に関する一考察
著者
高桑 宗右ヱ門
著者別名
Takakuwa Soemon
雑誌名
経営論集
巻
28
ページ
107-126
発行年
1987-03-23
URL
http://id.nii.ac.jp/1060/00005770/
Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja緒 シ 目11 1
生産 システ ム解析におけ る
シ ミュレー ションに 関す る一 考察
次 言 ミa.レ ーシ ョソ シ ミ3.レ ーシa ソ高 桑
宗 右 ヱ門
2 シ ミュレ ーシ ョン言語3 シ ミュレ ーシ ョン解析 の手順 Ⅲ 生 産シ ステムとシ ミュレ ー-ya ン1 生産シ ステ ムの分類2生産システム設計におけ るシ ミa.レ ーシa ソの役 割yFMC のツ ミュレ ーシ ョソ 解析1 はじ めに2u ポット形式FMC(1 ) モデルの説 明 (2) シ ミュレ ーシ ョン ・モデル(3 ) 実験結果お よび考察3APC 形式FMC 倒 ② 倒 結 文 モデルの説明 シ ミュレ ーシa ン ・モデル 実験 結果および考 察 言 献 107 1 緒 言 し 近年, アメリカ合衆国をはじ めとする欧米諸国において, ンミュレ ーショ1 )y に関する関心が高まってきた。特にアメリカ合衆国においては,数多くO シ ミュレ ーション言語が開発されてお り,実際のシ ステ ムに対し て活発に適
用されている。そし て近年のコンピ ュ'―タの機能の向上や√ パーソナル・コ ンピ ュータなどの価格低下に伴って,比較的容易にシ ミュレ ーション実験を 実行できるようになってきた。 し かし, わが国においては,シミュレ ーションに対す る認識はそれほど高 い とは思われないし ,本来の意味とは異なる意味 でシ ミュレ ーションとい う ことばが使われることもあるのが現状である。 本稿では,はじ めにシ ステム技法とし てのシ ミュレ ーションについて, そ の内容を検討する。そし て, 特に生産システ ムの設計・解析のために, どの ようにシ ミュレ ーションが活用されるかについて考察しレ 従来 のアプa −チ と対比し て検討する。さらに,最近,企業にさかんに導 入されているフレキ シブル生産セル(以下FMC と呼ぶ)について,代表的な形式 懲ある, ロボッ ト形式 とAPC 形式を対象にし て,シミュレフショソ ・モデルを構築し,シ ミュレ ーション実験を行 う。これに よって, シミュレ ーション技法の有効i生 を示す ことにする。 ■㎜ ■ 1 シ ミ ュレ ーシ ョンI シミュレーション シ ミ ュレ ーシ ョン(simulation) は, シ ステ ム工 学 におけ る重要 な技 法の1 つ であ る。 基 本的に は, 現実 のシ ス テ ムあ るい は将来 構 築し よ うとす るシ ス テ ムに 関し てモデル を作 成し て実 験を行い, そ の結果 を 検討 す る ことに より, 現 実あ るい は 将来 のシ ステ ムに対 処す るこ とをい う。 こ の意 味で 模擬実験 と もい われ る。 最 近で は, 「予測 」 とい うこ とまでシ ミュレ ー-y ョン とい うこ とばを 拡大 解 釈し て用 い ら れるこ とがあ る。し かし , 生産シ ステ ムにおけ るシ ミュレ ー-y むソ は, 一 般に, 大 別し て次 の3 つに分類 す ること が でき る。1 ) シ ミュレ ーシ ョン 言語 で表現 されたモ デルにつ い て実験 を実 施するシ ミュレ ーシ ョソ。 こ の場合, コンピ ュー タを用 い るた めの プl=ヱダラミソ ダが 行 わ れる。2 ) 縮小 モデル を用い 九物理的 モデルに よるシ ミュレ ーシa ン。FischerTecknik 社製 の ものな どの よ うに, 生産シ ス テ ム の構成 要素(工作機械 やコンベ ヤなど)を 組み 立 てて用 い る。 ト
生産システム解析におけるシミ。レーションに関する一考察1093 )CAD (Computer-AidedDesign )手 法 を 用 い た グ ラ フ ィ ッ ク ・モ デ ル に よ る シ ミ ュレ ーシa ン 。 十本稿 で は,1 )の 意 で シ ミ ュレ ーシ ョ ン とい うこ と ば を 用 い る こ と に す る。 2 シミ ュレ ーション 言語 近年 , 生 産 シ ス テ ム解 析 の た め の汎 用 シ ミ ュレ ーシ ョ ン 言 語 や , 特 定 のシ ス テ ムを対 象 とし た 専 用 シ ミ ュレ ーシ ョン 言 語 が 開 発 さ れ て き て お り,FA ・ 生 産シ ス テ ム の メ ーカ ー や ユ ーザ に 活 用 さ れ る よ うに な っ て き た 。 汎 用 の シ ミ ュレ ーシ ョ ン 言 語 に は,GPSS,DYNAMO,SIMSCRIPT,GASPIV.SLAM,Q-GERTS な ど が 開 発 さ れ てい る。 またレ 特 に 生 産 シ ス テ ムの 解 析 の た め の シ ミ ュレ ー-ya ン 言 語 に,SIMAN (SimulationAnalysisProgram )GEMS
(GeneralizedManufacturingSimulator ),MAP/l (ModellingandAnalysisProgram #1),GCMS (GeneralComputerizedManufacturingSystemsSimulator ) な ど が あ る 。 こ れ ら に つ い て , プ=j グ ラ ム 言 語 の 汎 用 性 と 使 い 易 さ に 関 し て2) 比較したものを第1 図に示す。一般に, 汎用性があ り柔軟性に富んだモデル 化が可能なシ ミュレ ーション言語ほど,使い易さが劣るとい 引FMS など機械加工 の生産システムで は, 一般に次のような入力情報が必 要 である。 ・y 匍 瞭S さ 高 低 SIMAN 汎 用シミュレ ーシa ン ら " 低 高 卜 汎 用 性 第1 図 シ ミ ュレーシ ョン言 語の汎用性と使い 易さ(R.I.Mills,eta1 弓
