Title
27-P2AM-019 有害事象自発報告データベースを用いた抗精
神病薬の高血糖発症の解析( 本文(Fulltext) )
Author(s)
加藤, 大和; 梅津, 亮冴; 鈴木, 俊之; 上田, 夏実; 中山, 蓉子; 阿
部, 純子; 紀ノ定, 保臣; 中村, 光浩
Citation
[日本医療薬学会年会講演要旨集] vol.[24] p.[259]-[259]
Issue Date
2014-07-25
Rights
Japanese Society of Pharmaceutical Health Care and Sciences (一
般社団法人日本医療薬学会)
Version
出版社版 (publisher version) postprint
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/53718
Japanese Society of Pharmaceutical Health Care and Sciences
NII-Electronic Library Service
Japar
ユeseSociety
of
Pharmaceutical
Health
Care
and
Scier
ユcestatt
get
守
贈’
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遍
.
嚇 漁…一 一
嵐隔
ミ
・
’
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繭.
鵬…’
搬
tt
t
/
奪
新
艷
鷺
粥
」
一
病 棟
薬 剤 業黼
佐 デ
ー
・
ベ
ー
ス ツー
ル の構 築
○ 板 東達 也
、
多和
田敏 朗
、
水野 善晴
、
佐藤 嘉 孝
公
立学 校共 済組合 東海 中央病 院 薬 剤部
一
有 害 事象 自発 報 告 デ
ー
タ
ベー
スを用
いた抗 精 神
病薬
の
高
血
糖 発症
の
解析
○加藤 大和
1、
梅 津 亮
冴1、
鈴
木俊 之1
、
上 田夏 実1
、
中 山蓉 子1
,
阿 部純 子1
.
U、
紀
ノ定 保
臣ヨ、
中 村光 浩1
【
岐阜 薬科大 学 実践薬 学大講座 医薬品情 報学
研究室
、
R メディカルデー
タベー
ス (株 )、
S岐 阜 大 学 大 学 院連 合 創
薬
医療 情報研 究科
ご案
内
【目的 】公 立 学校 共 済組 合 東 海中央病 院に て導入 済 み の 電 子 カ ル テ シ ス テ ム、
服薬 指 導 業務 支 援シ ス テ ム.
調 剤 部 門 シ ス テ ム で は病 棟 薬剤 業 務に必 要 な 担 当病 楪全 患 者の状 態 を把握 す る 事が 不 可能で あっ
た た め、
電 子 カルテシステ ムの情報に基づいた病棟 薬 剤 業務 支 援ツー
ルを 安 価 な デー
タベー
スソフト を 用いて作戊する。
【
方
法】
デー
タペ
ー
スソフトとしてMicrosoft
OMce
AccessZDOO
、
2007
を用いた。
電子 カ ル テ シ ス テ ム か ら の患 者 情 報の伝 達はMicrosoft
Access2007
をODBC
接 続に て得 られ た情 報 をテキス トファイルと して出 力 し
.
Microsoft
AccessaOO
で作 成した デー
タペー
ス内へ
格
納し た。
ま た、
調剤 部 門シス テムか らは指 定した一
定 期聞内の 調剤デー
タ を 同 デー
タベー
ス内に 格 納 した。
格納さ れ た デー
タ より、
担 当病 棟の全患者一
覧 表 を 作 成 し、一
覧 表に は身 長、
体重.
年 齢、
退 院予定
日、
最終指導
日、
当月指導
回数
、
腎機能
・
肝機能
・
電 解 質 を初 め と した最 新 検 査 値、
申 送 り.
持参 薬 有無、
配 薬支 援必要 性 是 非.
ハイ リスク薬使 用の有無、
専 門薬 剤 師 を初め とする チー
ム医療の介 入 有 無等の情 報 を記 載 した。
ま た、
腎 機 能 障害 時 に投 与 量の調整 が 必要 な薬 剤が 処 方 さ れ た患者の一
覧 と処 方 量 を一
覧 と して出力できるようにした。
【結 果】 当 該デー
タベー
スによ り,
新 規 入院 患者
の確認
や病棟薬剤業務介
入対 象症 例の把 握 な どが容易 に行 えた。
ま た、
業 務 日 に お い て 全 て の 入 院 患者の検査値を確 認できる こ と から患 者 の 状 態 把 握 が 用/と なっ
た。
開発に要 した費 用はなかっ
た。
電 子カルテか らの デー
タ出力 か ら一
覧表 作成 ま で に要し た時 間は10
分であっ
た。
【考 察】セ キュ
リ ティ の観点か ら電子カルテ システ厶との直接 的 なデー
タ更新 が ないため、
現 場 で 変 化 す る.
