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支部研究会報告
関西支部
屯|副帰分析の適用による効率的な
標準時間の設定
辻本攻 ci以電気工業 1 E 部)
生産工場において標準時間の設定と維持,ならびに標
準時間にもとづく現場管理は,工場管理の阪幹をなすも
のである.標準時開設定の方法としては,従来から i酎妾
時間測定法, PTS 法等があるが,多品種少量生産や複
雑な手作業では設定に莫大な労力がかかり,かっ精度も
あまりよくないという欠陥があった.当社ではこの欠陥
を補う方法として重回帰分析による標準時間設定法を開
発し,すでにし、くつかの工場で、実用に供している.この
方法の概要および実施事例jを紹介する.
この方法が従米の標準時開設定法と具っている点は
「全品種のうち\O~30%程度のサンフツレを選び出して時
間測定を行ない,重凶帰分析によって時聞を変動させて
いる要因(品種や作業の特性)を説明変数として,作業
時間を推定する式を求める.そしてこの式を用いて全品
種の時間値を推定する. J とし、う点である.紙而の都合上
設定プロセスの説明は割愛する.当社ゴムプラスチック
事業部のゴム'作器貼合せ工程での実施例を図 1 に示す.
この工程では約 30 の時間式で標準時間の設定ができた.
式の精度としては図 2 に示すように重相関係数0.9以上,
誤差率平均値 15%以下とし、う結果が得られた. しかし側
々に見れば実演IJ時間値と計算時間値の差が大きいものも
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図 1 標準時間式の例
あり, これらは実際に標準時間として使ってし、く中で,
不都合点が生じたら改訂する考えである.この工場では
76年 8 月より重回帰分析によって設定した標準時間で、日
日の能率管理を開始し,作業上の問題点を見つけては具
体的な改善に結び、つけるというサイクノレをくり返して能
不向上をすすめている.
この方法の長所としては以下の点があげられる.
(
1
)
従米の数倍の速さ(あるいは数分のーの労力)で
標準時間の設定ができる.
(
2
)
初心者でも比較的待易に習得して精度のよい標準
時間を求めることができる.したがって現場で作業
変更にあわせて改訂ができる.
(
3
)
複雑な手作業,多品種少量生産など従来の方法で
は適用困難な場合でも使える.
(
4
)
数式の形でオとめるので,新品種についても設計票
や|刻凶i から標準時間の見積りができる.
(
5
)
能末、管理や見積計算にコンビュータを使う場合で
も数式の)診で標準時間のデータをもつため,記憶:挙手
量が節約でき,計算処理,維持改正 J が容易になる.
これまでこの方法を用いて,社内 4 事業部,関係会社
3 社で僚準時間の設定,改訂を行なってきた.標準時間
の設定と維持ならびに管理面でのポイントは,
・標準時間に対する納得性
-標準時間の「作り手J と「使い手」を分けない
.タイムリーな設定および改訂
の 3 )誌にあると当社では考えている.重回帰分析の導入
によりこれら三つのポイントを J~現化するための一手段
を得ることがで、きたと評価している.当方式はさらに他
分野,たとえば,コスト見積りとか,設備故障修理作業
時間の見積り等にも試行適用中であることを付記してお
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1978 年 11 月号 © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.
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