第1 表 シミュレ ーションを構成する要素と対応例(SIMAN の場合) シ ミ ュ レ ー シ ョ ン ・ モ デ ル を 構 成 す る 要 素 生 産 シ ス テ ム に お け る 対 応 例 /`ミ ラ メ ー タ エ ソ テ ィ テ ィ(entity) ・ ジ ョ ブ( 加 工 工 作 物) ・V ソ ー ス, ト ラ ン ス ポ ー ク, コ ン ペ ヤ な ど を 作 動 不 可 能 に す る も の な ど ・1 バ ッ チ 内 の エ ン テ ィ テ ィ数 ・ 第1 番 目 の バ ッ チ の 生 成 時 刻 ・ 生 成 時 間 間 隔 ・ 生 成 さ れ る エ ソ テ ィ テ ィ ・ ク ル ー プ 数 属 性(attribute) ・ 加 工 順 序 ・ ス テ ーシ ョ ン 属 性 ・ 納 期 な ど ・ 加 工 に 用 い る 機 械 ・ 活 動 中 の 特 定 の エ ソ テ ィ テ ィに 関 す る 指 標 リ ソ ー ス(resource) ・ 固 定 さ れ て い る ュ ニ ット( 機 械 , 作 業 員 な ど) 作 動 可 能 ・ リ ソ ー ス番 号 ・ ジソ ー ス の 名称 ・ リ ソ ー ス の 最 初 の 能 力 ( ユ ニ ット 数 ) ・ 遊 休 状 態 ・ 稼 動 状 態 作 動 不 可 能 ト ラ ン ス ポ ー ク(transporter) ti可 動" で あ る ユ ニ ッ ト( 産 業 用・=ポ ッ ト , 各 種 クレ ーン , フ ォ ー ク リ フ ト な ど) ・ ト ラ ン ス ポ ー ク 番 号 ・ ト ラ ン ス ポ ー ク の 名 称 ・ ト ラ ン ス ポ ー ク の ユ ニ ッ ト 数 ・ 距 離 セ ッ ト 番 号 ・ コ ン ベ ヤ 速 度 ・ ト ラ ン ス ポ ー ク ・ ユ ニ ッ ト の 最 初 の 位 置 と 状 態 コ ン ベ ヤ(conveyor) ・ 各 種 コ ン ベ ヤ( ベ ル ト ・ コ ン ベ ヤ , フ ッ ク・ コ ン ベ ヤ , バ ケ ッ ト ・ コ ン ベ ヤ な ど) ・ コ ン ベ ヤ 番 号 ・ コV ベ ヤ 速 度 ・ コV ベ ヤ の 名 称 ・ コ ン ベ ヤ ・ セ ・ コン ベ ヤ の ル ー ル の 長 さ プ 特 性 ・ コ ン ベ ヤ の 最 初 の 状 態 シス テ ム 変 数(systemvariable) ・ 仕 掛 品 の 数 量 ・ リ ソ ー ス, ト ラ-y ス ポ ー ク, コ ン ベ ヤ に 関 す る 指 標 ・ 現 在 の時 刻 ・ ス テ ー シa ンI へ 向 か うェ.ソ テ ィ テ ィ 数 1 )2 )3 )4 ) 生 産 に 関 す る 時 間 の 分 布 取 付 け ・取 は ずし 時 間 検 査 時 間 運 搬 時 間 ( コン ベヤ,フ ォークリフト, ロ ボットなど) 保 全 時 間 33 \ ニ4)SIMAN の 場 合 に つ い て , シ ミ ュ レ ー-y ョ ン を 構 成 す る 要 素 を 第1 表 に 示 す 。
生産システム解析におけるシミュレーya-y に関する一考察HI 生 産シ ス テ ムに お け る 対 応 例 に 示し た よ うに,FMS な ど の 自 動 生 産 シ ス テ ムを対 象 とし て変 化 に 富 んだ シ ミュレ ー シ ョ ン が 可 能 で あ る こ と が わ る。 また , シ ス テ ムの モ デ ル は , 離 散 型 変 化 を す る も0 と 連 続 型 変 化 を す る も の とに 大 別 す る こ と が で き る。 こ の よ うな 分 類 は 現 実 の シ ス テ ムと は 必 ずし も 対 応し た も の では な く, あ る現 実 の シ ス テ ムに 対 し て , 離 散 型 で も連 続 型 で 乱 い ず れ の タ イプ の モ デ ル 化 も可 能 な 場 合 もあ る。 シ ミ ュレ ーシ ョン の 場 合 に は , 一 般 に, 時 間 が 独 立 変 数 で あ る 。 そ し て 他 の ほ と ん ど す べ ての 変 教 は 時 間 の 関 数 で あ り, 従 属 変 数 で あ る。 離散 型 シ ミ ュレ ムシ ョ ソ で は , あ る 指 定 さ れた 時 間 に , 従 属 変 数 が 離散 的 拡 変化 す る こ と に よ っ て 展 開 さ れ る 。 こ の 場 合ニ 時 間 変 数 の ほ うは 連 続型 で も 離赦 型 七 も よ く, た だ 指 定 さ れ た 時 間 に お い て だ け , 従 属変 数 は 離 散的 に 変 化す る。 た とえば, 工程間 の仕 掛品 につい て 考え てみ る。 仕掛品 の数 量は, 前工程 にお い て作業 が終了し , 仕 掛在庫 とし て 置かれ る ことに よって, そ の時点 で増加す る。 また,= 後工程 におい て作業 を行 うた めに 仕掛在 庫 か ら 仕掛品 が運 ば れてい くこ とに よっ て, そ の 時 点で減 少す る。 この よ うな状態を 図 で示し た もの が第2 図面 であ る。 連続型 シ ミ ュレ ーション では, 時間に対し て ,そ のモデ ル の従 属変数 は連続的 に変 化す る。シ ミ ュレ ー-y ョン時 間に対し て得ら れ る ニ従 属変 数 値に よっ て, 連続型 で も離 散型 で も よい。 た とえ ば, 化学 反 応におけ る反応 生成 物 の量を 扱 う場合 に は連続型シ ミュレ ーシ ョ ンにな る6 し かし, ある条 件下におけ る細菌 の 数な ど の よ うに, 実際 には離 散型変 化をす るもの であ って も, 連続型 とし て扱 った ほ う が 有効な場 合 もあ る。 連続型 の場合 の変化 の 様 子を 図 で示し た ものが第2 図(b)であ る。/ 混合型 シ ミ ュレ ーシa ン では, 離散 型, 連 刺 烈 匯 訟 郷 徊 叫 咽 詔 徊 河 原 (a) 離 散 型 (b ) 連 続 型 (C ) 混 合 型 時 間 時 問 時 間 第2 図 シ ミュレ ーションにおけ る従属変数の挙動の分類