膺 報 について は 反映さ れ ない。
その為、
出 力 された情報 が 完 全に正 しい
と は言 い切 れ ない点があ 翫 しかしながG
.
全 患者の状 態 を一
定 閭隔で把握し ていくことは 医擬 安 全の向上 に寄与 する と考え るe 【目的1
抗梢 神 病薬であ る オランザビン.
クエ
チ ア ピンは高lll糖に起 因す
る糖
尿 病 性ケ トアシ ドー
シス、
糖 尿 病 性昏 睡によ り緊 急 安全 性 情 報が 発 出 さ れ ている.
統 合 失 調 症 の治療で は、
抗 精神 病 薬の多
剤 大量処 方が 問 題 と なっている。一
方.
抗 精 神 病薬の多剤 併用 が、
高血 糖 発 症に 及 ぼす 影響は 明 ら か で は ないe
今回、
我 々 は 米 国FDA
の大規模 有 害 爭 象 自発 報 告デー
タベ
ー
スFDA
Adverse
Event
Reporting
SystemtFDA
・
AERS
}を用いて抗 精神 病 薬の多 剤 併 用に よ る高血糖 発症 を解析
’
し た。
【
方法】
対象 薬 剤は オ ラ ンザピ ン.
クエチ アビンな ど非 定 型抗 精神 病 薬 お よび 定型 抗 精神 病 薬 と し た.
解 析には、
200441
月か ら2013年3月 まで のFDA−
AERS のデー
タのうち、
性 別 と 年 齢 の欠 測 を除 き.
重 複 除 外 したデー
タ を用い た。
有 害 事 象 名はMedDRAIJ
バー
ジョン15
、
0
のMedDRA
標 準 検 索 式 を利 用し、
各 薬 剤の一
般名お よ び 商 品 名 に は薬物 デー
タ ベー
スDrugBank
ver
.
4
.
q
ア ルパー
タ大 学.
カ ナ ダ}を利 用 し た。
則作
用報 告の シ グ ナ ル検 出は、
RepOr
血 喀Odds
Ratio
{ROR
}を 用いた。
【
結果】2004
年1
月 か らM13
年3
月のFDA・
AERSへ
の有 害事 象 自発 報 告は4
.
746
.
890
件、
解 析 に 用いたデー
タは2257
.
902
件であっ
た。
このうち、
高 血糖 は241
.
478
件 報 告さ れ て い たn
単 剤処 方 時 において、
オランザピンは高血 糖の シ グ ナ ル値が2
を超 えて い た侭OR3
.
7
、
95
%CI
3
.
6
・
381
。
オランザビンとクエチ ア ビン併 用 は、
単 剤 処 方時に 比 し て、
さ ら に シ グ ナ ル 値 が高値 であっ
た {RORll
、
2
、
95
%CI
10
.
1
・
12
.
4
〕。
【考察 】統 合 失 調症の治 療で は、
抗 精神病 薬の多
剤 併 用 処 方によ り.
単剤 処 方 時に比 して.
高 血塘 発 症の増 加傾向が 予 想 さ れ たe.
