移植の適応と将来 の展望について本学血液内科の押味和夫教授にそ れぞれ御発表をお願いした.最後に節外リンパ腫 の代表例としての胃リンパ腫についての外科学的 対応とその結果について,本学消化器外科の喜多 村陽一講師にお願いした.  悪性リンパ腫の全てを今回網羅することは時間 の制約上困難である.節外リンパ腫,殊に中枢神 経・皮膚・内分泌などの節外リンパ腫,移植,AIDS に伴うリンパ腫などの話題も考慮された.今後の 研究の累積により,再び同じ主題で型を変えて, 討論の機会が開かれることを期待してお詫び申し 上げ且つお願い申し上げる. 一336一

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