続型, あ るい は両 者 が融合じ た 形が 存在す る。 この場合 も, 時 間変数 は 連続 型 で も離散型 でも よい。 混合 型で は, 連続型変化をし て き て突 然 離 散型 変化 を す る場合や, 逆に 離散 型変 化をし てきて, あ る時点 に おい て, そ の時刻以 降 は連 続型変化 をす る場合 があ る。 シ ミュレ ーシ ョン言 語 作成 に おい て も, こ れら の事柄を処 理す るた め の工 夫 が なされてお り,SLAM,SIMAN な ど の よ うに, 混合 型 シ ミュレ ーション も可能な ものもあ る。 第2 図(C)に 混合型 シ ミュレ ーショ ン の変 化 の様 子を示 す。 ト 3 シミュレ ーション解析の手順 シ ミュレ ーシ ョンを 用い た解 析に よって得ら れる も の は,「 もし …… なら ば, ど うなるか 。」, つ まり “Whatif タイプ のシ ナリ オであ る。 た とえばNC 工 作機械を も う1 台 増し たら ど の よ うにな るか,あ るい は1==・ポ ットに よ る運搬速 度を早 めた ら どの よ うに な るか, とい った問い かけ に 対す る答 を提 供す る もの略あ る。 これ は 意思決定 に対し てき わめて重 要 な情 報 とな る。 シ ミ‥ユレ ーシ ョソ 解析 におけ る手 順を まとめ ると次の よ うに な る。1 ) 現実 のシ ステ ムあ るい は将来 構 築し ようとす るシ ステ ムに対し て,シ ミュン ーシ ョソ ・モ デルを 作成す る。2 )1 )で 作成し た-y ミ ュレ ーシ ョン ・ モデ ルに対し て, シ ミュレ ーシa ン 実 験を 行 う。3 ) シ ミュレ ーシ ョン実 験 の結果 につ いて解釈し ,実 際 の行動 を とる。 Ⅲ 生産 シ ス テ ム と シ ミ ュレ ーシ ョン1 生産システ ムの分類 近年 の フ ァ ク ト リ ー ・ オ ー ト メ ー シ ョ ン 化 の進 展 に 伴 い , フレ キ シ ブル 生 産 シ ス テ ム(FMS ,FlexibleManufacturingSystem ), フ レ キ シ ブ ル 生 産 セル (FMC,FlexibleManufacturingCell あ るいはFlexibleMachiningCell )が 機械 加 主 に 関 す る生 産 シ ス テ ムに お い て ひ ろ く採 用 され る よ う に な っ て き た 。 第3 図 は 部 品 品 種 の 数 とl=ヱツ ト サ イズ を 両 軸 に と った と き の 生 産 設 備 ・生 産 シ ス テ ムの 適 合 範 囲 に つ い て, 従 来 の 概 念 よ り分 類 さ れ た も の で, よ く 引 用 さ れ る 図 であ る 。 \1 回 の ワ ッ ト サ イ ズが 大 き く同 種 類 の部 品 を 大 量 に 生 産 す る 場 合 に は , ト
≒ ヤ 大 /J 生産 シ ステ ム解析におけ るシ ミュレ ーシa ンに 関す る一 考 察113 小 品 種 の数 大 第3 図 自動生産システムの分類 ランスファ ・マシ ン(transfermachine)が用いら れ る。 これは,一 連 の専用 工 作機械を 加工 手順 に従 づて 配置し , モ の 間を 自動搬 送 装置(トラV スファ ・ライン)で連結し た生 産設 備を い う。 少品 種多 量生 産に 向い てお り生産効 率は高い がレ 多 種多 様 な部品 加工 に対し ては柔軟性 は低 い。 素 材を入 口の工 程に投入す ると, 順 次 各工 程 で連続的 に 加工 が行 われ, 完成 品 が出 口に 出て くる。最近 では,NC イtが施 され, い わばNC (NumericalControl)ト ラソス フ ア・マシン の形態 を と るこ ともあ り, 従来 のト ラソス フ ァ・マシ ン の特徴 を 生かし つ つ, よ り柔 軟性 の 高い高 機能 化がは かられ てい る。 マシニン グ ,セン タ(machiningcenter.MC )や ターニン グ・ セV タ(turn-ingcenter )は複合NC 工 作機械 とい わ れ, 単 能NC 工 作機械 に対 比し て, 近年 よく用 いら れ るよ うに な っ てきた。 通常,NC 工 作 機械 では, 単一 刃物 で単 能的 な作業し か でき ない。 他方 マシ ニン ダ ・セソ タ では, 複数 の工具を 工 具マガ ジンに 収納し て, 必 要に 応じ て, 自動 工具交 換 装置(AutomaticToolChanger,ATC )に よっ て主 軸 の工 具を 自動的 に 交換す る仕組み にな っ てい る。1 回 のフー グ(加土対象物)段 取 り で, 数多 くの作業 工 程を 自動的 に行 うこ