【
結 論1
薬 剤 管埋指導
に おい
て、
薬剤 師は併用の組み合わ せを注 意 する必 要 性が あると考 えら れ た。
本研 究はJSPS
科研 費24390126
の助成で実 施 したもの であるu年
会
長
講
演
・
特
別
講
演
教
育
講
演
・
受
賞
講
演
シ
ンポ
ジ
ウ
ム一
米 国 大 規 模 デ
ー
タ
ベー
ス に お け る
間
質性肺 炎
と
医
薬 品
の
関 連 性
に
つ いて
の
解 析
(⊃松 井利 亘L
、
梅 津亮 冴1
、
鈴
木俊 之1
、
上 田夏実
1、
加 藤
大和
1、
中山
蓉子
1、
羽 根
由 基L
、
阿部
純子
12、
紀
ノ定
保 臣
3、
中村
光 浩
1 L岐阜 薬科
・
大学 突
践薬 学大 講座
医 薬 品 情 報 学 研 究 室、
Z メディ カ ルデー
タベー
ス(
株}
、
3岐 阜 大 学 大 学 院連 合 創 薬 医 療 情 報 研 究
科
ダ
ビ ガ
トラ
ン の
注 意 喚 起 情 報 が
有
害
事象
デ
ー
タ
ベー
ス に
及
ぼ
す 影 響
○ 阿部 純子
T2、
梅 津 亮
冴1、
鈴
木俊 之1
、
上 田夏 実1
、
加 藤大 和1
、
中 山蓉 子1
、
紀 ノ 定
保 臣3
、
中村光
浩
1 匚岐早薬科 大学
実
践薬学大 講座
医 薬 品 情 報 学 研 究 室
、
触 デ ィ カ ル デー
タ ベー
ス、
: 岐 阜 大 学 大 学 院連 合 創 薬 医 療 情 報 学 研 究 室
教
育
セミ
ナ
ー ワ ーク
シ
ョ ップ
【
目的1
間 質性 肺 炎 は厚 生労 働 省発 出の重 篤 副作 用 疾患 別 対応マニュア ル に よ り重 篤 な 副 作 用 疾患と し て示 されてお り、
重 度の場 合、
呼 吸 困難によ り死に至る こと もある。
医薬 品の薬 効・
構 造により有害 事 象 報告 件 数は異 なる が、
そ の差異 は 不 明 である。
大規 模 デー
タベー
ス は 医 薬 品の安全 性 評 価に有 用とさ れてお り.
我々は米 国FDA
の大 規 模 副 作用症例 デー
タベー
スFDA
Adverse
Event
Reporting
System
(FDA
・
AERS
〕を用 い て 間質
性 肺炎と医薬 品の関 連性 につ い て検討 した。
【
方法】
対象医 薬 品 は 抗 が ん剤のマイ トマイ シ ンC
、
ブ レ オマイシン、
ゲフィチニブ、
抗 リウマ
チ薬のレフルノ ミ ドおよ び抗 不 整脈 薬のア ミオ ダロン等 と した。
解 析に は04
年1
月 か ら2013
年3
.
月 までのFDA
.
AERS
デー
タ を用いた。
対 象 有 害 事 象 名 は、
MedDRA
/J
に 記載のPT
〔Pr
巳ferred
Term
)の間質 性肺 疾患.
」
h
亡ersti 亡ial
lung
disease
’
.
と し、
医 薬 品の一
般 名お よび 商品 名の拙 出には薬 物デ
ー
タベー
ス のDrugBank
ver4.
〔(アル バー
一
タ大 学、
カナ ダ謄 用いた。
【糺 果1FDA
・
AERS
へ
の 有 害 事 象 自 発 報 告 は4
.
745
.
890
件であ り、
重複 除外 後のデー
タ は3
,
522
.
995
件で あっ
た。
間 質 性 肺 疾 患 に関する報 告は18
.
879
件であっ
た。
マイ トマ イシンC
、
ブレオマイ シン、
ゲ フ ィ チ;
ブ、
レ フ ル ノ ミ ドお よ び ア ミ オ ダロン の有 害事 象 自発報 告 件 数 に対 す る 間 質 性 肺 疾 患 の 占 め る割合 は、
各々3
.
9
%〔7t178
件 〕、
3
.
2
%〔86
/2663
件〕、
1
.
7
%〔285A7040
件)、
O
.
9
%〔123
/13574tt
)お よ び1
.
9
%t357
/18365
件〕で あっ
た。
[
考 察 及 び 結 論】
抗 が ん 剤、
抗 リ ウマチ薬お よ び抗 不 整 脈 薬では間 質性 肺 炎との関連 性 がFDA
・
AERS
に おいて.