とが で き る。 特に 近年 で は, マシ ニン グ・ セソ タが従来 のフ ラ イス盤やボ ー ル 盤 に とって かか った。 マシ ニン グ ーセン タは 「角 物」 や 「箱 物」を対象 と す る のに対し , ター ニン グ・セソ タは 「軸物 」 や「 丸い 物」 を 削るのに用い ら れ る。FMS は 機械 加工や組立 におけ る柔 軟性(フレ キシビ リティ) のあ る生産 シ ステ ムを い う。 最近 では, 幅広 くFMS とい うことば が使 わ れ,FMS の内 容 も多 様化し て きてい る。 一 般に4 機 械加工 の自動生 産 にあた って は,加工, ワ ー ク(加工対象物)段取 り, ワ ー ク搬送, フ ー グ貯蔵 な どの諸活動を 自動 約 に 行 うこ とが必 要であ る。 これらを 実現す るため の具 体的 な機 器とし ては 次 の よ うな もの があ る。 ① 加工。NC (数値制御)工 作機 械。 特に マシ ニソ ダ ・ セン クな ど。 ② ワ ー ク(加工対象物)段取 り。 産 業用 ロ ボ ットや パレ ッ ト な ど。 ③ フ ー グ搬送。 産業 用=r ポット, コン ベ ヤ, 無人 搬送 車 など。 ④ ワー ク貯 蔵。 自動 倉庫 など。 ⑤ 以上 の各 種 自動 化機 器を管 理 制御 す るためのコン ピ ュ ー タo こ れらに よって多 様な部品を 加工 で きる自動 生産設 備が整 うこ と に な る。 また,FMC は機 械 加工 シ ステ ムにおけ る構 成 単位で あ る。FMC は機 械 加 工 や 内 部搬送 など の諸機 能を有し, そ れ 自体 が単独 で 稼動 できる ものをい う。し た が って, セル 間の搬送機 能が 備わ れば, より大 きなシ ステ ムであ るFMS のモ ジ ュール とな るこ とが でき, 柔 軟性 に富む シ ステ ムを構 築す るこ とが可 能 とな る。 最近 では, 最初 から 大規模 なFMS を 構築 す る の で は な く,FMC から導 入を 始め ることが多 くな って きた。 特 に中 小企業におい て は , 価 格面 や システ ム規 模に より, この傾 向が強 ま る も の と予 想される。FMC に は, ロ ボ ッ ト 形式 とAPC (自動パレット・チェンジャ―,AutomaticPalletChanger )形式があ る。FMC の ハ ード ヴェ アは, 一般 に,1 ないし2 台 の工 作機 械 と加工対 象物 の搬送 装置, 加工対 象物(T)バ ッフ ァ一機能を 担当 す る設 備 で構 成 され てい る。 そこ で,FMC のこ れら代 表的 な2 形 式 のそ れ そ れ につい て, シ ミュレ ーシ ョン ・モデル を構 築し √そし てシ ミュレ ーショ ン実 験を 行 っ た結果 を 第 叩章 で示 す ことにす る。
仁
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一 一二 〉
第4 図pMS の計画における方法論(C.R.Boer,etj. ) 計画 の範 囲 生産 シ ステ ム解析におけ る シ ミュレ ーシa ンに 関 す る一考 察1152 生 産 シ ス テ ム 設 計 に お け る シ ミ ュレ ー シ ョ ン の 役 割 前 節 の 第3 図 に お い て , ロ ッ ト サ イ ズ , 部 品 品 種 数 と 生 産 シ ス テ ム の 関 係 に つ い て 示 し た 。 し か し , こ の 図 は あ く ま で 相 対 的 な 関 係 を 示 し た も の に 過 ぎ な い 。 す な わ ち , 具 体 的 な 生 産 シ ス テ ム を 設 計 し 構 築 す る た め に は , 工 場 の レ イ ア ウ ト を 含 め た 詳 細 な 計 画 が た て ら れ な け れ ば な ら な い か ら で あ る 。 本 節 で は , 生 産 シ ス テ ム の 設 計 ・ 立 案 に お け る シ ミa. レ ー シ ョ ン の 役 割 に5 ) つ い て 考 察 す る 。 第4 図 にFMS の 計 画 に お け る 一 つ の 方 法 論 を 示 す 。 図 にオ ↑
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離 散 型 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン -T ︱ 一 一 コ ン ト ロ ー ル.' シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 実施 一 一 ト ∼1 一示 さ れ る ように,FMS の計画に 際し ては, 幾 段階 もの設計 ・分 析が繰 り返 さ れ, い わば階 層的 な解析を 経 て実際 の生産 シ ステ ムが構 築さ れるこ とにな る。そし てシ ステ ムの挙動を 推定 す るために シ ミュレ ーション が深 く関与す るこ とに な る。 もちろ ん, 設 計 め段階 が異 な れば シ ミュレ ーシ ョン の適 用O 仕方 や 解析方法 も異 なる のであ って, 統一的 な解 析手 順 が確立 され てい るわ け では ない 。シ ミュレ ー-y ョン言 語 の開発 ・洗練 化 と ともに, シ ステ ム構築 におけ るシ ミュレ ーションを 用い た 解析手順 の整備につ い ては, 今後い っそ う活発 に議 論が 行わ れる ものと 思わ れる。 ここ で, シ ミュレ ーシ ョン と, 従 来 の分 析手 法や モデ ル とを 対比し てみる ことに す る。 まず動作 ・時 間研 究 につい て考察す る。 今世紀 初頭 のF.W.Taylor 以来,IE (インダストリアル・エンジュアリン グ)の中 核を担 って きた手 法 であ る6 人 間(作業者)あ る い は 機 械 の作業 を スト ップ ウォッチないし は 目測 に よって 計測し た り, 標 準時 間に よって 作業 時 間を 設定し た りす る。あ るい は, 実際 の作業に 関す る稼動 分 析 もあ る。 計画に 関し ては, いわ ゆる工 程 記 号等 を用 い た工程 分析 など も よく用い ら れる。 これ ら の手 法は,い ずれ も重 要な も のであ り, 実務 におい て も広 く用い られ てい る。し かし , た とえ ば機 械を も う1 台増設し たら 各機 械 の稼動 状態 が どの よ うに変 化す るか と加 作業 員を も うi 人 増員し た ら ど うな るかと か, 工 場 のレ イアウトを変 更し た ら仕 掛品 が どの よ うに工 程 間を 流 れ るか とい った質問 に は, 迅速 かつ 正確に 答え ることは 困難 であ る。 この よ うな問い かけ に対し て は, シ ミュレ ーショ ン に よる解 析は不 可欠 であ る。 次 に,設 備 投資計画 におけ る 伝統的 な 経済性 計算 の方 式につ い て考え てみ る。 た とえば一 例 とし て, 投 資利 益 率法 (rate-of-returnoninvestment)につ い て考え てみ る。 この場合, 企業 があ る設 備に対し て資 本を 投 入する際 の, そ れに よっ て得ら れる利 益 が投 資額 に対し て利 益 率がい く らにな るかが問題 にさ れ る。 こ の場合, 設 備 の投 資額 は 考慮 され るの であ るが, は たし てそ の 設 備 を使 用し た ときど の程 度 の稼 動 率 が見込 まれてい るのか とい うこ とは考 慮さ れ ていな い。す なわ ち, こ の よ うな 場合, 生産し よ うとす る製品 ・部品 とそ の生 産数 量を考慮し た設 備 の稼動 率(利用率)に つ い て も当 然検討すべ き であ ろ う。 従来 の経済 性分 析に は, こ の よ うな稼 動 率(利用率)や生産に 必 要 な 時間(すなわち素材とし ての投入から完成品とし て産出されるまでの時間),
生産システム解析におけるシミ3.レーシa ンに関する一考察117 さ らに 原 材 料 ・仕 掛 品 ・完 成 品 の 在 庫 量 な どに は ほ と ん ど 配 慮 が な さ れ てい な い 。 こ の こ と は , こ れ ら の事 柄 を 正 確 に 把 握 す る こ と が 従 来 困 難 であ っ た こ とに も 起 因 す る も の と 思 わ れ る。 こ の よ うな事 柄 を 解 明 す るた め に は , シ ミ ュレ ーシ ョ ン に よる 解 析 が 不 可 欠 とな る 。 ‥ 最 後 に, 数 学 的 手 法, シ ミ ュレ ーシ ョ ン 技 法 を 除 くOR ( オペレ ーショッ ズ ・リサーチ)手 法 に つ い て 考 察 す る。 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン と 同様 の問 題 を 対 象 と す る手 法 とし て待 ち 行 列 の 理 論(queueingtheory )が あ る 。 こ れ は, た と え ば 機 械 設 備 が1 台 の と き の 仕 掛 品 の 数 量 や 待 ち 時 間 , 機 械 設 備 の 稼 動 率 な ど を 数 学的 に 解 明し よ う と す る も の で あ る。 し かし , 大 規 模 なFMS の よ うに 複 雑 な生 産 シ ス テ ムにう い て, 数 学 的 に 解 析 す る こ と は き わ め て 困 難 で あ り 。 実 際 に適 用 す る に は 難 点 が あ る。 こ の よ うな 場 合 , シ ミ ュレ ーシ ョ ン 言 語 を 用 い てシ ス テ ムに 関 す るモ デ ル を 構 築し 七お け ば, 比 較 的 容 易 に 解 析 を 行 う こ と が可 能 と な る。 以 上を ま とめ る と, シ ミ ュレ ー-y ョ^ に よ っ て得 ら れ る 情報 とし て は , 時 間 を 基にし た 動 的 な (ダ イナ1 ツクな)状況 下 の, ① 機 械 ・ 設 備 ・ 作業 者 な ど の 稼 動率 (利用率), ②対 象 と す る シ ス テ ムを 通 過 す る のに 要 す る 時 間, ③ 待 ち 行 列 (すな わち 原材料・仕掛品など の置場)に お け る 数 量 , な ど が 挙 げ ら れ る。 17FMC のシ ミ ュレ ーシ ョン 解析 ニ づ1 は じ め に 前 章までに, シ ■>ュレ ーシ ョンお よび生 産シ ス テ ム設 計 ・評価 におけ るシ ミュレ ーシ ョン の役割につ い て論じ た。 この章 では, 具体 的 なシ ステ ム例に 関し て, 実際 にシ ミュレ ーシ ョン ・モデルを 構 築し , シ ミ ュレ ーシ ョン実験 を 実施す る。 そし て, これを示す こ とに よって, シ ミュレ ーシ ョン に よる解 析 から得 られ る情報 とそ の有 効性につい て考察 す る。 実 際の生産 シ ステ ムはいろい ろ バ リエ'―シ ョン があ り, 本稿 ですべ ての場 合 につい てモデル 化を 行 うことは 不可能 であ り, 現 実的 で はない。 そ こで, ここ ではFMC のシ ステ ムの うち, 代表的 な =tポッ ト形式 とAPC 形式を取 り上よ シ ミュレ ーシ3 ン・ モデ ルを構 築し 検 討 す る ことにす る。 こ の2 つ の システ ムは自動 生産シ ステ ムの基 本的 な形 式 であ り, よ り複雑 なFMS は。 こ れらの基 本的 なシ ステ ムがい くつ か組 み合 わ さっ たもの と考 える こともで
き る。 また, 本稿 で使 用す るシ ミュレ ーシ ョン 言語 はSIMAN を 用い る。 この言 語 は, 特に生 産シ ステ ムを 対象 とし て用意 さ れた汎 用 性 のあ る もので, ア メ リ カ合衆国を はじ め欧米 におい て, よく用い ら れてい る もの であ る。 なお, `SIMAN を用 いた シ ミュレ ーシ ョンに 関する研究論文 ・研 究発表 も数多 く行 士)れてい る。 2 ロボット形式FMC[1 〕(1) モブ ルの説明 ロボット形式FMC の概略図を第5 図に示す。ここでは,3 台のNC 工作機 舷 と1 台の産業用l=・ポット,そし て検査工程で構成さ れてい る。すべてのジ
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ロ ボ ッ ト回
第5 図 ロボット形式FMC‰