認 め ら れ た。
本 研 究 はJSPS
科 学研 究 費a4390126
の助成で実施 したものである。
【
目 的】
厚生労働 省は、
医 薬品 や 医療 機 器の安 全性に関する緊急かつ貢要 な 情報の伝 達す る 場 合、
「
緊急 安 全性 情 報 (イエロー
レ ター
)」や 厂安 全 性 速報 (ブルー
レター
)」 を発 出する.
ダ ビ ガ ト ラ ン は、
本 邦で は2011
年3
月発 売の新 規抗 凝 固 薬であ り.
従 来 か らの ワ ル7
アリ ンと比 較L
副 作 用 や 相 互 作 用 が少ないため、
切 り替えが進んできた。
し か し.
発 売5
ヶ月 後 のmOll
年8
月、
重 篤 な出 血 を きた す 可能 性のた め、
行 政 当局 よリブ ルー
レ ター
が 発 出 さ れ た。
ま た、
同年12
月にはFDA
も注 意喚 起 情 報 を発 出し た。
今
回我々 は本 件に関 する日米 行 政 当局 の情 報発 信 が、
米 国FDA
Adverse
Event
Reporting
System 〔
FDA
.
AERS
) 及び イ ン ター
ネッ
ト上 の 検 索 トレ ン ド に与え る影 響について検 討 した
。
【
方法1FDA
.
AERS
の調査期 間は.
2004年1月から2013年3
月 までとし たn
検索 語 は、
ダビガ トラン及 び その商 品名の英名 及 び和 名 とした。
出血性 有 害事 象用 語 の抽 出は、
MedDRA
〆j
に.
従い、
MedDRA
標 準 検索 式 〔SMQ
2000
ひD38
出血〕
を使 用し たe ま た、
イ ン ター
ネット上の 検 索 トレンドはTrends
を用いて 分 析 し た。
【結 果IFAERS
で の報 告件 数は4
、
746
.
890
件 で.
重 複 削 除 後3
.
522
.
995
件と なっ
たt.
そのう ち.
ダビ ガトランに関 する報 告 は2S
.
719
件で、
出血性 有 雲 事象に 関 す る ものは9
.
157 件であっ
た。
日本では、
ブルー
レ ター
発出 直 後の2011
年9
月、
10
月 に 増 加 していた。
ま た.
イ ン ター
ネット 上の検 索 ボリュ
ー
ムは 日本及びFDA
で の注 意情報発 信に伴い日米共に 上昇 していた。
【結 論及 び考 察1
日米 行政当局 に よ る ダ ビ ガ ト ラ ン に 関 す る情報 発仙は、
FAERS
や インター
ネット空間 に影響 を 及 ぼすこ と が 明 ら か と なっ
た。
本研 究 は、
JSPS
科 研 費24390126
の助 成を受
け た も の である。
優秀
演 題候
補
セ ッ シ ョ ン般
演
題
(
ロ頭
)
0
中
山蓉
于1、
梅津
紀ノ定
保 臣n
、
肢 阜
薬科
大学
FDA
−
AERS
デ
ー
タ
ベー
スを
用
いた
腎性
尿
崩 症
の
解
析
亮
冴1、
鈴
木光 浩L 俊 之
]
、
加 藤大 和1
、
上 田夏 実1
、
阿 部純 子12
、
中 村実践 薬学 大講座 医 薬品情 報学
研究室
、
タ
デ ィカル デー
タベー
ス(
株)
、
3 岐阜
大学
大学院
連合創 薬
医療 情報
研究科
【
目的】
腎性尿崩症は多尿.
凵渇
.
多
飲を主症 状 とする 重篤な副 作 用の一
つである。
高カ ル シ ウム血 症や低カ リ ウム血症に の み な ら ず、
躁 状 態 治 療 薬、
抗HIV
薬、
抗 リ ウマチ薬な どの広 範囲 に わ た る 医 薬 品 に よ り発 症 す る こ と が報告さ れ ている。一
方、
腎性 尿 崩症 を引 き起こす 医薬品 の詳細は 明 ら か で ない。
我々は 大 規 模有 害 事 象 自発 報 告デー
タ ベー
スである米国FDA
Adverse
Event
Reporting
System
(FDA
.