[2〕 ユ ヨ ブ は 機 械A, 機 械B, 機 械C の順 に 加 工 が 行 わ れ, 最 後 に 検 査 工 程 に お い て 検 査 が実施され,このシステムから出ていく。各工 作機械におけ る加工時間は, 平均35 秒,標準偏差2 秒の正規分布に従 う。また√検査工程におけ る検査時 伺 は,平均15 秒, 標準偏差1 秒に従 う。すべてのマテ ハソはコンピ ュータ制生 産 シ ス テ ム 解 析 に お け る シ ミ ュ レ ー シa ン に 関 す る 一 考 察119 レ 御 に よ る ロ ボ ッ ト で 遂 行 さ れ る 。 ロ ボ ッ ト は , 入 口 ス テ ー シ ョ ン , 機 械A , 機 械B, 機 械C , 検 査 工 程 か ら 発 せ ら れ る ジ ョ ブ の 運 搬 要 請 に 応 答 す る よ う に な っ て い る 。 こ の 運 搬 要 請 は , 次 工 程 が 遊 休 状 態 に な っ た と き , あ る い は 各 工 作 機 械 で 加 工 が 終 了 し た と き , そ し て 検 査 工 程 に お い て 検 査 が 終 了 し た と き に , 自 動 的 に=t ポ ッ ト へ 送 ら れ る 。 ロ ボ ッ ト 脳 対 す る 運 搬 要 請 に 関 し て は , 入 口 ス テ ー シ ョ ン か ら の 運 搬 要 請 に 優 先 権 が 与 え ら れ て お り , 他 工 程 か ら の 運 搬 要 請 よ り も 優 先 さ れ る も の と す る 。 ロ ボ ッ ト に よ る ジ ョ ブ の 機 械 へ の 取 付 け ・ 取 は ず し に 要 す る 時 間 は,6 な い し8 秒 の 間 の 一 様 分 布 に 従 う 。 ま た , ジ ョ ブ の こ の シ ス テ ム へ の 到 着 時 限 間 隔 は , 平 均180 秒 の 指 数 分 布 に 従 う 。 そ し て ロ ボ ッ ト は 毎 秒 !m で 移 動 す る 。 ダ ヶ 上 述 の シ ス テ ム に つ い て,12,000 秒 間 の シ ミ ュ レ ー シ ョ ン を 実 行 し て , こ のFMC に お い て ジ ョ ブ が 費 や し た 時 間 , 各 機 械 ・ 検 査 工 程 の 稼 動 率, ロ ボ フ ッ ト の 稼 動 率 , そ し て 入 口 ス テ ー シ ョ ン で 待 機 し て い る ジ ョ ブ の 数 量 を 調 べ た い 。(2) シ ミ ュ レ ー-y ヨ ソ ・ モ デ ルSIMAN に よ る 離 散 型 シ ミ ュ レ ー-y ョ ン ・ プ ロ グ ラ ム で は , 物 理 的 な シ ス ∼ _ 。7_ら1r-.-t_w_ 一 や_ . _.J ,2φw ,1 , 。 , 。 ,。 , 。I―!->nrA、= ・ 。●1w 。-ltf人 ア ム 曹 訳 述 子 心 七 ア ル ・ フ μ グ フ ム と , ソ ズ ユ1 / − /a ン 天 朕 に ぶ 町 心 実 翫 条 件 や 各 種 パ ラ メ ー タ を 規 定 す る 実 験 プr=2 グ ラ ム の2 つ め 部 分 に 分 か れ て い る 。am で 述 べ た シ ス テ ム に 関 す る モ デ ル ・ プ ぱ グ ラ ム を ブVt ヅ ク 線 図 で 表 現 。 〔3] し た も の が 第6 図 で あ る 。 こ の モ デ ル ・ プ ロ グ ラ ム で は , 大 き く 分 け て3 つ ・ の 部 分 で 構 成 さ れ て い る 。 第1 番 目 の 部 分 は , 入 口 ス テ ー シ ョ ン に 関 す る サ ブ ・ モ デ ル で あ る 。 第2 番 目 の 部 分 は,NC 工 作 機 械 お よ び 検 査 工 程 に 関 す る サ ブ ・ モ デ ル で あ ノる 。 最 後 に 第3 番 目 の 部 分 は , 出 口 ス テ ー シ ョ ン に 関 す る サ ブ ・ モ デ ル で あ る 。 次 に , こ の シ ス テ ム に 関 す る シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 実 験 の 条 件 を 規 定 す る 実 験 プl== ・ グ ラ ム を 第7 図 に 示 す 。 こ こ で は , ま ず, ロ ボ ッ ト の 特 性0 ポ ッ ト の ・ 速 度 , 初 期 位 置 , 初 期 状 態 な ど) はTRANSPORTERS こ レ メ ソ ト で 定 義 さ れ て い る 。 ま たDISTANCES エ レ メ ン ト で は , 機 械 ・ 工 程 間 に お け るi==l ポ ッ ト が 移 動 す る 距 離 が 規 定 さ れ て い る 。 さ ら に は , シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 結 果 の 報
入 ロ サ ブ モ デ ル 加工・検査サブモ デル 工F,M.EQ.5 ELSE TIMETEST ALWAYS TIMEMACH BUNKI こIF,M.EQ.2IF,M.EQ.3 IF, EL SEM.EQ.4 GETMACH ALWAYS GETTEST GETROBOT TIMETEST TIMEMACH BUNK 工 GETMACH GETMACH GETTEST GETROBOT GETROBOT 第6 図 ブロック線図モデル(ロボット形式FMC) 出ロ サブモデル 6 で) DELAY UN(1,1) FREE ROBOT 1 TALLY 1,INT(1)
-生産 システ ム解析におけ る シ ミ31.レ ーシa ンに関 する一 考 察 121
begin;
PROJECT,FMCi 。TAKAKUWA ,10/10/86;DISCRETE,20
,1,6,6;tallies:!,TIMEINCELL;RESOURCES :1−4,machine;TRANSPORTERS
:1 .ROBOT,1,1,1.0 ,1−a;DSTAT:1,NR(1
),MACHINEIUTIL .:2,NR(2) ,MACHINE2UTIL.:3,NR
(3J,MACHINE3UTIL 。:4,NR(4) ,TESTUTIL .:5,NT(1
),ROBOTUTIL 。:6,NQ (i )。ARRIVALqueue;DISTANCES
:1 ,1−6,4,9,7 ,3,2/6,11,7,5 /6,9 、11/4,5 /2;PARAMETERS :1 ,6.8:2,35,2:3,15 ,1:4,180;REPLICATE,1,0,12000; トEND; 第7 図 実験プ ログラム(ロボット形式FMC ) 〔4〕 告 書の見出し の指定も行ってい る。 (3) 実験結果お よび考察 シミュレ ーション実験によって出力された結果を第2 表に示す。それによ る と,NC 工作機械は,全時間の約68 %で使用されることがわかる。ただし, こ の中には,実加工時間とジョブの機械への取付け・取はずし に必要な時間 第2 表 シミュレーシa ン結果のまとめ(ロボット形式FMC ) 項 目 平 均 標準偏差 最 小 値 最 大 値 機 械A の 稼 動 率*) 0.67 0.47 0 1 機 械B の 稼 動 率 0.68 0.47 0 1 機 械C の 稼 動 率 0.68 0.47 0 1 検 査 工 程 の 稼 動 率 0.57 0.50 0 1 p・ ボ ッ トー の 稼 動 率 0.75 0.43 0 1 入口ステーシ3 ンにおけ る在庫量 1.22 1.96 0 9 項 目 平 均 標準偏差 最 小 値 最 大 値 観 測 数 システム滞留時間(秒) 531.7 292.0 199.2 1380.4 74(個) *) ここで は総 時間 に 対す る稼 動時 間 の比 率で 示す。 第3 表 も同じ 。
も含 まれてい る。また検査工程におけ る稼動率は約57 %であ る。そし て, ロ ボットの稼動時間は約75 %であ り,さらに入口ステ ーションにおけ る平均仕 掛在庫数は1.22個で,最大9 個まで達したこともわかる。 また,このシステ ムに到着し てから,加工検査を経てシステ ムから出ていく までの平均所要時 間は約532 秒であることもわかる。 3APC 形式FMC (1) モデルの説明 ここで扱 うAPC 形式FMC の概略図を第8 区Iに 示 す。毎分4m で動く 閉ループ・コンベヤに沿って,一方に入口・出口ステーションがあ り,他方 コ ン ベ ヤ 4.8m 4.8m 第8 図APC 形式FMC に2 台のマシニン グ・セソ タが設置されてい る。この2 台のマシュング・セ ンタは,ジ ョブに対し てまったく同じ 加工を行 うものであり,したがって, いずれか一方のマシニング・セン タに よって加工が行われる。マシニング・ セソ タにおいて加工が完了した信号を受け取ると,入 口ステーションにおい て,ジョブはコンベヤ 。ベルト上のセルを占有し て, 目指すマシニソダ・セ ンタヘコンベヤ上を移動する。なお, コンベヤ上にお いて,1 パレ ット当り40cm のスベヽ¬スを占有する。 そし て,当該マシ ニン グ・セソタの前へ到着 す ると停止し, 自動的にパレ ットがマシュy グ・セソ タに設置され,その後 所定の加工が行われる。 マシュン グ・セン タによる加工が終了すると,ジョ ブを搭載し たパレ ットがマシニン グ・セン タから離れ,そし てコンベヤ・セ
生産 シ ステ ム解析におけ るシ ミ ,レ ーシ ョンに 関す る一 考察 積込みサブモデル REQUEST ALWAYS ALWAYS PULLPAL 加エザブモデル REQUEST LPAL 123 積おろしサブモゲル 第9 図 ブロック線図モデル(APC 形式FMC )
ルを占有して,出口ステーションへ向けて, コンベヤ上を移動する。最後に, 出 口ステーションより,加工 の完了し たジョブがこのシステ ムから出七い く。 入 口・出口ステーションにおいて。 コシペヤヘのジョブの積込み・積おろ し は 自動化されていて,積込みには1 ないし4 分の一様分布,そし て,積お ろし には1 ないし2 分の一様分布に従 う時間が要する。 マシ ニン グ・セソ タ に よる加工時間は,平均20分,標準偏差5 分の正規分布に従 う。 出入口ステー-yョンにおいて, 積込み・積おろし が行われてい る間は,コ ンベ ヤは自動的に停止する。このステーションにおい て,ジョブの積込みが 行わ れる前に,加工済みのジョブの積おろしを行 うものとする。ただし,す でに 積込みが進行中の場合には, これを先に行 うものとする。 上述のシステムに対し て,1,440 分間のシ ミュレ ーションを行い,2 台の フ シニング・センタ・のおのおのにおいて加工されたジョブ数と稼動率を調 べ たい。 ‥(2) シミュレ ーション・モデル(1) 項 で述べたシステ ムに関するモデル・プログラムを ブptック 線図で 表 現し たものが第9 図である。このモデル・プログラ ムは3 つ の部分で構成さ れてい る。第1 番目の部分は入 口ス テーションにおけ るコンベヤへの積込み に 関するサブ・モデルである6 第2 番目の部分は,マシ ニン グ・セソ タにお け る加工についてのサブ・モデルである。そし て第3 番自の部分は,出口ス テ ーションにおけ る積おろしに関するザブ・モデルである。 begin;
PROJECT ,PMC2,TAKAKUWA,10 /10/86;DISCRETE,100,1,8,5 ;RESOURCES
:1-2,MACHINE:3,PUSHER ; 犬CONVEYORS
:1 .BELT,1,400 ,1;SEGMENTS
:1 ,5,1−480,3 −0,2 −100,4 −0,5 −480;COUNTERS
:1 ,COMPLETEDAT1:2 ,COMPLETEDAT2 ;DSTATS
:l,NR(l),MACHIUTIL.:2 .NR(2 ).1V!ACH2PARAMETERS
:1 ,1,4:2,20,5 :3,1,2;REPLICATE,1,0,1440;ARRIVALS :1 ,QUEUE(6),0,1 ,1:2 ,QUEUE(6),0 ,1,2;end;