AERS
〕 を用いて 腎性 尿 崩症 と医薬 品 との関 連性 を 解析 した。
【
方 法 】 腎性尿 崩症 と医薬 品との膚害 事 象発 症の関連性は、
報告 件 数や有害 事 激の報 告 割合な ど に より評 価 したe 有害 事 象名にはMedDRA
/J
バー
ジョ ン16D
記載のPT
(Preferred
Term
〕の腎性 尿 崩 症 を用いた
。
各 医 薬 品の抽 出 は一
股 名 お よ び商 品 名 とし て薬 物デー
タベー
スDrugBank
ver
.
4
.
O
〔ア ルバー
タ大学、
カ ナ ダ)を用 い、
医 薬 品名の ク リー
ニ
ン グ も合わ せ て行っ
たt 【結果】20
ぴ4M
月 か ら2013
年3
月 のFDA
.
AERS
へ
の 有 害 事象自 発 報 告 は4
.
746
.
890
件、
重複 除 去デー
タ は3
.
522995件
であっ
た。
腎 性尿 崩 症に関 する報 告は306
件であっ
た。
その 中で炭酸 リ チ ウ ム、
テ ノ ブホビ ル、
リ トナ ビ ル お よ び ジ ダ ノ シ ン の報 告割 合 (各 医 薬 品の腎 性 尿崩 症 報 告件数 /FDA
.
AERS
中の全 ての腎 性 尿崩 症 報告 件 数1
は、
484
.
% (148
/305
)、
8
.
5
% (26
〆306
).
7
.
2
%(
22
/306
)、
お よ び6
.
2
% 〔19
/306
)であっ
た。
【考 察 およ び結 謝 腎性 尿崩 症の報告 割 合 は、
炭 酸リ チ ウムが最 も高 く、
注 意が 必 要と考 えら れ た。
臨床 現 場に おいて炭酸リチウム の処 方 時に は リ チ ウム中毒
の み な らず腎 性尿 崩症 に対 しても注 意 が必 妛 と考 え られた。
本研究は、
JSPS
科研・
W24390126
の 助 成 で 奚 施 し た も の である。
目米 の 有 害事 象 自発 報 告 デ
ー
タ
ベ
ー
ス
を用
いた
新
規 抗凝
固
薬
の
有害
事 象 発 現 時 期
の
評 価
○ 今
野彩
1、
五十嵐
敏明
1、
中村
敏明
t、
日野村
靖
Z、
上 原恵 子2
.
政
田幹夫
t 1 福 井 大 学医 学 部
附 属 病 院
薬 剤 部
、
2日本
医 薬情 報
セ ン ター
【目的】 医薬 品の適正 使用には、
有 効性 と安 全性の確 保が 必 要 で あ る が、
安 全 性 評価は市販後 の情 報 か ら得 られ ることが 多い。
そこで、
医 薬 品に よ る副作
用 を発見
する た めの検
査 を行 う 適正 な時 期 と閭 隔を検 討 する た め に.
日 米 の 有 害 事 象 自 発 報告デー
タベー
スUADER
お よ びFAERS
;を用いて、
新 規 抗 凝 固 薬 の 有害事 象発 現 時期を解析 した。
[方 法】JADER
お よびFAERS
よ り2
ひ06
年第一
四半期 か ら2012
年 第4
四半 期 までの報 告 を抽 出 し た。
そ のう
ち ダ ビ ガ ト ラ ンエテ キ シ ラー
ト{以下 ダビ ガトラン〕、
リバー
ロキ サバンを第一
被 疑薬 とす る、
出 血 関 連 有 害 事象お よ び 血栓 関連有 害事 象について.
発現1
寺期 を調 査 した匸
.
1
結果1
ダ ビ ガ トラン の出血関連 有 害事 象 およ び血 栓 関連 有 害事 象は、
JADER
で491
件お よ び116
件、
FAERS
で3756
件お よ び1568件 報 告さ れていた。
そのうち 脳 血管障 害 は,
JADER
で 出 血悔95
件.
虚 血性35
件.
FAERS
で出血 性514
件.
虚 血性6
]8
件であっ
た。
リバー
ロキ サバ ン の出血闃 連有 害 事 象 お よび 血栓 関 連有 筈 事 象は