第10図 実験プログラム(APC 形式FMC )
生産 シ ステ ム解析にお け るシ ミ,レ ーシa ンに関 す る一 考察125 第3 表 シ ミ ュレ ーシ ョ ン 結 果 の ま と め (APC 形 式FMC ) 項 目 平 均 標準偏差 最 小 値 最 大 値 加工個数(個) フシニソダ・セソタA の稼動率 0.82 0.38 0 1 59 フシニソ グ・セソタB の稼動率 0.82 0.38 0 1 56 また, この シス テ ムに 関す る実験 プ1=・ダ ラIムを 第lo 図 に示 す。 種 々のシ ミ ュレ ーシ ョン実 験におけ る実験 条件や, 報 告 書 の見 出し を指 定し てい る。 (3) 実験 結果お よび 考察 上述 のシ ミュレ ーシ ョン 実験に よって得ら れた結果 を 第3 表 に示 す。この 結 果から,2 台 のマシ ニソ ダ・セソ タの両方 と もほぼ82 %の稼動 率が達成さ れ てい るこ とがわか る。 また,1 √440分 の間に, 各 マシ ニン グ・セソ タにお い て,そ れぞ れ59 個 と56個 のジ ョブ が加工 さ れたこ とが わかる。 以上 の \・2 節 とW.3 節に おい て,FMC の代表的 な2 形式 に 関し てシ ミュ ↓/−シ ョン ・ モデルを構築し て, 解析を 行 った。 取扱 っ た モデルは 小規模な も のであ るが, シ ミュレ ーシ ョン に よっ て, きわ めて精 度 の高い システ ム分 訴 が可 能 であ るこ とが わか る。 特に, 機械 設 備 の稼動 率 や仕 掛品 の数量, そ し て素材 から 完成 品に至 る までの所要 時 間な どについ て, 生産 シ ステ ム0 設 計 ・解 析に必 要 な定量的 評 価を行 うこ とがで きる。 なお, シ ミュレ ーション 実 験におけ る条件 の変更は実 験プ1==・グラ ムの一 部を 変 更 す るだけ で可能であ るO 本章 のシ ミュレ ーシ ョン実験 の実 施に あ たっ ては パ ー ソナル ・コン ピa. ー \夕七用い た。 比較的 小規模 のシ ステ ムであ れば, こ れでじ ゅ うぶ ん対 処でき るO より複雑な シ ステ ムであ るFMS の解 析にお い ては,FMS は本 章で解明 し たFMC の基 本的 要素 の組合せ で構成 さ れ てい る ので あ るから,基 本的 な ア プpi ーチは 同じ であ る。 よ り複雑 なシ ス テ ムに 関す る シ ミュレ ーシ ョンを 実 行す るに は, メイ ン フレ ー ム・zz ン ピ ュータを利 用し て, 効 率 よく実 行す る こともでき る。 V 結 言 本稿 では, 生産シ ス テ ムの設計や 解析 のた め のシ ミュレ ーシ ョンに関し て。
そ の内容を 検討し た。そし 七, 近年, 自動 生産シ ステ ムの最小 単位 とし て 注 目を 集め てい るフレ キシ ブル 生産 セル(FMC ) を 対象 とし て, 特 にロ ボット 形 式 とAPC 形 式 につい てシ ミュレ ーシa ン ・モデルを 構 築し シ ミュレ ーシ ョン実 験を 行 った。 そ れに よっ て, シ ミ4 レ ーション技 法 の生産 シ ステ ム設 計 ・解 析に おけ る有 効 匝を 示し た。 十
注
出
師
開
園
詳細なパラメーj 値に関する説明は割愛する。 第4 章でぱワーク(加工対象物)をジa ブと称する。SIMAN におけるブロック記号の詳細な説明は文献3 )を参照のこと。SIMAN におけるプログラムに関する詳細な説明ぱ文献3 )を参照のこと。 文 献1)W.B.Heginbotham (ed. ): “FOREWORD",Proceedingsofthe1stInter-.nationalConferenceonSimulationinManufacturing,IFSLtd ・,Bedford (1985
),p.VII 。2
)R.I.Mills,etal.: “SimulationProgramsforFMSDesign, ”Proceedingsofthe1stInternationalConferenceonSimulationinManufacturing,IFSLtd.,Bedford (1985 ),pp.217-227. +3
)C.D.PegdenlIntroduction 万 加 万SIMAN,SystemsModelingCorp.,State
ハn /≪*八八八\_ ら ヌ ふr. _Fi=r・i-・.rpcTx14IIx 、∼ 亡TyA1-T.-. ァ│ゝJ こ ・ 心 ノ ヘIJ しoiiegeUi: タδり ノ; 向 芽茫が 拝 コ ヱ ( 八 ;" こiivi 」i,iNt こ よ りr 八 ・ 乞 豆 亜-> バ フJ^ 乙ノン< ユ \y
− シB ソ 』 コ ロ ナ 社 (1987 )・4 ) 高 桑 宗 右 ヱ 門 :“OA ・FA シ 不 テ ム に お け る 定 量 的 シ ス テ ム 技 法 に 関 す る 一 考 察 一 線 形 計 画 法 と シ ミ ュ レ ー-y ョ ン 技 法 の 潜 在 的 効 用- ”, 『 オ フ ィ ス ・ オ ー ト メ ー シ ョ ン 』,Vol.7,No.4 (1986 ),pp.65-72.5 )C.R.Boer,etal.: “SimulationforEconomicEvaluationofAdvancedMan-ufacturing,"Proceedingsofthe1stInternationalConferenceonSimulationinManufacturing,IFSLtd ・,Bedford (1985 ),pp.251-260.6 ) 人 見 勝 人 ( 監 ): 『 コ ン ビa. − タ に よ る 設 計 ・ 生 産 ・ 管 理 』 共 立 出 版 (1984 ),pp.95-98.